2019.02.21
猫たち(北本市TNR脱走猫の行方 元老野良猫 藤原君の尻尾 捨て猫は生きてゆけない)
抵抗する術のない 人間 動物の虐待のニュースが続く。
毎日の様に秘かに 日本の至るところで
同様の事は ほぼ間違いなく
行われているのだが そのごく一部がたまたま
表面化した時のみ 私たちはスイッチが入ったように怒りまくる。
いい加減に、これらの弱者に対する虐待に対して
国を中心に、本腰を入れなければならないと思う。
政府 役人たちが、
その時だけ 神妙な顔で、それっぽいコメントをされても
白けるばかりだ。
まずは 現実的に出来ることは 厳罰化。現在はぬるすぎる。
実際、厳罰化しても この手の犯罪は それほど減らないだろう。
弱者を虐待して 快楽を得るという、”卑しい性”から逃れるのは
本人にとって、非常に困難な事であると思う。
*(あえて卑しい性と記したが それも所詮 脳の構造なのだが)
とはいえ やはり
この世の法において 奴らがそれ相応の対価を負うことと
そのような輩を、”この世”に放ってはいけないという観点で
特に動物虐待に関しては 切に厳罰化に改正して頂きたい。
動物虐待は人間虐待をする欲求の根源は同一である。
奴らは 必ず どこかでまた同様の事をしでかし
放置していると その刃はいずれ人間に向かう可能性も
全く否定できない。
*残念ながら 日本の社会のシステムと刑務所の性質からして
服役者が、心を改め仕事をもって社会に復帰するというのは
”先進国と謳われる”この日本でも 実質上 とても難しいと思う。
私は、牢獄系の映画が好きで 好んで観ますが
世界の刑務所は実に多様であることが分かる。
一般的に牢獄は、過酷なところであるが
ノルウェー デンマーク スウェーデンなど 北欧の刑務所の
超人道的 超快適な生活をご覧になってもらいたい。
驚愕されることでしょう。事実かどうかは 分かりませんが
より人道的に扱ったほうが より更生する確率が高いらしい。
被害者にとっては耐え難い話であるが、社会全体から照らし合わせて見れば
この北欧方式も一考の値はあるのではないかと思う。
(上記の厳罰化希望と矛盾しているようであるが)
さて 1月30日の 北本市TNRの 補足です。
2月1日に その報告を当ブログで記載いたしましたが
当日のことで、記載していなかったことがありますので
補足させていただきます。
当日、会場を提供してくだった斉藤木材さんの職人さんが
簡易的な金属のケージに入った 2匹の野良猫を
トラックで運んできました。
駐車場に停め、会場に運ぼうと 被せていたシートを剥がした
途端、中にいた2匹の猫が驚きパニック状態となり
暴れ始めました。そして 暴れた途端に簡易的に作ったであろう
金属のケージにわずかな隙間が生じて
現実的には、その隙間からでは逃れられないであろうという程の
わずかな隙間から そのうち一匹の野良猫が身体をよじらせ
逃亡してしまったのです。
あまりの一瞬の出来事に、職人さんや立ち会っていた私たちも呆然。
ビルが乱立し 車や自転車が行き交う駅前での出来事でしたので
総出で探してみたはものの、現実的に発見し 捕獲に至る確率は極めて低い。
それよりも逃亡猫が車に轢かれないことのほうが、もはや気になる始末。
とりあえずは、逃亡猫の当日のTNRは諦めた。
そして、その翌日から晩から
チームMKさんは、3日徹夜で 逃亡猫の捕獲に向かっていたようです。
(駅前で逃げた生粋の野良猫を捕獲するという事は
冷静に現実的に考えると 実に困難であると思っています。
しかし、実際に真剣に捕獲する事を考え
行動に移し 3日徹夜で駅前で張り込むなんて
常人では到底できない事だと思います。
流石 中谷さんの”血脈”です。)
顛末としては、
チームMKさんが のべ 3日かけて夜に
張り込んでいた まっただ中の2日目の”日中”に
会場であった斉藤木材さんの、駐車場のペットボトルの蓋が
山になっていた中から ヒョイと顔を出してきたそうな(笑
おそらく、しばらくして 猫が逃亡した場所に戻ってきて
プラスチックの中で、わずかな暖をとり寒さを凌いでいたと考えられます。
(猫って 人間が思っているよりも賢いのです)
そして その間に、目的の逃亡猫は直接は捕獲できませんでしたが
他数匹の野良のジャンボ猫を捕獲し、後日 逃亡猫と関連猫を
無事、去勢 避妊されたとの事でした。
厳しい冬が終わり 暖かくなってくると
野良たちも、随分と過ごしやすくなってくると安堵しつつ
発情 交尾 出産の時期でもなってくるので
それはそうで 母猫 子猫にとっては過酷な時期がやって参ります。
遠征をして、猫たちを助けたり TNRをする程のエネルギーは
ねこ組にはありませんが
目視で把握している近所の猫たちは何とかせねばと
考えています。
ぬこさん宅でリリースした 冬彦 その後。
超凶暴で 常にシャーシャ~っと威嚇し
猫パンチを繰り出していた 冬彦も
タマを取られて、随分と大人しくなった感じです。
1日2回は庭に来て餌を食べてゆきます。
表情も穏やかになりました。
棲み心地の良さを考えると おそらく冬彦が
縄張りを変える可能性は低いので
ねこ組で 冬彦の面倒は見てゆくことになると
思います。
藤原君。
長年 近所のボスの名を欲しいままにしていた?
