時
明示されていない。山村座(正徳期に廃業)と菊屋宇兵衛(天明以降)の時代が合わないので,あまり気にしないことにしましょう。
登場人物
松島市兵衛 隠居した南町奉行所定町回り同心。
<市兵衛に育てられた孤児たち>
お艶(つや) 小網町の船宿「たつみ」の女将。30歳前か?
最初に拾われ,12,3から市兵衛と子供たちの世話をする。
巳之吉(みのきち) 「たつみ」の船頭。子供たちの中では最年少。
松島市蔵 市兵衛の息子。南町奉行所定町回り同心。
友三郎 三ノ輪の錺職人。市蔵と兄弟同然に育つ。
<目明したち>
文七 市兵衛と同じ年頃で,目明しとしても同心市兵衛についていたが,今は市蔵の目明し。
平吉 もと深川の十手もちの老人。今も影響力をもつ。
弥吉 新黒門町の目明し。
<市兵衛のまわりの人>
河内屋重右衛門 市兵衛とともに若い頃遊んだ。市兵衛は彼に命を救われたと思っている。
弥之助 市兵衛と兄弟同然に育った錺職人。
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