|
全て
| カテゴリ未分類
| パソコン一般
| 読んだ本(ミステリ・日本)
| 英語の読書
| Access・Wordなど
| 読んだ本(ミステリ・海外)
| HP・ブロク・ブラウザ・スパイウェアなど
| TV・映画・コミックスなど
| 読んだ本(その他・海外)
| 読んだ本(時代)
| 北森鴻
| 京極夏彦
| 連続テレビドラマ
| 高田崇史
| 森博嗣
| 綾辻行人
| 定期スキャン
| ジャポニカロゴス
| 読んだ本(その他・日本)
| ネプリーグ
テーマ:ミステリはお好き?(1500)
カテゴリ:森博嗣
S&Mシリーズの最終巻
森博嗣の「有限と微小のパン」を読み終わった。シリーズの最後のほうは急いだというか引きずられて次々と読んでしまったという気もするが,やっと終わった!!1回では書ききれないので,何回かに分けて書いていこうと思っている(ネタバレなしにかけない内容が多いので,これから読む予定の方は「以下はネタバレになります」以降の部分をパスしたほうが安全です)。 英語タイトルを見ると「Perfect Outsider」となっていて,これは第1作の「Perfect Insider」に対応している。 そうなると第1作の「すべてがFになる」というタイトルとの対応も気になったわけで,気にしながら見てみると,各章の英語のタイトルがすべて「P」から始まっていた。 「すべてがP」と気づいてアルファベットを数えてみると,Pは「16番目」はないか!(指を折って数え,Pで小指が立ったので,21? あれ16? といった感じだった。なぜ数えてみる気になったかは自分自身でもやや謎である。) で,16進法の最後の数字として「F(0から始めた最後の数字)」と「P(Aから始めた最後の数字)」は,まったく同じものと確信してしまったわけだ。 だからどうした? っていわれると非常に困るのだけれど…… いずれにせよ,「F」に出てきた人物が何人か出てきたり,デボラやレッドマジックが再登場したりと,「F」で始まったシリーズの終わりとしてとても読みごたえがあった。 今回は,かつて親どうしの決めた「婚約者」である塙理生哉から萌絵が招待され,自身が大株主でもあるソフトメーカー「ナノクラフト」が作った長崎のテーマパーク「ユーロパーク」へ行く。 同行するのはラヴちゃんこと反町愛子と牧野洋子。 萌絵はそこで,「F」のメインキャラであり,これまでにも言及で登場した真賀田四季と再会することになる。 そして,彼女たちを襲う「事件と不思議」。 早い時期に四季の存在に気づいた(というより,電話をもらって気づかされた)犀川先生は自分が那古野にいるようにみせかけて急いで駆けつけ,国枝,浜中,金子はゼミ旅行の中止にもかかわらず,それぞれの都合から萌絵たちに合流する。 以下はネタバレになります(いちおう薄い文字を使いますが,内容そのものがネタバレです)。 全体のできごとは萌絵を楽しませるためのイベントで,殺人事件はそれを利用した個人的事件だった。 ナノクラフトが萌絵を対象にしたイベント(テーマパーク総動員で殺人事件を演出)そのものは,設定(西之園家の財力,ナノクラフトのゲームの浸透度,四季の興味の対象などなど)からいって「不自然」ではないと思うし,「ミステリツアー」がそこそこ受け入れられている現状を考えても,将来的に採算のとれるゲームの先行投資としても納得できる。 それにしても,スケールが大きい。大きすぎて,全体の構成は犀川先生が話し始めるまでまったくわからなかった。 途中で犀川が殺人事件について,真賀田四季らしくないといっているのを頭にとめておいたにもかかわらずである。 「だまされた」というより「してやられた」という感じかな! 刑事と名乗った人物(芝池)が刑事でなかったことに腹が立たなかった自分を,そこまで「森ワールド」に引き込まれてしまったのかと,笑わざるを得ない現状である。 次回は,読み終わっての雑感などについては,その2(→記事はこちら)をごらんください。 S&Mシリーズ前作「数奇にして模型」については,→こちらからお読みください。 次の日記も読ませていただきました。 cascadeのたわごと(cascade0920さん) 死季彩歌★別館(咲哉1227さん) フォッカーといえば・・・・(ベローソフさん) 憩いの広場♪(ixtuchan♪さん) Milk Berry (ぱっくんオタマ0208さん) お気楽人生♪(雪花RATさん) 仕事以外の記録みたいなもの(surumeyakiさん) 未来の予定~ラビ的(みっつ君さん) 読んだり書いたり(にわとり7128さん) 図書館-Jさん IN MY BOOK by ゆうきさん カラスの我楽多(瀧飛 烏さん) 時代・場所,登場人物をフリーページの森博嗣メモ(有限と微小のパン)に簡単にまとめてありますので,ごらんください。 森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (森博嗣)からごらんください。 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/18 09:21:02 PM
[森博嗣] カテゴリの最新記事
|
|