「ティーンエージャー女性兵士の戦死」と長島昭久
少し前に「記録と記憶のための拡散」という記事を書きましたけれども、前回が「死刑編」ならば今回は「戦争編」です。
忘れてはいけないもののために転載します。決してラクをしようとしているわけではありません(^_^;)
冗談はさておき、引用元は『ミクロネシアの小さい島・ヤップより』さま。南方の風景写真が美しいブログですので、どうぞリンク先から直接ご覧ください。
(引用はじめ)
ティーンエージャー女性兵士の戦死 & 放射能は風に乗って…
http://suyap.exblog.jp/11340099/
しっとりした緑に心和らいでミクロネシアのニュースを見ていると、なんと先週の金曜日、またアフガニスタンでミクロネシアの若者が戦死したという。しかも19歳の女の子…
〇グアムの新聞:Pacific Daily News: Yigo soldier killed by IED: Family mourns death of '09 Sanchez graduate
〇北マリアナ諸島の新聞:Marianas Variety: Teenage soldier dies
去年グアムの高校を卒業してすぐ米軍に入った彼女は、アメリカンドリームを追いかけるフィリピン系移民の娘だったようだ。米軍は、ヤップを含めたミクロネシアの各高校にまで、年に数回も兵士のリクルートにやって来る。そこで「入隊適格者」となれば、(命さえあれば)「ものすごい特典」付で米軍に採用してもらえるので、いまだに応募する若者が列をなす。
イラク・アフガニスタン戦争が始まった2003年以来、グアムから入隊した兵士の戦死者は、彼女で18人目、ミクロネシア全域では37人となった。グアムの空港をご利用の折には、ロビーにずらりと掲げられた37人の戦死した若者の写真をご覧いただきたい。その中にはヤップ出身の2人も入っている(実際にはもう1人いるのだが、彼は米本土の基地内での事故死だったので、戦死者には数えられていない)。
(引用ここまで)
「ティーンエージャー女性兵士」なんて、日本ではアニメの中にしか存在しないような気がします(現実にはいます、念のため)。でもこれは現実。あのグアムで起きたこと。
米軍のリクルーターたちが貧困層にターゲットに絞って、甘言をもって若者たちをスカウトし、結局は使い捨てにする…。雪どけ水もTVドキュメンタリーの映像で見ました。
実は日本でも同様のことが行われ始めていて、「底辺校」などと呼ばれる学力の低い高校には自衛隊の人員募集のポスターがびっしりと貼られています(-_-メ)
…ここでは日本の話は置いてグアムに戻ります。「ティーンエージャー女性兵士の戦死」ということは高校を終えすぐ入隊し、入隊後それほどの間もなく戦死したということ。
むろん米軍に殺されたイラク・アフガニスタンの民間人の犠牲も忘れてはなりません。見方を変えれば戦死者は同時に加害者です。その事実にも慄然とさせられます。
しかし犠牲者自身は既に「怨親平等」の世界にいます。生者は決してその存在を忘れてはなりません。ここで再び「記録と記憶のため」転載させていただいた次第ですm(_ _)m
で…、ここで終わればキレイなまとめ方なのでしょうが、そうはならないのが日本の現状です。言わずと知れた尖閣諸島問題(-_-メ)
右も左も「暴支」を懲らしめろと言わんばかり。
その中でも特に気になるのが、中国・ロシア(それとアメリカ)は国力の衰えた日本を舐めているという現状認識をする人がいること。
事実は全く違います。そりゃ、そうでしょう。ちょっと冷静になって下さい(^_^;)
韓国や台湾は経済成長の途上にあるとはいえ、日本に比べたらまだまだ相対的に力の弱い国です。しかも日本よりはるかに深刻な領土問題(というか主権問題)を抱えています。
しかし韓国や台湾で、このように一方的な譲歩を迫られた例は有りません。国力と領土問題は言われているほど直接的には結び付かないのです。
ではなぜ漁船衝突事件がこれほど揉めたのか。実は日本側が船長を逮捕してからすぐの段階で、中国側から何度か高官同士の接触が求められていたことが明らかにされています。
しかし「国内問題」であることを理由に、日本側がそれをはねつけたのです。ようするに前原外相(国交相)の頑なな態度こそが問題だったのです(-_-メ)
前原外相は現在でも中国に対する硬直的な態度を変えていません。まさにネオコン外相です。中国やロシアの態度は前原ネオコン外交に対する対抗姿勢がその由来。
中国やロシアは国内に人権問題を多く抱えた、一種の欠陥国家だとは思いますが、それとこれとは話を別に考えなければ外交などできません。
アメリカの冷淡な態度も、危険な前原外交にほとほと愛想が付き果てたというのが真相でしょう。別に舐めているからでもなんでもないのです(+_+)
周辺諸国は分かっているのに、当事者の日本だけが滑稽な己の姿に気が付いていない。前の戦争から何も学んでいなかった証拠です(+_+)
とはいえ一般世論など罪もないものです。もっと嗤うべきなのは「臥薪嘗胆」なる大げさな言葉を振りかざして防衛通を騙る長島昭久議員。
恥知らずにも「建白書」まで書いて公開しています。だったら菅内閣は「有言実行内閣」です。長島昭久議員も「有言実行」して、今夜から毎晩タキギの上で寝てもらいましょう(^^)
出来ないのなら口先だけが勇ましいということ。つまり、そういう外交が軽蔑されているというだけの話です。
焚き木来た(タキギキタ)
アブナイ外相も居たもんだ(+_+)
お粗末さまでした(^o^)
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コメント
No title
綺麗な花
buymeさまへ
ありがとうございます(^^)
手向けと言ったら大げさですけど。
手向けと言ったら大げさですけど。
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