2017年04月11日

「今日の早川さん」1~2巻 coco 早川書房

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SF、ラノベ、純文学、ホラー、それぞれ異なったジャンルの本好きな女4人を中心にありがちな日常生活を描いた日常系4コマ漫画。

一口で読書好きと言っても、読む本によってこんなに違うし、一般人から見ればなんでそんなに拘るの~的なあるあるな点をうまく切り取って漫画に描いてます。

私も全部が分かる訳ではありませんが、ああ~あれねって感じで分かるところがそこかしかにあって、うん、まあ、普通の人には理解されないんだろうなあ~って共感を誘うところが作者の上手なところです。

好きな事を好きにやっているんだから、それはそれで幸せだよねぇ~と思う一方で、普通の幸せ的なものもちょっと憧れてしまう心情なんかもまた、哀愁があったりもします。

キライじゃないです。こういうの。

今日の早川さん コミック(amazonリンク)
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2017年01月16日

「死刑執行中脱獄進行中」荒木 飛呂彦 集英社

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表紙が良くて買いました。
内容は読んだことあったはずですが、忘れていました。
ゴージャス・アイリーンじゃない方ですね。

装丁もなかなか素敵ですし、色使いもビビッドでポップ系のノリで非常に目を惹きます。
但し、荒木氏の短編物は割合好きなのですが、今回の作品はいささかグロっぽい系統で正直嫌いです。

このカバージャケットっていうのでしょうか、このデザインだけで気に入って手元に置いておきたくて持っている感じですね。昔のレコードのジャケ買いみたいなノリ。

特に猫ちゃんのはちょっとねぇ~。
なんかポーの黒猫を思い出してしまった。
死刑執行中脱獄進行中 (集英社文庫 あ 41-54) (amazonリンク)
ラベル:書評 コミック
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2013年08月25日

「カノジョは官能小説家」全1~6巻 後藤 晶 スクウェア・エニックス

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(ネタバレありです)



女性の官能小説作家とその担当編集者がメイン。
これまた定番系の組み合わせで、自分の尊敬する作家の創作活動を支える為なら何でもする献身的な努力をいとわない新米編集者。

仕事を通して、幾つもの困難を乗り越える中で育まれるお互いへの信頼。
そしてその延長線上での・・・・。

その辺も含めて、定番中の定番なのですが、逆に正統派過ぎるくらいの純愛物になっています。
少し変形した形でのハッピーエンド(?)なのも、まあ、許容範囲なのかなあ~。

「ゆびさきミルクティー」とか、「あきそら」とかもう愛の形が変わり過ぎて、原型留めないぐらいの作品ばかり読んでから、かえってこういう方がほっとしますね。

普通に読んでて面白いし、こういう素直な恋愛物も好きですね。
設定が少し今風なだけで後は完全にまとも過ぎるぐらいで、ドロドロや屈折しなくても、愛を語るってのもありかなあ~と。

今時、恋愛より仕事取るってのもなさそうだしなあ~。
でも、割合好きな作風です(笑顔)。

カノジョは官能小説家 (ヤングガンガンコミックス)(amazonリンク)

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ラベル:書評 コミック
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2013年01月06日

恋と選挙とチョコレート 第1話~第12話


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公式サイト

ほお~、原作アダルトゲームなんだ。全部見終わって、web観てて知りました。
最近、多いねぇ~、そういうの。

学園物で主人公ハーレム・ストーリーとは思ったのですが、そりゃ、いろいろなイベントがエロに直結し易そう(笑)=フラグ立てまくり。観ていても、いやにベタベタくっつくかと思いましたが、いろんな意味で納得!

ゲームもしてみたくなりましたが・・・・とてもじゃないが、時間無いなあ~それは残念。

そうそう、原作がアダルトゲームっていうのは、ゲームのシナリオ自体が最近はしっかりしていて内容的に深くしようとする傾向とキャラデザの魅力度の双方がアニメ化しやすいのかな?

選挙関係の描き方も、この手のものにしては非常にシリアスで、どこぞのドラマよりも生々しくリアルに描かれていて興味深かったです。学園内のいじめなども、うま~くストーリー内に結び付けられていて、きっちり伏線の回収もしています。

トータルでみて、よく練りこまれたシナリオで完成度の高い作品だと思います。
まあ、全年齢対象のアニメなんで、もどかしい、つ~ともどかしいのだけれど・・・・やっちゃっえって(オイ!)。

各人がそれぞれに悩みを持ち、そして自分の周囲の人を気遣う優しさとかがある辺り、良い人間ドラマとなっています。個人的には結構、お薦めですね。

ただ・・・眼鏡っ娘が最後にしか出ない・・・悪い子だし・・・・そこがちょっとね。
あとは特に不満ありませんでした。

恋と選挙とチョコレート(amazonリンク)
ラベル:アニメ 恋チョコ
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2012年03月25日

「ゆびさきミルクティー」全10巻 宮野ともちか 白泉社 


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【※ネタばれあり、未読者注意】






7巻までの書評を書いた覚えがありますが、長期連載休止になり、その後のことを気にしていた人が当時、私も含め、少なからずいたはずでした。

それが・・・どっかの記事で続きが出るのを知った時は、すっごく嬉しかったですねぇ~。

その後の続巻が出た時にも大変話題になっていましたし、私もすぐ買おうかと思っていたのですが、完結するのを待っている間に実はすっかり忘れておりました。(どんなファンだ?私?)

お恥ずかしながら、こないだの祝日にたまたま本作品を目にする機会があり、読み直したら、速攻、続きを購入してこんな時間まで読みふけっていたりする。

前置きはおいといて・・・。

とにかく完結おめでたいです。
特に9巻までは、繊細な心理描写サイコーだと思いますね。
やっぱり、美しければしょーがないですよ。

男女の性別に拘るなんて、そんな狭量な精神構造していない私としては、本作品全面肯定派なんですけど・・・巷の評価を見ると、とんでもない変態漫画扱いされてますなあ~。

ずいぶんとさばけた時代になったかと思いましたが、時代が保守化しているんですかね?
単純にモノを知らないか、世界を知らないのか分かりませんが、個人的には全然ノーマルの範囲内で終わっているように思うのですが・・・。

ただ、揺れ動く心理描写が好きなんだけどねぇ~。
自分が一番、ってのはナルシストではなくても当然過ぎる自分の感情であって、恋愛が相手を通して、そこに映った自分の姿を見るものと捉えるならば、女装して鏡に映った自分を何よりも好ましいと思うのは、不思議でも何でもないんだけどさ。

勉強で1番になるのや、運動で1番になること、出世することや異性にもてること、自分がどれだけの価値がある存在なのかを確認したくて、その価値を外部に映し出す媒体として、ただそれだけの為にそれらの行動をしている、ってのはよく言われる人間心理であり、真理だと思うんだけどね。

とまあ、ぐだぐだ書くのはいいや。
9巻までの水面、否、10巻の頭の頃の水面は、もう完璧だと思うんですが・・・。
迷う余地無いし、相思相愛だし、水面選べばハッピーエンドじゃん!

女装への理解もあり、何しても許してくれて、自分以外の誰も見ない最高の相手なのに(成績優秀&眼鏡っ娘&ツンデレ)、何故選択を誤るかなあ~?

過去のしがらみに捉われて、かえって大切なものを二つとも汚しているような・・・。
物語の最後の最後にしかも最後までやった後で、相手を一旦認めたふりしてたのに、自分の感情に引きずられて相手ごと全面否定に至っているのような・・・・『成長しちゃ駄目』ってそれこそ駄目だろ、オイ。

成長した結果を評価しての行為だったはずですが、最後の最後で元に戻ったら、「円環の理(ことわり)」に導かれて無限ループしちゃうぜい♪

それよりも水面は、散々利用されて捨てられる当て馬ですか?
可哀想過ぎなんですけど・・・・(号泣)。

一応、完結なのは喜ばしいものの、どうにも9巻から10巻への展開がすんなり受け入れられないのも事実。

個人的には、大のお気に入りで傑作だと思っていたのですっごく不満が残るのも事実。
つ~か、7巻未完、9巻まで入れて9巻未完で終わった方が全体としての評価は高かったはずなんですけど・・・・う~ん、本当に惜しい!!

いっそのことあの10巻の終り方なら、11巻まで引っ張って、ひだりと齟齬を来たして別れ、水面に戻ってめでたく元サヤに戻って大団円ってのもアリ、かと思うんだけど・・・私の妄想か。

誰か水面が救われる話を同人誌でもいいから書いて出して欲しいものです。
あったら、即、買いますけどね。

いろんな愛の形があり、自己愛の表現形式の違いが様々な行為で表されるだと思いますが、作品的にはそれぞれを肯定していたようだったのに、なんかラストがベタな一つの愛の形で収斂されるのが、違和感半端ないです。

でも、私の感性が古いかね?
ジャンプ的な「成長」を通じて、人としての器が大きくなり、多用な「愛」の形をそのまま受容するというのは、むしろ「成長幻想」に陥ってます?

昨今の流行のように「成長」を拒否し、かつての感覚でいうならば「停滞」や「現状維持」を怠惰ではなく、勇気を持った現状肯定とみなす、ピータパン・シンドロームのような精神状態こそが、これからの主流でしょうか?

う~ん???
とにかく、水面の今後が気になるだけで、水面が幸せなら、良いです。

綺麗なだけの人に興味はありませんが、綺麗で不思議な人なら、興味惹きますよね。
(ある意味、『ひく』のかもしれませんが、紙一重ですし)

最近は、そういう人とお知り合いになる機会もなく、寂しい限りです(笑)。

本書は最後の10巻で傑作になり損ねたと個人的に思っていますが、それでもこの作品は今でもお気に入りです。とにかく完結した良かった!!

もう、それだけで満足しとくべきなんでしょうね。きっと・・・。

ゆびさきミルクティー((amazonリンク))

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「ゆびさきミルクティー」1~7巻 宮野ともちか 白泉社
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2012年01月09日

まりあ†ほりっく あらいぶ 第1~12話

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なんか1期に比べると、完全にあちらの方向へ向かってしまったのだなあ~っと・・・。

桐さんとか友達関係は影薄いし・・・。

それでも笑ってしまうのでいいのだけれど、たまにあるシリアス分がもっとあると良かったのにね。個人的には1期の方が良かったし、好きでした。

2期では、みきたんのみ。

明日からまた仕事か・・・鬱だあ~(涙)。
ラベル:アニメ 百合
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2011年12月24日

電波女と青春男 第1~12話

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原作が入間人間氏によるラノベのアニメ化。

原作を読んでみたいと思っているうちにいつのまにかアニメ化までされていて、主題歌は結構、流行ってたみたい。基本、TVを見ない私でも何度か歌番組とかで流れているのを見たぐらいだし。

さてまあ、文字通り布団ぐるぐる巻きの電波な少女が最初、メインかな?と思うものの、リューシさん(リューコや、ちゅうねん!)の方がうぶっぽくて可愛いと思うんだけどねぇ~。

前川さんの立ち位置も気になる・・・・。

女々(メメ)さんは、したたかそうなおば様なので、それこそ布団に簀巻きにして放置、推奨。

って、まあ、特異なキャラ立ちを余儀なくされた女性陣に囲まれて、真面目な少年っぽく冷ややかで醒めたくせに、若さ故の軽率さでうっかり青春をしちゃったりする高校生男子1名が羨ましくてしょうがなかったりする。

うち、男子高校だったし・・・部活も帰宅部で文化祭もやる気なくて・・・お勉強と図書館に籠もって本ばかり読んでたなあ~。はあ~。

今も変わらない。
5日間の休みがあって、国会図書館で本読んだり、熊の出る山中をサイクリングしてブログなんて書いてたら青春なんて・・・・ウギャアー!!

