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映写室ノート

映画を観て、思った事や感じた事を綴って行きます。※ネタバレありです。

【ドラマ】『トリリオンゲーム』(2023年) (エピソード1~3) 天才と内気な相棒が挑む、奇想天外な逆転劇!世界一の富を目指す冒険が今、加速する! | ネタバレあらすじと感想

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ドラマ『トリリオンゲーム』の作品情報

【原作】稲垣理一郎(原作)、池上遼一(原画)『トリリオンゲーム』

【脚本】羽原大介

【出演】目黒蓮佐野勇斗今田美桜吉川晃司国村隼

【エンディング】Snow Man 「Dangerholic」

【製作国】日本

【製作】TBSスパークル、TBSテレビ

【放送期間】2023年7月~9月

【放送時間】金曜 22:00~22:54(初回のみ15分拡大で23:09まで)

【放送枠】金曜ドラマ

【放送分】54分

【回数】10

【ジャンル】ドラマテレビ

【放送ツール】Prime Video

キャスト

天王寺陽(ハル):目黒蓮(Snow Man)

平学(ガク):佐野勇斗

黒龍キリカ(桐姫):今田美桜

高橋凜々:福本莉子

長瀬忠則:竹財輝之助

祁答院一輝:吉川晃司

黒龍一真:國村隼

水樹風華:あかせあかり

ネタバレあらすじ


エピソード1 天才と凡人の運命的な出会い

日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の最終面接会場。そこに現れた天王寺陽(ハル)は、面接官に対して堂々と自己アピールを開始します。
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彼の明るく軽快な態度に圧倒される面接官たち。その一方で、同じ最終面接に挑むのは中学時代の同級生、平学(ガク)でした。ガクは内向的で真面目な性格ですが、天才的なプログラミングスキルを持つ人物です。しかし、面接でそのスキルを十分に伝えきれず、不採用となってしまいます。
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ハルは内定を獲得し、ガクも当然採用されるものと思っていましたが、内定式当日にガクが不採用だったことを知ります。驚いたハルは「ガクの才能を見抜けない会社に未来はない」と激怒。突如、ドラゴンバンクの内定を辞退するという大胆な行動に出ます。その場にいた社長令嬢で採用担当の黒龍キリカ(桐姫)は、ハルの異様な行動に唖然としつつも、その言葉に何か心を動かされるものを感じます。
ハルは、ガクとともに「1兆ドルを稼ぐ」という途方もない目標を掲げ、自分たちだけのビジネスを立ち上げることを決意します。お金がすべてを可能にする世界で、自分たちの力だけで成功を掴むことができると信じて疑いません。ガクは当初、ハルの夢物語に半信半疑でしたが、その情熱と自信に押され、ついにハルの計画に乗ることにしました。
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ハルは「トリリオンゲーム」という会社を創設し、ビジネスをゼロから始めることを決めます。しかし、起業資金も具体的な事業計画もありません。そんな中、ハルは最初の一歩として、世界トップレベルのハッカーが集まる大会「セキュリティチャンピオンシップ」に参加する計画を立てます。この大会で注目を浴び、スポンサーを見つけることで資金を確保しようという作戦です。
大会の参加には巨額のエントリー費用が必要ですが、ハルは大胆な交渉術とその場しのぎのハッタリで資金をかき集め、エントリーに成功します。ガクもその場で自分のプログラミング能力を披露し、大会出場の条件をクリアしました。大会では、世界中の凄腕ハッカーたちが集う中、ガクのスキルが際立ち、その実力を見せつけます。一方、ハルは会場で大勢のスポンサー候補に目をつけ、その場で積極的に接触を図るという型破りな行動を取ります。
最終的に、ガクの才能とハルの交渉力が見事に噛み合い、大会をきっかけにして初期資金を手に入れることに成功。こうして、二人の「トリリオンゲーム」という冒険が本格的に動き始めます。お金の力で何でも手に入れ、世界を動かすという無謀な夢に向けて、ハルとガクは果敢に挑戦していきます。
エピソード1は、二人の対照的なキャラクターとその絶妙なコンビネーション、そしてどんな困難にも屈しないハルの大胆さが描かれています。彼らの挑戦は、単なるビジネスストーリーを超え、友情と信念の物語としても見る者を引き込む内容となっています。


