初秋の砺波平野散居村 展望台からの眺めと色づく稲穂

2013年08月24日・25日 富山県砺波市・南砺市


秋雨前線による大雨を境に、朝晩が涼しく感じられるようになってきました。
8月も残り1週間となり、記録的に暑かった夏も終わりが少し見えてきたかな。
そんな中、実家滞在中の嫁の
『あんたたち、「宿題」済ませてきなさい!』
という勅命を受け、子供を連れて夏休みの「宿題」の監修も兼ねて砺波平野の散居村をブラブラっと回ってきました。
近すぎて普段はあまり気にならなかったのですが、散居村ではすでに初秋の光景が広がっていました。
体感だけでなく、風景もそろそろ「秋」なんですね~。
初秋の散居村 展望広場からの眺め

初秋の散居村 稲穂色づく


最近の夏休みの宿題って、昔に比べて随分変わったんだなぁ・・・と。
数ある宿題の中で「読書感想文」ってのが僕にとっては最も苦痛だったんですが、息子に課せられたのは「読書感想文 or 小中学生を対象としたデジカメフォトコンテスト作品応募」という2つの選択肢。
へぇ、そんなの、絶対後者を選択するに決まってるぢゃん。だって、ワンプッシュで終わるから(笑)。
今年の夏休みの宿題で、この「フォトコンテスト応募」というのが最後まで残った課題でした。
応募写真のテーマは『散居村』。たったこれだけ。幅ひろっ!

ってなワケで、題材を探しつつ散居村をひたすらブラブラと回ったワケです。
・散居村を子供に撮らせる
・散居村を教える
というのが今回の主目的で、僕の撮影はオマケです(^^)。


散居村展望広場


さて、まずは散居村を一望できる新しい展望スポット、砺波市の「散居村展望広場」です。
昔からある「夢の平散居村展望台」(展望塔がある)より少し奥ですが、車から降りてすぐ目の前がビュースポットってのが嬉しい。
小さな子供もお年寄りも安心して眺めを楽しめます。

ここからの俯瞰は初夏の夕日でおなじみですが、真昼の光景もなかなかの絶景!
夏なので少し霞んでいましたけどね(^^;。
砺波市散居村展望広場の様子

写真の左に見えている双眼鏡。
たいていの展望地に行くとこういうのが置いてありますよね。
これが親泣かせな設備でして…
いつも100円をせがまれ、ノってきた頃にはパシャっと終わってしまい、一度じゃなく二度も三度も要求され、なけなしの小銭が飛んでいく・・・。

でも、ご安心を!
なんと、ここの双眼鏡はタダで見放題!!
新しいので傷みはなく、かなり良好な解像度。
カメラの最大望遠よりも余程綺麗に見えました。
この辺(砺波市や南砺市福野・福光あたり)にお住まいなら、家もハッキリ分かります。
焦らずに家探しに夢中になれるし、また砺波平野の地理に詳しくなれること請け合いです。


この絶景に、娘も「おぉ~」と唸ります。
しばし魅入っていました。
散居村展望広場の様子


あ、その麦わら帽子、ちょっと貸してくれる!?
少しだけ夏らしく着飾ってみました(笑)。
夏の散居村展望広場



ここらで「散居村」のご紹介を。
地理の世界では、集落の形態を大きく二つに分類することが普通です。
普段目にするような、街道沿いなんかにゴソっと家屋が集まった形態を「集村」と呼び、その対極としてポツポツと散らばって家屋が建つ形態を「散村」と呼びます。
近年の宅地開発などで散村を目にする機会は減りつつあり貴重な景観となっていますが、砺波平野にはこの散村の集落形態が今でもハッキリと残ってる。
少し高い場所から見下ろすと、まるで耕作地の広大な海の中に無数の島が浮かんでいるようです。
「島」に見えるのは、散居集落の各家屋に「かいにょ」と呼ばれる立派な屋敷林があるからです。
初秋の散居村展望 散居村展望広場より


初夏の頃は水田に水が張られキラキラ輝いていましたが、今は作物がすくすく成長して一面緑。
緑といっても稲の生育状況や植えられている作物の違いによってその色は様々で、黄色だったり深緑だったり。
大地が織りなす「パッチワーク」さながらの光景でした。
初秋の散居村展望 散居村展望広場より

初秋の散居村の展望 散居村展望広場より


ところで、日本には「三大散居集落」(三大散居村)というのがあるらしく、砺波平野は当然その一つとしてリストアップされています。
規模も知名度も文句なしで三大の筆頭であり、いわゆる「典型例」として教科書でもおなじみです。
小矢部市・高岡市・砺波市・南砺市にまたがり、その広さは約220平方キロメートル。
分かりにくいので別の言い方をすれば、

東京ドーム4700個分!
東京ディズニーランド430個分!
日本第2位の湖、霞ヶ浦に匹敵!