青春ポイントって、なんぞや?
つ~か、そんなチープなマックで交わされるようなリア充な会話なんて、したことないんですけど・・・。

駄目だね、日本にいたらリア充な生活なんて一生送れませんもん、私。
やっぱり金作って、ブラジル行こう。

しかし、日本ってこんな閉塞した社会なのに、普通にコスプレして人が歩いていても、挙動不審者で取り締まられない自由な国だったんだなあ~って。

まあ、ゴスロリの似合ってない不気味さ、つ~か異様さは、公衆道徳違反のような気もしますけど・・・。

でも、いろんな意味でユルイ国だからいいのか?
学生時代、いつも保健室にいた時もきっとまともな社会生活不適応者だろうなあ~っと、毎日、会社で仕事するなんて想像もできなかった私が、未だに生きているんだから・・・・。

今、ジュリア・アサンジのウィキリークス本を読んでいて、まだまだ自分は社会の一員でいられると思った私でした。

もっとも、自分の周りにも無数の社会生活不適応者、いますけどねぇ~。終わっちゃった人とか・・・。

あ~引き篭もって本ばかり読む生活がしたい。じゃなきゃ、放浪生活か。
それで生きていける方法があるならば、本だけ持って、自給自足生活したい。

とか言いながらも、休みの日にもパラレルで仕事のことを考えているこの小市民的発想がいささか悲しい。

つ~か、自分が関係している間に業務の破綻は起こしたくないもんなあ~。手離れした後なら、正直知らん!引き継いだ管理職の無能を責めればいいば、それを放置する更に無能な部下にはなりたくないし・・・・少々鬱だ。

さて、サンタさんの共同幻想は今も健在なりしか?
聖人ニコラスがコカ・コーラの宣伝に成り下がる時代、電波の一つや二つなんでもないか、半分を借金した金で国家予算を組むこの国の議員の頭の中も、マニフェストやらの電波に指図されているみたいだし・・・。

私の文章も訳分かりませんが、まあ、電波でも何でもリア充で「青春」という幻想を生きれるのなら、それは幸せなんだと思いました。終り。


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「僕の小規模な奇跡」入間人間 アスキーメディアワークス
ラベル:アニメ
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2011年12月15日

「Anarcomix remainder. vol.2」山本夜羽音

う~ん、ゴシック建築の資料読んでる間、息抜き用に借り出した漫画がコレだったんだけど・・・。

えっ!
どっからどうみても同人誌ジャン!
まあ、出版物といえば出版物かもしれないけど、こういうの納本制度の対象だったっけ?
それとも・・・自主的に提出したヤツ? 

確か自費出版とかその手のものでも受け入れるはずではありましたが・・・・。

正直、ビックリしました。
つ~か、いかにも研究書然とした本2冊と一緒にこの本が出てきた時には、職員さんが一瞬、怪訝そうな表情を見せたように思えましたが・・・・(そりゃ、そうだ、私もリクエスト間違えたかと思ったもん)。

一応、書評。
著者のいつものアノ系の本です。
戦争反対とか、いつものね。

デモとかにいる、いささか壊れたっぽい女子学生をにわか仕立てのアイドルにして、反戦ソング・・・・。

まあ、内容は特にないし、思想的な主張もないです。
ついでにエロも無いし、眼鏡っ娘もいなかったかな?
1分ほど頁をめくって読了。

個人的には、面白くありませんでした。
古本の雑学系のものでも借りれば良かったです。失敗! 
おかげで一生懸命、本命の本に集中できたのでヨシとすべきですね。

関係ないけど、とらのあなで通販されてるのが凄いです。買う人いるのだろうか???

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2011年12月04日

ダンタリアンの書架 第1~12話

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本がテーマとなっているアニメということで期待していたのですが・・・。
正直期待したほどではなかった。

禁断の叡智を書き記した『幻書』。
それをこの世ならぬ異界の書架に閉じ込める・・・うんぬん・・・。

ビブリオマニア(愛書狂)という設定の祖父は、まあ、どうみても私の目からは単なる読書好きのおじいさんレベルで蔵書がこんなもん?って感じでその遺産と一緒に引き継ぐ、書架と一体化したメインの女の子ダンタリアンも可愛く見えないんですが・・・。

思いっきり『ゴシック』と重なるのに、 ヴィクトリカのような金髪じゃないし、ツンデレの生意気さも単なる言葉遣いの悪いだけに見えてしまって・・・好きになれない。

ほぼ1話完結スタイルで進む話も内容は悪くないんですが、後味の悪い終わり方が多く、いささかグロイ。
その割に絵柄は、世界名作物語(?)とかそんな感じのホワンとした感じでなんだかなあ~って思います。

まあ、本当にビブリオマニアに焦点を当てたら、一般受けしなくなるでしょうけどね。
しかし、どう見ても図書館の司書さんレベルで、本に関する部分が薄っぺらで興醒め感が甚だしいです。

個々の本も、キーワードにもならないぐらいの扱いで何でも代わりがきいてしまうのではねぇ~。
本好き的には悲し過ぎるアニメでした。

どうせなら、本に捉われないのはそのままでも、個々の話をもっと充実して後味の良いものにして欲しかったなあ~。最近は、突き放す系のストーリー作りの方が印象に残るのでしばしばそういった傾向が見られるものの、中途半端な感じがして残念でした。

このアニメを見た限りでは、原作を読みたいとは思わないんだけど・・・原作が全然違っていたりすることもあるし・・・ね。悩みところであったりします。

本作品もアイキャッチのところとか、ちょっとくすぐる感じではあったんだけど・・・とにかく残念でしたねぇ~(涙)。
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2011年09月18日

シュタインズ・ゲート全24話

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2011年9月17日現在のラジ館。

TVアニメ シュタインズ・ゲート公式サイト

当初はあまりの厨2病っぷりに、イタイタし過ぎて切ろうかと思っていましたが、まゆしぃに惹かれてちょい見続けてました。

すると・・・ゲルバナ辺りから・・・段々引き込まれていっちゃいましたねぇ。

フェリスたんやダルはまあ、お約束ですが、個人的に一番萌えるはずの萌郁が単なる社会生活不適応者でどこぞの新興宗教の危ない人みたいだったのは、驚いちゃいました!!

まあ、実際に何人か知ってるからなあ~、こういう依存症タイプ。実際、危ないから・・・絶対に関わりを持ってはいけなかったりする。すぐ切らないとね。病は伝染します、マジに。

マギカ・まどかの後、他の作品はいささか物足りなかったのでここんとこは、コレ1押しでずっと見てましたね。まゆしいが殺されちゃうところは、さすがに泣けた(号泣)。

それ以上に何度も何度も、タイムマシンで時間を遡っても、『死ぬ』原因は変わっても、『死ぬ』結果が変わらないその救いようのない絶望感は視聴者に強烈なインパクトと、共感を与えるね。
まさに、人ごとではなくなる感覚。

どっかでも書かれてと思うけど、マドカ・まぎかで、まさにほむほむがまどかの『死(=魔女化)』の運命を変えようとして何度も平行する世界の時間軸を渡り歩くというのと、同じプロットだけど、改めてこれって非常に良く考えられた仕掛けなんですね。

物語の中で一番インパクトのあるイベントは『死』(あるいはその類似)だけれど、視聴者がその作中の登場人物に対して共感を抱かせるには、今のご時世、単発の死では既に衝撃とするには足らなかったりする。


同一人物による複数回の『死』は、その点、視聴者を物語りに巻き込むには最適だったりする!
ヒットラーの演説の例を出すまでも無く、情緒に訴えかける、単純な繰り返しこそが一番印象に残り、強烈なインパクトを与えるという方法論の実践をこうしてアニメで見るとはね。

確かに醒めた時代である、現在、ヒットを生み出すにはこういうマーケティング手法は効果的であることを実感しますね。強烈なインパクトは熱狂へと繋がり、購買行動へ直結します。
DVDやBD全巻購入とかね、当然予約特典狙いの定価購入やらなにやらへと。

ほむほむのあの切ない胸の内が、オープニングに『交わした約束』の単語に繋がっていくあの感覚や、話しても未来が変わらない絶望感から心ならずも表現される、あのツンデレ感もたまりませんでしたが、こちらのシュタゲも一見普通の人達なのに、なんか病んでるつ~か、心に苦しいもの抱えていて切なかったりする。

まあ、普通に生きてりゃ、あるんだけどね。
このアニメに出てくる以上の、苦しいことなんていくらでもね。

ただ、表現の仕方はやっぱりうまいと思う。
プリンの助手は個人的にはタイプじゃないので、まあ、ハッピーエンドでなくてもそれほどがっかりしなかったと思うが、でも&でも、登場人物がばたばた死んでいく西尾維新さんの作品よかマシかな?
あちらも最後はそれなりに幸せに終わってるし、今は、みんなが弱って軟弱だから、暗い結末に耐えられないんでしょうね。

実際の世界が暗い中で、これ以上、作り事の世界でも暗くなっても死にたくなるだけだし。
そうじゃなくても、日々、たくさんの人が絶望してるからねぇ~。

最初は、セルンがどうとか、お前ら「天使と悪魔」かよ?
パクリか~とか思ってましたが、実に巧みで巧いプロットだと思いました。タイムマシン概念の導入で、『死』のイベントの繰り返しを可能にし、感情移入の度合いを指数的に高めたうえに、全く同じイベントだと飽きちゃうでしょ。殺される手段を毎回変えることで、反復しても単調にならないうえに、努力しても結果が変わらないことで絶望感を更に倍化させてますからね!

毎回毎回、謎を小出しにすることで背後になるより大きな謎を推測させ、視聴者を引っ張るこの手はエヴァ以降により顕著に一般化した手法かと思いますが、これもまさに生きてますね。結果的に、謎の一部は明らかになっても決して謎の全容は明らかにされないままで、エンディングに至るのもまさにあのパターン。

まあ、劇場版の作成も決まったことだし、謎が残っている方が次回以降の作品への余地があっていいんでしょうね。きっと。引っ張りやすそうだもん!

まあ、一通りの謎解きは済んだので、ある程度モヤモヤ感は解消されたけど、気になっているのが何点かあったりもする。
・つ~か、結局、ダルの嫁って誰?
・岡部は誰と最終的にくっつくの?
・何故か日本にまで工作員のいるセルンって現段階ではなにやってんの?(作中の設定的に)

月2ぐらいで用も無く秋葉をうろついてる私ですが、新しく改装中(?)のラジオ会館をしゅたげ最終話放送記念に写真を撮ってみました。

でも、ラジ館の前に助手は歩いてなかったです(残念)。
@ちゃんねるに書き込んでるのかなあ~(笑)。

シュタインズ・ゲート(amazonリンク)
ラベル:アニメ
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2011年09月08日

「ぼく、オタリーマン。」よしたに 中経出版

んーっと、そこそこ有名なので(?)期待していたのですが、正直期待外れでした。

ただ、地味でおとなしいサラリーマンの話で、全然オタクではないかと。

しかも高校時代に彼女がいた、ということ自体が前提条件で違うような・・・(私の偏見ですね。オタクでももてる人がいるこのご時世ですし)。でも、世間様的には、違和感があるかと。

しかも、仕事がSEだと言っても、(だからか?)プログラムを書いてないのって・・・・?
趣味で書けよ。私は書きませんけどね。オタクじゃないから。

なんだなあ~???

コレじゃなくて、「理系の人々」or「理系のお仕事」だったっけ?(タイトル忘れた)

そちらの方がはるかに面白かった。しかもいかにもあるある(表現古い?)な感じだし。
そちらは立ち読みで一部見て面白かったから、こちらを買ったんだけど・・・ね。ぼく、オタリーマン。(amazonリンク)
ラベル:コミック オタク
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2011年07月18日

輪るピングドラム 第1~2話

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輪るピングドラム 公式サイト

ウテナのDVDボックスを買っちまおうかと、思いっきり悩んでいた(今も迷ってる)私には、今期どう考えてもこれが一番だろうと思われる"スタイリッシュ脱衣"アニメ・・・・どっかでつけられてたタグですが・・・(笑)。

いやあ~、しかし、このぶっ飛び方は、さすがウテナの幾原邦彦氏ってカンジですね。

ギュッギュッ、言ってる見えないペンギン君達もなかなかキュートでお好みなのですが、陽毬(ひまり)ちゃんが可愛い。つ~か、あの言動をする人物がこの世に実在してたまるもんか(!)、つ~くらいヒロイン。
(まあ、二次元だからだよね。身近には世俗にまみれた人しか知らないし・・・)

「ラッコ♪ ラッコ♪」とか言ってる子、見てみたいー。


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やっぱり、『何者にもなれないお前達』と呼ばれる輩は、絶対服従が基本すね。
生きていく為には何かを差し出して、その交換により、生存が可能になるのね。と再認識しちゃいましたよ。

連休中のプライベートな時間を犠牲にして、証券1種の勉強をしている私にはホント身に詰まされます。来月テストだし・・・。

さて、こっちの作品の話。
J.A.シーザーばりの音楽は、さすがにありませんでしたが・・・・(私、ウテナの影響でJ.A.シーザー絡みの舞台とかも周ってましたし・・・・オイ)、この作品の音楽もなかなかのもんがあります。

結構、好き♪

こないだまでは、まどマギ最高!
ってなこと思って、ほむほむしてたり、まみったりしてたのですが、移り変わりが早いなあ~。
galaxy tabのまどマギの痛ケースを作ろうかと思っていたのにね。

こちらのピングドラムで痛ギャラタブケースでも作ろうかしらん?(笑)

ニコ動とかでやってないので見るのが大変なのですが、まあ、なんとか頑張って見ていきたいです。

しかし『絶対運命黙示録』ではないけど、この作品も運命論者でセカイ系のお話、になるのかな???
未だにウテナ関係の曲をmp3で時々、聞いている私的にはそういうのもアリでいいんですけどね。

この作品も本当に楽しみです。

そうそう、「ゴシック」も残り3話見てないのであちらも全部目を通さないと。ビクトリカも好きなんだけど、それほど話題にはならなかった感もあるなあ~。

その前にやることやらないと・・・。
ラベル:アニメ
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2011年01月02日

「ヨスガノソラ」1~12話

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今日(1/2)だけで全話一気に見終えた。ヤバイ、試験勉強してない!(まっ、いいか)

こちらもエロゲーが原作とは聞いていたが・・・、想像以上に丹念に心理描写が描き込まれていますね。思いっきりハマッた感がある。

最初は、同一時間軸でストーリーが進行していくが、途中からまさにエロゲーのように複数分岐し、それぞれのルートを描いてるんですね。アニメとしては、あまり見ない作品構成ですね。珍しいと思いました。

基本、かなり暗い話が多いですね。鬱系?
そこに子供時代の郷愁をそそるエピソードと絡めて、思春期らしい戸惑いと愛情表現の一種として性表現をうまく繋ぎ合わせているような気がします。

ただ、すぐに最後までやっちゃうのは・・・まあ、しゃーないですね。そういう用途の作品ですから。

去年、はやぶさに感動して涙していて、今年年明け早々、こちらで泣いていますわ。
なんかもう涙腺緩いな、私。

でも、結構、心にグッというかグサっとくる感じがあるなあ~。

ーーーーーーーーーーー(ここから翌日)ーーーーーーーーーーー

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改めて今日も(1/3)全話見直していたら、最初はいまひとつ肯定し切れなかった穹(ソラ)のポイントが私の中で急上昇!

