2015年05月01日

電気系自動車所有者にとってはある意味羨望の対象であるテスラSという車があります。アメリカのベンチャーテスラ社のスポーツカーテイストの5ドアセダンでEV航続距離500k、ポルシェやフェラーリ級の走りを実現し、他には無い近未来感たっぷりの装備も満載だがお値段も1000万円級の高級車です。

夢のような車かと思いきや、実際に購入したオーナーから不満が上がっているということが記事にされています。
【悲報】電気自動車「テスラモデルS」を買った男性がバカだったと価格.comで泣く / やはりアウトランダーPHEVが最強か


別のユーザーがすかさずそれに反論もしています。

ロケットニュースさんの記事について

両方読むとなかなかに面白いです。

不満については大きく分けて
・装備
・車の大きさ
・バッテリー

の三つがあります。

その内装備と大きさについては買う前から判ってたんじゃねーの? という突っ込みはしたくなります。1000万の買い物をするのにちゃんと調べもしないで気に入らないと文句を言うというのはいただけない感じはします。
特に装備については何が必要で何が必要じゃないかは個々人で異なってしまいますので、自分が必要としてる装備がどのような形で実装されているかはきちんと調査してから購入するのが当然で、それが出来ない人間は文句を言う資格無しだと思います。

ちなみに他のレビュー等も見る限りだとナビが利用出来ないというのは僕個人では致命的で、もうそれだけで購入候補からは外れます。アップデートの予定はあるようですが、どの程度のレベルで実装されるのかは判りませんので、できるようになってから再検討ということになるでしょう。CDも聞けないという不満には今更という感じで笑えますが、逆に言うとファイル再生に特化している以上、それが良い感じに出来ないとなると不満を感じることになるでしょうね。ラジオもネット経由ですから通信できないと聞けない訳で、それはどうもなーという印象はあります。

さて、問題のバッテリーについてです。新技術のバッテリーを積んでいる訳ではありませんから、500k走行ができるということはそれだけ大容量のものが搭載されていることになります。それを国産車と同じ設備で充電しようとすればそれなりに無理が出るのは当然のことで、それを回避するためにテスラは独自規格の充電設備を用意しています。これを使えば1時間で充電できるようにしてバランスを取っています。ただし、この設備は日本には6か所しかないというお粗末極まる状況で、ご近所さんで無い限り実質使えないという状況です。

そこで自宅充電をメインに考えると…ここからが不満の始まり。空からの満充電だと24時間以上かかる。40A充電すると13時間で済むけど、40Aも充電に使うなんてあり得ないだろーってのが突っ込みポイント。それに対して、反論は、充電電流は設定可能だし、20A充電で一晩なら100k走行分充電できるんだから問題ないんじゃね? という内容。

客観的に判断してややロケット側の主張の方に理があるように感じられます。その理由は、そもそも満充電させないことが前提なら500k走行可能という宣伝文句が成立しなくなってしまいます。確実に消費した分だけ充電できれば良いんでしょうけど、それが出来ない状況になると徐々に充電量が減っていっていずれ厳しくなるなんてことになりかねません。ちなみにアウトランダーは満充電60k走行ですが、これを0にするのは簡単ですから100k分もすぐでしょう。十分な充電量を常に確保できていないと急な長距離利用も出来ないってことになります。いざとなったら急速であるいはガソリンでという逃げ道を取れない以上、満充電に拘りたいというのは理解できます。ちなみにテスラのサイトでは2016年までの専用充電設備設置計画が記載されていますが、その通りに設置されたとしても十分には程遠い台数でしかありません。

上手く使えば大丈夫と反論するよりは、ベンチャーの車を1000万で買うような経済力を持っているんだから充電用に専用の電気契約をして40A充電すればいいんじゃね?という回答の方が格好いいかな(笑) あるいは週一しか乗らないので問題ありませんとか(笑)

これはテスラに限ったことではないですが、充電時間が劇的に速まらない限り純EVはチョイノリ以上の使い方は原則出来ないと考えた方が良いと思います。EVの弱点は航続距離だと言ってる間抜けが居ますが、真面目に乗ったこと無いんでしょうね。アウトランダーと同じ60k航続距離のバッテリーを搭載しているとすると、頑張っても市内専用って感じですね、リーフだったとしても県外には出たくない感じです。航続距離が増えても考え方は原則変わることはありません。航続距離で往復が確実に出来る範囲が行動限界になります。そうでないと電欠の恐怖を避けることはできないからです。そして行動限界という概念が存在すること自体が車としては致命的な欠陥です。東京-大阪が500k位らしいですから、実走1500kを超える航続距離があって、それを数日の内に(当然日常利用しながら)自宅で満充電に戻せるという状態とかにならないと厳しいでしょう。

まぁテスラSならチョイノリでも十分楽しめるかもしれませんし、首都高グルグル回るとか、北関東や甲信越辺りに在住ならちょっと走りを楽しんで帰ってくるという使い方にも答えてくれるでしょう。見栄えもするので営業的な意味合いが強い用途でもありかもしれません。それに1000万の価値を見いだせるかは人それぞれでしょうか。

どういう目的でテスラSを購入するのかによって評価は判れると思いますが、なんらかの割り切りをしない限り純EVだと解決できない不満が出る可能性がかなり高いという気がします。で、弱者なんだから保護しろという主張を堂々とする弱者救済至上主義な連中しかも当人自身で優遇が当然だと主張するようなクズをしばしば目にします。そんな状態なんで純EV、そのオーナーというだけでいぶかしんで見る癖がついています。


(23:17)
格差というものが問題として取り上げられて久しい感じがします。これまで貧困といえば途上国にのみ起きる事象で、先進国で起こることは無いだろうと信仰されてきました。けれど、実際には日本でもアメリカでもそれ以外の様々な国で貧困は発生してきています。これは別に不思議なことでもなんでもなくて必然であるように自分には感じられます。

資本主義の構造上貧困は無くならない。経済屋は大抵の場合近視眼あるいは視野狭窄なので、資本主義というと経済活動を自由化するか否かとかそういう方向にすぐに話を持っていく傾向がありますが、資本主義が抱える問題の本質はそこではありません。経済屋が実態をつかむ能力を持っているのであれば、ここまでに至る以前に何らか根本対策を打っているでしょう。それが出来ていないことが、無能な集団であるということを実証しています。

資本主義というのは錬金術では無いってことです。無から有を作り出すということは出来ないのが原則です。出来ることは見かけ上の価値を引き上げるという行為だけです。だから配布の手法を変化させたところで問題は解決しません。原料を加工すると高い製品が出来上がるというのが一番単純な価値の引き上げ原理ですが、それはあくまでも見せかけなので思ったように成立するとは限りません。

例えば、最近の例ですと、液晶テレビなんてのがありました。テレビは今時1家庭に複数台あって当たり前の機器で、ブラウン管のテレビは行き付いてしまって利益が出せない。けれど、液晶なら20万だの30万だのという値段を付けてもまだまだ売れるという市場がある。とこぞって各社製品を投入しましたが、あっという間に値段は数分の一まで下落しました。今ではその値段ですら売れなくて国内メーカーは撤退なんてことになってます。パソコンだってそうだし、スマホだって同じようなものでしょう。結局見かけ上の価値なんてものはすぐにサチュレーションを起こします。世界全体が貧しかった頃はその速度は遅かったですが、現在では物凄いスピードで進行しますので、数年もあればサチってしまいます。

資本主義は自転車操業で動いている仕組みですから、バランスを崩せば即座に破綻というリスクを常に負っています。価値そのものを市場に委ねてしまうことで産業に柔軟性を持たせることは出来ましたが、同時に不安定な土台の上に楼閣を構築することになりました。きっちりとした価値の上澄みが担保出来ないという状況になってしまっています。 価値=金という図式を過剰に追求してしまった結果相対的に生産力が不確定になっています。

価値の大衆化が大きな要因です。売れているもの=良いものという価値観が蔓延してしまった。、流行を追いかけるなんてのが普通に行われている状況になってしまっています。本当の価値とは何かというのを追求することをしなくなって久しいです。少なくとも生活水準が困らない程度以上になった時点で、価値基準の策定手段を修正するべきだったんだと思いますが、それをしなかった為に売れれば正義的な価値観が根付いてしまいました。様々な製品は消耗品と化します。消耗品に十分に高い価値を付加することは難しいくなります。完全に悪循環してしまっています。

