見専暦ぼちぼち10ヶ月ってとこですかな。そもそも見専という言葉には疑問を持たされますが、ここはあえて見専と書こうと思います。視聴作品数が必ずしも多い訳ではないですが、それでも疑問を持ったりはするものです。見専についての考え方としてはこちらを参照して頂ければと思います。「
にこ繭。: 専門家なんですよね?」この記事を見る限り、自分が専門家かと問われれば怪しいですが、その辺りは自称ですから。思い切っていきます。
はじめに アイマスの凄い所は歌ってみたや踊ってみた系の動画にまで広がったところ。組曲では創聖のアクエリオン、鳥の詩、Help me, ERINNNNNN!!等錚々たる曲の中でトップバッターにエージェント夜を往くが選ばれました。また、昨年ブレイクを果たしたPerfumeの楽曲を使用した動画は、事務所が仕掛けたんじゃないかと疑われるほどの火付け役となった。そんな話題性・人気共に絶頂だったアイマスの一年を、見専の一人である私の視点でまず振り返って見ます。
07年夏 まず初めに見たのが「アイドルマスター やよい・伊織・雪歩 『すきッスSTEADY☆キッス!』」だった。
疲れた脳にズドーンときたというか。その可愛さに思わずSTEP×STEADY』を買ってしまいそうでした。危うし。とにかく可愛いのが好い人にオススメです。
<加熱するPerfume熱>
ニコ動発と言っても過言じゃない?先日ヤフートピックスでも話題となっているアイマス×Perfumeですが、私は最初の頃は「うーん……なんだかしっくりこないな」と思っていました。それはテクノという音楽への導入難易度を示しているのではないかと思います。Perfumeのメンバーである、あーちゃんもこう言っています。「最初はしっくりこなかったけど、何回か聴いてるうちによくなってきた」そう、ここなんですよね。中田ヤスタカ氏の楽曲には聞いてる内に抜け出せなくなってしまう、ループ性、中毒性があると思います。それをよく表しているんじゃないかと思う動画がこれです。
『Perfume パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風』このニコ動ではネタとしてもお馴染みとなっている円の動き。まわるまわるよ世界はまわる。これはループ性を表した好い表現ではないかと私は思ったものです。
<同時季のメジャー作品>
同時期のメジャー作品には
『ロケットガール』や
『ワスレナトカチ』:等がありました。ロケットガールはその完璧な切り抜きに圧倒されました。長く愛され、素材としても公開されるなど広く知られる結果に。ワスレナトカチは自主制作3Dアイマスの第一人者である友Pの初期の作品。それまでのデザインを一新し、可愛さを追求したミニキャラのような容姿が好評を博しました。
07年秋 個人的に超名曲だと思っていた糸でのMADが出現。
所々に入ったコミュ映像。不自然さを感じさせないゆったりとしたダンス。思わずホロッときてしまったのを今でも覚えています。というか、今見返してもホロッときますね。個人的には名MADです。それまでバラード系MADは殆ど見なかったのですが、充分合わせられるんだなと確認。アイマスMAD界の広さを知る。
<ツンデレカルタ騒動>
アイマスMAD製作者の一人であるゆめみPの商業企画。ニコマスから商業への発展に批判が集中。結果として関わったPの動画が荒れるなど一騒動となった。結果的にゆめみPはニコ動から去る結果となり、商業化の難しさを感じたりなどした。個人的にはミクCDとかも出てるんですし、好いと思うんですが。
<同時季のメジャー作品>
『アキリツ大百科 スイミン不足 アイドルマスター』に
『まこにゃんダンス完全版』が発表されました。どちらもフルアニメーション作品となっており、そのクオリティの高さに多くの人が感動。ニコ動全体のランキングでも話題となり、一種のお祭り騒ぎとなりました。
07年冬 ドストライクでした。アイキャッチ?でいいのかな。が凄くかわいい。スゴカワ!(何故か略す)全体的に演出が過激になってきていた印象の時期にとてもシンプルなものを観れた気がして好かったです。シンプルなものは分かり易くて好いんだと思います。何事もバランスが大事。過激なのもシンプルなのも観たいのです。
