2007年から始めたインデックス投資の記録です。投資信託やETFを使って低コストで日本、先進国、新興国株式への国際分散投資を行っています。2019年にアーリーリタイア(FIRE)しました。現在はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をメインに積立中です。

低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年1月)

世界地図と右肩上がりの統計チャート.jpg

年金積立インデックスシリーズ(2013年10-11月)実質コスト更新に合わせ、低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2013年12月)を最新版に更新します。

今回より、低コストインデックスファンド6種の信託報酬比較も合わせて掲載します。



年金積立、SMT、eMAXIS、インデックスe、Funds-i、ニッセイ 信託報酬比較(2014年1月版)

各インデックスファンドシリーズの資産クラスごとに信託報酬を記載し、各資産クラスごとに最も低い信託報酬の箇所に淡桃色を付けています。

ファンドには下記の信託報酬だけでなく、売買手数料や保管費用などの「その他費用」もかかります。
その他費用は変動するため事前にはわからず、信託報酬+その他費用を合わせた実質コストは運用報告書の費用明細から計算できます。


インデックスファンドの資産クラス別信託報酬比較(2014年1月19日)
 資産クラス  信託報酬(%)  
年金積立 SMT
(旧STAM)
 eMAXISeシリーズ
(旧CMAM)
Funds-i ニッセイ
 日経225 0.6510.3885
 0.42 -0.420.2625
 TOPIX 0.651 0.3885 0.42 0.38850.42 0.525
 JPX日経400- 0.3885----
 日本債券0.4725 0.3885 0.42 0.38850.42-
 先進国株式 0.882 0.525 0.63 0.5250.5775 0.4095
 先進国株式
(為替ヘッジ)
0.882 - - - 0.5775 -
 NYダウ - 0.525 0.63 - - -
 先進国債券0.7035 0.525
 0.63 0.5250.5775 0.399
 先進国債券
(為替ヘッジ)
0.7035 0.525 - -0.5775 -
 新興国株式 0.5775 0.63 0.63 -0.63 -
 新興国債券0.546
 0.63 0.63 -0.63 -
 新興国債券
(為替ヘッジ)
 -0.63 - - 0.63 -
 日本REIT - 0.420.42 -0.420.35175
 先進国REIT - 0.5775 0.63 -0.5775 0.4725
 先進国REIT
(為替ヘッジ)
 - - - - 0.5775 -
 新興国REIT - -  0.63 - - -
 全世界株式 - - 0.63 - - -
 8資産均等型 - - 0.525 - - -
 波乗り型 - - 0.525 - - -
 海外5資産バランス - - - - 0.63 -
 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 - - - - 0.525 -




年金積立、SMT、eMAXIS、インデックスe、Funds-i、ニッセイ 実質コスト比較(2014年1月版)

各インデックスファンドシリーズの資産クラスごとに実質コストを記載し、各資産クラスごとに最も実質コストが低いものに淡桃色を付けています。

新しいファンドでまだ一度も運用報告書が発行されていないものは、実質コストを(信託報酬+α)と表示しています。

なお、運用報告書発行時期が異なるので同一条件ではないこと、費用明細表の1円未満は四捨五入されているため誤差はでることをご了承ください。

また、新興国債券(為替ヘッジ)や先進国REITクラスのようにファンドのベンチマークが異なるものもあります。


インデックスファンドの資産クラス別実質コスト比較表(2014年1月版)
 資産クラス  実質コスト(%)  
年金積立 SMT
(旧STAM)
 eMAXISeシリーズ
(旧CMAM)
Funds-i ニッセイ
 日経225 0.660.39
 0.43 -0.420.27
 TOPIX 0.65 0.39 0.42 0.390.42 0.54
 日本債券0.48 0.39 0.42 0.400.42-
 先進国株式 0.93 0.56 0.66 0.580.60 不明
(0.41+α)
 先進国株式
(為替ヘッジ)
1.28 - - - 0.64 -
 NYダウ - 不明
(0.53+α)
 不明
(0.63+α)
 - - -
 先進国債券0.72 0.56
 0.64 0.560.59 不明
(0.40+α)
 先進国債券
(為替ヘッジ)
0.74 不明
(0.53+α)
 - -不明
(0.58+α)
 -
 新興国株式 0.86 0.87 0.85 -0.81 -
 新興国債券1.28
 0.76 0.78 -0.97 -
 新興国債券
(為替ヘッジ)
 -不明
(0.63+α)
 - - 0.66 -
 日本REIT - 0.420.42 -0.42不明
(0.35+α)
 先進国REIT - 0.69 0.71 -0.67 不明
(0.47+α)
 先進国REIT
(為替ヘッジ)
 - - - - 不明
(0.58+α)
 -
 新興国REIT - -  不明
(0.63+α)
 - - -
 全世界株式 - - 0.68 - - -
 8資産均等型 - - 0.59 - - -
 波乗り型 - - 0.59 - - -
 海外5資産バランス - - - - 不明
(0.63+α)
 -
 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 - - - - 不明
(0.53+α)
 -



信託報酬比較表と実質コスト比較表から、信託報酬が最も低いファンドが実質コストも一番低いとは限らないことがわかります。


関連記事

 各インデックスファンドシリーズの最新実質コスト詳細は、以下をご覧ください。

 年金積立インデックスシリーズ(2013年10-11月)実質コスト更新
 SMTインデックスシリーズ(2013年11月決算) 実質コスト更新表
 eMAXISインデックスシリーズ実質コストまとめ(2013年1月決算)
 (旧CMAM)インデックスeシリーズ最新実質コスト(2013年3月版)
 野村インデックスファンドFunds-iシリーズ11ファンドの実質コスト




SMT、Funds-iシリーズが優秀な中、ニッセイも今後は有力候補

最も低い実質コストは、SMTインデックスシリーズとFunds-iインデックスシリーズが各資産クラス毎に星を取り合っている中、先進国株式、債券、国内外リートクラスはニッセイのインデックスファンドが実質コスト最安を狙えそうな低信託報酬で攻めてきています。

私も先進国株式クラスについては、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの購入に切り替えました。

また、純粋なインデックスファンドではありませんが低コストのパッシブファンドであるEXE-i(エグゼアイ)シリーズの実質コストやベンチマークとのかい離のチェックも今後行う必要があります。


信託報酬が低くても、売買手数料や保管費用がかさみ実質コストが高くなるファンドもあるので、変動する実質コストは定点観測していきます。

コスト低減は個人投資家が投資リターン向上のためにできる数少ない確実な方法です。

金融機関のカモネギにならないよう、販売側が勧めない低コストファンドを購入するようにしましょう。


2014年1月28日にeMAXISインデックスシリーズの決算があるため、例年約1か月後に運用報告書がUPされます。
運用報告書が発行され次第、実質コスト比較表は更新していきます。


関連記事

 [2014.03.07追記]
 低コストインデックスファンド6種の実質コスト比較 (2014年3月)

 [2014.06.08追記]
 低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2014年6月)

 [2014.12.28追記]
 低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2014年12月)
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