■あらすじ
りんとの出会いからもう一年。
成り行きで始めた子育ては大吉の人生を大きく変え、りんはいつしか かけがえのない存在になっていた。
ただ、自分よりずっと前から親として子供と共に過ごしてきた、ゆかりやパパ友たちはそれを犠牲と感じているのだろうか?
そのことを訊ねてみると
「子供との時間も大事な自分の時間」と、穏やかな顔で答える面々。
この一年間はあらゆる事が初めてづくしで、戸惑うことも多かった。
きっとこれからもそうだろう。
でもそんな日常もけっして悪いことじゃないと、大吉はふと思うのであった。