伊勢の二見興玉神社で夫婦岩と朝日の神々しきコラボレーションを拝む!

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2025年、あけましておめでとうございます。
今年も当ブログをどうぞよろしくおねがいいたします!


さて、今年一発目の記事は朝日にしようと思います。
それもただの朝日ではない、朝日を拝むスポットとして抜群の地名度を誇る場所からのプレミアムな朝日を。
・・・と言うと大袈裟かもしれませんが、場所は伊勢市二見浦にある二見興玉神社。ここの浜にある二つの岩は夫婦岩と呼ばれていて、毎年夏季(夏至を中心とした約3ヶ月間)にはこの二つの岩の間から朝日が昇るシーンが見られ、伊勢神宮と並ぶ伊勢のシンボル的な情景となっています。
撮影は昨年の8月。少し時間は経ちましたが、このままお蔵入りさせるのも勿体ないし、1年の門出に相応しいかなと思い、記事にいたしました。
神々しい朝日をお伝えいたします!

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あ、年始の記事ではありますが、残念ながら初日の出ではないですからね(笑)。紛らわしくてごめんなさい。
ただ、これはとても大事なことなのですが、夫婦岩の間から昇る朝日は正月では見られないとのこと。それなのに多くの人が岩の間から初日の出が拝めると勘違いして元日に殺到するそうで、伊勢市などは注意を呼び掛けていました。
季節によって太陽の見える位置は大きく変わるので、朝日・夕日の鑑賞は事前に下調べしてから行くべしです!


2024年08月13日 三重県伊勢市 二見興玉神社


「まだ一度も見たことのない流れ星を見たい」
そんな娘の希望に、父親としてどうしても応える必要がありました。そこで8月12日に我が家から370kmも離れた三重県南部に向かいました。ご存知の方も多いと思いますが、この日はペルセウス座流星群の極大日です。
何で星を見るためにわざわざ三重県まで行ったのかと言いますと、天気ですね。この日は全国的に雲が多い予報で、僕の住んでいる北陸地方も無論曇り予報。天気予報とにらめっこした結果、希少な晴れ予報エリアに愛知県と三重県の一部が含まれていることを突き止めました。そんなわけで、はるばる三重県南伊勢町まで車を走らせ、無事流星群を観察することができたんです。

で、そのついでと言っては大変失礼なんですが、三重まで来たのなら伊勢神宮をお参りしよう、なんなら朝日で有名な二見興玉神社の夫婦岩で太陽の出待ちでもしようかな、ということで、日付が変わった8月13日の早朝に二見興玉神社に馳せ参じた次第です。

二見興玉神社に着いたのは午前2時過ぎ。駐車場でしばし仮眠をとり、空が少し明るくなる4時半頃にカメラ片手に朝日を拝むスポットに立ちました。
この日は朝から晴れていましたが、水平線近くの低空には雲が湧き立っていました。この場所からは条件が良ければ遥か彼方の富士山のシルエットが朝焼けの空に見えるそうですが、この日は雲に阻まれて拝めそうもありません。早々に富士山は諦めて、朝日を待つことにしました。綺麗な朝日に出会えそうな穏やかな空と海に期待が高まります!
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この日の伊勢市の日の出時刻は5時12分で、日の出まではまだ45分ほどありました。ほぼ真っ暗です。
知名度全国区の超有名なサンライズの撮影スポット、しかもお盆の時期ですが、さすがに4時半ではまだ人もいなくて、二見興玉神社はほぼ貸し切り状態でしたね。
ひとまず、神社境内にある「日の神皇居遙拝所」というスポットに立ってみました。日の神は天照大神のことですが、ここでは太陽、あるいは日の出のことなのかもしれません。皇居は天皇のお住まいのことですが、あの東京都心にある皇居でいいのかな?
ともあれ、とても神聖な場所のようです。
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遙拝所の鳥居の先、真正面には夫婦岩が望めました。
夜明け前の静けさとあいまって、なんとも言えない神聖な空気に包まれていました。
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かの有名な夫婦岩が目の前に!
伊勢の夫婦岩はこれが初めてではなくて、これまでに3~4回は来たことがあるんですが、今回は念願でもあった夜明けの夫婦岩が拝めるとあって、これまで以上に気分が高まります。あぁ早く太陽が昇ってこないかな。
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下の写真は昼間に撮影した夫婦岩です。撮影は12年前!
高さ9mの男岩(おいわ)、高さ4mの女岩(めいわ)。大小2つの岩が仲良く並んでいることから夫婦岩と呼ばれていますが、本当の名前は立石(たていし)と呼ぶそうですよ。
二つの岩を結ぶしめ縄は聖なるエリア(沖合側)と俗のエリア(手前側)を隔てる結界の役割があるそうです。また、この夫婦岩は沖合の海中に沈んでいる「興玉神石」(神々が下界に来るときに最初に降り立つ聖なる岩、だそうです)の鳥居の役割も担っているそうです。
「夫婦岩」と呼ばれている景勝地は日本の各地にありますが、伊勢の夫婦岩はそれらの代表格と言えるでしょう。やっぱり夫婦岩と言えば伊勢のこの二つの岩を真っ先に思い浮かべますもんね。
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(2013年05月26日撮影)