最初はひたすら眼鏡っ娘の奈緒ちゃんだったのですが・・・・。
今も一番は奈緒ちゃんネ。

でも、ソラちゃんからすれば、この幼馴染の奈緒ちゃんは、天敵以外の何者でもないよなあ~。確かに!

大切なお兄ちゃんであるハルにいきなりアレでトラウマ植えつけてるしぃ~(植えつけた本人の方がトラウマ?)、強引に奪うしなあ~。

両親亡くしてただでさえ、心細いところにいきなり過去を手土産に介入してくる第三者。しかも肉体を餌にしてハルを釣るんでは、そりゃ許せないでしょう。そのうえハルの心まで奪おうとしつつ、自分が大切なハルからないがしろにされてしまうのはね。約束のプライオリティ下げられてるしね、ハイ。

しかし、二回目見てようやくソラの微妙な仕草や態度の伏線が分かりました。初見では気付かなかったなあ~。

ただ・・・ソラ本当に可愛いんし、保護欲そそりまくりですが、実際にヒッキーな女の子だとまともに付き合ってなんかはいられないよねぇ~。洒落にならないほど怖いし、人として駄目駄目なのいるから・・・さあ~。

周囲の人を次々と巻き込んで不幸にしますよ。実際いるし、見たことあるからねぇ。

なんか見ていて既視感を覚えたんだけど、はるか昔の「くりいむレモン」シリーズの亜美ちゃんは、お兄ちゃんとの関係がばれて、お兄ちゃんに海外に行かされたんじゃなかったっけ? 
周囲の目を気にせず、自己中ばかりの現代は、二人で愛の逃避行(フルイ!)つ~ことでやっぱり海外なんだね。

そういやあ~「あきそら」はどうなったっけ? まだ、続いている最中だったかな?
あちらはかなり終わっている展開だったと思ったが。「キスシス」はそれと比べると健全だよね。

個人的には、西尾維新の「きみとぼくの壊れた世界」がお気に入りだけどね。
あれはエロ無しだけど、濃厚でドロドロしてたなあ~。

個人的には、海外行かずにそのまま、日本でOKだと思うんだけどね。エンディング、あれはあれでいいと思うけど、その後が知りたい・・・・。

リアルで言えば、地方に行けば、ちょっと前まで財産を余所者に分けたくなくて、近親婚って結構あったりするしね。一旦、養子に出して、それをまた一族に引き入れるとか・・・。
(クレチェマーの「天才の心理学」見ても、世界でよくあることですし)

まあ、道徳的にどうかはおいといて、かなり切なくなるアニメでした。
原作のエロゲー買おうと思ったら、なんか定価よりだいぶ高いね。品薄でプレミアついてるのかね?

買うのはいいけど、やっている時間はいつ取れるか分からないので、もう少し人気が冷めてから買おうっと。明日から仕事だ、あ~ばっくれたい!

ヨスガノソラ(amazonリンク)

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「Kiss×sis(キスシス)」ぢたま 某 講談社
ラベル:アニメ
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2011年01月01日

「FORTUNE ARTERIAL」1~12話

ニコ動で全話見たんだけど・・・。

最初は、一昔前のコカ・コーラのCMのような歯の浮くような爽快感のある青春学園物かと思ったのですが・・・、登場人物もまあ、数十年前の設定のようないい人っぽくてねぇ~。

FORTUNE ARTERIAL.JPG

さすがはエロゲ原作。今は、エロゲの方がかつての王道のような有り得ないぐらいの正統をあえていくのでなんか逆転してて、この屈折具合がなんともいえませんね。

しかし、最後は頂けないかと、いくらあえて正統路線をいくっつっても、あれで終りにされたら、思わせぶりに出てきていた途中のキャラの存在意義って何?

二期以降前提なのかね?

やっと後でつながるであろう伏線用の種をばらまいただけで終わっていて、今回のでは何も意味がないんだけど・・・。

ゲームだと面白いのかな?
アニメの最初で、久しぶりに購入してやろうかと思ったけど、なんかすげぇ~興醒めなんですけど・・・。

FORTUNE ARTERIAL(amazonリンク)
ラベル:アニメ 吸血鬼
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「えむえむっ!」1~9話 

arasiko.gif

う~ん、最初は重かったけど、途中から完全にストーリー崩壊しましたね。

もう完全にキャラのノリだけに頼った展開で、適当に遊び倒しているような作り。
視聴者ついてきているのやら?

まあ、嵐子だけの為に見ているってところでしょうか?

しっかし、既に学園物の一線を越えているような気がしますね。別にいいんだけどね。
マゾ、男性恐怖症、女装マニア等々、ネタとして笑っていますが、三島先生はどうお思いになることかと?

まさに『憂国』かと。まあ、見てる私も私ですけどね。

えむえむっ! 公式サイト

えむえむっ!(amazonリンク)
ラベル:アニメ
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2010年08月04日

「あきそら」3、4巻 糸杉 柾宏 秋田書店

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しっかし、私が言えた義理ではないが・・・だいぶ歪んでいる『愛』の形のような・・・?

アリス姉様、LOVE♪

あきとそらは、相変わらず続くのね。
母親との複雑な関係を予感させつつ、引っ張ると・・・。

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で、こっちは可奈ちゃん。

なんていうか、うまく表現できないんだけど、どことなく後ろめたい、今時の作品にしてはどこか陰のある作風だと思います。

しかも、とっても狭い閉じた輪の中の世界のような閉塞的充足がウリ(?)かな。

西尾維新の「病院坂黒猫」さんみたい? 
そうそう、あの感じなんだよね。

自分の半経10mで世界の全てが有り、それが自分の世界の全てでしか無い、そ~んなカンジ。今の人達の世界観なんでしょうか?

でも、なんかこういうのに惹かれる自分がいます。このたまらない不毛感がクセになりそう・・・(笑)。

あきそら(amazonリンク)

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ラベル:コミック
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2010年08月01日

学園黙示録 1~4話

takagi.JPG

ニコ動でやってたので、つい4話分見てしまった。

学園を舞台にした生き残り競争。バトルロワイヤルみたいなもんか?
そもそもの原因は不明なまま、みんなゾンビ(表現古いな、アンデッド(不死者))になっちゃうってやつ。

まあ、ストレスが溜まっている学生さんには面白いかもね。
だって、みんな頭を叩き潰さなければ、敵を倒せない訳で、嫌な奴も含めて日常の全てを壊したいという若者特有の衝動の発露にゃうってつけ。

しかも、そうしないと生き残れないから自分以外の全てを犠牲にしても良いという、今風の自己正当化の大義名分があるのが良いらしい。

社会人になって、自己の保身にきゅうきゅうとするおっさんと対して変わらない精神構造なんだけど、まあ、人は歳とっても本質は変わらないからね。

とひとしきり、否定しておいてしっかり4話全部見てる奴、それ私。

内容は無いが、それなりに引っ張るのは事実。
あと、今風なのは、こんなのにもエロがポイントなんだ。オタと巨乳とパンチラで引っ張るのは、いささか興醒めではあるが、有効なのは確か。

この手のはバイオレンスがウリのはずだけど・・・。

まあ、いいです。眼鏡っ娘の高城さんだけを目当てに見ることにしよう。

でも、これって結末どうなるのかね?

最近、中途半端なままで終わるものばかりで尻切れトンボばかりですが・・・。
ラベル:アニメ
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2010年06月12日

けいおん!!(2期)第1~10話

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2期になってからも観てましたが、相変わらず、ヌルイ高校生活♪
つい、観ちゃうんだけど・・・。

迷言もちらほら。
「ニートでいいや♪」には、飽きれるよりも、頷きそうになってしまった(苦笑)。

何故か、民主党の姿が脳裏に浮かぶが・・・・。微妙にけいおんと民主党の親和性を感じるのだけれど・・・。

どっちもゆとり教育の賜物だしネ。


特にブログで今更触れる気も無かったんだけど、今回の10話で久しぶりにさわちゃんの活躍が見られたのでメモメモ。(画像はさわちゃんの高校卒業時。pixivだったと思う)

絶対に高校生のさわちゃんだったら、OKなのにねぇ~。

澪ちゃんにファン倶楽部あるのに、何故、(可愛い(笑))DEATH DEVILにファン倶楽部はなかったのだろうか? あったのかな?

けいおんをスピンオフして、さわちゃんだけでOVAでも作ってくれないものだろうか?

しかし、結婚式の二次会のさわちゃんの恰好は、いかにもよく見かけるOL風で笑ってしまった。実によくいたりする。

まあ、いまどきバンドぐらいで隠すほどの過去でもないけどなあ~。

過去の職場では、元キャバ嬢やホスト君もいたし、現役風俗嬢がいて唖然としたことがある。OLしながら、コスプレしてる子もいたしなあ~。

歳とると、何があっても驚かなくなるね!

刺激が欲しいものです。最近、刺激がないヌルイ職場環境で新しいことにチャレンジしてないから、自分で動かないといけないなあ~とつくづく思う。

自分よりも、もっと優れた人がたくさんいる環境で劣等感に蔑まれつつ、努力しないと怠け者の私は、駄目になるなあ~。

最近、自分の志の低さに自己嫌悪。流されてるなあ~。JAVAの入門書でさえ、読了できないままで終わってるのが多い。

入門書だけに読んですぐ分かるし、簡単なのに、終わらないって、サボっている以外のなにものでもないな(鬱)。

そういう時に、つい「ニートでいいや♪」のフレーズが頭に浮かんでしまう(ニートじゃないが・・・オイオイ)。

自分的に、もう終わってしまいそうな自分が怖い。

もうちょい修羅の道を歩むべきなんだろな? 再度の会社立ち上げ資金も溜まってたんだけど、一気に株価下がって、含み損が100万越えで増加しつつあるんで、超・ブルー。

やっぱり初期投資が限りなくゼロで済むネットで起業するしかないか?

アイデアと技術力、これぐらいは自前で確保しないとなあ~。さて、今日はJAVA本、あと100頁ぐらいは頑張ろうっと!

キャサリンは俺の嫁、とか言ってる場合じゃないし(苦笑)。

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ラベル:アニメ
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2010年06月06日

「Kiss×sis(キスシス)」ぢたま 某 講談社

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漫画で4巻まで読んだかな? DVD付きのは3巻分まで観た。
TVの方は、5話か6話ぐらいまで。

血のつながったいない姉二人と弟。相思相愛で、延々とキスしまくってじゃれあってる漫画。

平和だ!