牙がほとんど抜けた老猫 藤原君。
ぬこさん宅内で現在 収容されていて
藤原君も、観念しているのかな~?
過酷な暑さと厳しい寒さ 危険 病気 痛み
怪我 飢え 渇きなどを乗り越え
長年、野良として生き抜いてきた藤原君。
その闘争力 体力 知力は
甘アマの家猫とは比較にならない筈。
野良として君臨してきた
凶暴の名を欲しいままにしてきた
藤原君が
ぬこさん宅に収容されるに当って
当初、心配だったこと。
こかに潜み隠れ トイレ以外の至るところで
尿や糞をする事
家猫に喧嘩を吹っ掛けまくり
元いた家猫に過度なストレスがたまること。
または 出せ出せ~~と 鳴き続けること。
でした。
結果、トイレは初日から
きちんと覚えて トイレでしっかりと
大きなウンチをしてくれています。
本当に人間より偉いわ!!
家猫との喧嘩を心配していましたが
タマを取られ 穏やかになったかどうか
知りませんが、
藤原君。
(野良時代の藤原君。野良猫として脅威の長生いきの老猫
野良猫としてはファーストクラス級。庭にくれば カリカリ餌常備。
藤原君が托鉢僧のように窓に座っていれば 缶詰がもらえる。
今年の冬はTNR以前までは、暖をとれるように ホットカーペットを外に設置
国内の野良猫が こんな感じだったらいいのにな~~)
戸棚の上か
襖の中か
ベッドの中の3つが
現在の拠点になっています。
常に独りで居たい 他の猫と絡みたくない、、という
野良特有の孤高の精神があります(笑
ここ最近 最もメジャーなのは
ベッドの中。
ベッドの下ではなく ベッドの中。
しかも 掛け布団の中とかではなく
4~5枚敷いている状況で
マットレスとシーツの間 ベッドの最下部の中に
潜みこんでいます。
(藤原君の後ろ足と餓鬼に取り憑かれていると思う程
食欲旺盛なタマ)
(どうやって入っているのさ?)
当時 藤原君が居なくなったと
部屋を探しまくりましたが
そりゃ、見つかりませんよ。マットレスとシーツの間ですよ。
どうやら、人間と他の猫の目に触れたくないようで
四方 囲まれているところが落ち着くようです。
棲み慣れた外に逃げられない事に対する
不服を和らげるための、最終手段の居所が致し方なく
ベッドの布団の中であるのか
それとも、今まで感じ得なかったフワフワ ぬくぬくの新境地に
ご満足頂いているのか。。。
私には分かりません。
とにかく藤原君の1日の大変は5枚くらいある布団のどこかの
間に居ます。ほぼ密封されて 隙間がないので
窒息しないのか、、、?と心配ですが
どうやらその心配はないらしいです。
藤君後ろ足 拡大。
ふ~わ~ら君。 見えてるよ。
(この場合は 端に陣を取っていますので
まだ通気性はよいですが
通常はベッドの最下部 ど真ん中に居て
その上の他猫が載るので
密封されています。ほふく前進しながら
出入りしている筈です)
一泊二日 ぬこさん宅の 犬&猫の面倒を見る
ねこ組の相方、ぬこさんが
親戚の結婚式二泊三日で名古屋に行かなくてならないということで
息子さんが、一泊 私が一泊 犬猫の面倒を見ることになった。
藤原君を含めて、家猫 9匹
捨てられていた コーギー くるみちゃん。
(前足が1本ない状態。どうして前足が
ないのか不明の状態。虐待かどうか不明。とにかく元飼い主が
路上に捨てたという確率は高い。)
最初のほうは、何とか歩行が出来たいたが
現在は、自力歩行できずに 完全に寝たきりで
100%要介護。
おしっこしたい時 うんちしたい時 おしっこもらした時 うんちもらした時
喉渇いたとき おなか空いた時 寂しいとき 寝苦しいとき など
とにかく 「ワンワン」と吠える。
そのたびに、対応が必要です。
猛烈におしっこシートの消費が激しいことが分かりました。
その点 猫は楽。
餌とトイレの管理をしっかりとしておけば
基本 放置でOK。
ぬこさん家には 現在9匹の猫がいますが
清潔好きな猫の為に トイレは13
か所置いています。
基本的に新聞紙を敷いているのですが
トイレをした後、基本的に新しい新聞紙に取り替えます。
この作業が頻繁にあり 結構 大変な事がわかりました。
新聞紙も膨大に消費します。
現在は、用立ててもらい ある程度ストックがありますが
新聞紙不足に陥ることが 結構ある。
9匹いると餌の消費も とても早い。
