2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

SMTインデックスファンドシリーズ(2012年5月決算) 実質コスト(信託報酬+その他費用)

CATEGORYSMT
SMTインデックス運用報告書
Book Report / juhansonin


SMTインデックスファンド(旧STAMインデックスファンド)全9ファンドの最新の運用報告書(2012年5月決算)が出ました。

信託報酬以外にかかったその他費用(売買手数料、保管費用等を含む)実質コストを確認し、過去記事 STAMインデックスファンドシリーズ(2011年11月決算) 実質コスト 情報を更新します。



SMTインデックスシリーズ 4/20までの旧信託報酬での実質コスト実績(2012年5月時点)

期間中の4/20に SMTインデックスファンドの信託報酬が引下げ られているので単純に実質コストを算出することが難しくなっています。

まずは、コスト引下げ前の4/19までの信託報酬にて実質コストを計算します。


 ファンド 4/19までの信託報酬 信託報酬その他  実質コスト ()内は前回
 SMT 日経225インデックス 0.42% 19円 0円 0.42% (0.42%)
 SMT TOPIXインデックス 0.4725% 11円 0円 0.47% (0.47%)
 SMT国内債券インデックス 0.42% 21円 0円 0.42% (0.42%)
 SMTグローバル株式インデックス 0.63% 17円 2円 0.70% (0.69%)
 SMTグローバル債券インデックス 0.5775% 21円 1円 0.61% (0.60%)
 SMT新興国株式インデックス 0.6825% 50円 27円 1.05% (1.03%)
 SMT新興国債券インデックス 0.63% 40円 45円 1.34% (1.40%)
 SMT J-REITインデックス 0.525% 13円 1円 0.57% (0.58%)
 SMTグローバルREITインデックス 0.6825% 21円 6円 0.88% (1.11%)


関連記事

 STAMインデックスとCMAMインデックスファンドの名称変更





SMTインデックスシリーズ 現信託報酬での実質コスト予測(2012年5月運用報告書より計算)

次に、4/20以降の引下げ後の信託報酬を元に、今後もその他費用が同様にかかると仮定した場合の実質コストです。(あくまで参考までです)


 ファンド 現信託報酬(%) 信託報酬その他  実質コスト予想 ()内は前回
 SMT 日経225インデックス 0.3885% 19円 0円 0.39% (0.42%)
 SMT TOPIXインデックス 0.3885% 11円 0円 0.39% (0.47%)
 SMT国内債券インデックス 0.3885% 21円 0円 0.39% (0.42%)
 SMTグローバル株式インデックス 0.525% 17円 2円 0.59% (0.69%)
 SMTグローバル債券インデックス 0.525% 21円 1円 0.55% (0.60%)
 SMT新興国株式インデックス 0.63% 50円 27円 0.97% (1.03%)
 SMT新興国債券インデックス 0.63% 40円 45円 1.34% (1.40%)
 SMT J-REITインデックス 0.42% 13円 1円 0.45% (0.58%)
 SMTグローバルREITインデックス 0.5775% 21円 6円 0.74% (1.11%)





実質コスト分析

前回と比較してそれほど実質コストが悪化したファンドはなく優秀です。
特に、SMTグローバルREITインデックスは、前回の1.11%から0.88%に大きくコストが下がっています。

過去は、同ファンドの実質コストが2%を超えていたことも考えると、低コスト化にはめざましいものがあります。

関連記事

 STAMグローバルREITインデックスの隠れコスト


また、現信託報酬での実質コスト予測をした場合の実質コストは大変優秀になりそうで、次回の運用報告書の結果に期待が持てます。

他の低コストインデックスファンドシリーズ(eMAXIS,CMAM,Funds-i)の資産クラス毎の実質コスト比較も別記事にて更新します。

関連記事

 [2012.06.10追記]
 SMT、eMAXIS、CMAM、Funds-i インデックスファンド実質コスト比較 (2012年6月更新)

 [2012.11.10追記] 実質コスト情報を更新しました。
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2012年11月)

 [2012.12.10追記] SMTインデックスシリーズの第5期運用報告書がUPされましたので、実質コスト情報を更新しました。
 SMTインデックスシリーズ(第5期2012年11月決算) 実質コスト

 [2013.06.12追記]
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年6月)

 [2013.12.09追記] SMTインデックスシリーズの第7期決算の実質コストを計算しました。
 SMTインデックスシリーズ(2013年11月決算) 実質コスト更新表

 [2014.06.07追記]
 SMTインデックスシリーズ全14ファンドの実質コストまとめ

 [2014.12.09追記]
 SMTインデックスシリーズ全16ファンドの実質コストまとめ(2014年12月)
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COMMENTS

2Comments

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モンド

地道なコスト削減努力はもっと評価されるべき

こんにちは。

いつもコストの比較記事を参考にさせていただいてます。
海外REITのコストが減ったのは大きいですね。
改定していますし、地道なコスト削減がもっと評価されてもいいのではないかと思います。

タイムリーにもSBI証券でSMTの投信積立キャンペーンが始まりました。前回と同様、今回も積立に例の条件があります。
分かればなんてことないのですが、積立の変更や解除の時期を覚えていないといけないので面倒ですね…

  • 2012/06/10 (Sun) 11:48
  • REPLY

kenz

>モンドさん
おっしゃる通り、非常に地味ですがコスト削減の運用は評価されてよいと思います。
SBI証券の積立は相変わらずですが、おいしいキャンペーンですのでまた記事にする予定です。

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