もうすぐ朝鮮半島で戦争があるかもしれないってのに・・・さすがは日本。世界中から淘汰されつつある絶滅危惧種『ゆとり』のラスト・リゾート(日銀ではない(笑))の国。

神国日本は健在だね。

まあ、受けてしまえば、あるいは受け入れられてしまえばいいのは、いつの時代も一緒。これもある種、ノーマルの一線を越えてしまっているがファンがついてきているので良いのでしょう。

ゆる系も結構好きですし。

あこりこは、おいといて、三国で全て水に流します。アレも水に流してあげましょうネ。

よく言われているようだが、「あきそら」よっか重くなくていいでしょう。そんなこと言いつつも「きみとぼくの壊れた世界」の方が好きな私ですが・・・。

ああっと!「ゆびさきミルクティー」忘れてた。読まねば!

キスシス(amazonリンク)

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「あきそら」2巻 糸杉柾宏 秋田書店
「きみとぼくの壊れた世界」西尾維新 講談社
「ゆびさきミルクティー」1~7巻 宮野ともちか 白泉社
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2010年05月05日

「WORKING!!」1~6巻 高津カリノ スクウェア・エニックス

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アニメ化されてる作品ですね。
アニメではまだ観ていないのですが、ニコ動で観たポプラがちっちゃくて可愛いので読み始めました。

うん、ほのぼの系で良いかも?
古~い作品でなんだけど、めぞん一刻とかあれに近いような、身近にいそうなんだけど、訳わかんない人達が織り成す人間劇ってとこでしょうか?

毒がないです。

最近、毒々しい作品ばかりが目につきますので(すき好んでそれらを選ぶ私がアレなのですが・・・)、こういうのもヨイです。

「八神君の家庭の事情」などとは異なり、あまりに健全過ぎて、すがすがしさを覚えるよ、私は。小さいのが好きとか、男性恐怖症とか、今時普通の範疇でしょうしね。笑って済むレベルだし。

舞台は北海道のとあるファミレス。そこで働く従業員の人達の日常をちょいデフォルメ加えつつ描いた日常感覚がいい感じ。

ちょっと前に読んだ「不機嫌な職場」よりかは、なんぼかマシ。

みんないい人で良かったね。ウンウン。

基本、厨房の恋愛おままごとなんですが、こういうのは基本キライじゃないのでとても楽しいです♪

まあ、「普通」を主張する人がたいした「普通」ではなく、無理した「普通」であるのはよくあることなので、くさやの眼鏡っ娘も許容するっと。

個人的には、かたなし(?)君のお姉さま方がいい味出しているような気もします。

飲食業のバイトってしたことない(家庭教師とか塾講師、添削採点者ぐらいかな?)ので、よく分からないんですが、なんか楽しそうで良いです。

ロリ好き向きかなぁ~。まあ、可愛いければ全て許されるかなっと。

WORKING!!(amazonリンク)
ラベル:コミック
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2010年03月20日

「バカとテストと召喚獣」第1~11話

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現在、放映中の学園物ラブコメディって類いの奴です。ラノベ原作のアニメ化作品。

うむ、最初はあまり興味の無い絵柄だし、関心無かったんですが、ニコ動で何度か見かけるうちに気になりだし、見始めました。(いつものパターンだ)

設定的には、テストの点数が戦力となる召喚された使い魔(?)でのバトルなど、今時のゲームと学園生活を結び付けていて違和感が無いうえで、伝統的なラブコメ&友情モノ。

これ見てて「うる星やつら」とかオーバラップしちゃう私は、もう終わってるなあ~。歳くったなあ~。

頭悪いけど、友情に熱く、特殊な(特別な)力を持つキャラというのも定番だもんね。巨乳や貧乳とかもお約束で鉄板ですけど、見ていてやっぱり面白い♪

まだ、こういうのを楽しめる自分の感性にも感謝!

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そうそう、唯一違和感のあった秀吉は、海の家の龍之介ってところか? そう考えると、素直に納得! 『男の娘』って奴ね。こんな可愛いのが女性のはずないってネ。

最初は姫路さんだね、って思っていましたが、今はやっぱり秀吉が一押しっスね。本作品の唯一の不満は、眼鏡っ娘がいない点かな?

原作読んでないので知らないのですが、いるのかな? 今のところは出てないけど、お姉さんも違ったし。

原作のラノベも読んでみたいかも? タイトル名はずっと前から知っていたんですが、どうにも読む気にならなかったんですけどね。現金なもんです(自爆)。
ラベル:アニメ
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2009年12月30日

「職業・殺し屋。」2~11巻 西川秀明 

korosiya10.jpg

リアルタイムで掲載されているのは読んでいますが、単行本でまとまって読むと、なんとも素敵!

相変わらず、UG的なノリはそのままでネットとか個人の枠を超えて、社会や国家のUG部分へと対象範囲を拡張し、ヒートアップ。

勿論、警察の公安を超えた存在の「御犬番」とか、江戸時代の忍者っすか?というノリだけれど、かなり面白い♪

荒唐無稽のようでいて、さりげなくもしかしたら有り得そうと思わせる設定がうまい。マフィアとかもそうですが、アンダーグラウンドな世界を描かせると妙に生き生きとしてきますね、著者さん。

その手の本を資料として読み漁ってそう。

まあ、公安関係の話は、暴露本とかもありますが、実際に確かに優秀な人が多い感じみたいですね。人物としても切れるし、よお~く調べてまるようです。父の知り合いにもいましたが、ちょっと違うんですよ・・・。

国家権力なめちゃいけません! 私が某大学に入学した時も、うちの父宛に上司から、君の息子さんは自治会関係大丈夫と釘刺されたらしいですし・・・。

誰にも話してなかったはずですから、おそらくあの大学への入学者を全員チェックしているか、何かのDBに私がヒットしたということでしょう。

そういやあ~今の就職先も反社会組織のDBでチェックしてるもんなあ~。今時の企業では普通ですが、あのDBのメンテや運用の仕組み、面白そう・・・。結構、その手の興味有り。

その手の話は、面白いけど、ご法度ものなのでお口にチャックと。以前いた通販の顧客リストネタなんて、限りなくグレーだもんなあ~。

とまあ、余談はおいといて。
この作品、どうにも救われない系の話でややもすると鬱展開なのですが、そのくせに一方で、妙に今時のご時勢には忘れられているひたむきさや自分の夢の為に努力する熱情など、およそ正反対のものが全面に採り上げられていて、人間の持つ矛盾がそのまま肯定されていて、そこがまた他の作品には見出せない魅力になっています。

まともな正攻法じゃないんだけど、それでも熱い想いがあり、その為への努力だけは死んでも貫き通す。汚れても踏みにじられても、それでも初心を貫き通す、今の人が一番無くしてしまったものが描かれていたりする。それが胸にぐっときたりします。

でも、酷い話なんだけどね。バンバン人殺しちゃうし、殺されちゃうし、およそありとあらゆる屈辱を受けさせられちゃうんだけど。それでも、それだけじゃないものを描かれているように思えます。

どうしょうもない「殺し屋イチ」とか「オールナイトロング」とかとは、そこが根本で違うのかな? 「闇金ウシジマ君」はそこまで酷くないのだけれど、あちらの方波120%鬱だからなあ~。

現代版必殺仕事人、かな? 但し、こちらは絶対にTVで放映できない版(笑)。善悪で人を裁くのではなく、徹底した快楽殺人ってのもなあ~。

現代では、むしろ善悪の基準が壊れちゃっているので、かえってそれを口にすることで嘘っぽさを感じてしまうこのご時世。むしろ、個々人の欲望である快楽殺人を根底にすることの方がリアルなのかもしれません。

その方が信じられる悲しい現代ってね。でも、この作品ってスキ。
「ああ・・・
なんて卑しい仕事なんだ・・・」
全くもってその通りです。

職業・殺し屋。(amazonリンク)

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「職業・殺し屋。1 」西川秀明 白泉社
ラベル:コミック
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2009年12月29日

「あきそら」2巻 糸杉柾宏 秋田書店

akisora2.jpg

あのですね・・・結構つ~か、かなりショックなのですが・・・。

屈折しつつも純愛路線かと思いきや、おもいっきり流されまくりの汚れまくりなんですけど・・・あ~あ、普通の官能小説と同じノリですよ。これって。

最初の展開が急過ぎたので、どうやってこの後引っ張っていくのかと心配していましたが、いきなり乱交路線いっちゃいました? 確かにこれに近いような話は、実際、普通にあるのは知っていますが、そちらに安易に振ると、かえってプロットの展開の幅が狭くなりそうですが・・・。

つ~か、個人的にあまり好きじゃない路線です。現実で失望しているだけにわざわざその手のをコミックでまでねぇ~追体験したいとは思いません。

で、ドロドロぐちゃぐちゃ路線だもん!

と言いつつ、今後も読み続けますけどね。しっかし、救いようの無いドロ沼戦線へ突入しちゃいそう。はあ~、二次元くらい幸せが欲しいのだけれど、こういうのを好んで見つけてしまう自分のさがが疎ましい。

そういやあ~どうなるのか心配してた「ゆびさきミルクティー」は一挙に続巻が2冊も出たらしい。早速、そちらも読まなければ。

いつも買っている雑誌に、ずいぶんと久しぶりに掲載されていたのを読んで良かった&良かった、と思っていたら、単行本の告知が載っていてさらに一安心!

でも、こちらともどもあちらも病んでるもんなあ~。それを楽しみにしてしまう読者が末恐ろしい。まあ、わたしゃ終わってますけどね(自爆)。

あきそら 2 (チャンピオンREDコミックス)(amazonリンク)

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「あきそら」1巻 糸杉柾宏 秋田書店
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2009年12月17日

「あきそら」1巻 糸杉柾宏 秋田書店

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かなりキワドイ系のエロ路線で定評のあるチャンピオンREDに掲載中の作品。

明るいH系のノリなのかと思っていたけど、なんかどんよりと澱んだ感じがするのは、気のせい? どうも既視感を覚えてならない。

表面的には明るくて、ほんわか系っぽいんだけど、作品の開始直後にいきなり近親相姦から始まるのは、現代という時代の故か? 世界観が狭量で周囲に広がらず、ひたすら内向きで閉じているのは、閉塞的な今の日本なのでしょうか?

いささか堅っ苦しいこと書きましたが、女装もありだし、一昔前なら性倒錯の世界で片付けられそう。でも、正直個人的にはあまり違和感が無いというか、結構、好きな系統だったりする・・・。

所詮、病んでるのね私も・・・。

あっ、分かった&分かった! 「ゆびさきミルクティー」とかに近い感覚です。あと「きみとぼくの壊れた世界」とか。

全部、終わってる閉じた世界観の作品ばかりジャン。しかもそういうのが好きな私って・・・オイ? 誰か助けて・・・!

まだ一巻しか読んでないんだけど、十分におかしいです。不自然です。でも、なんかイイの。

女装してもばれないくらい可愛い男の子が、お姉さんを大好きで、お姉さんも弟が可愛くて大好きで、相思相愛ならいいでしょって、お姉さんがいきなり手を出してしまうとこから始まるストーリー。

男の子には、双子の女の子もいて、男の子を好きな眼鏡っ娘もいて、なんだかなあ~というところで続く。露出壁のある女の子も唐突に絡むし、既に設定段階で終わってるか(苦笑)。以下、続刊ってところ。

万人向けではないが、お好きな方どうぞ!
私は、何故かこういうの好き♪

あきそら 1 (チャンピオンREDコミックス)(amazonリンク)

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「ゆびさきミルクティー」1~7巻 宮野ともちか 白泉社
「きみとぼくの壊れた世界」西尾維新 講談社
ラベル:コミック
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2009年12月06日

「闇金ウシジマくん」1~10巻 真鍋昌平

ナニワ金融道も最初見た時には、えげつなさに驚きましたが、手形や抵当権の話、クレカの枠を現金に替える内容とか、ある程度知っていたのでまだまだ大丈夫だったんですけどねぇ~。

あれは街金でしょう。こちらは闇金だもん。

えげつなさの度合いが根本から違います。街金でさえも相手にしないような、通常の手段ではどうやっても支払い能力のない最低の水準の客に金を貸して、それを回収しようというのですから、もう恐ろしいです。

しっかし本当に良く調べてあるのと、それをきちんとストーリーとして纏め上げ、読み応えのある漫画に完成させているのは凄いと思います。

但し、読むと普通の人でもかなり気分が落ち込むし、鬱っぽくなります。この作品に出てくるような搾取される経験がある人だったら、もう耐えられなくなるんじゃないでしょうか?