付加価値が付きづらいとなると、どこかから価値を搾取して、それに利ザヤをのせて転売するという産業の基本を効率化するしかありません。搾取する先がこれまで途上国メインであったから途上国で貧困が起きてきたのですが、徐々に途上国と呼べなくなってくるまで成長すれば搾取できる量は減る訳で、他から搾取するしかなくなってきます。すると国内からも搾取するというようになってきて、それが顕在化してきたから先進国でも貧困が見られるようになってきたということでしょう。資本を移動させているだけだからどこかが豊めばどこかが貧しくなるというのは道理な訳です

成長が確約されている内は先食いで多めに還元することもできたでしょうが、それが怪しくなればかさ上げされた分以上の還元はされなくなります。だから現象として収入が少なくなって貧困が発生するようになる。じゃあ結果平等的に富を分散すればいいんじゃね?なんて馬鹿な妄想をする奴もいるようですが、そんなことをすれば、巨大資本に丸ごと飲み込まれることでしょう。価値の設定を市場に委ねてしまっている限りそこから抜け出すことは出来ません。資本を可能な限り集中させなければ、見かけ上のかさ上げすら難しくなる。

安く仕入れて
安く作り
高く売る

これが高い利益を上げる方法ですが、安く仕入れることが難しくなり、高く売ることが難しくなった。だから安く作るに一番力が入ることになります。最低賃金が上がらないのも、運送業が火の車なのもそれが理由。実際に手足を動かす労働の賃金が低いのは、それをいくらやっても価値を生み出せないからに他なりません。無理して安く作ることを規制すれば、今度は企業自体が疲弊していくことになります。二進も三進もな状態です。

これらの問題を打開する方法はそう簡単ではありません。とりあえずというなら一番手っ取り早いのはどこかの国を焼野原にしてしまうことでしょう。適当に悪をでっち上げて攻撃し途上国以下に叩き落としてしまい、そこから再搾取するのが最も簡単です。実際幾つかの国は過去そうやって経済をつなげて来ているし、日本でも有権者が愛してやまない愛国精神豊かな政治屋も意識してかどうかは知りませんが、それを実行しようとしているように見えます。国内で解決することが無理なんだから自分より弱い相手を見つけてそこにババを押し付けてしまうというのは簡単な解決法です。

それが本当に実現可能か否かは問題じゃありません。実現できると思う政治屋が居て、国民の支持を一定数以上得てしまえばそれでいいのです。実行した後どんな結果になろうと誰も責任を負わないというのが近代民主主義の素晴らしい特徴です。効果が短期で見込めて判り易いので恐らく一定以上の賛同は容易に得られることでしょう。

後は大義名分だけですが、情弱育成が順調に進んでいますから、意識操作もそれほど難しいことではないでしょう。記者会見一発で絶対的な敵を作成するのも現状なら可能なんじゃないかと思えます。相手の都合なんかお構いなしに表面だけ繕ってやれば全国民の敵なんて簡単に作り上げることが出来ます。某帝国が既に実証済です。

様々な状況が戦前に近づいて行っています。ひょっとしたら自分たちもより強い相手から搾取される側に回されるかもしれないとは考えられないんでしょうね。ほんの何十年が前にあった悲惨な事実も理解できていません。本当にビバ民主主義です。まぁそうならなくても経済のグローバル化が進むことで格差は益々広がっていくしかなくなるでしょう。嫌がったところで黒船には逆らえないというのは今も昔も変わりません。ちなみにグローバル化を進めてもやはり資本の移動が起きるだけなので、再編成する間の延命は出来ると思いますが、結局価値観のリビルドが出来ない限りすぐに収束に向かうでしょう。その時の最下層の悲惨さは現在を遥かに超えていると思います。

本質的に解決するとなると世界を再構築するレベルのパラダイムシフトが必要になると思います。全世界が全滅寸前まで崩壊するとかそういうカタストロフィがいるかもしれません。アメリカとEU、ロシアに中国が同時破綻とかすれば変わるかもしれませんね。細々と延命措置を取っている間に病状は益々悪化していくことでしょう。手の施しようが無いという状態まであと少しあるいはすでにそうなっているかもしれません。栄枯盛衰とはまさにって感じですかね。そういう意味では今だけ楽しければそれがサイコー、将来なんか知ったこっちゃないって刹那的に生きるのは無責任ではありますが正解なのかもしれません。

マイルドヤンキーなんて言葉が作られたようです。低所得ながらもQOLが高いなんて言われてますが、彼らのやり方が長く続くはずはありません。何せパラサイト前提で下手すれば将来的には子供たちにまでたかろうという目論見になっていますから酷いもんです。子供が自分達と同じ選択をした時に、自分の親と同様の援助ができるかといえば出来ないでしょう。長くもったとしても三代、はやければ当代で消滅するような愚かな選択をしているあるいは甘んじている連中が無視できない数で存在しています。

しかも彼らは保守的だというのだからこれはもう悪いジョークにしか思えません。キーワードが「絆」「家族」「仲間」らしいですから排他主義丸出しで大爆笑です。ヤンキーは馬鹿だったとしても反社会性という正常な感覚を持っていたように思えますが、マイルドになってついに感覚まで馬鹿に成り下がったかという印象です。滅んでいくのは必然ですね。散々搾取された挙句ポイ捨てが関の山でしょう。自業自得だと思います。当面のサバイバル手段としては悪くないとしても、それを肯定し目的化してしまえば単なる奴隷です。日本もここまで行き付いたかと愕然としてしまいます。

資本主義という仕組みが先進国に生まれたというだけで一定以上の生活を保障してくれるという幻想は完全に崩れました。これからは国籍や人種は関係なく弱肉強食が強化されていくでしょう。マイルドヤンキーよりも有能な途上国の人間はいくらでもいるでしょう。いずれ中国やらインドやらの下層労働者かそれ以下の扱いを受けることになる。それはそう遠くないかもれません。アベみたいな奴をありがたがっているとそれが加速されていくことでしょう。馬鹿につける薬は残念ながらまだ発見されていません。とりあえず自分が生きている間なんとかもってくれれば後は野となれ山となれかもなと思っています。

※ 徴兵制復活とかさせてゆとり辺りが大量に戦死したりすれば日本が変わるチャンスかもれない


(23:14)

2015年03月02日

PHEVに乗り換えて秋~冬、もう少しで春という感じになりました。約半年使っていますが概ね良好です。ただ、一つ気になることがあります。外出先での充電料金についてです。充電料金が無料という場所が多いことがPHEVを選択する大きなメリットの一つだったのですが、徐々に有料化されてきています。

代表的なところだと、イオンが有料化の方向になりました。30分300円だそうです。自動車ディーラーの充電器もNCSを経由して有料になります。確かに無料が基本ということだと流石に普及は難しいというのは理解できます。とは言え高額になってしまったのでは意味がない。例えばNCSの料金を見ると月額会費が3800円で充電が15円/分だそうです。アホなんでしょうか? それとも電気自動車を排除したいんでしょうか?

PHEVを選んだ理由はコストの問題だけじゃない。それは嘘ではありませんが、コストメリットが出る可能性も無いとバッテリーを搭載した未知の構造の商品に100万以上の金額を上乗せするのはリスクが大きくなりすぎます。

そもそも、時間計算というのが間違っています。アウトランダーでもリーフでも30分で8割の充電ができる。同じ8割でもその充電量は異なります。充電量課金にするべきでしょう。急速充電設備のコストの内電気代の割合は低いとか間抜けな売り手理論をこねてる人も居るようですが、買う側はそんなの関係ないです。自分が受け取った商品に対して対価が見合うかという判断が最も重要です。リーフのバッテリー容量はPHEVより大きいから料金も高い。それが妥当です。そうすれば無駄充電をする車も減るでしょう。純EVへの充電価格が安すぎるのでもっと料金を取る仕組みを考える必要があります。

よって、電力量課金が基本で、80%を超えて充電電圧が下がってきてそれでも充電する場合はバカ高い時間課金をすればいいでしょう。30分で自動停止の機能も無くしてしまえば放置駐車もなくなると思われます。一定電圧以下になったら自動で充電を停止し、その後一定時間内でプラグオフしない場合は高額課金開始という仕組みもアリです。仏心で上限10000円とか位はしても良いかもですが(笑) その程度の課金操作は造作もないはずです。