エピソード2 夢の資金をつかむ交渉術

天才的なコミュニケーション能力を持つハル(目黒蓮)と、真面目で優秀なプログラマー・ガク(佐野勇斗)は、世界一の富を築くという壮大な目標を掲げ、共同で事業を立ち上げることを決意します。エピソード1ではネット通販サイトの立ち上げを計画しましたが、資金もコネもない現実に直面しました。しかし、ハルの持ち前の度胸とガクの卓越した技術力を武器に、二人は独自の道を模索していきます。
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エピソード2では、二人が事業資金を集めるために投資家たちとの交渉に挑む姿が描かれます。ハルは人々の心を掴む才能を活かし、次々と投資家にアプローチします。一方のガクは、自分の内向的な性格や営業に不慣れな点に苦戦しますが、プログラムのプレゼンで自信を取り戻します。しかし、現実は甘くありません。投資家たちは彼らの計画に懐疑的で、特に成功する保証のない若者たちに大金を託すことに慎重な態度を見せます。
トリリオンゲーム社に採用され社長になった凛々↓↓↓
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それでもハルは諦めません。彼は投資家の一人である敏腕ビジネスマン・黒川(吉川晃司)に目をつけます。黒川は冷徹な判断力で知られる人物で、簡単に心を動かされるタイプではありません。ハルは、彼が過去に手がけたプロジェクトや成功の裏にある哲学を研究し、彼の興味を引くための独自のプレゼンを企画します。ガクとともに徹夜で資料を作成し、黒川に挑むことにします。
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プレゼン当日、ハルは黒川の前で圧倒的なカリスマ性を発揮し、「トリリオンゲーム」構想の魅力を語ります。しかし、黒川は一度も笑顔を見せず、冷静に計画の弱点を指摘します。ハルは焦るどころか、逆に黒川の批判を利用してより強い説得力を持つ提案を即興で行い、黒川を唸らせます。この一連のやり取りで、二人のチームワークの可能性を評価した黒川は、ついに初期投資を決断します。
一方、黒川との交渉の成功を喜ぶ間もなく、二人は新たな問題に直面します。それは、競合他社が彼らのアイデアを知り、先に動き出しているという情報でした。ハルとガクは、スピードが命と判断し、事業を軌道に乗せるための次の手を急ピッチで進めます。限られた時間の中で、二人はさらに強い絆を築き、仲間や協力者を増やしていきます。
エピソード2では、ハルとガクの対照的な性格と能力が見事に絡み合い、彼らの挑戦がいかに厳しくも希望に満ちているかが鮮やかに描かれています。彼らの成長と友情、そして逆境に立ち向かう姿勢が視聴者の心を掴む重要なエピソードとなっています。
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エピソード3 創意と挑戦が未来を拓く

「トリリオンマーケット」の成長を目指すハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)。資金調達の手段としてホストクラブの世界に足を踏み入れることを決意します。
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ハルは、ホストクラブのトップに立つことで、クラブ内で扱われる「花」を注文するシステムを通じて、ガクが開発したソフトを広めることを狙いました。花はホストクラブでの重要なアイテムであり、豪華で高額な花束を贈ることで顧客との信頼関係を深めることができるため、この市場に注目したのです。

ハルがナンバー1ホストを目指す理由は、単に注目を集めるためだけではありません。ホストクラブの世界で自らトップに立つことで、ガクの作ったソフトがどれだけ強力で便利なものであるかを証明し、その利用を促進したかったのです。このソフトは、顧客がホストに贈る花を簡単に注文できるもので、ホストクラブの経営者やスタッフにとって大きな効率化をもたらす可能性がありました。

ハルは初めてその世界に足を踏み入れましたが、華やかな外見とは裏腹に、ナンバー1ホストとしての座を獲得するために、非常に多くの試練に直面します。人気やスキルを競い合う他のホストたちとの戦いは、決して簡単なものではありません。そんな中でもハルは、自身のコミュニケーション能力やサービス精神を駆使して、少しずつお客様を魅了していきます。