それっくらいリアルで恐ろしいです。

そして、誰もが人ごとじゃないってのが、なんともゾクゾクする鬱感を増進してくれます。読まない方がいいとわかっているのに、どうしても手を出して読みたくなるってのも困ったもんですね。

作品に出てくるのは、境遇とか外部的などうにもできない要因で、闇金に手を出せねばならなくなった人達ではなく、基本的に自分の意思の弱さから、現実逃避する為の手段としてギャンブルやクレカでも買い物などに金を注ぎ込みます。

弱いが故に現実を直視せず、苦労して正当な手段で人生に向き合おうとしないので、それを契機にズルズルと資本主義社会の闇の部分に引きずり込まれていきます。

その有様が悲惨過ぎて、どうしようもないのですが、それが読者に与える恐怖感は、明日は我が身ということなのですよ~トホホ。

会社なんかを作るとそりゃあ~、胡散臭い人々が食い物にしようとたくさん寄ってきます。代理店なりませんかとか、備品買いませんかとかね?

設備投資の資金需要にお応えしますとか、そりゃ~いかがわしい限り。異業種交換会になんて出ると、その何割かは確実にカモを探そうとする人達だったりします。人間不信になりますよ。マジに。

独立する前に、いろいろな業界を見て、ヤ印系の人とかとは絶対にかかわってはいけないことや金主の件とか知っていて本当に良かったと思います。

明らかに違法な行為に関わるようなことをしてた人達も知ってますしね。距離を置いて正解だと思いますが、今のご時世、無知は純朴でも無邪気でもなく、罪だと心の底から思ってますもん!

まあ、幸い私は公的機関から融資受けてましたし、事業をたたむ時も全額返済済みで、さらに取引先へも極力迷惑かけず(赤残無いだけではなく、返品まで受け付けたかんね)に十分に時間をかけれたので良かったです。

人間関係や仕事しての信頼関係を壊していないので、いつでもまた事業を始めれば、以前会社と取引再開できるでしょうし、実績があるので今も以前借りた公的機関から融資の案内きますもん。

ただ、率直なところ、紙一重ですね。今の私の生活も。
事業たたんだ段階で貯金も、資本金も実質ゼロになってしまったからね。

身内に借りた金返すのは、一番最後でしたが、それも終えてようやく次の種銭を貯めていたのに、金融危機で追証で強制的に売られちゃったし・・・旅行中で用意してた資金が間に合わなかった!

まあ、もうしばらくは我慢して頑張るしかないんだよなあ~。つ~か、感慨深げにブログ書いてる場合じゃないか? 来年の資格試験に向けて勉強しないと・・・。

午前問題がパスしなかったら、論外なんでまずはそこからやる必要があるのが判明したので、努力しないとなあ~。

さて、一旦話は元の作品に戻る。

『明日への不安』『自分が生きている存在意義の希薄さ』

まさに、どこにも属していない現代人が抱える根本的な問題がよ~く分かる作品です。年収300万円なんとか~とかベストセラーなのに、ゴミのような価値の無い本よりか、はるかにこちらの方が教訓になります。
有意義です。

良薬に口に苦し。で、読んでいても胸が締め付けられるほど切ないけどね。勿論、自業自得ジャンと言ってしまえばそれまでですが、周りにいると切ないですよ。

過労で鬱になってもう何ヶ月も職場に行けなくなってしまった友人や、完全にいってしまった人、いろいろあってもう絶対に職変えた方がいいのに頑張って環境を克服した人、仕事も家庭も駄目になって、離婚しちゃった人とか、一緒にデートしたこともない中国の女性と結婚してとにかく環境を変えるんだという友人とか・・・。

普通にいるもんね。サラ金から、職場に電話かかってくる人って、マジなんだもん!それでもキャバ通いを辞めないリアル勇者様でぇっす!みんな、私が面識のあった人達の事です。昼はOLで、夜は風俗嬢なんてのも実際にいたのにはびっくりした。

とにかく、鬱期の人が読むと、自分の命が危なくなりそうですが、まだ踏みとどまれる人は、これ読んで自戒とすべきでしょう。

個人だけではなく、日本という国家が自殺しようとしている真っ只中ですが、まさに某亀井氏のような方が表面的な優しさで、将来の若者の首を真綿で絞めている構図が目に浮かびます。

世銀やOECDだっけ? 国際機関からも日本の財政政策は、将来への禍根を残すのではって、警告されてんじゃん!異常だよ!

常識で考えて有り得ない話なんですが・・・、それって!

典型的な衆愚政治に堕して国債が紙切れになるのも近そう。自宅近くの新築建売の価格を見てるとビックリしますよ。親が何十年前に買った価格とあまり変わりがないというのが凄過ぎ~。

ヤバイ、自分の将来を考えると胃が痛みます。勉強しよっと。

そうそう、本作品でもきちんと書かれてますが、駄目な人とはきっちり距離置かないと自分が巻き込まれます。これは絶対に大切なことです。

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2009年11月30日

「SCHOOLMATE」1巻 あづまゆき 秋田書店

schoolmate.jpg

妹がアイドルで、兄貴が中学校の先生で妹のクラスの担任をやっていて、妹の友達もアイドルで同じく自分の受け持ちクラスの生徒という無理無理の設定でしかも自然体の学園エロ路線。(そんなのあるの?)

ま~あるかどうか分かりませんが、お約束なのですが、絵柄が可愛くて外しようがないのです。連載されていた雑誌が、まさにお約束雑誌だしなあ~(笑)。

一言いちゃもんでもつけたくなるが、この手の好きなんで何にもいえません。克亜紀氏のアイドル系の全巻持ってた口ですし、まあ、なんとも言えません。

昔の加護ちゃん可愛かったもんね。うん、全て時の忘却の彼方に忘れ去られてますが・・・苦笑。

とまあ、正統派(?)の王道ものですので、お好きな方は読んで間違いないでしょう。

SCHOOLMATE 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)(amazonリンク)

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「柊小学校恋愛くらぶ」1巻 あづまゆき 双葉社
「ボクの番台さん」1~4巻 あずまゆき 実業之日本社
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「柊小学校恋愛くらぶ」1巻 あづまゆき 双葉社

hiiragi.jpg

どちらかというと可愛い絵柄なのに、荒んだ精神描写のアンビバレンツなイメージが強い著者ですが、これ成年コミックではなかった!

正直ちょっと意外。成年コミックではなくとも、結構、きわどいエロ系だと思っていたのに・・・・。

ブログに書かないだけど、あずまゆき氏の成年コミックかなり読んでます私。そういやあ~同級生が父の後妻になるという、ありがちな無理設定の青年(←こっちの字)誌の連載「ママは同級生」がお気に入りになりつつあるので、他の作品も物色していて目に止まったもの。

う~ん、この後、泥沼化するのかな? こどもの時間のりんちゃんみたいにならんのだろうか・・・?

設定は、恋愛に興味のある女の子が小学校に恋愛クラブを立ち上げるところから始まります。1巻では、それで終わっちゃってますが、さて、どう盛り上げていくのやら?

1巻読んだ限りでは、イマイチなんですけど・・・・。

柊小学校恋愛くらぶ 1 (アクションコミックス)(amazonリンク)

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「ボクの番台さん」1~4巻 あずまゆき 実業之日本社
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2009年11月22日

けんぷファー 第1話~7話

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モデレーターという正体不明の存在に選ばれた戦う存在『けんぷファー』。これに選ばれると、個人の意思に関わらず戦わなければならないらしい・・・。

主人公は、男なのに変身すると女になる、つ~のもね。何故か、けんぷファーはみんな女性だし。

で、たま~に戦闘シーンっぽいのもあるのだけれど、基本ユリの学園ラブコメ物というところでしょうか? エロ系のシーンを乱発し、女性同士での恋愛ゴッコというノリです。

「To LOVEる」みたいなカンジ。あちらはまだ男女だったので、こちらよりはノーマルか、宇宙人というのもベタな設定だったし。

zoumotu.JPG

確かに絵は可愛いくて巨乳なのだが、それは正直あまり好みではない。むしろこの作品の最大のポイントは、『臓物アニマル』でしょう。

言葉を話すぬいぐるみというのは、魔法少女もので過去幾多もありましたが、まさか腹かっさばいて腸とか出ているぬいぐるみを可愛いと言って、喜々として集める女子高生って・・・・頭、大丈夫?

駄目、私、現代という時代についていけません!

でもね、そう思いつつも、私もこのぬいぐるみ欲しい!! でも、部屋に飾るのはなあ~。昔、職場の机には、羊のポーちゃんと、伏見稲荷の狐のコンちゃんと、あと大鳳神社の熊手飾ってたっけ?

さすが売上第一主義のマーケティングだけのことはある(自画自賛)。

今、売上に関係するような企画屋さんじゃないから、つまんないな~。机の上に根付でも飾っとこうかな???

けんぷファー(amazonリンク)
ラベル:アニメ 学園物
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2009年10月21日

「バージン」岡崎京子 河出書房新社

いっつも岡崎氏の作品を読んでいて思うのですが・・・この屈託のない、無垢つ~か無知このうえない、社会秩序を傍若無人に無視しちゃう感覚には、特別な感慨を覚えます。

若い頃は、愛の為に悩む事こそが『愛』といった幻想を抱いていましたが、率直なところ、悩むのなんてメンドーというのが年喰って、ようやく覚えた唯一の真実だったりします。

というか・・・悩むに値する、価値なんてあるの?っていうのが、その裏面にあったりするかな。

っていうか、自由に生きればいいんでしょうが、これを難しく考えてしまう自分が嫌だ! 以前だったら、それで学校も辞めたし、会社も辞めたし、付き合うのも辞めたけど。精神は辞めずに病んだ?

そうだ! ここんとこ一人旅で未知の国へ行ってないのが行けないんだなあ~。突発的に&自虐的に、前日ぐらいにエアーだけ取って、宿も取らずに旅に出りゃいんだ。ふむふむ。

パスポートはまだ9年ぐらいあるしね。クレカもあるし、問題なし。

作中、付き合っている女性に「一緒に暮らしている男に女がいると分かっててニッコリはしてらんないわね」と言われて一言。

「女なんていないよ、好きな子がいるだけだよ」

そういうのを言える感覚は、分かるんだけど、言えないよね。そもそも思わないけど・・・。ふと思った。最近、女性に囲まれることもなく、つまらないなあ~。

一応、周りにはいるけど、普通の人が多くてなんか違う。怪しい女性達いると面白いんだけど・・・・。変な野郎でも可。

その前にもうちょっと自分が弾けてないといかんなあ~と思ったりさせられる作品なのでした。

ただ、PIXIVの上手な絵を見た後、この作品を読むと、ぜ~んぶ落書きに見えてしまうのがちょっとね。それが個性というものなのカシラ?

そういやあ~職場職場で適当に好きな女性を決めて、○○さん大好きですよ~とか言いつつ、適当に仕事していたあの私らしさもないなあ~。いかん&いかん。

太宰先生のように立派な人間のクズになるのが、夢だったのに・・・・。夭折しそこなってはや幾年・・・・。

バージン (カワデ・パーソナル・コミックス 23)(amazonリンク)

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「愛の生活」岡崎京子 角川書店
ラベル:コミック 書評
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「碁娘伝」諸星大二郎 潮出版社

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目に留まるとほとんど考えることなく、購入している諸星氏の作品です。今まで読んでいて「はずれた~!」と思ったのは、ほとんどないですね。

民俗学に絡んだ作品や中国の神仙、怪異などを扱った志怪小説を題材にしたものが特徴ですが、本作品も舞台は古代中国になっています。

仇を討つ為に、磨いた碁の棋力と剣術の技を武器に、魅力的な女性が活躍する物語となっています。

この淡々とした展開の中に、一本筋の通った真理 or 摂理? をカンジさせるところがあり、読後にも余韻があります。

もっとも普段の作品よりは、それでも余韻は薄いほうですね。ただ、読んで悪くない作品だと思います。

碁娘伝(amazonリンク)

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「魔障ヶ岳」諸星大二郎 講談社
「奇談」行川渉、諸星大二郎 角川書店
ラベル:コミック 書評
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2009年10月20日

「愛の生活」岡崎京子 角川書店

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なんだかんだ言って、結構好きな岡崎氏の作品です。

いつもながらの歪んだ『愛』。どっか頭のネジが一本足りない系の人が主人公のお話で、場合によっては、何ぬるい事言ってんだあ~と後頭部から延髄切りかませて、路地に捨てたいような気持ちになりかねないんですが・・・妙に、こう胸に迫るものがあったりする。

人としての切なさを感じるんだよねぇ~。

ホント、時々生きていることの虚しさとか人を愛する事の不毛さに耐えられなくなることがあるわけですが・・・そういうそこはかとない空虚感や袋小路的な行き詰まり感を描かせたら、やっぱり凄いです。

み~んな独り善がりな自己愛を、周囲に投影しつつ、勝手に妥協(?)つ~か、観たいものだけ自分都合ですり替えつつ、リアルでない世界に生きているのを感じてなりません。

まあ、私なんかも昔いた会社の人によれば、ブラジルかどっかに行って、もう日本にはいないと思ってた・・・という扱いらしいですし・・・(苦笑)。

私自身もまさか新宿でちまちまと、堅気っぽい仕事をしているとは思いませんでした。人生は分かりませんね。

時々、生きている世界の小ささ(否、自分の世界の小ささ)に絶望しちゃうこともあるものの、以前読んだ「PINK」の時みたいに今は、全てを捨てきる勇気もないし、義理でもしがらみでも捨てるわけにはいかないものもあるので、しゃーないですね。

ちまちま、日々生きねば~と思っていたりします。でも、このままじゃつまらないのも事実だね。自分で挽回せねば!