(餌の価格はピンキリ。
安く済ますことも可能だが その餌は劣悪な素材。
結局 猫が慢性的な栄養不足や体調不良による
病気になって、結果的に慢性的な病院通いを余儀なくされると
思う。ま~安価な餌を与える人は、猫の具合が悪くなっても
気づかないか 病院に連れていかない事も多いと思いますが、、、)
*中谷さんのところは 最高級の餌で一生面倒を見てくれる。
猫様様だ。そう考えると 犬猫みなしご救援隊で終生で面倒を
見てくれるシステムは有料だが激安であります。
この活動に携わっていると、イベントの度に
里親探し的な事で相談してくる人と話す機会がありますが、
結構、多くの方が「無料前提」です。
有料であることを話すと 金額も聞かずに退散する人が
多いです。仕方ないっちゃ~仕方ないが。。。
中谷さんの所のように終生システムを敷いている
組織は稀だと思いますが
里親探し的な所も 慢性的に空間不足 人材不足 資金不足
でギリギリの所でやっているのが現実です。
無料という都合のよい話は基本的にないです。
*一般的に、野良猫や地域猫に
餌を与えている餌やりさんは
安価な餌を与えている場合が多い。
色々な事情があると思うので 安い餌をあげることは
致し方ないのかもしれませんが
元々過酷な環境で生きている野良猫に 劣悪な餌を地面に
パラパラ撒かれているというのが 最も多くみられる
野良猫の現状であります。
ま~ なんか愚痴っぽくなりましたが、
何がいいたいか。
たった 一泊二日 犬猫の面倒を見ただけで
(クルミが夜 何回も鳴くので 基本的に落ち着いて寝れない)
ぬこさんは、毎日 こんなにも 大変な作業を一人でこなしていたのか、、と
改めて その労力のエネルギー量を痛感した次第です。
少なくとも、今までよりも その実際の大変さが分かることによって
何らかの形で 少しでも共有できればなと思える機会ができた
良かったと思った。
動物と共に暮らし
面倒を見ることは 人間自身にも喜びや癒しとして
帰ってくることが多々あると思いますが
同時に 色々な困難に直面することも多いと思います。
困難という表現が的確であるかどうか
分かりませんが
この困難を全く想定せずに、
可愛い 癒されたい 御洒落などの感覚だけで
動物を飼うことになると
動物に飽きたり 旅行 買い物 恋愛など
自分の欲望を満たすこと最優先事項になり
必然的に動物の面倒をみたり 餌をかったり
病院に連れてゆくことが面倒になり
動物が疎ましくなり 虐待したり捨てるという
愚かな行為に及ぶ。
頭数や動物の種にのよりますが、
動物を飼うということは
自分の人生の一部 もしくは大半を動物の為に
捧げるという事も意味も含んいると思います。
...なぞと動物を飼っていない
ねこ組 組長の私が小偉そうに 物申しております。とほほ。
*しつこい様ですが
家猫には 狩猟能力も餌にありつく能力も
縄張り争いで張り合う能力もないので
行き場がなく 怪我をかかえながら
ストレスと栄養不足で身体がボロボロになり
飢え渇き 寒さに震え
元いた家に 「かえりたいよ~~」と思いながら
物陰で死んでいきます。
誰かいい人に拾って幸せになってね ♡
いって 捨てるのは
自己満足&欺瞞の極致
ま~ 好んで このブログをあえて
読んでくださったいる方には
そんな方はいないと思いますが。
*飼い主のしつけと称して
ゴールデンリトリバーに蹴りを入れていた
京都のばば~。
おととし起こった
ゴールデンリトリバーが赤ちゃんの頭を噛み
赤ちゃんが亡くなった事件で
面倒を見ていた祖父母が面倒を見る義務を怠ったということで
過失致死が問われ書類送検された。
事の詳細は私は知りませんし 祖父母の気持ちを考えると
一般的であれば 二重 三重の 想像を絶するような苦しみを
味わっていると思いますが
どちらにしても、やはり人間の責任と言わざるを得ないでしょう。
この世から
「記憶にございません」
と
「しつけの為」
という言葉を禁止にしてほしい。
今回も長くなりましたが 今回も読んでいただきまして
ありがとうございました。
(組長記)
おこちゃん、ぬこさんブログ ニャンニャンニャンの日
推古ちゃん捕獲。(=^ェ^=)
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