・・・ますます分かりにくいやんけ(笑)。


ちなみに三大散居集落とは、
・岩手県奥州市の胆沢川扇状地
・富山県の砺波平野
・島根県出雲市の出雲平野

のこと。
私は、砺波平野しか見たことがありませんが、他もいつかは見てみたいです。



鉢伏山山頂


散居村の展望スポットはいくつもありますが、中でも気軽に行けてしかも綺麗なのが上の写真にある散居村展望広場。
今回はもう一つ立ち寄ってみました。
「鉢伏山」(標高510m)というところです。

散居村展望広場からほんの少し奥へ進み、左手にある小さな駐車場に車を止め、しばらく歩きます。
頂上までは400m、ゆっくり歩いて約10~15分ほどです。
鉢伏山の駐車場

しっかりした道だから、登山って感じではないんだけど…
あれ、息が切れてるのは何でだろう(汗)。
子供の方が足取りが軽やかだったのは、ちょっとショック(^^;。
鉢伏山山頂への道


展望台がある広場では山頂を示す三角点を発見。
ここが標高510m、鉢伏山のてっぺんだ!
砺波市鉢伏山の頂上三角点

砺波市鉢伏山の頂上三角点


散居村展望広場よりもさらに100mほど上なので、眺めはスケールアップします。
砺波平野を潤す庄川の流れも確認できるし、反対側の富山平野、そして日本海も眼下に広がります。
ただ、高くなった分、地表は遠くなるわけで、霞み具合もスケールアップ(笑)。
夏は展望の厳しい日が多いですが、これから秋にかけては抜群に素晴らしい光景が広がると思います。
また見に来ようっと!
砺波市鉢伏山山頂からの散居村の眺め

砺波市鉢伏山山頂からの散居村の眺め


砺波市街遠望。
独特の散居村風景が広がる中で、このあたりだけがすごく「街」っぽい感じ。
その対比が手に取るようにわかり、とても面白い眺めです。
鉢伏山から見た散居村と砺波市街


鉢伏山は「夢の平スキー場」の頂上部でもあり、すぐそばにリフトの降り場がありました。
冬になれば水墨画のような散居村の光景に会えそうですが、あいにくこのあたりの山道は積雪のためスキー場より奥が冬期閉鎖。
もし眺めたければ・・・ゲレンデを徒歩で登る!?
いやいやいや・・・ムリ(笑)。


砺波市・南砺市の散居村


砺波平野のど真ん中に立った時、どこが最も「散居村らしい風景」が見られるか。
残念ながらその答えはいまだに出せていません。
逆に、どこへ行っても散居村らしいんですよね。

で、そんな中でもこれからの季節に相応しい、黄色い世界をパパパっと撮ってきました。
一部の田んぼでは稲穂が黄金色になり、すでに稲刈りが始まっている場所も見受けられました。
砺波平野散居村 稲刈り始まる

砺波平野散居村 稲刈り始まる

砺波平野散居村 黄金色の田んぼ



山の上からは島のように見えていた「かいにょ」という屋敷林が見立ちます。
昔から防風林であり、日除けであり、目隠しであり、燃料であり。
今では一つのステータスシンボルでもあると思います。
砺波平野散居村 黄金色の田んぼと「かいにょ」

砺波平野散居村 黄金色の田んぼ


稲穂がたわわに実り、こうべを垂れる。
ついこの前まで殺気だった暑さだったのに、季節はもう秋を見据えています。
ちなみに今年は猛暑の影響か、稲の生育は例年よりも早いとニュースで言っていました。
夏休み中に稲刈りが見られるのは、厳しい夏の副産物…だったのかな。
こうべを垂れる稲穂 砺波平野


こうべを垂れると言えば、もう一つ。
夏の終わりを告げるひまわり。
お盆のころは20万本が満開だった南砺市信末のひまわり畑も、今はこんな感じです。
暑い夏、お疲れ様でした(^^)。
夏の終わりを告げるひまわり 南砺市信末

夏の終わりを告げるひまわり 南砺市信末



ってなワケで、気がつけば散居村紹介みたいになってしまいました。
肝心の「宿題」なんですが・・・
息子の撮った写真は・・・ここでの掲載は控えさせていただきます(苦笑)。




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原ちゃん

ありがとうございました。

まっさ様。
早速のご返信を賜りまして厚く御礼申し上げます。
また厚かましくもコメント欄でのお願い投稿でありましたこともお許しいただければと存じます。
これだけの良い写真でございますので、当日のお米授業参加者の皆様にも大変喜んでいただけると存じます。
お米授業へのご理解を賜りまして誠にありがとうございました。

