館シリーズ
◆十角館の殺人
⇒05/06/28の日記,その2
時
1986年3月26日~4月2日。
場所
大分県。角島の十角館。
青屋敷と十角館は1966年頃に建築。
登場人物
島田潔 寺の3人兄弟の末っ子。細長い身体,浅黒い顔に大振りな鷲鼻。
中村青司 引退した建築家。宇佐市の資産家の長男。1985年9月,青屋敷で死亡(46歳)。
中村紅次郎 青司の弟(3歳下)。高校の社会科教師。
江南孝明 K**大学3→4回生。元ミステリ研。島田潔は「かわみなみ」を「こなん」と呼ぶ。
島田修 大分県警警部。潔の次兄。
そのK**大学ミステリ研のメンバーなど。
◆水車館の殺人 ⇒05/02/15の日記,その2,その3
時
現在1986年9月28~29日。過去1985年9月28~29日。
場所
岡山県。
登場人物
島田潔(36歳,85年9月) 寺の息子。兄は大分県警。
中村青司 建築家。
藤沼紀一 水車館の所有者(41)。
藤沼一成 幻視者といわれた画家,藤沼紀一の父。故人。
その他画家,美術商,美術史教授,副住職など。
◆迷路館の殺人 ⇒05/03/05の日記,その2,その3,その4,その5,その6,その7
時
1988年夏。事件は1987年4月。
場所
京都府,丹後の地。
登場人物
島田潔(37歳,87年4月) 寺の3男。次兄は大分県警警部。
中村青司 建築家。87年4月より3年ほど前に大分県の青屋敷で死亡。
その他作家,評論家,編集者など。
ギリシア神話の神と人(本文の記述による)(大広間から反時計回り)
アリアドネ(大広間) ミノス王の娘でありながら若者テセウスに恋し,怪物を倒すため迷宮に踏み込む彼に,道標に使う糸玉を授けた王女(部屋の外の像は右手に何も持っていない)。
ディオニソス この世で初めて葡萄酒を作ったっていう,お酒の神様。
ポセイドン ミノタウロス出生の張本人・
パシパエ ミノス王の妃,ポセイドンが贈った白い雄牛に対する異常な愛情からミノタウロスを生み落とす。
エウロペ フェニキア王アゲノルの娘,ミノス王の母親。
ミノス(書斎) ダイダロスに命じて迷宮を作らせた,クレタの王。
エウパラモス(図書室) ミノス迷宮の共同設計者。
ミノタウロス(応接室) 牛身人頭の怪物-クレタ島のミノス迷宮に棲んでいたと伝えられる。
ダイダロス(娯楽室) ミノス迷宮の共同設計者。イカロスとともに迷宮に閉じ込められる。
イカロス 父(ダイダロス)の忠告を破って高く舞い上がりすぎ,太陽の熱で翼を溶かし,海のもくず。
タロス ポリュカステの息子。ダイダロスに殺される。
アイゲウス アテナイの王。テセウスの父。
テセウス アイゲウスの子ども。怪物を倒すため迷宮に踏み込む。
メデイア アイゲウスと結婚して,その息子テセウスを毒殺しようと試みた。
コカロス シシリー島の王,ミノス王の許から逃れたダイダロスを保護した。
ポリュカステ ダイダロスの妹。
◆人形館の殺人
⇒05/04/14の日記,その2
時
現在1987年9月~88年2月。
場所
京都府左京区。
登場人物
島田潔(38歳,87年7月,5月生まれ)
中村青司 建築家。1985年,46歳で死亡。
飛龍想一 画家,島田潔の友人(34)。
飛龍高洋 画家・彫刻家。想一の父(1986年,62歳で死亡)
その他下宿人,大学助手,大学生など。
◆時計館の殺人
⇒05/07/06の日記,その2
時
1989年7月30日~8月5日。プロローグ7月16日,エピローグ8月13日。
場所
神奈川県鎌倉市。プロローグとエピローグは世田谷区上野毛。
時計館旧館は1974年8月完成,新館は79年8月増築。
登場人物
鹿谷門実(島田潔,40歳,89年7月) 駆け出しの推理作家。
中村青司 建築家。1985年,46歳で死亡。
江南孝明 稀譚社新米編集者。K**大学工学部大学院卒。
古峨倫典 時計館先代当主(1980年,63歳で死亡)。
古峨時代・永遠・由季弥 倫典の妻・娘・養子。
その他W**大学超常現象研究会のメンバー,霊能者,稀譚社副編集長など。
◆黒猫館の殺人 ⇒05/12/17の日記
時
1990年6月~7月。事件は1989年8月1日~4日。
場所
東京,横浜,札幌,釧路,阿寒など。
登場人物(年齢は1990年6月時点)
鹿谷門実(41) 推理作家。
中村青司 建築家。1985年,46歳で死亡。
江南孝明(25) 稀譚社編集者。「時計館」後に文芸書籍編集部に異動。
鮎田冬馬(60) 時計館管理人。
風間裕己・氷川隼人・木之内晋・麻生健次郎 「セイレーン」のメンバー。黒猫館に宿泊。
天羽辰也・理沙子 黒猫館の元の所有者(元H**大学助教授)とその娘。
神代舜之介・橘てる子 天羽の友人・元同僚。どちらも大学教授。
島田勉 鹿谷門実の長兄。福岡の大学で犯罪心理学。
「囁き」シリーズ3部作
シリーズ3作を通して気付いたことを「「囁き」シリーズで気づいたこと」(05/06/15)」に書きました。
◆緋色の囁き ⇒05/06/03の日記
時
1986年9月
場所
相里市 関東平野の外れ,東京から電車を乗り継いで2時間。
聖真女学園高校(大正元年創立)
登場人物
和泉冴子 転校生。高校2年。
高取恵・城崎綾など 同級生。
高取俊記 恵の兄。
宗像千代(54歳) 聖真女学園高校校長,千代の伯母。夫庄司は市議会議員。
原・古山・山村など 教職員。
宗像倫太郎 冴子の祖父。学園の理事長で前市長。
藤原・高田 刑事。
◆暗闇の囁き ⇒05/06/07の日記
時
1989年7月(年は日付と曜日からの類推)
場所
烏裂野 関東平野の外れ,東京車で4時間。別荘地としての開発を中断。
姫野湖 拓也の伯父の別荘がある。烏裂野から1時間。
登場人物
あっちゃん・実矢・麻堵 白亜の洋館の子供たち。
円城寺隼雄・香澄・ハツ子 子供たちの両親と祖母。
安達雅代・克之 隼雄の妹とその息子。
滝川遥佳 子供たちの家庭教師。医療技術短大生。
佐竹周三・邦江 初老の洋館の使用人夫婦。
悠木拓也(22) 大学生4年生。
拓也の伯父(57) 東京に住む小説家。
◆黄昏の囁き ⇒05/06/11の日記
時
1991年10月
場所
栗須市 相里市(緋色の囁きの舞台)の西隣。
烏裂野 畑中のデート先。中1以前に親が森に別荘を所有。
登場人物
津久見祥ニ(19) 死んだ伸一(25)の弟。
津久見貴志恵 祥ニの母。宗像家(緋色の囁き)の親戚。
占部直毅・春海 伸一の先輩とその母。
榎田・一ノ瀬・畑中 伸一の同級生。
ノリちゃん 子供たちの遊び相手。
飯塚せつ子 津久見家の家政婦。
武藤秀法 刑事。占部の知り合い。
大柴周吉 流星サーカスのピエロ。
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