<L4U発売>
ファン代表Pとしてアイドルたちをプロデュース。という作品。新規衣装や曲の配信、ダンスの追加等もあるようですが完全にそちらに特化した形に。無印のように一からプロデュース出来る訳ではないのでエロゲで言う所のファンディスクのようなイメージを持ちました。初回限定版が店頭に長く残るなど、思ったほどユーザを集められなかったんでしょうか。
<同時季のメジャー作品>
『
アイドルマスター 「ウッーウッーウマウマ(゚∀゚) 」』や
『アイドルマスターL4U 春香 relations(REM@STER-A)』等。ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)は揺れない震源地(乳的な意味で)としてブームの火付け役に。relations(REM@TER-A)では春香さんがその天才っぷりを発揮。「う~わっほい!」で落とされたファン多数。衛生兵はまだか!(08/04/26現在)
08年春 「べた」isBest!!タグが好いこと言った。イラストに味があることで有名(私の脳内で)な無能P。春香メインで語られるMADはどれも胸がキュンとします。自分はこういうのが好きなんだなーと再認識する場です。
<アイマスラジオがニコ動公式配信!>
アイマスの人気が公式に認められた証拠。また楽曲の利用提携を結んだことにより、安心してMADが発表できる環境に。
<同時季のメジャー作品>
『アイドルマスター M@STER FESTIVAL'08』や
『アイドルマスター shiny smile SEXTET VERSION』08はアイマスMAD界の鬼才えこPの新作で、フル3Dの大迫力PVです。またshiny smileはL4Uの新曲として人気に。公式配信、MAD共にまだまだ勢いがある所を見せてくれました。
振り返ってみて さて、私のアイマス暦はこんな感じです。マイリストがえらいことになっているのに一つのエントリーでざっと振り返ろうと思ったのが間違いだったと感じています。雑で申し訳ないですが、本来語りたいことは次になります。長い前置きだ……。
それでもでないアイマスⅡ アイマスⅡの構想は練られているんだろうか?勿論案は出ただろう。ここまでヒットしたのだから、ファンディスク的な扱いのものではなく、完全新作みたいなのが。しかしアイマスⅡの構想は難しい。キャラを総入れ替えするなんて以ての外だからだ。アイマスが長く愛されている理由の一つに各キャラクターの可愛さというものがある。これはギャルゲーの多くに当て嵌まることだが、アイマスに置いては他の比ではない。一つのゲームの中で完全に完結し、ちらほら2次創作が出るくらいなら普通のことだろう。しかしアイマスは先日ニコ動内でタグ検索件数が3万を超えるなど、一つのゲーム、作中のキャラクターたちが愛されすぎてしまったのだ。その為完全新作が作れなくなってしまった。
じゃあキャラを引き継いで、新たなシナリオでの新作かとなるとそれもまた難しそう。出会いからプロデュースの終わりまでを描いたからこそ好かったんだろうし、今度の出発点をどこにするかは相当悩むだろう。765プロの苦悩は続く。
終わりに 昨日twitterで↑のようなことをつぶやいたら様々なレスが帰ってきた。多謝。その一部を匿名として簡単に紹介したいと思います。
「ダンスと曲はL4Uで増やしてもらって、2で思い出をたくさんつくりたいんです!」
「アイマスⅡはメインは総入れ替えしてもいいと思う。今のキャラはチョイ役で。個人的にはファンを獲得する手法をもっと増やして欲しいですね。ゲーム要素とドラマ要素を増やして欲しい。。」
「アイマスはミニゲーム集でもいいから、自分の自慢のアイドルと一緒にネット対戦できるものを出して欲しいな。」
私は無印アイマスの上を行く続編こそ出すべきではないかと思っていたのですが、Pの方々の声は必ずしもそうではありませんでした。なかなか難しいものですね。ですが一つ確実に言えることは「ファンは続編を待っている」という事だと思います。次があるのかないのか。あるとしたらどのような形で続く作品が出てくるのか。アイマスからはまだまだ目が離せそうにありません。