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5匹のうち 2匹は 無事に信頼できる里親さんに

譲渡することが出来ましたが

あと 3匹います。


ねこ組の ねこ構成員は 12匹。

面倒を見ている ぬこさんの年齢や健康状態 今後 ねこに

かかってくる お世話の労力 餌代 病院代を考えると 12匹が

限界である。

そうでなくとも、今年(厳密にいえば昨年だが)は

5月に ミーシャ  7月に ギザ  9月に 不二子

をねこ組に迎えている。

ま~ この3匹は

チャップリンがエイズ

カウが白血病で 逝ってしまったので

この2匹の「空白分」を考えれば ギリギリ 「ない寄りのアリ」の方向性で

迎えることになったが、

この万が一にも 加入させるとなると 1年に6匹の猫を迎い入れることになる。

これは、ちょっと ヤバい、、、、流れというか、、、、情に流されて どんどん迎えると

今は何とか 大丈夫であっても、

お世話をしている ぬこさんの年齢 健康状態 私の状態を考えると

今後 色々とシュミレーション通りというか

プラン通りに 事が運ばなければ、

ねこ組が 多頭飼養崩壊の現場になり得る可能性だって ゼロではない。


そういう訳で、 この3匹が もし早期のうちに

里親さんが決まらなければ

ねこ組の存続の為にも  情が湧いて手離せなくなる前に

お世話になっている 犬猫みなしご救援隊の有料終生飼養に連れていくという

決心というか覚悟のもと、里親さんを探していました。


里親探しというのは、

ご縁があり決まるときには とんとん拍子に

まるで偶然のように良い里親さんとの良縁が重なることがある。

ところが、決まらないときは どんなに声をかけても

どんなに御願いをしても、

相手方の色々な事情で とにかく ご縁が結ばれないことがある。

今回の場合 残った 3匹は、里親さんの候補になるような方は

多くの方のご協力の元、複数件

挙がりましたが、相手方の事情やご希望と最後の一点で

折り合いが合わずに決まらないパターンが多い状態でした。

そうこうしているうちに 年末に近づき、この子たちを

犬猫みなしご救援隊の終生飼養に連れていくと決めた デッドラインが

迫ってきます。

そうこうしているうちに、

案の定というか、、、、、、、、、、

3匹の子たちは 「ねこ組」の環境にすっかりと

馴染み、我が家の様に自由に闊歩し 食べて 寝て  遊び

案の定というか、、、、

私達の情も この子たちに移り、、、、、

手離すことも 「情的」には 辛くなってくる

ま~ ねこあるあるの世界です。


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カリン  

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チョップリン (かつて とても可愛がっていた 猫 チョビ と 昨年 召された チャップリンと
        
色柄が似ているので チョビとチャップリンを合わせて チョップリン )

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ガウ (昨年 白血病で亡くなった カウに柄が似ているので ガウ )

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ま~

そんなこんなで 

この判断が 良かったのか そうでなかったのかは

不明でありますが

この子たちは、 「ねこ組」の構成員となることになりました。

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 遊ぶの大好きです

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毎晩 行われる 猫夜間運動会の跡

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このティッシュペーパー散乱の犯人は左側の不二子が主犯なのですが、、、、

(なんで 猫は食べて 寝て 遊んでばかりいるのに 何でいつも こんな自信満々な顔しているんでしょうね~?)笑
 by 山本太郎

とはいえ、、、、、、、

厳密に言えば、この子たちを 里親さんに譲渡することは

完全に諦めたわけではないので

正式なねこ組の構成員ではなく

位置づけ的には 準構成員です。


本当に、、、この子たちを可愛がってくれ

幸せにしてくださるような 完全に信頼できるような

方がいらっしゃれば、譲渡させて頂くかもしれません。

そう、、、 ねこ組も どんどん増えて行ったら マズイですから。。。。

ただ、、、この子達も ねこ組で楽しそうにやっているし(先住猫との相性も問題なさそうです)

時間がたつほどに、

この子たちに対する 情も強くなっていくでしょうから

さて、、、どうなるか、、、という感じです。


さて、

私達というか ねこ組が 立て続けに 猫を保護して

最終的に家に迎い入れることに対して

「優しい」

というお言葉を頂くこともあります。

それ自体は有り難いのですが、

私は、その「優しさ」を額面通りにとらえることが出来ない心境なのです。

この”優しさ”は 甘さであり 迷妄であり いずれ 崩壊に繋がりかねない

決断である可能性はゼロではない。


以前から 申し上げているように 動物愛護活動 猫の愛護活動は極めて難しい。

労力はかかるわ お金はかかるは 出口はないわ 難しい判断を迫られるわ 分かりやすい答えがないわ

しかも扱っているのは 「命」 。


だからこそ、、、、強いて

原則を挙げれば

自分が(生活や精神に支障を及ぼさない限りで)
出来る可能な範囲

自分が助けることが出来る範囲

自分が最終的に責任を追える範囲

で、動物愛護のボランティアを行うのが正解というか

理想なのですが、ま~現実はそうはいかない。

(事実 助け合わなければ 個人の力ではどうしようもないことのほうが
 多いのです )


