Jo Maloneの浮気できない香り。
2010/06/28 Mon 13:22
★大体、プリンって飲み干すものじゃないと思う。
いったい我が家の夫、どこから日本語を勉強するのだろうと不思議に思うことがある。
先日、一緒に駅で電車を待っていたが、なにやらすごくおいしそうな匂いがしてきた。
「何だろう、これ。おなか減るね。」と話しかけたところ、
「みなみとりにく。」
「は?」
「南鶏肉デス!!南鶏肉!!」
連日ロンドンは暑い日が続いていたので、いよいよ脳にダメージが及んだかと一瞬心配したが、本人はいたって真剣に何かを訴えている様子である。
いよいよ不思議そうな顔をして固まる私を見て、「あれが南鶏肉!」と、とあるお店の看板を指差すゴードン、そこには、
「Southern Chicken」
こう書いてあった。
ぶぶぶぶぶ。
やっぱり面白い、ゴードン。
これって、ケンタッキーフライドチキンだったら、「ケンタッキー鶏肉揚げ」となるのだろうか。
サブウェイを東京で探す際に、「地下鉄どこデスカ。」と聞くのであろう。ミスタードーナッツに至っては「揚げパン氏」になってしまう。そんなミスターがいたらお会いしたいものだ。
「普通にいってくれたら分かるのに!」
思わず爆笑しながら反撃したが、本人は何がおかしいか分からずに、「ワライマセン!」と真っ赤になって怒っていた。あまりに笑い続ける私をみて、「ジャ また アシタ!」と、くるりと背中を向けて拗ねていたが、それでも「南鶏肉」への笑いが止められず、思い出しては一日笑っていた。
これ以外にも、「わたしの ぱんこん」と一生懸命訴えていた事もあった。
まったく分からず、「何のおもちゃだ?」と思っていたが、そばにあったPCを指差した彼を見て、「あー、パソコン!ぶぶぶぶぶ。」と大笑い、一日口を利いてもらえなかったことも懐かしき思い出だ。
全くひどい妻だと思うが、ゴードン以上のエンターテイメントに出会ったことがないので、毎日のように笑わせてもらっている。
そんな妻に対して、律儀な彼は、記念日にはせっせとカードと贈り物をくれるのだ。なんともかわいそうではないか。
先月も私の誕生日に、私の大好きなこれをくれた。
★浮気ができない Jo Malone、あなた一筋です。
もともと化粧品は大好きで、いろいろ試しては飽きていたのだが、Jo Maloneに出会ってからは、香り系はこれ一筋である。
日本では伊勢丹で売られているらしい。日本って本当に、何でもある。すごい。
魅了されているのは私だけではないようで、先日路面店に立ち寄ったら、スーツを着た「ビジネスマン」風の男性が何人か、真剣な面持ちで商品を選んでいた。奥さんか彼女へプレゼントするのであろう。
まず、香りがすごい。芸術のような調合がすごい。どれも新鮮で、でもオーソドックスで、とにかくうっとりする。
そして、ボディクリームは、しっかり、でもやさしく、香りが肌に残る。眠る前につけると、とろける様に眠れる。クオリティはもちろん言うことなし。
デートのときだけじゃなく、自分用に毎日使いたくなるところが、本気でよい商品の証拠だと思う。
コロンは香りすぎず、ちょうど良い。
いろいろと化粧品は浮気をしてきたが、ようやく出会った感じ。プレゼントにはもちろん、自分へのご褒美に、力強くおすすめなのである。
今日も面白くて、素敵なゴードンに感謝。
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