アウトランダーPHEVの場合だと、月額500円、急速8割100円、普通8割無料。これが妥当なところでしょう。普通充電の場合、長時間の駐車を強いられますのでそれをこなせるような施設の設置が基本です。PHEVは充電中PowerOn操作出来ないので車待機はできる季節が限られますから基本その施設を利用します。3時間も居れば数百円以上は落とす(あるいは営業目的が達成できる)と思いますので、無料で十分です。普通充電しながらエアコンをONできるリーフの仕組みは悪で、車検時にファームアップで動作させないように改良するべきでしょう。どう見てもPHEVのバッテリー容量だと8割充電で200円が上限でしょうね。

NCSのスポットは良いペースで増えています。このペースで充電スポットが増えていくことも条件です。全てのディーラー及びファミマ(希望は全ての駐車場付コンビニ)で急速充電可能、できれば各2機づつ位にならないと月額費用を取る名分が立たないでしょう。ついでに言うとPDFでのスポット情報提供は検索し辛いので勘弁して欲しい。充電スポットマップはスマホではまともに見られない。モバイルで簡単に検索出来ないと意味ないという事くらい理解できないのだろうか? ナビの会社へのデータ提供ももっと積極的にやって欲しい。少なくともカロッツェリアにはNCSのデータは全く反映されていません。スマホアプリを会員へのプレミアムになんて考えている段階で甘さを感じます。

もしガソリンで十分な状態が定常化してしまうと、設置した充電器は使われない。買い替えの時は電気自動車は選ばないということになってしまいます。三菱サポートの料金が発表されましたが、月額基本500円の12円/分(三菱ディーラーは数が少ないのでその単価はあまり意味をなさない)だそうです。30分360円…うーん、正直高いという印象があります(イオンより高いし)。半分の価格にして欲しかった。初期投資してきたユーザ達に対する仕打ちとして良い印象にはなれません。純粋に東京電力の従量電灯、あるいは電化上手の朝晩単価で10k充電したとしても300円を下回る訳で、それ以上の価格にするというのは正直首を傾げたくなります。10k充電で走れる距離を考えると冬だとガソリンを入れた方が安くて暖かいという結論に至るかもしれません。それってどうなのよ? 冬以外で考えたって100数十円程度の差額しか見込めないとなると。あらららら。台所事情が厳しいのかもしれませんが、PHEVがこけるとそれこそ三菱としては痛手だと思うんですけどね。

※ちなみにカテゴリーBとかいうのが物凄く不気味なんですが大丈夫だろうか。

「安い料金設定をして。赤字になれというのか?」と突っ込まれるかもしれません。答えは、「はい赤字になってください」です。その補填はぼったくってる自動車関係の税金からねん出すればいいでしょう。ガソリン税辺りが一番適切でしょうか。用もないのに道路に穴を開けて渋滞を起こす位ならこちらに回した方がはるかに貢献度が高いです。それならエンジンを積んでいるPHEVも一部の費用を負担することになり、純EVは負担ゼロになるわけで環境貢献に対する公平感も損なわれません。

ついでに電気自動車の重量税は永年免除にすれば大きくメリットが出ます。エコカーの普及に良い循環が回りだすでしょう。高燃費車の重量税は今より上げてバランスを取ればいいでしょう。とんでもない排気量の車やいつのだよというような古い車や改造車、ガソリン撒いて走っているようなスポーツカーからは高い税金を取ればいい。自動車メーカーやら燃料卸やらの組織票がチラついて目先の判断しかできなくなってるんでしょう。素晴らしきかな民主主義バンザイって感じです。現時点の段階で採算だのなんて言ってるから中途半端になるんです。考えればこんなことはすぐに判るはずなのに判らない。それが役人が病原体である所以です。

この位やればマンション・アパート住まいの場合でも条件によってはPHEVのメリットが出るかもしれません。近所のお買いものメインならEV軽が魅力的になるかもしれません。そうなれば普及は益々加速するでしょう。国内メーカーにはEVの技術が蓄積され、インフラは整い、ユーザーは得をする。まさに良いことづくめです。ガソリン車が少なくなってガソリンスタンドが困るころには水素スタンドに商売替えすれば良い。ガソリン税が少なくなって費用が足りなくなったら役人と政治屋の人件費や福利厚生費を削れば相当額はひねり出せるでしょう。

水素も当面はガソリンと距離単価が極端に変わらない可能性もありそうなので、構築した充電ネットワークはコストの面で利用価値がある。水素タイプのPHEVなんて出てくるかもしれないし、純EVも近距離用として生き残るかもしれない。要は一日必要分充電できるバッテリーがあれば実用上十分なわけです。スーパーでお買いものしている間に明日分の充電ができるなんてとこまでインフラが整備されれば最高ですね。

良い循環を回し出すにはある程度の勢いづけが必要です。なんちゃらミクスみたいに何も考えず強引に数字合わせをしようとかそんなことしても無意味です。目的の為に利益を度外視できる。これが国家の唯一の存在意義なのにそれが出来ないようなら解体してしまった方がいいでしょう。馬鹿政治屋や病原体はその程度の判断もできないようです。

高価な価格設定のおかげで充電設備が空くかもしれないということは考えられます。それは会員にはメリットかもしれません。わざわざ出向いたけれど先客が居たのであきらめたという場合が結構あります。30分+30分待つ位ならガソリンで走るというのはPHEVユーザなら合理的な判断です。契約が無い場合実質的に充電の意味を為さない価格になっていますから、設備が空く可能性は高くなります。その分無料スポットに殺到する可能性もあるので、痛しかゆしの部分はあるかもしれませんし、そもそも設備利用率を下げてどうすんの? という疑問はありますけどね。


(21:43)

2015年02月11日

自転車の運転が酷い。以前にも書いたけれど、改善されるどころか悪化している。所謂ママチャリや学生が以前は最悪だったけれど、今はそれらが可愛らしく感じられるようになってきました。MTBやらクロスやらロードやらのスポーツ系のチャリがそれにも増して酷いからです。スポーツ度が増すにしたがって悪くなり、ロードに至ると限界を超えてます。極々々一部にはマナーの良い運転者も居るようですが、ほとんど全ての連中は劣悪です。大体スポーツ仕様の車両で公道走るなって感じです。

基本的に自転車を車両とすることに無理があります。歩道を走れないような構造のロードは欠陥車なので、走行禁止にするべきでしょう。原付ですら30km/h制限がかけられているのに、あんな適当な乗り物に速度制限が無いとか異常です。もちろん法律上どうこうというのは理由になりません。法律が完全無欠に正しいなんて、信仰があれば空だって飛べると言ってるに等しいです。法律がなんと言おうが悪は悪でしかありません。当然外国だとどうこうも無意味な主張です。自転車の取るべき道は二つ。今迄通り歩行者のオプションとしてのポジションで行くか、車両として行くかです。

歩行者として行くなら、当然車道走行は原則禁止。クロスやロードバイクの販売、使用も禁止です。その代り車両からは保護されます。逆に歩行者は保護しないといけません。危険な追い抜きやベルなどでの威圧行為は厳禁です。個人的にはこちらを採用するのが適切だと思います。歩道が狭い? なら降りて押して歩けばいいんじゃね?

嫌なら自転車など乗らなければいいのです。自転車は現在の交通社会でほぼ唯一なくても大きな問題にならないという稀有な乗り物です。どのような理屈をこねたところで、一人乗りで大した荷物も積めず長距離走行が中途半端に苦手なスポーツ系自転車は最も有用性が低い乗り物です。自転車のために自転車以外を規制するなら、自転車を徹底的に規制するべきでしょう。スポーツ系は公道走行禁止にするのがもっとも適切です。諦めて競技場で走らせてください。

じゃあ車両扱いにするというなら、免許制度、登録制度、強制保険制度、原付と同等の安全装備(ミラー、ウィンカー、ブレーキランプ、高照度の前照灯、安全基準を満たしたヘルメットの装着等)の義務化これが絶対条件です。つまりモペッドと同等にすればいいってことです。一つでも欠けているようなものを車両とは認められません。繰り返しますが、法律の問題ではないです。法律は不完全なものであるというのは前提です。当然 ある程度以上の大きさのバッテリーを搭載する必要があるでしょう。免許がある以上、取り締まりや違反金、罰金、免停、免取りもあります。登録がありますから税金が発生します。当たり前です。車両ですから。でもそれらに賛成する自転車乗りを見たことがありません。偉そうなことを言っても奴らの化けの皮も薄っぺらいって感じです。本当に自転車の地位向上を目指すなら積極的に免許制を推進すれば良いと思うんですけど、そうはしない。あららって感じです。

