Kaspersky Security Center Cloud コンソールの試用モードについて
試用モードは、ユーザーが Kaspersky Security Center Cloud コンソールの機能を確認するための、Kaspersky Security Center Cloud コンソールの特別なモードです。このモードでは、有効期間が 30 日に限定されているワークスペースで操作を実行できます。試用モードは、試用版のワークスペースを作成すると自動的にアクティベートされます。試用モードで利用できる一連の機能は、標準の Kaspersky Endpoint Security for Business Advanced ライセンスの範囲の機能と同じです。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールでは、特別なライセンスが必要な機能がサポートされていないため、管理サーバーにライセンスを付与する必要がありません。Kaspersky Security Center Cloud コンソールを試用モードで利用する場合、1 つ目のワークスペースを作成すると試用版ライセンスが自動的に付与されます。
試用モードに続いて製品モードに切り替えることはできません。30 日の有効期間が終了すると、試用版のワークスペースはコンテンツ全体を含めてすべて自動的に削除されます。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールの機能を試用モードで利用する際は、次の制限が適用されます。
- 管理サーバーの階層は作成できません。仮想管理サーバーは作成できません。
- [ライセンス]セクションは読み取り専用で使用できます。このセクションでは、ライセンスの追加と削除を含むすべての操作が禁止されます。
- カスタムインストールパッケージは作成できません。
- ユーザーにカスタムロールは作成できません。
- [ウイルスアウトブレイク]機能は利用できません。[ウイルスアウトブレイク]イベントは保存されず、通知は送信されません。
- [削除されたオブジェクト]リポジトリは利用できません。
- データベースへのバッチイベント(大量に発生したイベント)の追加は有効にできません。
- オンプレミスモードからクラウドコンソールモードへの管理サーバーの移行はサポートされていません。
- 管理サーバーやネットワークエージェントなど、管理サーバーのコンポーネントからの KSN の統計情報は、カスペルスキーに送信されません。
いくつかの制限は、製品の一部のオブジェクトの作成にも適用されます(次の表を参照)。このようなオブジェクトの作成を試行して、これらのいずれかの制限に違反した場合は、オブジェクトの作成がブロックされて制限に関するエラーメッセージが表示されます。
試用モードの Kaspersky Security Center Cloud コンソールオブジェクトの作成における制限
制限の種別 | 値 |
---|---|
ポリシー | 8 |
タスク | 17 |
ライセンス | 1 |
インストールパッケージ | 5 |
デバイスの抽出(設定済みのインスタンスは含まず) | 5 |
イベントの抽出(設定済みのインスタンスは含まず) | 5 |
デバイス移動ルール | 3 |
同じ種別のレポートテンプレート | 10 |
内部セキュリティグループ | 20 |
管理対象デバイス | 20 |