夫婦岩は12年経っても姿は変わってないな~。
ただ、昔の写真に何だか違和感があったのですが、なるほど、この時は干潮のため男岩まで地続きになっていたのね。さすが太平洋、干満の差が大きい(一方、僕にとって身近な日本海は干満差がほとんどない)。
二見ヶ浦の夫婦岩
(2013年05月26日撮影)


それにしてもこの浜はやたらとカエルの像が多い。神話の厳かな世界観に包まれた中でなぜこんなにもカエルなのか!?
まぁそんな理屈はここでは置いとくことにしよう。
無事に帰る、貸したものが返る、お金が返る、そういう意味もあるそうです。僕はモノもカネも誰かに貸した覚えはないので、ひとまず「無事に帰る」というご利益だけ受け取ることにしました。
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日の出の30分前になり、東の空が明るくなるとともに赤みが徐々に増してきました。
ここから日の出までは刻一刻と情景が変わりゆく、カメラ好きにはたまらない時間になります。人も徐々に増えてくるでしょうから、一番良さげなポイント、つまり夫婦岩の間から昇る朝日が見られるスポットで待機することにします。
よく見るとうっすら薄明光線が見えています。
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ってか、いつの間にこんなに人が増えていたの!
まだ5時過ぎなんですが皆さん早起きですね・・・(人のことは言えんが)。
さすがは朝日の名所、すでに多くの人が朝日が出てくるのを今か今かと待ち構えていました。平凡な日でもこの人出だから、初日の出とかダイヤモンド富士の時はさぞや混雑することと思います。
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日の出の時刻になりました。
ちょうど夫婦岩の間から朝日が昇るはずなのですが、東の低空にある雲のせいでまだ太陽は姿を現しません。本日の太陽、なかなかのじらし上手です。
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でもよく見ると遠くの雲の赤く色づいていて、すでに日の出を迎えていることを実感しました。
太陽が顔を出すのもきっともうすぐだ!
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日の出時刻から8分ほど経過。
夫婦岩の背後の空が一気にオレンジ色の光を纏いました。朝日がすぐそこにあることを教えてくれていますが、依然見えない。
ちくしょー、一番オイシイ所に雲が居座っているみたいです。。。
でもその雲のおかげで後光の光と陰が空のキャンバスに落とし込まれていて、これはこれでアリな光景かなと。
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朝日キターーーー!!
本来の日の出時刻から10分ほど待たされましたが、ようやく雲の隙間から太陽が顔を出しました。ほんの少しの漏れ出た陽光でも本当に眩しい。
そして夫婦岩のシルエットがメッチャ渋いではないか!
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夫婦岩の間から昇る朝日。
いつか見たかった光景が今目の前に。
神々しい!エモい!
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この神々しい光景に多くの方が見とれていました。
「早起きは三文の徳」なんて言いますが、ホントその通り、いや、三文以上の徳だと思います。
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雲が粘り強く太陽を隠そうとしますが、みるみる昇る太陽はそのうち雲よりも高い位置までやってきました。
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ようやく太陽が雲から抜け出した。
100%の眩しい陽光が海面に反射して、まっすぐなゴールデンロードの出来上がり!
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日の出から20分ほど経ち、朝日は非常に力強く伊勢湾を輝かせ、夫婦岩のシルエットをクッキリと浮かび上がらせました。
うん、今日も相変わらず暑くなりそうだ(笑)。
ここに来てから1時間は経ちましたが、美しい朝景色に見とれてあっという間に感じましたね。早起きした甲斐あって(ってか、仮眠レベルでしたけど)本当にいい時間を過ごすことができたと思います。
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おっ!お正月っぽいの撮れたね。
撮ったの夏だけどw

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日の出後、たくさんの参拝客で拝殿は賑わっていました。
これでもまだ朝の5時半なんですけどね(^^;。普段ならまだ寝てる時間だ。
伊勢神宮へ参る前にこの二見興玉神社をお参りして穢れを落とすのが古くから伝わる伊勢参りのお作法のようで、ここで朝日を拝んでから本命の伊勢神宮に向かうという人もきっと多いと思います。
美しい朝日も堪能できてシッカリ目を覚ますことができるのもイイよね。
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ってなワケで、二見興玉神社の夫婦岩と朝日でした。
北陸に住む人間にとって、この地に日の出前に立つこと自体結構ハードル高いことなんですが、たまたま流星群を娘に見せたいというのがきっかけで、こうして全国的に有名な朝日スポットを心行くまで堪能することができました。
娘に感謝しないとだね。
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あ、ちなみにこの後ちゃんと伊勢神宮にも行きましたよ。
朝6時過ぎには内宮の鳥居の前に立てたので、お盆期間ではありましたが渋滞や混雑は全く無縁!
ただ、朝早すぎてお店がほとんど開いてなかったのは残念でした。伊勢うどん食べたかったのに。
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前の日から運転しまくって夜は流星群を見て、2時間ほどしか仮眠をとっていないので眠いのなんの(笑)。
それでもこの後はちゃんと金沢まで無事に帰ることができました。
一応、二見興玉神社のカエルのご利益があったみたいです。



<二見興玉神社>
【駐車場】あり(無料)
【入場料とか】無料
【所要時間】1時間20分(大半は日の出の待ち時間)

【地図】


【リンク】
二見興玉神社
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2025/01/31 (Fri) 16:52