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【映画】『96時間/レクイエム』(2014年)家族愛が生んだ元嫁殺しへの憎しみ!リーアム・ニーソンがアクションする!犯人は誰? | ネタバレあらすじと感想

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◆映画『96時間/レクイエム』の作品情報

【原題】Taken 3

【監督】オリヴィエ・メガトン

【脚本】リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン

【出演】リーアム・ニーソン、フォレスト・ウイテカー、ファムケ・ヤンセン他

【配給】ヨーロッパ・コープ、20世紀フォックス

【公開】2014年

【上映時間】109分

【製作国】フランス、アメリカ、スペイン

【ジャンル】アクション、スリラー

【視聴ツール】Prime Video、吹替

【前作】96時間/リベンジ

◆キャスト
ブライアン・ミルズ:リーアム・ニーソン
スチュアート・セント・ジョン:ダグレイ・スコット
キム・ミルズ:マギー・グレイス
レンジャーのトミー:フォレスト・ウィテカー
マルコ:ジョン・G・アラユーソ
サム:レランド・オーサー

◆ネタバレあらすじ
映画『96時間/レクイエム』のネタバレが含まれています。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
物語は、元CIAエージェントであるブライアン・ミルズが、前作で起きた出来事から新たな試練に直面する場面から始まります。ブライアンは現在、私立探偵として働き、前妻レノアとの関係は友好的なものとなっています。しかし、ブライアンの娘キムの生活には不穏な影が忍び寄っています。
ある日、ブライアンはジムに行く途中で、キムから助けを求める電話を受けます。彼女の部屋に急行すると、そこでキムの夫スチュアートが死体となって発見されます。一方、警察はブライアンを容疑者として疑い始めますが、彼は自身の無実を証明するために逃走します。
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ブライアンは自身の追跡を行う警察官と共に協力しつつも、真犯人を追う決意を固めます。彼はキムの安全と真実の究明を最優先に考え、独自の捜査を開始します。その過程で、元CIAの同僚であり、今回の事件に関与していると思われる人物たちと対峙することになります。
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捜査の中で、ブライアンはキムの夫スチュアートが多額の保険金目当てにキムを殺そうとしていたこと、そして彼の死は事故に見せかけられた犯行であることを突き止めます。さらに、スチュアートを使ってブライアンを罠に嵌めようとした黒幕の存在も明らかになります。
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ブライアンは、正体を探るために元CIAの同僚であり、裏で暗躍する人物たちとの戦いに突入します。彼は彼らが仕掛けた罠を巧みにかわしながら、徐々に真実に迫っていきます。一方で、警察はブライアンを追い詰めるために捜査を加速させ、彼を逮捕しようとしますが、ブライアンはその度に巧妙に逃走を続けます。
最終的に、ブライアンはキムの安全を確保し、真犯人たちを追い詰めることに成功します。
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彼は自身の無実を証明し、一連の事件を終結させることができます。キムとの再会を喜び、元CIAの過去と決別する決意を新たにします。
物語は、ブライアン・ミルズの強靭な精神力と行動力、そして家族を守るための執念を描いたサスペンスフルな展開で終わります。彼の過去と現在が交差する中で、彼の愛する人々のために戦う姿勢が深く感動を呼び起こします。
本作は、スリリングなアクションと感動的な人間ドラマが融合した作品であり、観客に強烈な印象を残す一作となっています。

◆考察と感想
本作は、シリーズ第三作目として、元CIAエージェントであるブライアン・ミルズが家族を守るために繰り広げる戦いを描いたアクションスリラーです。この作品は、前作同様にスリリングなアクションシーンと共に、主人公の情熱と家族愛が中心に据えられています。
まず、作品全体を通して感じるのは、ブライアン・ミルズのキャラクターの成長と深化です。彼は過去に数々の戦場を経験し、その経験を生かして今は平穏な生活を送っていますが、その内に秘めた戦闘能力と決断力が再び求められることになります。家族を守るためにはどんな犠牲も厭わない姿勢が、彼の強さと弱さを同時に浮き彫りにします。
物語の展開は、スリリングで予測不可能な要素が多いです。ブライアンが無実を証明するために逃亡し、同時に真犯人を追い詰める様子は、観客を緊張感と興奮の中に引き込みます。特に、彼が使う戦術や技術、そして彼の人間的な側面が描かれることで、単なるアクションシーン以上の魅力を感じさせます。
また、家族愛や絆が作品の核となっています。ブライアンは娘のキムを救うために自らの過去と闘い、彼女の安全を確保しようとする姿勢は感動的です。キムとの再会や、彼女の危機に対する父親としての覚悟が、観客の心に強く訴えかけます。
さらに、映画は緊張感のある展開を維持しながらも、登場人物たちの複雑な心情や動機を掘り下げています。例えば、ブライアンの元同僚や敵対する人物たちもそれぞれの背景や目的があり、単なる敵役として描かれることなく、深い人間模様が見え隠れします。
最後に、映画の視覚的な演出や撮影技術も際立っています。アクションシーンのスリルと臨場感、都市の追跡劇のリアリティ、そして緊迫した心理戦の織り交ぜ方が、物語を一層引き立てています。
本作は、シリーズとしての締めくくりとしても成功しており、観客に満足感と感動を与える作品です。リーアム・ニーソンのカリスマ性と演技力が光る中、家族愛や正義のための戦いが描かれる本作は、アクション映画ファンにとって見逃せない作品です。




評価点   85点
お薦め度  86点


2014年  109分  フランス/アメリカ/スペイン製作

 
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