インテレクチャルベンチャーズ その後(トランスメタ社)
先日プレス発表されたIV社の特許買収の記事は注目されるニュースだと思います。まず、IV社の買収の報道から。 IV社と特許買収 IV社が米国半導体企業トランスメタ社から140件あまりの特許ポートフォリオ(将来分も含む)の譲渡をうけたとの記事です。
トランスメタ社といえば、Mini PCに必須な省電力技術などを有する著名な会社ですが、未曾有の半導体危機で経営不振となっていました。 2006年にはインテル社を演算処理や消費電力低減に関する技術に関する特許侵害で提訴して、2007年に一時金として約180億円。さらに5年間のライセンス料120億円、合計300億円を支払うことになった会社です。インテル社とトランスメタ社の合意
IV社が手に入れた物は、今後、もっともダイナミックな展開が予想される半導体分野での重要なパテントポートフォリオです。これまでIV社が入手した2000件あまりの特許と今回の140件の特許群はそれだけで、半導体メーカーにとりいやがおうでもライセンスを受けざるをえないような状況となるのでしょう。IV社のめざすビジネスモデルが今回の買収で、浮かび上がってくるようです。
今回の買収劇には前マイクロソフト副社長で、今はIV社CEOのNathan Myhrvold氏の大きな成果と書かれた記事も散見します。私見ですが、これでマイクロソフトも一安心かもしれません。
過去のIV社関連ブログ その1 その2 その3
トランスメタ社といえば、Mini PCに必須な省電力技術などを有する著名な会社ですが、未曾有の半導体危機で経営不振となっていました。 2006年にはインテル社を演算処理や消費電力低減に関する技術に関する特許侵害で提訴して、2007年に一時金として約180億円。さらに5年間のライセンス料120億円、合計300億円を支払うことになった会社です。インテル社とトランスメタ社の合意
IV社が手に入れた物は、今後、もっともダイナミックな展開が予想される半導体分野での重要なパテントポートフォリオです。これまでIV社が入手した2000件あまりの特許と今回の140件の特許群はそれだけで、半導体メーカーにとりいやがおうでもライセンスを受けざるをえないような状況となるのでしょう。IV社のめざすビジネスモデルが今回の買収で、浮かび上がってくるようです。
今回の買収劇には前マイクロソフト副社長で、今はIV社CEOのNathan Myhrvold氏の大きな成果と書かれた記事も散見します。私見ですが、これでマイクロソフトも一安心かもしれません。
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