ガクはホストとしての業務には関与しないものの、ソフトの改良やサポートに全力を注ぎます。ガクのソフトは、顧客のデータを分析して最適な花を提案し、注文をスムーズに処理できる優れた機能を備えており、徐々にホストクラブの経営者たちに評価され始めます。ガクは、ハルがナンバー1になることによって、ソフトの価値が一層証明されると信じて支え続けます。

エピソード3のクライマックスでは、ハルがホストクラブのナンバー1ホストに昇りつめ、顧客からの花の注文が増え始めます。彼がトップに立ったことで、ガクのソフトは一気に注目を集め、ホストクラブの経営者やスタッフに導入されることになります。これにより、ハルとガクは新たなビジネスの道を切り開くことに成功します。
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しかし、ナンバー1の座を獲得するための戦いには裏で様々な陰謀や妨害が渦巻いており、ハルは次第にホストクラブの世界での人間関係や競争の厳しさに直面します。これから彼らがどのように成長し、次のステップへと進むのかが気になる展開となります。
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エピソード3では、ハルとガクの目的が遂に結実し、ビジネスとしての成功を収める一方で、新たな課題や人間関係の葛藤が描かれ、物語は一層深みを増します。エピソード3では、ハルとガクが事業を進める中で直面する現実的な問題や、それを乗り越えるための創意工夫が描かれています。また、二人の関係性が徐々に変化していく様子や、事業の成長とともに広がる新たな可能性が示され、物語はさらに深みを増しています。

考察や感想

『トリリオンゲーム』は、型破りな天才・ハルと、内向的で真面目なガクという対照的な二人がタッグを組み、世界一の富を築こうと奮闘する物語です。エピソード1から3にかけて、彼らの挑戦は急展開を見せ、多くの視聴者を引き込んでいます。
エピソード1では、二人の出会いと、「1兆ドルを稼ぐ」という壮大な目標が明らかになります。ハルの大胆な発想と人間的な魅力、そしてガクの卓越した技術力という対照的な個性が物語を彩り、視聴者に「何か大きなことが始まる」という期待感を抱かせます。特に、資金もコネもない状況から大胆な行動に出るハルの姿は痛快で、彼の行動力に惹きつけられる人も多かったのではないでしょうか。一方で、内向的なガクが少しずつ自分の居場所を見つけていく過程も、共感を呼びます。
エピソード2では、二人が事業資金を集めるために奮闘する姿が描かれます。特にハルが、冷徹な投資家・黒川を説得する場面は見応えがあります。黒川の厳しい指摘にも怯まず、その場で柔軟に対応するハルの姿は、彼のコミュニケーション能力の高さを強く印象付けました。一方で、ガクのプレゼン技術の向上や、彼自身が新しい挑戦に直面しながら成長する様子も丁寧に描かれており、二人のチームワークが少しずつ形になっていく様子が感動的です。
エピソード3では、事業をスタートさせた二人が新たな課題に直面します。物流の問題や競合他社の出現といった現実的な壁に挑む姿は、起業の厳しさをリアルに描いています。特に、試用商品の導入という斬新なアイデアを軸に、ハルとガクがそれぞれの役割を全力で果たす姿は、視聴者に「困難を乗り越えるには創意工夫が必要だ」というメッセージを伝えているように感じました。また、SNSプロモーションの成功やシステムダウンといったエピソードは、現代のビジネスシーンを反映しており、リアルさと共感を呼びます。
三つのエピソードを通して感じるのは、ハルとガクの成長と関係性の変化です。お互いに補完し合う二人の姿は、ビジネスだけでなく人間関係の理想形をも示しているように思えます。また、黒川の存在が物語にスリルを与え、二人の未来への期待感を高めています。
これから彼らがどんな困難に直面し、それをどのように乗り越えていくのか。エピソード4以降の展開にも大いに期待が高まります。

本作から得られる教訓

「大胆な夢も信念と行動力があればゼロから道を切り開ける」

「優しい顔をしながら、大胆で大きな成功を同時に手にする可能性がある男性は魅力的」(自分考)



評価点   92点
お薦め度  94点


2023年  54分×3  日本製作

 
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