資本金を貯めるももうちょっと要るだろうし、新しいことする為のスキルも足らんなあ~。ふう~。

愛の生活(amazonリンク)
ラベル:コミック 書評
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2009年10月12日

「生徒会の一存」1~2話

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知らない間に、また新しいアニメが始まっていたらしい。ゆる系の美少女学園物。パロディ満載のそちら系。

純然たる人気投票で選ばれた女子から成る生徒会。そこに黒一点ハーレム妄想いっぱいの男子が一人。夢はギャルゲーと同じくハーレムエンドって・・・。

そういう仲間内の妄想みたいなのだけで、作品になるんだね。一話観て面白かったんで慌てて二話観てしまった私が言うのもなんだけど、こういうのが今の時代向きなんでしょうね。つ~か、パクリがっかりでどこぞのオフ会の会話かと思ったんだすが・・・。

二次創作じゃねぇ~の? とか思いつつ、これがラノベなんですね。うん、時代は変わった感をヒシヒシと感じますよ~。

眼鏡っ娘成分が希薄でいささか、私的には辛いのですが、まあ、いいっしょ。この手のノリは好きなんで継続して観て行く予定。

化物語も終わっちゃったしね。ツンドラちゃんが可愛くなって、委員長ちゃんがどっかに放っておかれちゃいましたので、こっちへ行きますか。

しかし、次から次へとよくもまあ供給されるものです。消耗品だよなあ~。まあ、楽しければいいんですけどね。

しかし、日本の青少年はどこを向いてもロリ好きばっかっすね。どんな国だここは?(笑)

生徒会の一存(amazonリンク)

関連サイト
生徒会の一存 公式サイト
原作の富士見書房
ラベル:アニメ 学園物
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「制服ぬいだら」1巻 渡辺 航 講談社

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元々はチャンピオン・レッドの方に連載していたのかな? 秋田書店から出ていたものが、講談社へ権利譲渡でもされたか?

まあ、その辺は別にいいのですが、2003年の当時よりは、今の時代の方があってそうかも。主人公は愚図でのろまで亀な(表現、ふる・・・)女子学生。

宇宙からやってきて地球に襲い掛かる宇宙怪獣。それを倒せるのは、変身ステッキをもった主人公だけなのであった。ポイントは、ステッキから出るコスチュームを着ること!

しかし、大変残念なことに、この主人公は愚図で着替えが遅く、着替えている間にも、どんどん地球が襲われていく・・・という大変御馬鹿な設定だったりします。

着替えた後は、敵は一瞬でやっつけられちゃうので、主人公がもたもた着替えているのがこの漫画最大のウリ?

しっかし、日本終わったな・・・マジ。

つ~か、この本を読んでいる奴が終わってるけどね。でも、主人公は眼鏡っ娘だったりする。ただ、それだけで本書を買って満足しました(オイオイ)。

本当にただそれだけの作品です。

制服ぬいだら 1 (シリウスコミックス)(amazonリンク)
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2009年10月10日

「戦う司書 第一話」

原作のラノベを読んだ時は、あまり好きになれなかったのですが、ニコ動でアニメ化されたのを見て、急に興味が湧き、見てみました。

主題歌アリプロね。ホント、マイナーファンで持っていたCDが次々消えていった思い出のあるかつてのファンとしては、隔世の感があります。

それおいといて、結構いい感じ。

冒頭、いきなり重過ぎなんですけど・・・。『肉』ッスか・・・。う~む・・・・。神風特攻のお国柄では分からないでもないですが、しかし、暗い設定だよなあ~。

原作の中の前向きな面でさえ、個人的にはそれでもマイナス思考に思えてしまうんですが・・・・。こういうのが肯定されちゃう時代なんでしょうね。

アニメの世界でも時代の閉塞感を感じてなりません。

つ~か、小さな政府に真っ向から逆を行く、無秩序で誰も責任を取らないまま、他人に頼ろうとするパターナリズムあふれる福祉もどき国家だもんね。今の現実世界が。嫌な時代になったものです。

官僚政治の打破と拡大する政府、それ自体が二律背反していて有り得ない主張のように思えるのだが・・・・?

経済合理性を欠く政策は、政治的歪曲でしかなく、それこそが端的に言って税金の無駄使い(浪費)だと思うのだけれど・・・。

アニメ見ながら、言ってる場合ではないか(自爆)。

Mysqlでも、もうちょっと頑張ろう! なかなか分かり易い本が見つかったし、この連休中に読破しておきたいところだ。

戦う司書(amazonリンク)

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「戦う司書と恋する爆弾」山形石雄 集英社
ラベル:アニメ
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2009年10月04日

「ぶっとび!!CPU」1~3巻 新谷かおる 白泉社

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純朴なオタク系少年がひょうんなことから、PCを購入するが、実はそのPCは未来から来た人型PCだったという設定のお話。

「ちぃ」とか「ハンドメイド・メイ」とかと同系列上の設定作品。時代的にも同時代かな? windows98以降ぐらい? 「ちい」よりは古いだろう。

まあ、今で言うなら完全にパターンであるものの、当時はこれからパターン化していく時代ぐらいでしょうか? メモリーの増強・維持に、性行為を必要とするのはあまりにも露骨過ぎたので読者が引いてしまったのかな?  

似たような作品は、多くあるものの、たいていはお茶を濁しておくのが多かったですしね。

ただ、それ以外ではむしろ淡白な設定であり、少年と女性型PCとの心の交流を描いたほのぼの系のお話です。

もっとも、サイバーパンク的な電脳世界での闘いは、当時からお約束だったのかな? そういった部分もありますが、基本は良い話系です。

ぶっとび!! CPU(amazonリンク)

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「ハンドメイドメイ」橘 セブン ソニー・マガジンズ
ラベル:PC コミック
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2009年09月28日

「電脳炎 ウィン版1」唐沢 なをき 小学館

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まあ、なんつ~か、たまにこういうのもふと手にとってしまうことがあったりする。SFマガジンとかに載ってたりするようなノリ。

ただ、あちらはもっとセンスがあるのだけれど、これは正直つまらなかった。OA化(言葉が古い!)が進む職場で、取り残されるおっさん。

そのおっさんの切なさを理解し、かばってくれる「OA仮面」なるものが出てきて、知ったかぶりの職場の周囲をやっつけてくれるのだけれど・・・。

う~ん、とにかくつまらん。30円で買ってしまったものの後悔している。まだ2巻も買ってあるんだけど、読まずにどっかにやってしまうか?

しかし、続巻がまだまだたくさんあるというのが一番解せない???
でも、著者の書く作品。結構好きなのもあるんだけどね。これは駄目だと思う。

電脳炎 ウィン版 1 (ビッグコミックススペシャル)(amazonリンク)
ラベル:コミック
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2009年07月31日

「イヌネコ。」葉月京 角川書店

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「恋愛ジャンキー」や今だと「モートリ」で有名な葉月氏の作品です。

絵柄はいつもの通り。この方の描く眼鏡っ娘は、個人的にツボなんで大好きです♪ 本作品に出てくるのは、眼鏡の女教師&女子高生ですが、これもなかなか魅力的。

とあるきっかけで二人の体と心が入れ替わるという設定は、まあ、お馴染みのものですが、結末もハッピーエンド。極めてオーソドックスなラブコメ学園物です。

ストーリーが短いせいか、もうちょい盛り上がると良かったのですが、非常に無難にまとまっています。葉月氏ファンなら、良いかと思います。


イヌネコ。 (角川コミックス・エース)(amazonリンク)
ラベル:コミック 書評
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2009年07月12日

「化物語」ひたぎクラブ其ノ壹

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正直、冒頭から「おおっ」と思った。ずいぶんとイメージが違う。学校の階段、どんな階段だよ~(笑)。素敵過ぎです!

羽川のパンツを延々と映しているのを観ても、気付かなかったけど、改めて本を読み返して、やっと思い出しました。

そう、化物語とは、世にも珍しい「パンツ描写だけで他と差別化できる」本であったことを・・・!(ファンの方、すみません。でも事実だし)

しっかし、いろんな意味でずいぶんと思い切った演出してるよねぇ~。万人向けの作品にはならない感じがします。

その分、はまるとはまりそうな予感が・・・。

「けいおん!」とかは、好きですが、実は各話1回しか見ていない。澪ちゃんの転んだシーンだけ2回観たが(オイオイ)。

化物語は、いきなり二度観たりする。ツンドラも好きなんだけど、やっぱり羽川に決めた!(何を決めたのか、知らんが?)

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もう、典型的な委員長と本にも書かれていたが、実に典型的な眼鏡っ娘で大変宜しい。やっぱり、こういうのがいいよねぇ~。偽善的な仮面を、誠心誠意被り続ける人ってスキ♪

でも、いないんだよ~。現実にはさ。私も小学校、中学校と学級委員長とか、代表委員とかやってたけど、ペア組んでやる相手は、勉強はできるけど、口うるさい女性ばかりで閉口しましたよ~。

眼鏡かけてるの少ないし、気強いので、表面的に合わせてたら、切れちゃうしなあ~。私の場合は、誰からも等距離で距離置いているから中立的で周りから受け良かっただけなんだけどね。

まあ、成績良いので教師受けはそこそこだけど、駄目な教師は使えないと態度に出すこともあったから、昔は好き嫌いが激しかったなあ~。教師からの評価も、両極端だったし。

それはいいとして、羽川がたまらなくイイ。合コンしようが浮気しようがホチキスで刺したりしないと思う。

優等生キャラの扱いは、これまでの人生で慣れているので、私的には付き合うのが一番楽なはず。学生の時にも一度も見たことないし、自分よりも優秀だと心底認めた女性、真面目な話知らないなあ~。職場にもこういうキャラの人いないもんなあ~。

やっぱり外資系の金融機関を目指すべきだったか? 内資の選択は失敗だったのだろうか?(笑)

以前いた、緒川たまき系の不思議美女はいたが、う~ん、デートしていても会話がうま過ぎてちょっと・・・。広義の演劇系は、ちょいずれているなあ~。

今の職場は、いろんな意味で普通の人が多いんだよね。人生、つ~か人格が壊れている人もいないし、概ね真面目なんだけど、こいつヤバイよ!とか、切れ過ぎて、近寄ると潰されるといった人も見ないんだよなあ~。

外国の人もいないし、仕事でこれだけ全く英文を見ないのも久しぶりなような・・・。いくらなんでも今のご時世、英文にもうちょっと触れたりするものだが・・・。

与太話が過ぎますね、話を元に戻しますと、最初から最後まで言葉遊びに終止する原作のノリの良さよりも、基本を怪異系に置きつつ、独自の世界観を描写するアニメのつくりみたいです。

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これはこれで良いと思う。ひだぎは、当初の原作のように好きになれるか微妙だけど、羽川だけでOKだろう。きっと・・・! 

僕はそう信じている。とりあえず、このシリーズは最後まで観る事に決定!!

ちなみに、画像はたぶんpivivより。あちこちで拾ったものでどこのものだか不明だったりする。

化物語(amazonリンク)

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「化物語」上・下 西尾維新 講談社
西尾維新 栞(しおり)12種類
ラベル:アニメ 西尾維新
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2009年06月21日

「けいおん!は生きがい」

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「けいおん!は生きがい」 最終回前に盛り上がり、実写版作るファンも
【ITmediaニュースより以下、転載】
「けいおん!」最終回を前に、ファンたちが盛り上がっている。「CLANNADは人生」に続く名言「けいおん!は生きがい」も誕生。聖地で“実写版”を撮影するファンもいる。

女子高校生ガールズバンドを描いた人気アニメ「けいおん!」が、6月19日の最終回を前に盛り上がっている。2ちゃんねるには、最終回を嘆くスレッドが乱立し、新コピペ「けいおん!は生きがい」が誕生。“聖地”を訪れ、アニメのシーンなどを再現した実写版を撮影するファンもいる。

 けいおんは全13話の予定だったが、第11話(12日に放送)の最後に「最終回 軽音!」という次回予告が流れ、ファンが混乱。第13話が番外編として放送されると明らかになるまで、2ちゃんねるには最終回を悲しむスレッドが乱立し、「生きがいを奪うな」という書き込みもあった。

 この書き込みを元に生まれたのが「けいおん!は生きがい」という名言で、「CLANNADは人生」「Fateは文学」など、アニメやゲームへの思い入れを現す2ちゃんねるのコピペシリーズとして市民権を得始めている。

 けいおんに登場する場所を訪れて“聖地巡礼”したり、アニメを実写で再現するファンも。「ニコニコ動画」には、オープニングを実写で再現した動画が投稿され、話題になっているほか、ブログ「アッホー!ブログ」によると、主人公が通う「桜ヶ丘高校」のモデルになった豊里小学校(滋賀県犬上郡)にファンのグループが現れ、実写版「けいおん!」を撮影したそうだ。

 これまで、Amazon.co.jpの楽器ページに異変をもたらし、Fender公式ブログで絶賛され、ヤマハ音楽教室が人気にあやかろうとするなど、アニメファンの枠を超え、楽器業界にまで影響を及ぼしたけいおん。最終回を前に、ファンのボルテージは上がっているようだ。
いやあ~、読んでて大いに受けた!

