SMT、eMAXIS、CMAM、Funds-i インデックスファンド実質コスト比較 (2012年6月更新)
CATEGORY実質コスト比較
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SMTインデックスファンドシリーズ(旧STAM)の最新の運用報告書から、昨日記事 SMTインデックスファンドシリーズ(2012年5月決算) 実質コスト(信託報酬+その他費用) にてSMTインデックスファンドの実質コストを確認しました。
合わせて STAM、eMAXIS、CMAM、Funds-i 実質コスト比較 (2012年3月更新) の実質コスト比較表も更新します。
SMT、eAMXIS、CMAM,Funds-i 実質コスト比較 (2012年6月版)
色を付けた箇所が最安コストです。
SMTインデックスファンドについては、4/19までの信託報酬で計算した実質コストと、引下げられた現信託報酬で計算したコスト(予測値)を両方記載しています。
資産クラス | 実質コスト(%) | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|
SMT (実績/予測) | eMAXIS | CMAM | Funds-i | ||
日経225 | 0.42% / 0.39% | 0.43% | - | 0.42% | ニッセイ日経225(0.27%) が最安 |
TOPIX | 0.47% / 0.39% | 0.42% | 0.39% | 0.42% | CMAMが低いがETFお勧め |
日本債券 | 0.42% / 0.39% | 0.42% | 0.40% | 0.42% | CMAMが最安 |
先進国株式 | 0.70% / 0.59% | 0.67% | 0.59% | 0.63% | リターンもCMAMが最良 |
先進国債券 | 0.61% / 0.55% | 0.64% | 0.56% | 0.59% | CMAMが最安 |
新興国株式 | 1.05% / 0.97% | 1.00% | - | 1.13% | リターンもeMAXISが最良 |
新興国債券 | 1.34% / 1.34% | 0.89% | - | 0.79% | SMTが異常にコスト高 |
新興国債券(ヘッジ有) | - | - | - | 0.66% | 為替ヘッジ有でこの低コスト |
日本REIT | 0.57% / 0.45% | 0.42% | - | 0.42% | eMAXISでOK |
先進国REIT | 0.88% / 0.74% | 0.72% | - | 0.65% | Funds-iが低コスト |
全世界株式 | - | 0.74% | - | - | 先進国+新興国株式の方が安い |
8資産均等型 | - | 0.66% | - | - | バランスファンド |
波乗り型 | - | 0.61% | - | - | バランスファンド |
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[2012.11.06追記] Funds-iシリーズの実質コストを更新しました。
野村インデックスファンドFunds-i 全10ファンドの実質コスト更新
まとめ
SMTインデックスファンドが全資産クラスにて信託報酬を他のインデックスファンドシリーズと同等まで引き下げており、今後の実質コストの低下に期待が持てます。
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STAMインデックスシリーズ 2回目の信託報酬引下げ
実質コストの低さだけでみると、日本、先進国の株式・債券の基本4資産クラスは、CMAMインデックスファンド、新興国株式はeMAXIS新興国株式インデックスの選択になります。
ただ、新興国株式は信託報酬自体は、年金積立インデックスファンド海外新興国株式 が0.5775%と一番低いです。今後のリターン比較によっては、有力な選択肢となる可能性があります。
また、先進国REITは、株式、債券と異なり指数先物が存在しないことから、実質コストが高くなりがちですが、ようやく全シリーズとも0.8%台以下になってきました。
私もリスク資産の数%だけ保有していますが、コストは許容できる範囲になってきたと感じます。
関連記事(先進国REITの保管費用が高くなる理由)
三菱UFJ投信 eMAXIS第4回ブロガーミーティングに参加 その2
おわりに
インデックスファンドのリターンは、コストだけで決まるものではなく、銘柄選択差等にも影響を受けますが、
やはりコストの低いファンドはリターンもその分良い可能性が高いです。
資産額の増加と共に、すこしづつコストは下がってきており、投資家としてはうれしい限りです。
今後も互いに競争してもらうことで、さらなる低コスト化に期待しています。
今後も実質コストについては、各ファンドの運用報告書が発行され次第、更新していきます。
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