2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

野村インデックスファンドFunds-i 全10ファンドの実質コスト更新

CATEGORYFunds-i
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Image: FreeDigitalPhotos.net


野村インデックスファンド(Funds-i)シリーズ 全10ファンドの第2期運用報告書(2012年9月6日決算)がUPされました。
ファンドには、信託報酬の他に、売買コスト、保管費用など「その他」の費用もかかります。

実質コスト(= 信託報酬 + その他)を運用報告書から計算し、野村インデックスファンド(Funds-i) (2011年9月6日決算) 実質コスト を最新情報に更新します。



野村インデックスファンド Fund-iシリーズの実質コスト

野村インデックスファンド Fund-iシリーズの実質コスト(2012年11月版)
 ファンド 信託報酬(%) 信託報酬その他  前回の
実質コスト
実質コスト
 Funds-i 日経225 0.42%38円 0円  0.42% 0.42%
 Funds-i TOPIX 0.42%38円 0円  0.42% 0.42%
 Funds-i 国内債券 0.42%43円 0円  0.42% 0.42%
 Funds-i 外国株式  0.5775%57円 4円 0.63%0.62%
 Funds-i 外国債券0.5775%58円 1円 0.59%0.59%
 Funds-i 新興国株式0.63%53円 18円 1.13%0.84%
 Funds-i 新興国債券0.63%61円 21円 0.79%0.85%
 Funds-i 新興国債券・為替ヘッジ型0.63%69円 2円 0.66%0.65%
 Funds-i J-REIT0.42%41円 0円 0.42%0.42%
 Funds-i 外国REIT
0.5775%62円 10円 0.65%0.67%




第1回決算時との実質コストの変化


1.Funds-i 新興国株式の実質コストが大幅に低下

その他費用が大きく減り、実質コストが前回の1.13%から0.84%まで低下しています。
私の知っている範囲で、新興国株式クラスの実質コストが1%を切ったのは初めてのはずです。

eMAXIS新興国株式インデックスにも対抗できる有力候補となる可能性があります。



2.Funds-i 新興国債券と外国REITの実質コストは上昇

Funds-i 新興国債券と外国REITの実質コストは上がり、他資産クラスのファンドは同程度または低下しています。

Funds-i 外国REITはもともと海外REITクラスで最も低コストのファンドでしたので、0.02%だけコストが上がっても相変わらず良質なファンドです。

それ以外のファンドも安定の運用です。




まとめ

Funds-i全体としては、純資産総額の増加により、実質コストが下がってきています。
Funds-i新興国株式 や Funds-i外国REITは、他の低コストインデックスファンドと比較しても実質コストが一番低く購入検討余地があります。

また、Funds-iシリーズで私も唯一購入しているFunds-i 新興国債券・為替ヘッジ型 もヘッジ有にも関わらず、実質コスト年0.65%と低いのは驚きです。

もちろんコストだけでなく、実際のリターンも重要ですが、コストは確実にリターンのマイナス要因です。

SMT、eMAXIS、CMAM、Funds-i インデックスファンド実質コスト比較 (2012年6月更新) もこの後、別記事にて情報更新します。

 [2012.11.10追記] 実質コスト情報を更新しました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2012年11月)

 [2012.12.10追記] SMTインデックスシリーズの実質コスト情報を更新しました。
 SMTインデックスシリーズ(第5期2012年11月決算) 実質コスト

 [2012.12.11追記] 実質コスト一覧表も更新しました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2012年12月)

 [2013.03.18追記]
 SMT、eMAXIS、eシリーズ、Funds-i、年金積立等実質コスト比較


関連記事

 [2011.01.09追記]
 Funds-i外国株式・為替ヘッジ型 本日5月7日より発売開始

 [2013.06.12追記]
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年6月)

 [2013.11.08追記] 野村インデックスファンドFunds-iシリーズの実質コストを最新版に更新しました。
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズ11ファンドの実質コスト

 [2014.11.11追記]
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズの実質コスト(2014年9月決算)


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COMMENTS

3Comments

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hase_on

No title

私もたまに低コストインデックスファンドのリターンを比較してますけどやっぱり野村のリターンは良いですからね。さすがですね。

http://indexsinvestor.blogspot.jp/2012/10/blog-post_18.html
(青色がクラストップ)

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  • 2012/11/10 (Sat) 08:43
  • REPLY

kenz

>hase_onさん
やはり実質コストが低いとリターンは良い傾向がありますね。
過去の前歴から野村を信用しきれないのがデメリットです。

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