確かに生き甲斐だね。毎週日曜日に録画しといた「けいおん!」を見るのが唯一の楽しみ。後は、デイリーでpixivのけいおん画像を漁ってたりする(けいおんだけで800枚以上あるし)。あと、けいおんの同人誌集めたり・・・。

だから、ここしばらく時間がなくてブログの更新頻度が遅れていたりする。なんだかなあ~。当然、ニコ動でけいおんのMADを収集するのは、義務っしょ。

あずにゃんもいいけど、たくあんのがベター! 唯は天然過ぎてねぇ~、良く出来たういちゃんの方が好き。

でも、なんといってもさわちゃん先生でしょう。あの表面的に良い先生の仮面を被りつつ、俗物な権化のような二面性。裏表のある人、大好き~♪

のどかちゃんが何かで一歩道を踏み外してしまった感がさわちゃん先生ですね。素敵! 生粋の正統派眼鏡っ娘だし、一発芸もできてクリスマスも予定無し・・・な・なんて素晴らしいのでしょう。もう、理想の人ですね。

誰も競合相手がいないので、安心してさわちゃん先生は『俺の嫁』とか言っても許されそう・・・ハハハ。

しかし、こんなにも面白く心惹かれるとは思いませんでした。軽音ってちゃらい感じがして、あまり興味無い分野だったので・・・。でも、なんか心にじわっときますね。

まりほりもあっという間に終わってしまったし、けいおんも残すところあと1回だなあ~。

さて、次は何があるのやら???

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まさに風刺が効いてます♪
 
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けいおん! 第1話&2話
ラベル:アニメ
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2009年04月13日

けいおん! 第1話&2話

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まだ始まったばかりのアニメ。あまり好きになりそうなキャラがいなかったので当初はスルーしてました。

ニコ動であまりにも頻出するので、とりあえず見てみることにしました。う~ん、「苺ましまろ」とか「みなみけ」系のほんわかゆる系の作品なんですね。学園物だから、ちょい「らき☆すた」がそれに混ざったカンジでしょうか。

個人的には部活ものというと、もう光画部しか頭に浮かびませんが・・・。Rはいないのだろうか?(今でいうところの「鉄腕バーディ」の作者によるものです。)

そもそも今時、軽音楽部ってあるのかよ~という素朴な疑問と共に見始めましたが、音楽がいつまで経っても始まらない一話でアレレ?

唯ではないが速攻にニート予備軍とか思いつつ、見ておりましたが、日本の学生、ゆるいなあ~。そりゃ隣国になめられてミサイル打ち込まれるわけだ(納得)。議長声明で決議にならなかったし・・・。

まあ、そりゃ置いといて。
でも、確かにいろんな意味でいじりやすそう。ドラえもんっみたいなもんです。日本にはいつの時代でものび太君がいるんだなあ~って。

でもね、2話を見ているうちに結構面白くなっている自分に気付いたりします。さすがは京アニですね。

コミックも二巻まで読んでみましたが、明らかにアニメの方が面白いです。実に細かいところまで、作りこんでいて、こりゃ人気が出るのも当然かと思いましたよ~。

曲はオリコンとかで相当いいとこまでいきそうですね♪

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はまる感じではないですが、曲とか映像とかいいですね♪ 結構、繰り返し聞いていると耳に残ります。歌詞付きの動画を見てたら、カラオケで歌える自信が・・・(笑)。ずっとエンドレスで動画流し続けてます。会社でも聞きたいけど・・・。

そうそう、貼った画像はたぶんPixivのものだと思います。あるいは映像からショットで取ったものかな? ネットであちこち集めてたのでどこのものか出所が不明になってしまいましたが、絵師さんに感謝!(ですね。)

EDの曲も映像もスキ♪

関連サイト
TBSけいおん!公式ホームページ
ラベル:アニメ 京アニ
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2009年03月26日

「明日のよいち!」1~8巻 みなもと悠 秋田書店

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山にこもって修行していた少年が立派な侍(さむらい)になる為、社会勉強をしようと街にやってくる。(「刀語」ではない!)

居候先は、とある寂れた街の道場。4姉妹の女性だけとの共同生活に次々と訪れるハプニング。まあ、舞台設定から、ストーリー展開に至るまで、極めてオーソドックスなラブコメです。

何事にも冷めた態度の街の人々の中で、時代錯誤的に生真面目な少年が、真摯に取り組む姿勢と情熱で周囲を巻き込み、影響を及ぼしていく。

まあ、これも王道中の王道ではありますが、読んでいて清々しく気持ちがいいのは、やっぱり『正論』の良さでしょうか? 淡い恋心などの描き方も昭和初期かと見紛うばかりですが、今の時代にあえてそれをやるのがいいんでしょうね。

最近のアニメにしろ、漫画にしろ、定番中の定番をあざといまでに徹底した方が成功している気がします。中途半端はいけませんね。

本作も舞台じたては、古風ながら、ヒロイン役は相当あざとい巨乳の優等生だし、貧乳ありの、眼鏡っ娘ありときっちり揃えています。まあ、ほのぼのラブコメというのは、毒がなくていいものです。

どうしても毒のあるものばかりだと精神にも良くないのでたまにはこういうのも口直し的に良いかと・・・。そこそこ楽しく読みました。

そういえば、リアルタイムでアニメ化して放映中みたいです。コレ。

明日のよいち(amazonリンク)
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2009年03月15日

まりあ†ほりっく 第1章~7章

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まりあ†ほりっく公式サイト

まあ、子供の頃に「パタリロ」とか読んで&見て育ち、マライヒ大好きとのたまわっていた私ですので、この手のものには全く拒否感とかありません。まあ、耽美系の小説でも苦も無く読める私ですし・・・ね(苦笑)。

でも、まさかこういう作品とは知りませんでした。この作品もニコ動で知ったやつですね。百合っぽいなあ~とは思いつつも、まんまそれとは・・・。オマケに製作シャフトだし。絶望先生やん。

かなり屈折した毒舌が堪らなくスキです♪

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かなこさんや鞠也も悪くないのですが、個人的に一押しは、桐さんでしょう(満面の笑み)。基本ですね。私が図書委員をやっていた時は、よくこういう空気を読めない人がいたものです(笑)。

昔は扱いづらくて困惑してたものですが、慣れれば、それなりにも面白いし、話もできて楽しかったこともあったような・・・? はるか昔の記憶なんで今じゃ定かではありませんけどね。

そうそう今の職場、あまり変な読書オタ的な方が見つかりません。人数あれほどいるのに・・・不思議だ~?謎だ~?

これまでの職場では、たまにいるんですけどねぇ~。絵に描いたようなファッション性の無い眼鏡かけて、いつも長いスカートはいて色白のとっつき難そうな人が・・・。

それでいて、突如アバンギャルドっぽい恰好してきて、サブカル系にも関心アリアリの人とか。そういう人は、結構、話合うんですが・・・何故かノーマル系の人には、真面目な人と誤解されている私って・・・?

まあ、勤務中はとりあえず、早く帰りたいので仕事はきっちりとこなしてますが、昔と比べると信じられないほどおとなしいかもしれません。職種柄業者に追い込みかけたり、納期に追われて自分も部下もギリギリ追い立てられたりの仕事じゃないからなあ~。今のとこは。

ただただ自分の仕事をすればいいだけだし、その点では信じられないほど楽か。売上責任もないし、新規事業の立ち上げで常に新規企画立案に頭を悩ませることもないし。それがゆとり過ぎて駄目にならないか一抹の不安があるが・・・、まあOKっしょ。

余談はさておき、物語の舞台は、百合を全面に押し出したミッション系の学園物だが、女装&コスプレ好きの少年がメインだったり、メイドがいたり、全体に腹黒系の毒舌が充満していて、妙に楽しいです。

謎の寮長のGODやくまたん先生、与那国さんなど脇を固めるキャラもなかなか魅力的で捨て難いものがあります。

まあ、爽快さを求める一服の清涼剤になるかも?(ホントか~?)
とにかく表面的に男が出ないのが一番素晴らしいです。野郎はいらないっス!

まりあ†ほりっく(amazonリンク)
ラベル:アニメ 百合
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2009年01月01日

おねがい☆ツインズ 全13話

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『おねがい☆ティーチャー』の続編つ~か、時間軸と登場人物をずらしたニアリーワールドで環境設定のみを引き継いだ別個の恋愛学園物。

ただ、みずほ先生はそれなりに出てくるし、ティーチャー関係者は絡んでくる。何故か前作では陰が薄かったはずのまたぐが異様にキャラ立ちし、出ているのはご愛嬌か?

けいは停滞でもしているのかと思うほど、13話以外はほとんど出て来ない。

粗筋としては、「もしかしたら、家族かもしれない?」そんな想いの下で、それぞれに複雑な家庭の事情を持つ高校生3人が偶然に集まり、共同生活を始めます。その過程で二人の少女は男の子に恋心を抱き、3人の現状を維持しようとする一方で、複雑な恋愛模様をみせていきます。

と言っても、大人のドロドログチャグチャな修羅場にはなりません。清く正しく&美しいかつてのドラマのような微笑ましいものです。

【以下、ネタバレ有り。要注意!】









そこそこ面白いので間違いなく最後まで見てしまうのですが・・・。肝心の3人の出生の謎が微妙に不明なままで放置されていて、いささか拍子抜けします。純粋に思春期の恋愛感情の機微を描く点に、絞られていて、それ以外はあくまでも舞台立てという感じでしょうか?

まあ、苺が元気にやっているので良かったです。みずほ先生は魔の13話での汚れ役も板についたいうべきしょう。まあ、『はちみつ授業』ほどの壊れ方はしていませんが・・・(苦笑)。

正直、本作については、普通かなって思います。逆に、前作の『おねがい☆ティーチャー』は、すっごく良かったなあ~。できれば、前作の続きで14話以降でも作ってくれたら、嬉しいんですが・・・・。

もう、新婚さんいらっしゃい状態の下ネタ満載のピクチャードラマでもいいんですが・・・(笑)。

おねがい☆ツインズ(amazonリンク)

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おねがい☆ティーチャー
「おねがい☆ティーチャー みずほと桂のMilky Diary」雑破業 メディアワークス

関連サイト
おねがい☆ツインズ 公式ホームページ
ラベル:アニメ
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2008年12月23日

とある魔術の禁書目録(1~12話)

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とある魔術の禁書目録 公式サイト

うちのブログ名に『禁書』の文字が入っているせいか、検索の際にしばしばこのアニメのタイトルは、見ていたのですが、実際に見てみると、
見る前のイメージと全然違っていました。

原作はラノベらしいですが、SFっぽさを背景にしたクラッシックなファンタジーですね。どうしてもインデックスを見ていると呼び方に「たん」をつけてしまいたくなります。「インデックスたん」。

そう「もえたん」や「OSたん」のイメージが重なるんですよ~。(見れば分かる)

【以下、ネタばれ含むので注意】






インデックスを救うところまでは、結構面白かったのですが、7話以降かな? 記憶の消去をしないで済むことになった後は、見ていてちっとも面白さを感じないのですが・・・・。

個人的には、もっと&もっと魔道書や魔術ネタで、衒学的に話をふくらませてくれた方が好きなんですけどねぇ~。トリノの聖骸布には、ちょい笑えて楽しかったのですが、聖遺物やエメラルド・タブレットでも出して欲しいところですね!

逆にクローンネタに至っては、正直よほど工夫をしないといけないので、かえって難しいと思うのですが・・・うまくやってくれることを願うのみです。

しかし、ここ数話、インデックスがちっとも活躍しないというか、ちらっとしか出て来ないので、さみしいなあ~。このアニメって13話の1クールで終りだったっけ? どうやって終わるのかな?


