昭和40年代の東京時計の置き時計。優しいデザインと、漢字の曜日表示が昭和を思い起こさせる。
東京時計には変遷があるが、「東京時計製造株式会社」として成立したのは昭和26年。昭和40年代後半には経営不振に陥り、紆余曲折を経て昭和59年に会社は清算された。
窓を開けて扇風機の風に当たりながら、産業革命って何だったのだろうと思う。たとえば、現在市街地で暮らしていて、エアコンもないとお年寄りは熱中症になってしまうだろうから、エアコンは役に立っていると言えるかもしれない。しかし、ヒートアイランドを起こしたのは様々な高層建築物であり、アスファルト道路であり、自動車による熱の排出、そして皮肉なことに、ヒートアイランドに住む老人を助けるエアコンも大量の熱を街に放出しているのである。自分たちが放出した熱をしのぐためにさらにエネルギーを使い続けている。今年も嫌な夏がやってきた。