This is GISOU-UKEOI isn’t it?
さて政治の話題からちょっと離れます。いや、これも政治の話ですけどね…ホットな話題からは少し身を離します(^^)
ホットでなければローカルな話題。Think globally Act locallyとか良く聞きますよね。
少し旧聞になりますが「にいがた青年ユニオン」のお話。5月19日付『毎日新聞』新潟版より。やっぱりかなり旧聞ですね(^^ゞ
(引用はじめ)
「外語助手は偽装請負」青年ユニオン 労働局へ指導要請
県立高校で英語を教える外国語指導助手(ALT)の雇用形態を巡り、ALTらが加入する労働組合「にいがた青年ユニオン」は18日、業務委託(請負)契約なのに実際は学校の指揮下で働いており「偽装請負」にあたるとして、県教委に是正指導するよう新潟労働局に要請した。
県教委は09年度、東京都の人材派遣会社とALT17人分の業務委託契約を結び、県立校に配置。ところが、10年度から委託先が茨城県の会社に変わり、全員が4月から県内での職場を失った。このうち5人は茨城県の会社へ自主的に移り、勤務を続けているという。
同ユニオンの山崎武央書記長は「請負では、学校側が現場でALTに指示ができず、授業が成立しない。ALTも突然職を失う不安にさらされており、全員を直接雇用にすべきだ」と訴えた。(中略)
文部科学省は09年、ALTの業務委託を直接雇用や派遣に切り替えるように通知。今年4月には、千葉県労働局が千葉県柏市に対し、業務委託が「偽装請負」にあたるとして是正指導した。【黒田阿紗子】
(引用ここまで)
あらあらあら…(*_*)
県教委が絡んでいるということは「官製偽装請負」に他なりません。県教委のモラルはどうなっているのでしょうねぇ。まず、そこを指摘(;一_一)
しかしALT…。田舎者振りを披露して申し訳ないですが、雪どけ水が初めて外国人を見たのがALTでした。
始めてみる外国人に、ただもうびっくりして、英語の授業どころじゃなかったことを思い出します(^^ゞ
脇に日本人の先生が付いていて一緒に授業を進めていました。あの時のALTが請負だったのかどうかは分かりませんが、正規の先生から指示を仰がなきゃ授業になりません。
なぜ不自然な形態を押してでも請負にするかといえばコストの削減のため。請負は給与も保障も派遣会社の負担になります。
あらかじめ派遣会社と打ち合わせておけば幾らでも人件費は浮かせます。派遣会社も顧客(この場合は県教委)の要請をむげには断りきれません。
クビにするのも会社同士の契約ですから、被雇用者に対する厄介な手続きは必要なし。雇う方にとっては良いことばかりです。
その代わり請負の場合は、派遣先で不利益な扱いを受けないように、派遣先から直接の指示を受けることはありません。指示は会社と会社同士でなされます。
直接指示を出したかったら請負ではなく派遣にしなければなりません。派遣なら派遣先で給与も保障も見なければなりません。
そこを飛ばして、契約は請負、実際は派遣の扱い。それが「偽装請負」です。ややこしくて上手く説明ができません。実はこのややこしさも法からの隠れ蓑になります(+_+)
ともあれ千葉県では労働局が動いているのです。新潟県も早々に労働局が動くべきでしょう。教育者が「偽装」とは何事ですか(+_+)
英語言え(エイゴイエ)
そう言えば蓮舫さんが帰化人(←こんな言い方しかないの!?)として初めての国務大臣就任です。菅政権の功績でしょう。大袈裟なニュースにならないところがまた良いです。
お粗末さまでした(^o^)
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ブラック化する教育現場
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(引用は...
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ダボスというスイスの観光地に、一億円以上かけて政府専用機に乗って、ワザワザ「奴隷宣言」をしに行った馬鹿がいるという。奴隷解放宣言なら聞いたことがあるが、奴隷になりたい ...
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