私 時々 思うのです。。。。

動物愛護活動って

時には 非情な判断とも思われかねない

冷静さ 客観性を踏まえた 合理的な判断が出来ないと

長続き出来ないし、いずれ崩壊する可能性があると。。

(資金と人員が潤沢な組織でない限り 個人のボランティアは
 個人の健康と経済状況が頼りなので それが崩れると
 必然的に 崩壊状態に傾く)



動物愛護の動機は

間違いなく 誰しも 「優しさ」なのでしょうが

その動物に対する 正当な「優しさ」と

個人の一匹 一匹に対する「情」を

どうやって 整合性をとってバランスをとるか、、、、

ここが とても大切なのだと思います。



そういった 意味を踏まえても

ねこ組が

「現在」という軸だけでなく

長期的な展望を踏まえて

厳密な 「動物愛護」として 果たして

正しいことをしているのか どうか

というのは ?がつくような気がする。。。

、、、、かといって

目の前に 小さな猫や、弱った猫がいて

見ぬふりや 知らぬふり 関知しない、、、という

事が 私達に出来るかといえば 出来ない訳だし

実際に そういう猫が 定期的に頻繁に現れる訳だし、

実際には 訳の分からないうちに保護して

訳の分からないうちに(笑 迎い入れてしまっている訳です。(笑


将来を見越して 心配したり リスク回避する為に

エネルギーを割くことも正しいと思いますが、反対に

起こってしまった現実を 現実として受け止め

起こっていない未来を不安視するのではなく

今日という一日を

ねこ組の猫たちが 幸せに生き

この子たちを守る事に意識を注ぐ、、、、、、


そんな感じというか 半ば

場当たり的な”愛護活動”

をこなしている 感じです。

ま~ それはそれで仕方ないというか

ま~ 結構 どこもそんなもんでしょう (笑

、、、、と 割り切るしかないかと。。。。

動物愛護活動を真剣にやっていて

ほぼ完ぺきに状況をコントロール出来ている団体や個人のほうが

少ないだろうし。。。。


なんか まだ理屈っぽく

長くなりましたが

かりん

チョップリン

ガウ

ねこ組の構成員(準構成員)

となりました。

本当に 皆 可愛く 懐こく いい子です。

本来なら譲渡しなければ いけない頭数ですが

個人的には 出来れば 譲渡しないで

私達の保護下でしっかりと面倒を見ていたい心情です。

おこちゃんも 本心は私と同じだと思いますが、、、、、、

なかなか難しいですね。 



あと、これも

書かない訳にはいきません。

今回の猫たちを保護するにあたって

もう一匹の 子猫を

取り逃している可能性があります。多分 取り逃していると思います。

保護してきた 猫たちの兄弟姉妹猫の可能性があります。

その子は、よほど運や体力が強くなければ

この氷点下の寒い季節。。。。


私たち 人間からすれば 猫の保護という大義名分がありますが

兄弟と離れ離れにされ、取り残された子猫にとってみれば

そんな事 知ったこっちゃない。。。。

結局、、、、私としても

申し訳なさ、、、、

罪悪感というか やりきれなさが残る。。。。

なんつ~かね

はぁ~。 


子猫 一匹 発見した時って、、、、

その子 一匹 助けて 満足じゃ終われないんだよね。

近くに 母猫 兄弟猫がいる可能性が十分にある。

だから、、、、

子猫 一匹 助けるってことは

その周囲にいるであろう 母猫 兄弟猫

責任をもって、全て助けるくらいな

気合と覚悟が必要になってくる可能性があるので

子猫の保護って、そういう難しさが もれなく付いてくることって

あるんですね。状況把握の難しさってありますね。

ま~ 実際には 完璧な状況把握など困難な可能性のほうが高いですから

とりあえずは 発見した子猫一匹だけでも助けるしかないのですが、、、、、、、


あっ、、、あと

この子たちが来てから 少し良い兆しがありました。

5月に保護して、ずっと引き籠り どの先住猫とも折り合いが付かずに

頑なになっていた ミーシャ。。。。

子猫 子供猫、、、ってのは凄いですね。

今まで  どの先住猫とも仲良くならず 近寄らせることなかった

ミーシャの傍で

ガウやチョップリンは 寄り添うように寝たりしていること多いです。

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ミーシャのおやつをガウをいつも奪い食べても ミーシャは怒りません。

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あと 最近 かつてやんちゃ坊主だった タマが大人になってか?随分と静かになって

ミーシャと同じ空間にいることが多くなりました。

今まで 先住猫と一切 かかわらず  警戒と威嚇を
モットーにしていた ミーシャも 随分と和らいてきたような
気がします。






これをもって

11月後半から12月にかけての

9匹の野良猫の捕獲

TNR  譲渡活動 の 記事を終了致します。

長い連載を読んで頂きまして、有難うございました。

また 里親さんを初め 里親さん探しをして声をかけて下さった方
有難うございました。




おわり。
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