2016/05/20 (Fri) 23:16
まっさ

>原ちゃん様

はじめまして。このたびはコメントをいただき、ありがとうございます。
お米の授業のための画像使用の件、承知いたしました。
そういうことでございましたら、使っていただけるとこちらも光栄です。


お米と旅、いいテーマですね~。
特に都会の喧騒に包まれて生活されている方は、田舎への旅で目にする昔ながらの静かな農村風景とか落ち着いた棚田風景なんかに、ホっと安らぐのではないでしょうか。
落ち着く田園風景は、米どころの北陸でも次第に少なくなってきていて、お米を取り巻く光景はだんだん貴重なものになっています。お米を主題とした旅は、今後ますます人気が出るかもしれませんね。


是非、いい授業になりますことを、心より願っております。
また、お手伝いできることを嬉しく思います。
今後とも、よろしくお願いいたします!

2016/05/20 (Fri) 22:13
原ちゃん

画像使用許可のお願いでございます。

まっさ様
はじめまして。私、つい先日までお米屋に勤務しておりまして、訳ありまして、東京の旅行会社様でお米の授業を実施の予定の者です。お米と旅に関してを中心に授業予定です。日程はまだ決まっておりません。
貴殿のこの記事があまりにすばらしく、愛地球博覧会時に決定した人と自然が織りなす日本の風景百選にも選ばれた、砺波平野散居村の画像としてこちらのブログをその授業においてご紹介させていただくとともに画像使用の許可を戴ければと存じ本稿に記載させていただきました。(トップの散居風景の写真を利用させていただき授業用資料に貼り付けさせてもよろしいか許可を戴ければと存じます。)
お米の旅の一つとして砺波の散居地区を紹介させていただければと存じております。
草々  

2016/05/20 (Fri) 12:18
まっさ

>みんこさん

こんばんは♪
そうそう、散居村!
嫁さんの実家もこの散居村の真っ只中にありまして、今現在、散居村の中からコメントを送っています(笑)。
独特ですよね。
特に今は、田んぼがすべて黄金色に色づき、ホントに綺麗な眺めになっています。
こればかりは地元金沢でも見られない光景で、すごく羨ましく思っちゃうワケです。

バルーンフェスですか?
思い違いだったら申し訳ないんですが、確か今はGWあたりにやってたと思います。
まだ実際に見たことはないのですが、水で満たされた田んぼに映る気球がとびきり美しいと聞いています。
見てみたいなぁ。

散居村についてはまだ撮りためた写真があります。
暇を見て、アップしたいと思ってます。
お立ち寄り、感謝♪

2013/08/31 (Sat) 23:37
みんこ

まーまー 散居村! 砺波平野のさんきょそん ですよ(笑)
水田で夕焼けの散居村展望、
でなくても収穫期の散居村展望もいいですよね
きれいなんですよ 独得です
東屋 かいにょ 玄関の向きてんでんばらばら

刈り入れが終わったら 田んぼからバルーンフェス・・・
恒例でしたけど 今は・・存じ上げません(笑)

2013/08/30 (Fri) 22:24
まっさ

>すばるαさん

こんにちは♪
ちょっとご無沙汰ですね(^^;。
トーナメントのお祝い、ありがとうございます(^^)
別に大したイベントでもないので、「ラッキー」って思うくらいで終了ですけどね~。

あっちのほうは見限ったワケではないんですが、8月はなかなか自由な時間がまとめてとれなくて・・・。
実は、昨日娘が誕生しまして・・・。大変大変(汗)。
ブログはupするのにかなり時間とエネルギーを消費しますが、リポートに比べるとテーマは自由だし、時間も自由だし、結構ラクなんですよね。
そのラクさに甘えて、「片手落ち」の状態を続けていますm(__)m。
「どこでもドアラー」さんもお休み中?
今まで休んだことがない方だったのに、珍しいですね。
でも、どこかへ旅はしてそう(笑)。


小さい子供は、確かに「狙って撮っていない」ので、たまに予想しない写真を撮ったりしますよね。
体が小さいので、まだまだ一眼レフで撮らせるとブレてしまいます。
コンデジを買い与えましたが、「どこへやったか分からない」だって。
オモチャじゃないんだぞ~(怒)。

娘にカメラですと?
2番目はまだ2歳で、持つこともできません(笑)。
ただ、女性としての感性はこの先持ち合わせるでしょうから、親とは違う視点の写真をきっと撮ってくれると思って今から楽しみにしています(^^)。
お立ち寄り、感謝♪