ちなみWikipediaのモペッドの項にこんな記載があります。
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日本の公道で運用するためには、国土交通省が定める道路運送車両の車両保安基準に基づき、以下の部品を装備することが義務づけられている。

前照灯(ヘッドライト)
警音器(クラクション)
後部反射器(赤色)
番号灯(ナンバープレートランプ)
後写鏡(バックミラー)
速度計(スピードメーター)
尾灯・制動灯(テールランプおよびブレーキランプ)
方向指示器(ウインカー)

このうち、速度計と尾灯・制動灯、方向指示器については、構造により平地での最高速度が20km未満となる車両については義務とはならない。
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この発想をまんま自転車にも採用すればいいんですよ。簡単なことです。そうすれば、不要なスポーツ系チャリだけを排除することができるでしょう。

自転車を支持する連中の話を聞くと、良いとこどりしかしていない聞くに値しない意見ばかりです。権利を得よう(あるいは行使しよう)と思うなら責任を果たす。責任を回避したいなら権利を放棄する。こんな当たり前なことすら理解していない連中が乗っているから自転車はあれほど酷い運転を平然とするのでしょう。気持ち程度のライトを付けるとか、手で合図を出すとか馬鹿かと。緊急時ならともかく手で合図するからウィンカー要らないよねって自動二輪や車は存在してないのが何故か考えてから物を言ってほしいですね。現時点でスポーツ系のチャリを平然と車道で走らせている奴は屑と断定できます。車道を走る自転車はぶつけても、その結果死亡しても罪にならない。遺族に車の修理代を請求できるってことにするのも一つの手だと思うね。


(22:41)

2015年02月08日

Galaxy Note3を入手しました。G Flexに味をしめて同様の機種を物色していたところNote3の価格が大分こなれてきたので、買ってみました。まだそれほど使ってはいない段階ですが、現時点での所感などを挙げてみたいと思います。メイン機にするかどうかまだ要検証という状態での話です。参考までにSCL22KDU2FNF7で現状問題無く稼働しています。

既に詳細なレビューが幾つも上がっている状態ですから、同じようなことを繰り返しても無意味なのでできるだけかぶらないような内容にしたいと思います。まずは、メリット・デメリットを挙げてみましょう。なお、au SCL22を利用しSIMフリー化してワイモバイル回線をつかうことを前提としています。


・適切なサイズのファブレット
現時点ではファブレット以外使う気になれません。XperiaZを久しぶりに見たら「ちっさ!」って感じがしました。G flexと比較すると気持ち小さいので気になるかなと思ったんですが、解像度が高いせいなのかほとんど違和感なく使えてます。昔から端末のサイズや重さよりも、きっちりとした機能を提供してくれることを重視するタイプなので、ファブレットのバランスは自分にとってベストなところに落ち着いています。

・Sペンのインターフェース
Note最大の特徴はSペンということになるでしょう。使いこなせるのか、それ以前に日常的に使うようになるのかもまだ未定ですが、とりあえず出来るという事実があるのは大きいです。それにしてもスタイラズが要らなくなったって喜んでいたのもつかの間、またペンインターフェースに戻るってある種の先祖返りですね。

・バッテリー交換可能
大した必要性もない防水やら防塵やらのせいでバッテリー交換が出来ない機種が多くなってます。G Flexも曲面であるが故にバッテリーは交換できません。最近のスマホは性能や機能の面では行き付き感が強くて、Note3にしても最新のEdgeと比較して極端に劣っているという印象はありません。以前は1年前の機種なんてあり得ませんでしたが、今時は普通に使えてしまいます。そうなると最初に劣化が来るのがバッテリー。非交換機だとメーカー出しで結構な金額が取られるのは目に見えてます。古い端末にかけても良い金額で収まるとは思えません。長く使うということを考える上でもバッテリー交換が出来るというのは心強いです。まぁ、その前に物欲的側面から変えてしまうという可能性が高いですが(笑)

・とりあえず4.4 Kitkatが使える
G Flexはauの英断の御陰様で4.2での打ち止めが確定してしまいました。海外ではしっかりとKitkatがリリースされているのにです。4.2で困ることがあるのかというと何もありませんが、そこはそれ、こんなガジェットは半分以上は趣味のものですからOSとなんとかは新しい方が良いに決まっている訳でLollipopまで見込めるGalaxyは美味しい端末だといえます。

・S Viewの仕組みが秀逸
ケースに窓付フラップを付けて閉じると専用表示を出すというのはG Flexにも搭載されています。なかなか見栄えがして良いんですが、完全にソフト的に実装しているために上手く動作しないとか動作するまでが遅いとかそんなことがしばしばあります。Galaxyの場合ハードウェア接点を設けてやっています。今のところだとG Flexよりは正確に稼働しているように感じられます。それと、ケース自体がバッテリーカバーを外して装着という形になっているので、薄さも維持できます。これって相当嬉しいんですが、なんで他のメーカーはやらないんだろうか?

・3G RAM搭載
スマホに限らずコンピュータ的なものはRAMが多く乗っていればいる程動作に余裕が生まれます。そんな当然のことは誰でもわかっていると思うのですが、コストの問題かスペースの問題なのか未だに2Gという機種がほとんどです。そんな中で、一年以上前に発売されたにも関わらず3Gの容量を乗せているというのは素直に評価できます。2G搭載機よりも諸々の管理をラフにすることができるのは確実で、それ故にCPUが余計なタスク実行から解放されて、バッテリーにも優しくなる。確実に良いことづくめです。ほとんどタスク管理をしなくても空き容量1G以上あるのはちょっと感動です。

・電波の取りが良い(ような気がする)
あくまでもG Flex比です。しかもそう何日も使っていないのであくまでも気がするレベルなのですが、LTEの受信感度が良いような気がします。対応バンド自体は変わっていないはずなので、純粋に感度の問題ということになります。

残念ながら良いところばかりではありません。悪いところもあります。これについてはGalaxyがというよりもauの問題です。なんだかんだで10年以上付き合ってきましたが、大幅な値上げ、月々割の低価格化のダブルパンチで今回で無事すべての回線をau以外にMNPということになりました。すっきりです。


・SIMロック解除が厳しい
G Flexはコード一発で完全SIMフリーが出来たのですが、SCL22は面倒極まりないです。しかも、バグ修正の為のアップデートでしっかりとSIMフリーを塞いできています。おかげで最新パッチを当てられない状態です。ドコモ版にすればSIMフリーは公式対応ですが、今度はテザリングが出来なくなるという有様でキャリアの独自仕様は百害あって一利無しです。未だに変わらずゴミソフトも満載で、購入して最初にやることがキャリアソフトの削除&無効化ですから笑い話にしかなりません。まぁ各バージョンのROMを入手できたり、サクッと焼けたりするのがGalaxyの良いところでもありますからバージョンを戻してリスタートというのは比較的簡単にできます。メジャーアップは危険度が高いですが、マイナーならやってみて駄目なら戻すは可能です。おもちゃには最適ですが、道具として見るならLG機の方が堅いかもですね。キャリア仕様で必要なのはぶっちゃけFelicaだけで、極論すればSuicaだけなんで、JRがNFC対応してくれれば、キャリア端末とはおさらばできるんですけどね。

・ROOT取得の制限が厳しい
これは微妙で、LGやXperiaは裏技的な方法でROOT取得してきたんですが、GalaxyはROMを焼きこむという手法が主流のようです。手法としてはそれでもいいんですが、この機種はKNOXというチェッカーが入っていて、しかもハード的に処理されて一回やるとその情報は消すことができないらしいです。まぁメーカーとしては正当な保護手段なのかもしれませんが、保障だけならまだしも、一部の機能(例えばFelica)の動作にも影響を与えるとなると、リスクが高すぎます。相当な確度で大丈夫ということでないと実施はためらわれます。試しにやってみるというレベルでは出来なくなってしまいました。無くてもなんとかなりますが、有るとやっぱり便利というのがROOTなのでこの仕様はやっぱり辛いものがあります。

・Sペンのチープな作り
ペンインターフェース自体は独自性として良いと思いますが、肝心のペンの作りはチープです。まぁPocketPC時代の標準ペンに比べれば相当頑張っている感じはしますが、そこらのペンに置き換えるということが出来ないだけに微妙な感じです。ペンを使うようになればなるほどペンそのものの出来が気になってくるでしょう。きちんとしたペンをオプションで出せばいいのにと思います。

