Kaspersky Security Center Cloud コンソールの初期設定
このセクションでは、Kaspersky Security Center Cloud コンソールの主要な導入シナリオについて、ワークスペースの作成からネットワーク保護ステータスの監視まで説明します。
オンプレミスで実行される Kaspersky Security Center の導入の情報については、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。
このシナリオの完了には少なくとも 1 営業日を割り当てることを推奨します。
このシナリオでは、次の内容について説明します:
- 会社のワークスペースで管理者として作業を開始する
- ネットワーク上のデバイスを検出する(必要に応じてディストリビューションポイントを割り当て、配布パッケージを手動でインストールする)
- クライアントデバイスに管理対象カスペルスキー製品を導入する:ネットワーク保護と監視のためのツールの設定、定義データベース、ソフトウェアモジュール、カスペルスキー製品の定期的なアップデート
このシナリオを完了すると、カスペルスキー製品によるネットワーク保護が設定されます。ネットワーク保護ステータスの監視を開始できます。
必須条件
開始する前に:
- Kaspersky Security Center Cloud コンソールのアーキテクチャを確認して、主要な製品コンポーネント間の通信を理解します。
- Kaspersky Security Center Cloud コンソールと管理対象アプリケーションに関する情報を読みます。
- Kaspersky Security Center Cloud コンソールの有効なアクティベーションコードがあることを確認します(製品版のワークスペースを作成する場合)。
実行するステップ
Kaspersky Security Center Cloud コンソールの設定は段階的に進行します:
- ポートの設定
ネットワークとカスペルスキーのインフラストラクチャ間の通信用に、必要なすべてのポートが開かれていることを確認します。また、管理サーバーの階層を使用する場合は、セカンダリ管理サーバーとクライアントデバイス間の通信用に、必要なすべてのポートが開かれていることを確認します。
- 会社用のワークスペースの作成
アカウントを作成してから、会社のワークスペースを作成します。
- クイックスタートウィザードの実行
Kaspersky Security Center Cloud コンソールを開いてサインインします。初回のログインでは、クイックスタートウィザードの実行が自動的に要求されます。また、クイックスタートウィザードはいつでも手動で起動できます。
クイックスタートウィザードが完了すると、ネットワークエージェントとセキュリティ製品のインストールパッケージを入手できます。Kaspersky Security Center Cloud コンソールの導入を続行するには、これらのインストールパッケージが必要です。
- カスペルスキー製品の導入
カスペルスキー製品の初期導入シナリオを実行します。シナリオのステップの 1 つでは、ネットワークポーリング操作を行います。この操作はネットワーク上のクライアントデバイスを検出するために必要です。ネットワークポーリングとその設定については、ネットワーク接続されたデバイスの検出のシナリオで記載されています。
Kaspersky Security for Windows Server を導入する場合は、この製品のデータベースが最新であることを確認してください。
- カスペルスキーのセキュリティ製品へのライセンス付与
管理対象デバイスに対するカスペルスキーのセキュリティ製品の導入時には、各製品にアクティベーションコードを適用して、製品にライセンスを付与する必要があります。管理対象デバイスにインストールされているカスペルスキー製品にアクティベーションコードを展開します。カスペルスキーのセキュリティ製品にライセンスを付与するオプションは、いくつかあります。
- ネットワーク保護の設定
ネットワーク保護の設定を実行し、クイックスタートウィザードで作成されたポリシーとタスクを調整します。
- 定義データベース、ソフトウェアモジュール、カスペルスキー製品の定期的なアップデート
ウイルスなどの脅威からのネットワークの保護を維持するには、定義データベース、ソフトウェアモジュール、カスペルスキー製品の定期的なアップデートを設定する必要があります。
- サードパーティ製ソフトウェアのアップデートと脆弱性の修正(任意)
Kaspersky Security Center Cloud コンソールでは、クライアントデバイスにインストールされている Microsoft 製品のアップデートを管理できます。必要なアップデートのインストールにより、Microsoft 製品の脆弱性を修正することもできます。
- ネットワーク保護ステータスを監視するツールの設定
ネットワーク保護ステータスを監視するためのウィジェットやレポートなどのツールを選択し、設定します。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールを導入して設定すると、ネットワーク保護ステータスの監視を開始できます。