2013/08/30 (Fri) 14:49
まっさ

>ぽてとぉ~さん

こんにちは♪
こちら、朝晩は結構秋めいてきましたよ。
今週は20℃を切る日もあったし、エアコンよりも自然の風が気持ちよくなってきました。
去年よりもテンポよく秋らしくなっていくかもしれません。

宿題ですが、厳しい母がいますので、一応チャッチャと終えたみたいです。
残りの夏休みはゲーム三昧で、これもこれで困ったモンです(^^;

沖縄は10月まで海水浴全然OKな気候ですからね~、
秋らしくなってくるのはまだまだ先かな。

いつもお立ち寄り、感謝♪

2013/08/30 (Fri) 14:22
まっさ

>蒼天さん

こんにちは♪
え!?
散居村のこと、まさかホントに市町村名だと思っていたの??
笑っちゃたよ。奥さんもそれを聞いて「ガクっ」っと来たでしょうね(^w^)
常識と思っていることが実は常識じゃないってこともあるもんだなぁ(笑)。

もしこちらに来る機会があったら、砺波平野で高速道路の風景を楽しんでみてください。
すごく独特に感じると思います。
「ちりいむら」と呼んでいたお方のツボにハマるかどうかは保証しかねますけどネ(笑)。
昔から地理が大好きだったので、こういう地域独自の景観なんかを目の当たりにするととても嬉しくなります。
大井川・出雲の景観も、機会があれば見てみたいものです。

息子がねぇ・・・後姿はだんだん小学生らしく逞しくなってきた。
でも、精神的にはまだまだ「ネンネ」。妹が増えた今は特にそうなんです。
3人の兄として、しっかり下を引っ張ってほしいんだけど・・・
まだまだ任せられたもんじゃないので、親はロクに旅もできません(笑)。
早く旅をさせてくれぇ!!

お立ち寄り、感謝♪

2013/08/30 (Fri) 14:17
すばるα

ご無沙汰しています。

最近彼方の方はすっかりお見限りのようで(T_T)

ドコデモドアをお持ちの方も何処かへフケてしまって、彼方は寂しいことになってます(+_+)


あ!そうそう
遅れ馳せながら「打ち上げ花火ブログトーナメント」優勝おめでとうございます。
あの記事は写真が良いのは勿論ですが、文章の力も大きいでしょう。

まっささんの文章には人を引き込む力がありますからね。
いつも感心しながら読ませてもらっています。

しかし…
夏休みの宿題がフォトコンテスト応募ですか?
これのどこが「宿題」になるんだろう??
こんな「宿題」なら幾らでもやっちゃいますが(笑)
世の中変わったもんですね。

子供って時々“あっ”という写真を撮ったりしますから、息子さんはどんな写真を撮るんでしょうか。
観たいなぁ(*^_^*)
控えないで、その内アップして下さいよ(^O^)

それと特に小さい子供は目線が違いますから、娘さんがシャッターを押しても面白い写真になるんじゃないですか!(^^)!

2013/08/28 (Wed) 22:22
蒼天

おはよーございます

え?
『散居村 』って村の名前じゃなかったんですか!?
慌てて検索…うっわあ…ちるいむら、ではなく『さんきょそん』!!
しかも、我が島根県にも…斐川平野に。
第二の故郷たる静岡にも、大井川の方にあるとか。
女房に爆笑されちまいました(((^^;)
地理で習ったって。
そーいや、ほとんど寝てたな~地理の授業中(笑)

見渡す平野の風景にはワクワクします。違う世界に見える。
違う暮らしを見てる気分…かな。
屋敷林の島かぁ…山暮らしだから、開けてることが羨ましかったりするんだな(笑)
若の写真も見たかったな。

若といえば。
すっかり大きくなって…いや、会ったことないけど印象が。
子供から少年に脱皮した感じ。足許がすごく逞しくなったね。
小僧と比べたら当たり前なんやけど(笑)
姫の後ろ姿にお嬢の来年を重ね合わせて、何となくにんまりしてしまう親父ゴコロです。

2013/08/28 (Wed) 09:48
ぽてとぉ~

そちらでは、まだまだ暑いようですが少しずつ秋の匂いがしてきているのですね~

子ども達の夏休みも、もうちょっとで終わっちゃいますけど宿題は、無事終わりました~?

9月にはいると石川のほうでは、気温も冷え込んでくるそうと聞いておりますので、どうか体には気をつけてくださいー

2013/08/27 (Tue) 20:55
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2013.08.28 (Wed) 08:51 | ケノーベル エージェント
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2013.08.28 (Wed) 08:48 | ケノーベル エージェント