・電池の保ちが悪い
G Flex比です。バッテリー容量が違うので当然と言えば当然ですが、そこも含めてバッテリーの保ちは重要です。ただ、今は面白がって色んな機能を有効にしているので、そのせいも多分にあるかもしれません。もう少し使い方が熟れてくれば良くなるかも知れません。

SAMSUNGにしてもLGにしても物凄く意欲を感じます。モノ作りに面白さを追求してる。それに対して国内勢、XperiaやAQUOSのCMを見るとがっかりです。何が言いたいのかさっぱり判らない。未だにカメラの性能とか軸にしてたりする。物欲が1mmも動かされません。仕様も凡庸で、それの何が嬉しいのかさっぱり状態です。キャリアとのシガラミもあるんでしょうが、それでも国内メーカーの企画力は枯れ尽したという印象が強いです。実際ここ数年欲しいと思える端末は皆無に等しいです。欧米勢もまぁ似たようなもので、韓国、中国に飲み込まれるのも時間の問題でしょう。歴代NEXUSのメーカーを見ればまぁ実情が知れるというものです。いつまでもキャリアに引っ付いて奴隷化していると、骨までしゃぶられて使い捨てってことになるかもしれませんよ。

日本人がイメージ戦略に異常に弱いというのは、iPhoneの普及率を見ても明らかで、あんな情弱端末がここまで大きなシェアを取っているという状況に絶望を覚えます。そういう所に付け込んで商売だけは続けていくというのが関の山かもしれません。消費者がアホなのですから搾取されるのは仕方ありません。「資本主義的多数決は何の正当性も示さない」がここでも実証されています。相当考えを改めないと日本のような小国のメーカーは踏みつぶされることになるでしょう。って、もう相当ヤバいというとこも散見されていますが(笑) 中韓の下請け国に成り下がるのもそう遠い未来ではない気がしますね。


(23:51)

2014年12月06日

お久しぶりです。アニメはまだ不調気味なのでレビューを書く気が起きません。そこでまた製品ネタです。NEXUS6も発表され気になることしきりではありますが、これもまた当然のことながらフェリカは搭載されていません。まぁグローバル機なので当然のことなのですが、こればっかりは譲れない点です。

で、LGL23なのですが、快調です。最新のOSを使いたいという欲求は満足できませんが、ともかく安定した状態で使いたいということであれば、SIMフリー出来る端末としては、最安にして最強かもしれません。LGL24も悪くないですが、新しいだけにやや高い値段で売られていますし、バッテリー容量が少なくなっているのもつらいところです。高解像度液晶が売りのはずが結構仇になっているという話もあるようです。性能的には魅力的ですが、バッテリーが何より重要というのはiPhoneから唯一学んだ教訓なので、LGL23の方が魅力があるようにも感じます。

で、このLGL23(あるいは22)だと、au系以外のSIMを使った場合LTEonの状態だと音声着信しないという大きな問題が残っていました。僕の場合はTaskerで画面OFFでデータ通信を1秒だけOFFにするというタスクを噛ませていました。データ通信をOFFにするとLTEも切れ、その後ONに復帰させてもLTEはONにならないという微妙な特性を逆手に取ったもので、これで意図的にLTEをONにしている間以外は着信もできるのでなんとかなっていました。

それでもやっぱり着信しないタイミングが存在するというのは気持ち悪いもので、何とかする方法はないものかと改めて探してみました。僕が購入した当時からrilの置き換えで解決するという話は出ていたのですが、過去にril書き換えでひどい目にあったことがあったので、避けていました。けどまぁ同じ轍は踏まないといように注意しつつしっかりとバックアップを取りつつ最悪でも元の状態に戻せるというのを意識しつつ挑戦してみました。

詳細はコックリさんでも繰繰ってもらうことにして、簡単に言うとシステムエリアにある「libril-qc-qmi-1.so」を同じLG製端末のL-01Fのものに置き換えてしまうという荒業を実施することでこの現象を回避できるとのことです。ということで、実際に実行してみました。当然要rootですので、事前にroot権限の奪取をしなければなりません。

ファイルをダウンロードして展開して置き換えて、再起動をかけると何事もなかったように動き出します。すでにapn設定等は終わっている状態なので、本当にそれだけ。3G通信OK!、LTE通信OK!、音声発信OK!、と順調にチェックポイントをクリアしていきます。で、肝心の(LTEon状態での)音声着信ですが、無事にクリアできました。もう少し様子を見たほうが良いとは思いますが、完全にアウトな状態だったので、前進したことは事実です。

ただ、LTEを常時ONにしているとやはりバッテリーの減りが目に見えて増えます。確かにいつでもLTEが使えるというのは便利ですけど、バッテリーの方がやはり重要です。もう少し様子を見た方がいいと思いますが、やはり画面OFFでLTEも切った方がバランス的にはいいかもしれません。

これで使用上の制限は無くなりました。プラチナが掴めないのが悔しいですが、ここまでの利用で大きな問題になることはありません。大画面、気の利いた操作性、高速、長持ちするバッテリー、そして安価と至れり尽くせりです。そして何よりも、ボッタくりのキャリアと手を切れるというのが何よりも大きいです。国内のキャリアを全方位で利用可能な端末というのは現時点ではあまりないですからね。古くなっても予備で置いておける機械です。

ワイモバイルは3Gプランですが、メインのブラウザをChromeにして圧縮をONにすることで通信料は2G未満を維持しています。エンジョイパックの500Mとマイレージの500Mは毎度捨てている状態です。いっそのこと2Gのプランがあれば乗り換えたい位です。まぁ順当に考えても500円差なので、ならエンジョイパックを止めればいいんじゃね?ってことに落ち着くかもしれません。色々サービスはありますけど、結局使わないんだよなぁYAHOOプレミアム。

もっと安いキャリアもありますが、なんだかんだで音声まで考えると個人的にはワイモバイルのバランスがいい感じだったりします。いざとなったら1000円で誰とでも定額を付けられて、しかもオプションだからいらなくなったら外せるというのもお気楽で良いです。mineoは気になりますが、二台持ちならともかく一台でとなるとLTEのみはまだ辛そうな気がします。細かい制限は無い方が面倒が無くて良いです。

諸々作業をしないとなので、ある程度の知識とリスクを負う覚悟が必要ではありますが、LGL23とワイモバイルの組み合わせはかなり強いって感じがしていてお勧めだったりします。コストを度外視すればいい端末は出てくると思いますけど、3万未満で新品が購入できるという価格を考えると頭一つ抜きん出ているように感じます。

一回ファブレットを使ってしまうと小さい端末には戻りたくなくなります。画面の大きさは見易さに繋がりますし、バッテリー容量も同時に大きくなります。操作についてはAndroidならiPhoneと違って諸々のツールも使えるので以外に何とかなります。どのような場面で使う機会が多いかにも依りますが、基本的には電話として使える許容範囲で最大のものというのが良い選択肢になると思います。


(21:16)
意味不明な解散でまたまたまたまた選挙です。まったく迷惑かつ税金の無駄遣いです。当然のことですが、選挙には行きません。行く意味が全くないかつ、行くという行為が多くの問題を孕むからです。選挙に行かないというと騒ぎ立てる無能者が多く居ますが、彼らは自分の行動にどれほどの責任を持っているのでしょうか? 持っていないから選挙になんか出かけていくのだろうし、揚句には行けと啓蒙するし、行かない人間を攻撃したり出来るのでしょう。さもしい連中です。

僕の考え方として、不明なことについては賛同しないまでも反対もしないという方向にしています。だから、幽霊も神様も宇宙人も信じないとしてもそれを信じている人を否定することはできないと思っています。けれど、選挙については、少なくとも現状の制度を継続し続ける限り良い結果になることは無いということがほぼ確定なので、はっきりと否定できます。

勿論、些末なところは変化するでしょう。けれど、大筋として良くなることは基本的にはありません。偶然的に良い方向に進む可能性はありますが、それは選挙に依るものではなく、単なるギャンブル的な要素でしかありません。さいころを振って決めるのと同じです。故に、選挙なんてものにリソースを割り振るのは愚かでしかありません。選挙で日本がよくなる確率は限りなくゼロですから、宝くじに高額当選してその金で日本より良い国に移住するという確率にかけた方がまだマシでしょう。(どちらもやるに値しない程度の確率で、ゼロよりはゼロ以外の方がまだ良い程度の差でしょうか)

では、選挙のどこが問題なのでしょうか? 現在日本国民の民度で無資格、無責任に投票に参加できるという仕組みが致命的です。それがある以上どのような結果であっても何の信頼もできないものになります。無記名の普通選挙を行っている内は民主主義の形式的正当性を為政者に与えるための道具でしかないでしょう。ほとんど害にしかなりません。ましてや多数決はそもそも数による暴力の形式化でしかないですから、少数派を自覚した瞬間に選挙なんて無意味でしかありません。

それを変えるにはどうしたらいいか? まずは有効投票率が一定未満だった場合は選挙そのものを無効にするという制度を導入するべきでしょう。7割か8割位が適切に感じます。白票も有効投票にカウントします。白票は誰も支持しないが、選挙の有効性は認めるという意思表示です。その上で記名制にし、候補者もしっかりと公約を明示した上で、結果が出せなかった場合は、その政治家とそれに投票した人間に責任を無制限に負ってもらうようにする。たとえば、その政治家なり政党なりが戦争を始めたら、投票した人間は強制徴兵とか、経済的に大きな損出を出したら財産没収してでも賠償とか、そういう連中からは一定期間たとえば10年とか20年とか参政権剥奪とか辺りが望ましいでしょう。無責任な為政者ほど迷惑なものはありません。独裁者が問題なのは独裁だからではなく、その選択に対して責任を負わないからです。責任を負わないのであれば、独裁制でも貴族制でも民主制でもその悪質さは同様です。

そういう責任を負いたくないなら政治参加などしないことです。そこまでできて初めて選挙に行くことを検討してもいいかなという段階になります。(だからと言って行くとは限りませんが)選挙区制が馬鹿げているとか政治屋を何百人も飼う必要は無いとか言うのはその後の話でしょう。

近代民主制は参加に値する制度ではありません。問題が多すぎます。一切コミットしたくないです。よって参加することもありませんし、それによって決定した権力に一切の正当性を認めません。それは参加しないから初めて言えることで、のこのこ選挙に行っておいて現状の政治に文句を言うなんてアホのすることです。民主制において政治の腐敗は政治家や政党の腐敗では無くて、主権者である国民の腐敗、あるいは制度の腐敗です。日本はどちらも腐臭が漂っていますから、そんなものには近づかないというのは当然の判断です。

大体選挙に行くことを推奨しているような連中のかなりの割合は、前回は自民党に投票して、その前は民主党に投票したような奴らなんじゃないの? 現状を作り出した政治屋の片棒を担いでおいてよくもまぁ臆面も無く選挙に行こうなんて言えるものです。そのくらい厚顔で鈍感じゃないと、戦後連綿と続く選挙の失敗からすら何も学習しないなんてことにはならないんでしょうね。将来のことを考えるなら、選挙に行くんじゃなくて投票率を壊滅的なまでに下げることの方がより近道です。

例えば有効投票率が1割未満の選挙で当選した奴が国民の信任だのを語れないのは誰が見ても明白だからです。1割は無理でも少なければ少ない程効果は高いでしょう。現行制度が支持されていないというのが明確に判っては初めて見直しが入る可能性が出てきます。なんだかんだで4割だの5割だのの投票率があるから、認められているという強弁を許してしまいます。実際には、有効投票率のさらに半分(場合によってはそれ以下)の信任を得れば当選する訳で、それはほとんど信任されていないに等しい数字です。

算数レベルの計算で数学的な無意味さが算出できるし、さらにその中身をみればあみだくじで決めるのと差がないという結論はすぐに導き出せます。民主制を標榜する国家の国民であるならば、現行制度を盲目的に信仰するのでは無く、本質的な部分から見直しが出来る思考を維持したいです。もういい加減馬鹿な行動を繰り返すのはやめて、まだマシと考えられるような選択をしていただきたいです。

選挙に行っている、行こうと主張している連中こそがこの問題だらけの社会の責任を一番負っているにも関わらず、何の責任も取ろうとしていないどころか、コミットしていない人間にその責任を最大に負わせようとしている。その辺りに彼らの強い暴力性が垣間見えます。ヤクザ以下の連中だと思います。意見を聞くに値しません。


(21:15)

2014年10月16日

メインキャリアをDoCoMoからワイモバイルに変更して1ヶ月ほど建ちました。ソフトバンクの回線はこれまで使ったことが無かったのですが、概ね良好です。これまではDoCoMoで会社のiPhoneはauで今がワイモバイルなので、上手いことそれぞれの様子を見る事が出来ました。端末によって対応するバンド異なりますので、一概には言えませんが、LTEが繋がる率としては、au > DoCoMo > SoftBankの順です。ただし、繋がっていたとしても快適に使えるかは別問題で、接続時の快適さではSoftBank > au > DoCoMoというような順に感じます。3Gの快適さも重要なので、これだけで判断することは出来ないのですが、少なくともワイモバイルの回線が他と比較して特に悪いということはありません。

LGL23のSIMフリーは概ね快適です。LTEをONにしておくと音声着信が出来ないという問題があって、これは使えないかもと冷や汗がでましたが、画面OFFでデータ通信をOFFにするという方法にすることで、待機中は着信ができるように変更しました。元々バッテリーを保たせる為にやっていたことなんですが、これが功を奏しました。ロック解除時に3Gは復帰してくれるのですが、LTEを復帰してくれないので、一々ONにしないといけないというのが面倒なのと、データ通信系の待ち受け、例えばLINEなどを常用している場合はこの手は使えません。自分はその類はiPhoneに移しているのでこれでも特に問題無しです。

mineoが3Gも使えれば乗り換えを考えるのですが、現時点ではまだLTEのみというのはちょっとハードルが高いです。で、そういう使い方をしている関係で、えらく電池が保ちます。あまり使わなければ2日くらいは余裕です。これはAndroid機としては画期的だなぁと思っていて、画面の大きさや操作性も含めてなんだかんだで結構使ってしまいます。そうなると、今度問題になってくるのが通信料。今までのXperiaの実績から3Gで契約したんですが、これを食いつぶしそうな勢いです。SoftBankはWifiもあちこちで繋がるので、それで大分逃げてはいるんですが、あまりにもiPhoneよりも快適なもので、ついつい使ってしまいます。

5Gの契約に変える事も考えたのですが、実はワイモバイルにはパケットを増やす得点が二つ用意されています。一つはEnjoyパックの契約をすること。これはYAHOOプレミアムの契約に500Mのパケット増加権がついて500円というもの。YAHOOプレミアム単体でも380円かかっていて、何も使っていないのに延々と払い続けていたという経緯があります。ワイモバイルの契約時に2ヶ月無料だからということで入ってみて、無料期間が過ぎたら解除しようかと思っていたものです。これがあるととりあえず、500Mの割り増しが受けられます。

次にパケットマイレージ。1日一回YAHOOのトップページにアクセスするとマイルが溜まっていき一定以上になるとパケット増加の権利を貰えるという仕組みで、3G契約のプランMの場合は1日3マイルたまります。5日連続でアクセスするとくじが引けてさらにマイルを貰える場合もあるというチャンス付きです。で、とりあえず80マイルを溜めると500Mのパケット増加権をゲットできます。3マイルを30日溜めればくじに当たらなくても80マイルはクリアできるので、頑張ればそれだけで+500Mということになります。

ちなみにこれらは使わなければ流れてしまう権利なので、まぁYAHOOとしては大して痛くもないのでしょう。けれど、これを両方使えば4Gまでの通信が出来るということを意味しますから、際どい人にとってはなかなかにお得で、ワイモバイルの割安感が増します。実際に使わなかったとしても、制限におびえることが無くなるので、かなり精神的には楽になります。有料のEnjoyパックの方は微妙ですが、マイレージの方は頑張って権利獲得しておいても悪く無い感じです。

YAHOOプレミアムの特典を使う人ならEnjoyパックも安いんだと思いますが、使えるものを探してみてもあまり見当たらないというのが正直なところです。ただ、500Mを普通に増やす位ならこっちにして置いた方がまだマシなので、もう少し様子を見てから継続するかどうかを決めようかと思っています。この考え方自体がYAHOOの思惑通りってことなのかもしれませんけどね。MVNOも色々出てきている中で純粋に値段だけならもっと安いところもあります。端末をLGL23にしてしまったので、DoCoMo系のバンドは厳しいものがあります。DoCoMoの端末は白も中古も総じて高いですからワイモバイルには頑張って欲しいところです。

料金的には上を見れば魅力を感じますが、下を見ると微妙な感じというのが正直なところで、三大キャリアが値上げしすぎたおかげで存在意義を発揮している状態です。逆に言えば上のキャリアが値下げしてくれば存在意義を無くしてしまうわけで、まぁそうなればワイモバイルも値下げしてくるんでしょうけど、マージンの量から考えてもそうなる前に取り込めるだけ取り込んで置いた方が得策という気がします。自分だって料金が1000円上がる2年後には今のままなら延長しない可能性が高いです。まぁ実際2年後には何らかの引き留め対策を打ってくる可能性が高いと思うので、それを見てから検討かもしれませんね。

(19:04)

2014年09月26日

ガソリン車とPHEV車のランニングコスト考察 燃費中心 アウトランダー 1年で1万キロ走行した場合

なんて記事を見つけました。別に金額だけで決めた訳ではないのですが、あまりに自分の試算と剥離していたので、見直してみました。まず、前提条件を見直してみましょう。一番気になるのは比較対象を20Gとしているところです。同じ2.0lエンジンだからという理由のようですが、パワー的に考えても比較するなら24Gだと思います。売れ筋はナビかセーフティーでしょうから、それらで比較するのがより適切でしょう。ということで、PHEVと24GのNavi Packeageで比較します。

まず車両価格
PHEV ¥4,123,440
24G ¥3,188,160
です。

何も考えない時点での価格差は¥935,280になります。ここから差分を修正していきます。まず24GにはS-AWCが付いていません。このオプションが¥86,400ですからそれを引きます。シートヒーターとかリモートコントール等も付くので本来はもう少し差が縮まりますが、それは置きます。

そして、何故か無しとしている補助金。これだけ大きいものを何故無しとするのか判らないので、しっかり計算に入れます。これが29万。この時点で¥558,880です。さらに自治体の補助金も期待できます。例えばさいたま市の場合条件を揃えると7万の補助金が出ますが、これは出ないところもあるので保留とします。さらにETC割引なんかも検討されているようですから、成立すれば更に+αになります。

次にエコカー減税分。24Gだと¥62,800減税ですが、PHEVは¥140,700ですから差額が¥77,900(三菱エコカー減税サイトに依る)。これで差額は¥480,980になります。この段階で維持費を計算してみましょう。計算前提は元サイトのものを基本まんま使います。24Gの燃費が14.4ですから、これを計算式に当てはめると387.4/D。1日差額が¥320になります。これで全体差額を割り算すると1503.063。はいこれで約4年です。今回は面倒なので省きますが、毎年の自動車税も違うので、これも計算すれば更に差が縮まります。

まだあります。この計算では充電を100%自宅で行う前提にしています。年10,000k走行ですから月約830k。満充電時の走行距離を50kで計算していますので16~17回の充電が必要になります。この内週末等に外で充電するということを考えて月4回外で充電すると、約2割を無料で充電できるということになります。費用に0.8をかけるとすると67.4/Dが53.92/Dになります。1日差額が¥333.48/D。これで差額を割り算すると1442.305。4年を割りました。

まだあります。ガソリン車とPHEVではメンテ費用が異なります。例えばオイル交換。ガソリン車は走行距離5,000kでオイル交換。PHEVは年一回オイル交換とします。オイルフィルターは誤差としましょう。どのグレードを入れるかにもよりますが、概ね¥5,000ってとこでしょうか。となると、年間で¥5,000。5年乗るとするとかける5で¥25,000の差が出ます。この分を引き算すると差額は¥455,980となって、1日辺りのコストで割ると1367.388。他にもありますが、それは割愛します。

まだ続きますよ。5年乗ったとして捨ててしまうわけではありません。当然下取りです。その時に価格差が出ます。未来のことは判りませんが、確実に保証してもらえる方法があります。三菱の残価設定ローンにしてしまえばいいわけです。ダイヤモンドファイナンスの残価は保証型です。ナビパッケージ同士ならサイトでしっかり価格が提示されています。PHEVだと¥1,527,000、24Gだと¥885,000です。残価設定ローンにしない場合でも三菱の保証金額ですから下取りの目安には使えそうです。この差額が¥642,000あります。これを引くと…あらら、逆転しちゃいました。¥ー186,020です。補助金29万を無かったことにしたとしても差額は10万強ですから、一年もせずに元が取れます。結果がえらく違いますねー。

勿論これが極端な試算であるという認識はあります。実際には100%EV走行なんてあり得ません。長距離を乗ったり高速に乗ったりすればエンジンが回ります。その際には18.6k/lの燃費でガソリンを消費します。頑張ってエンジンを回さないようにしてもメンテで回るのでその分は消費します。でも、そんな乗り方しててもつまらないです。1日辺りの差額が云々というような細かい維持費の計算なんて全部誤差の範疇と言えば言えなくもない位かもです。試算を見て貰えれば判る通りなんですが、差額100万に対して補助金と減税で35万位戻ってきて、後は下取りがどうなるか。それでほぼ決まってしまいます。そう思わせる位それらの比率が大きいです。維持費で浮いた分はラッキー分程度に考えれば確実に浮くので楽しく過ごせます。400万の買い物をするんですから、楽しくしないと勿体ないでしょ?

重要なことは、2台の差は金額だけじゃないということです。高級車が多気筒化、大排気量化、高気密化して手に入れてきた静粛性とそれ以上の低振動をPHEVなら味わえます。同じアウトランダー同士ならガソリン車との差は顕著でしょう。ガソリン車の燃費は当然アイドリングストップを考慮しての数字だと思いますが、個人的にはアイドリングストップの違和感には耐えられません。PHEVなら違和感無しです。走り出しの快適さだって違います。停車中にエアコンを効かせてもPHEVはアイドリングが必要ありません。その他諸々諸々の違いがあります。それを無視して金額だけで判断することは出来ません。前にも書きましたが結局自分が欲しい車は何かってことがポイントになってきます。コスト計算はあくまでも参考程度にしかなりません。数年後のガソリン価格や電気代を予想しても皮算用にしかなりません。乗ってみれば判りますけど、メリット小さくないです。もし足が出たとしても、得られたメリットで相殺出来る。そう考えられるならPHEVが良いんじゃないでしょうか。

ちなみにPHEVに限らず走行バッテリーが乗ってる車(EV色が強い車は特に)は乗りつぶそうと思うとやっかいなので、バッテリーがへたりきらない内に売った方が吉だと思います。ただプリウスの例や逆目のリーフの例もあるので下取り相場と相談が必要です。試算では一応5年で売却を想定しています。国産メーカーの残価設定しかも保証額ですからかなり低めに設定されているはずで、その位は大丈夫だろうとは思っています。

(21:46)

2014年09月25日

さて、やっとアウトランダーPHEVが納車されました。お盆を挟んだ関係とオプションの取り付け等で2ヶ月近く待たされました。慌てていたわけでもないし、夏休みを9月に取る予定だったんで結果オーライです。まだ、長距離も高速も乗ってないんですが、この車の真骨頂は近場のチョイノリだと思うんでその点では大活躍です。とりあえず、細かい部分とか試乗の時には書かなかった部分について、感想などを追記です。

大分あちこちに充電設備が増えてきました。関東近県だとドライブプランの段階でこの辺で充電と決めてしまえば困らない程度の数になっています。ナビで充電設備を検索することもできるのでそれを使っても十分です。外での充電は必須ではないですけど、出来ればするに越したことないです。充電ついでに色々と見て回るなんてことも出来たりで休憩、気分転換に使っています。それで数百円とは言え得する訳ですし、2回もやればちょっとしたケーキセット代位は出ると思うと悪く無いです。チャデモ契約すれば三菱ディーラー全ての充電施設を使えるので楽なんですが、それは様子見してます。NCSの動きも気になるし、どの位の頻度使うのかを見極めてからでも遅くないかなと。

遠乗りがまだなので、全体の9割位はEV走行なんですが、これがビックリする位違和感を感じません。それだけ自分の走りが大人しくなったのかもしれないなぁとか思ったりもしますが、少なくとも僕の運転の範囲で困ることはありません。ECOモードに入れっぱなしで走っています。ノーマルに戻すと気持ちパワー感が増すので、必要な時には切り替えるのも良いかもしれません。回生ブレーキもナチュラルです。通常B0で走って、必要な時に軽くブレーキを踏んで回生を効かせるというのが一番お得かもしれません。B5よりもブレーキ操作の方が多くチャージされる感じがする(メーター読み上)し、この方が面倒が無いです。

回生レベルセレクターはこの車の非常に大きな特徴です。長い下りとかに便利というだけでなくて、車をコントロールしているという感覚が味わえる装備です。通常のシフトだと加速時と減速時と両方のコントロールが必要になるのに対して、減速時にしか効果を発揮しないというのが面白いところです。つまり、低速時でもハイギアの感触を味わえる。逆に高速時でもローギアの減速感を出せるというのが魅力です。これが使える車は現状アウトランダーPHEV以外知らない(少なくとも国内で簡単に乗れる車には存在しない)ので、運転する機会があれば是非試して欲しいです。

FCMの効きはかなり甘めです。Far ModeとNear Modeと選べるのですが、どちらにしてもほとんど効きません。本当に事故防止以外では役にたたない感じです。日産のインテリジェントブレーキアシストがほぼ完璧で、通常時でも良い感じに自動ブレーキをかけてくれて、ナビ連動とか素晴らしかったのに比較するとおまけ程度の機能でしかありません。インテリクルーズの前車捕捉も日産より甘めな感じです。個人的には実質困るほどではないですが、インテリクルーズに馴れてない人が怖いというのは判るって感じです。その分LDWは結構うるさいんですが、これはあくまでも警告だけ。ブレーキコントロールで戻そうとするLDPや、ステアリングまで操作するアクティブレーンコントロールとは次元が違います。そういう意味ではこちらもおもちゃです。やはりこの手の装備は日産が最強です。とは言え無いとあるとでは大違いだしトヨタよりははるかに良い出来です。何れにしてもe-Assistは必須な装備だと思います。

SUVは初めてなんですが、サイドミラーが近くて大きいと感じます。見易いです。バックの時特に感じます。リバース連動下降を左だけ入れたのですが、セダンと比べると格段に見易いです。キノコミラーも見栄えは悪いですが、常にサイドの様子を見られるのは結構便利かもしれません。まだ見方が馴れていないですが、馴れると良いかもとか思ったりしてます。座面というか視界が高くなるのは思っていたよりも違和感が無いです。ただ、シート自体が高いので足を投げ出す感じのセダンよりも足が楽なように感じます。最低地上高が高いのは何かと安心出来そうです。

社内装備は残念ながら全体的にプアです。評判が芳しくないドリンクホルダーが顕著で、まず遠いです。しかも低いです。灰皿も付いてないので、カー用品店で買ったのですが、それの置き場を確保する為に1個のホルダーを2個に拡張する用品も購入しました。しっかり固定出来ない状態でやや不安定ですが、とりあえず使えています。そして、手元が暗いので、シガーから伸ばすLEDライトも追加です。これだけ用品を買ったのは本当に久しぶりです。最近の車はこういう小物が必要無い装備になっていますからね(笑) けどまぁ今のところこれで何となく良い感じになりました。また使っていく内にちょっと追加すると便利的な用品を発見するかもしれません。

インテリアパッケージ(ピアノブラック)がお勧めです。正直標準のプレートはプラスチッキーで安っぽく、しかもセンターコンソールと合っていないのでチグハグです。個人的にはヘアラインの方が好みなんですが、統一感を考えるとピアノブラックしかありません。これにするだけで車内がぐっと落ち着きます。割高な価格が付いていてボッタクリ感もありますが、まぁ400万以上の買い物をする時ですからこの位は奢ってもいいかなと。PHEVはオプションからしか値引きをしないので、ある程度値引きの形で戻ってくるだろうし、スカッフプレートも欲しいオプションですしよろしいかと。ダッシュボードもまぁ普通に安っぽいです。がフラットなので滑り止めシートを付けて良い感じの小物置き場になっています。

ナビは純正に全く魅力を感じ無かったので、サイバーナビを入れました。純正ナビ以外は久しぶりなのですが、まず感心したのが自車位置の精度。日産純正は後走りの傾向があったので、それが改善されたのはナビとしては大分強化です。通信モジュールも定額払いきりなので、データ送受信もやりたい放題です。結構スカウター映像が送られてくるので、使ってる人多いんだなと感じます。それだけ渋滞データの信頼性も上がるのでルートの精度に期待も持てます。操作については、タッチパネルに各種操作スイッチ、ジョグダイヤルスイッチまで備えた(フーガ)純正ナビの方が圧倒的に使い易いです。小さいボタンと画面タッチ必須な操作性は思っていた以上に使い辛いと感じました。ですが、当然走行中の操作も可能になるのは◎で、これが社外の最大メリットだよなぁと痛感しました。フーガの時も切替式のキット乗せてましたけど、使うと現在地を見失うし、色々と面倒なこともあったので、利用頻度低かったです。

MP3対応についてはサイバーナビはイマイチです。タグ情報の取り方も中途半端だし、ジャケ写もちゃんと出せない。再生時表示もイマイチで、地デジ対応前のCARWINGSナビかそれ以下です。音質についてはスピーカーが純正のままなので評価保留です。まぁナビの本業はルートですから、それがしっかりしてくれていれば他は目を瞑れます。同じ場所を目的地設定しても純正ナビとは異なるルートを引くので、期待しながら評価していきたいと思います。渋滞考慮リルートの頻度もかなり多いです。バックカメラは当然ステアリング連動じゃなくなってしまって、そこは悲しいところです。あれ馴れると凄く便利なんですよね。ただ日産純正カメラに比べるとかなり広角で広い範囲が写ります。車体の変更もあってまだ車庫入れはおっかなびっくりな部分もあるんですがなんとかなってます。

MMCSを付けなかったので、リモートコントロールを付けました。これがなかなかに便利です。タイマー充電はオール電化の家では必須だし、もう少し寒くなればタイマー空調や今すぐ空調も活躍するでしょう。家はガレージの位置がよくて、部屋に居てもガレージ側に寄ればWifiが取れるのですが、Wifiエクステンダーを入手していたので設定してみました。当然家の中何処に居ても繋がります。昼間外出して電池空になった時、夜にちょっと買い物とか行くかもしれないから17:00から2時間だけ充電とかそんな設定も簡単にできます。ETACSもこの社格の車にしては色々と設定項目があって、まぁ一度決めてしまえばそうそう変えるものではないかもしれませんが、いつでも変更可能というのは精神衛生上良いです。車側のファームアップも出来るので、将来的には機能追加もあるかもしれません。車に戻れば出来る設定だったとしても思い立った時に部屋から出来るのとではやっぱり違います。

100V電源はまだ活躍の場が無いですが、基本的にはお出かけした時に便利に使うというのが目的です。調理機器の持ち出しとかかな。どの位使うかは今のところ未知数ですが、まぁ100Vが気兼ねなく使えるというのはこれまた精神衛生上非常に良いです。それと、これは便利! と思ったのがヘッドライトマナースイッチ。ライトスイッチの先にボタンがついて、それを押すとヘッドライトが消灯。走り出すと点灯に自動復帰するというもの。ライトは補機バッテリーだから燃費に直接影響は無いけれど、その補機バッテリーへの充電は走行バッテリーから行う仕組みなので、結果電費の節約にはなります。まぁそれ以前にサイバーな感じを体感できるので好きです。これ日産やトヨタでは見たことないオプションなんだけど、なんで付けないんだろ?

補機バッテリーが走行バッテリーから充電される仕組みは、補機バッテリー上がりの心配を格段に減らしてくれます。チャージャーを繋ぎっぱなし状態な訳で、1日経てば満充電ですから当然です。バッテリー周りはトラブルの最大要因だし、特に乗り始めは色々と弄ったりもするので、バッテリーには厳しい状況です。あがりの心配が無いというのは何気に嬉しいです。ETACSでも色々と予防設定があるし、今時故障でも無い限りバッテリーあがりを考えるのは心配し過ぎかもしれませんが(とは言えV35ではスモール消灯忘れであげたし、V36ではACC状態でナビを弄り過ぎてあげたし、フーガはバッテリー弱ってると指摘されて一度変えたので)まぁこれも精神衛生上ですね(笑)

そんな感じで概ね良好です。なんと言っても走行費用の安さは感涙ものです。お出かけが楽しくなります。本当に純粋な平日用途だけだと3日に1度位充電でも大丈夫な感じです。フーガだとそれだけでも3日で1000円分位はガソリンを使っていたので結構大きいです。ドライブの時の費用もかなりの開きが出ます。それでいて乗っていて楽しいのですから言うこと無しです。単純計算ではプリウスやCX-5に負けてしまうかも知れませんが、条件次第なところがあって、自分の使い方だと実はPHEV最強なんじゃないかって思ったりしています。


(21:48)
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