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「とある科学の超電磁砲」1~2巻 鎌池 和馬 (著), 冬川 基 (イラスト)  アスキー・メディアワークス
ラベル:アニメ
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2008年12月16日

「とある科学の超電磁砲」1~2巻 鎌池 和馬 (著), 冬川 基 (イラスト)  アスキー・メディアワークス

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「とある魔術の禁書目録」の外伝だったんですね。実は禁書目録の方を読まずに、いきなりこっちを読んでしまったのですが・・・。

絵は今風。一瞬ネギマの人?とか思ったけど、ただ絵柄が似ているだけでした。ストーリーは非常に分かり易い。ちょい、設定がSF的ですが、大昔の「ねらわれた学園」を少し進めた管理社会という枠で、取り立てて新しいコンセプトはありません。

極めて基本に忠実なネタを、今風の絵柄で扱った学園物です。読んでいる時は、それなりに面白いのですが、どうにも古臭さを感じてしまうのは何故?

中学生が現実逃避を望む、それぐらいのレベルです。

萌え無し、エロ無し、感動無し、で、個人的にはちょっと辛いです。ユル系でもないので癒しも無いです。

ストーリーは魔法ではなくて、超能力の有無で評価される近未来的パレレルワールド。まあ、チルドレンと同様のノリですね。私的には、あちらの話のうまさを買いますが・・・。

その世界で起る数々の事件。風紀委員として、それらを取り締まる能力者(の子供達)。数十年来ステレオタイプ的に使用されたシチュですが、どう独自性を出せるかが差別化できるか否かの別れ目かもしれません。

でも~ベタベタなんだよねぇ~。

とある科学の超電磁砲(amazonリンク)
ラベル:コミック 書評
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2008年12月09日

「失踪日記」吾妻ひでお  イースト・プレス

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「うつうつひでお日記」は読んでいたものの、こちらは手をだすべきか躊躇していた本です。結局、読んじゃったけどね。

う~ん、ある意味凄いよね。これを漫画にするのってのは・・・ナニワ金融道的なリアルさが素晴らしい♪ 野宿しても生きていけるんだなあ~人間って!

思わず軟弱さをさらけ出す私。

しっかし、これを漫画として出版する会社も凄いよなあ~。もっともそれが売れてしまう日本も末期的症状のような気もするが(終わったなニッポン)、結構スキだったりする。

アル中患者用の病院ってのも、想像の世界でしかないが、う~む・・・きっとひとごとではないんだろうな? ああいうのって紙一重で、壁を越えちゃうものらしいし・・・。

ましてこの時代だと、いやあ~怖いっす。

かくいう私も、土曜日に腹痛で救急車に運ばれて、食中毒ってことで点滴&注射で即日帰ってきちゃったけど、今日会社早退して病院行ったら、血尿出て尿路結石とか・・・。

お医者さん、もうちょっときちんと診てよ~(トホホ)。

まあ、人間は神ではないから失敗することもあるけど、人為的なミスのような気もするなあ~。食中毒にしては、あそこまで痛みはないはずなのに・・・ネ。

なんだかなあ~、いささかテンション低い状態でこういうの読むと複雑な感じがしてきます。微妙に共感しちゃうっていうか、なんというか・・・??? 

いや、まあ、人はとりあえず生きていればOKなのかなあ~とも思いますね。人は何にでも慣れるし、何にでも楽しみを見出せるものです。と同時に、何でも飽きちゃうんだけどね。

まあ、疲れちゃった人は、こういうのもアリかもしれませんね。とりあうず、野宿をしてみるのも良いかと。私は、夏にやってみたいなあ~。冬は死んでも嫌だけどね。寒いのキライだもん。ふと、何かを思わせてくれる本です。

お薦めはしないけど、つまらない本ではないです。特別な意味でいうなら、凄い本かもしれません。

失踪日記(amazonリンク)

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「うつうつひでお日記」吾妻ひでお 角川書店
ラベル:コミック
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2008年11月30日

かんなぎ 第1~6話

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現在放映中のアニメ。まだ6話までしか観ていないんですが・・・リアルタイムでは9話目ぐらいまで放映されているのかな?

まあ、学園物に神様が登場。木彫りの少女像に神が宿って実体化しちゃうんだけど・・・。

かなりゆるい系だけど、らきすたほど、ディープに壊れたりしない。でも、メイド喫茶はありらしい。

う~ん、基本的に毒はない、清く美しい古き良きアニメって感じでしょうか。ところどころ、今風のキャラ設定が生きてはいるので古くは感じません。なんとなく安心できる感じかな。

ざんげちゃんを見て、最初どくろちゃんとかサバトちゃんをイメージした私って何気に終わってますか・・(自爆)。

エンディングの曲は、ちょっと変わった和風の雰囲気で結構、好きかも? 月詠のエンディグとかも好きだったけどね。

さて、どうなるんでしょうか? アイドルとかってキーワードが頻出してるし、学園アイドルから一般のアイドルになっていくっぽいけれど・・・。

現実の世界にアイドルがもはや存在しない時代だからこそ、こういうのがアニメになるのでしょうかね。さてさて。

かんなぎ(amazonリンク)

ナギ様公式ファンクラブ公式HP

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こういう会員証がもらえたらしい・・・放送された番組内にもあったヤツ。知らなかった、欲しかったりする・・・。
ラベル:アニメ
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2008年11月05日

コードギアス 反逆のルルーシュ R2(1~25話)

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【当然、見たことを前提にネタバレ有りで書いてます。ご注意を!】




二期目に入り、一期と全然違う世界から始まったので一体どうなるんだと思ったら・・・ロロなんて知らんぞ!って、感じで途中で捨てられるキャラだと思っていたのにそれがまさか、最後までルルについていくとはねぇ~。

逆に最後まで生きていると思ったシャーリー死んでるし、おいおい、それ、想定外。鋼の錬金術士などもそうだが、昨今のアニメはホントみんな死ぬなあ~。

しっかし、このアニメ予想できないことが多くて、目が本当に離せませんでした。先週の日曜日は6話から25話まで一気に見て、脳が麻痺しかけたもん、マジ。

死んでた母が生きてるし、ルル達を捨てた悪人の皇帝が善人っぽく志のある人物になっちゃうしなあ~。そうかというと、リーダーのルルがあっという間に、味方から見捨てられたかと思ったら、いきなり皇帝になってるし。展開早過ぎっス!

オレンジ君は、滑稽な役回りのはずがいつのまにか忠義者のルル賛同者になっちゃうし、スザクは敵からいきなり親衛隊もどきっすか? でもって、最後の最後であれはちょっと想像できません。

銀英伝のラインハルト様さえ、ロイエンタールの謀反で終わったのにね。

最初は理知的でバランスのとれていたシャナイゼルはドンドン壊れていくし、アレレ・・・??? 崩壊キャラ?

絶対に活躍しないはずの善意の塊のはずのナナリーが、敵からも味方からも欺かれ、いつしかやっていることは大量虐殺者。このアニメ中、一番人を殺したのはナナリーじゃん! 皮肉ですねぇ~。

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おめめが開いているのも聞いてない話ですが、最終話で何かのプレイのごとく繋がれているのは許しても、ルルの死体にすがる姿は可哀想すぎ(涙)。

そのくせカレン、普通の生活に戻ってるしなあ~。ルルを慰めてあげるべきだったでしょう。ねっ!

おまけに一期と存在感が全然違うC.C.別人ジャン。活躍しまくり。最後の最後までC.C.の名前が出なかったんだけど・・・。今も気になる。

咲世子もそういえば、別人のような働きぶり。あの感性のズレ加減が素敵♪ 何気にシャリーとキスしてるし(笑顔)。

まあ、好き勝手な感想を書いてますが、やっぱぐっと目頭が熱くなるような場面もあり、はまりました。

コードギアス(amazonリンク)

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コードギアス 反逆のルルーシュ(1~25話)
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2008年10月26日

コードギアス 反逆のルルーシュ(1~25話)

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ニコ動などで相当人気があるのは知っていたが、はまると結構大変そうなので実は、ちょっと避けていたアニメ。まあ、元ネタ知らなければMADも観なくて済むし、同人誌を読まなくても済むからさあ・・・。

いつも素敵な&魅力的な情報を教えて頂いてるlapisさんと飲んでいる時にお薦め頂き、まんまと罠にはまってしまいました(笑顔)。いつも本当に有り難うございます(お辞儀)。

最初は銀英伝のノリかなあ~と思いつつ、戦略論っぽい話もあり?とか勝手な想像をしながら、それほどはまらずに観ていたのですが・・・。今日だけで一気に15話~25話を観てしまいました。思いっきりはまってる(苦笑)。

一期では全然終わっていないジャン! 完全に引きモードで二期に入っているので正直25話見終わっても落ち着きません。あ~気になる~。

しかし、改めて思ったのですが最近のアニメって本当にたくさんの人が死にますね。顕著な例では、銀英伝しかり、ハガレンしかり。本作品もバッタバタ死にます。キャラたってるのが死ぬと印象が強くなるからなあ~。観ていると、感情移入しちゃうもんね。

でも、製作会社のパターンがあるみたいですね。サンライズの製作みたいですが、キャラの死なせ方に特徴があるような気がします。

まあ、それはおいといて。
ユフィ死んじゃうのは、さすがに意外というか想定外でした。結構、最後まで引っ張るキャラだと思っていたんですがねぇ~。「美人薄命」とは、古い言葉で恐縮ですが、まだありなんだ。スザクもそうですが、個人的にはあまりに表面的な正論を主張し過ぎで、いささか鼻白んだのですけど、ちょっとだけユフィ好きかも?

クラスの学級副委員とかにいそうなタイプ。まあ、その手の人から、猫をかぶっているといつも酷評されていた学級委員の私です。強制(&矯正)されるのが何よりも嫌いなくせに権力自体は、かなり好きな人ですからねぇ~(笑)。歪んでるか、私も。

しかし、アニメの世界設定もだいぶきてますね。パックス・アメリカーナならぬ、パックス・ブリタニカってとこでしょうか。専制国家の方が、行政効率等が良いのは自明ですし、どことは申しませんが、アングロ・サクソン的な行動パターンは、カリカチュアとはいえ、そのまんまやん!

それを喜んでみているのは、名誉白人として定評があった某日本人というのもかなり自虐的なネタですね。日米地位協定とは、イレブンに与えられたものだったりして・・・。いつの時代も不平等条約に甘んじる大和国民ですか・・・。

いろいろと興味深く、目が離せない作品ですが、番外編とかでもうちょっと突っ込んだ部分も映像化してくれたら最高ですね。例えば、黒の騎士団の結成はいいのですが、それを組織として機能させるまでってほとんど触れられていません。いくつか新規事業の立ち上げとかを仕事としてやってきた私としては、むしろそちらの方に興味が湧いてしまいますね。カリスマは、結果としてのカリスマであり、それは人心掌握術でもあるわけですが、腹黒い根回しや陰謀、策略などまさに銀英伝的なよりリアルっぽい部分に興味が湧きました。

それぞれのキャラがたっていて魅力的なのですが、キャラ自身が作り出し、働きかける環境を通してのキャラの存在感とかもあったら、素敵ですね。

ただ、C.C.って、もっと無口なキャラかと最初思っていたのに活躍し過ぎ・・・のような? マオ捨ててルルを採るしなあ~。

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やっぱナナリーが良いかと。この作品中では、ナナリーに勝る者などありはしません!(ってオイ)

ルルの苦悩する姿は、なかなか魅力的だが、どうしてもしたたかさ(狡猾さ)に欠けていて、正直過ぎる若者っぽいのが軽いなあ~。まあ、そこが人間らしくて魅力でもあるのだが・・・。素直さや無邪気さを装うくらいの悪どさの演出も計算高ければ、ありのような気がするが、それでは人気がなくなるかな?

とにかく二期が楽しみです♪

コードギアス(amazonリンク)
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2008年10月15日

「職業・殺し屋。1 」西川秀明 白泉社

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あまりこういうのを読んでいると書くのは、正直抵抗を覚えるほど、エグイつ~か、グロイつ~か、救いようの無い病んだ漫画です。

最初、成年ものかと思ったのですが、しっかり一般コミック系なんですね。ビックリしました!

ノリとしては、アングラ系の匂いがプンプンしますね。UG系のサイトとかにホントありそう。ググっても検索できないけど、その筋を辿れば、分かる人ならばきっと辿り着ける、そ~んなネットの暗黒部分と設定がよく合っています。

自称・善人の私としては、たまにUG系は覗き見るだけでしたし、2ちゃんも一時、某板に張り付いて知られておりましたが、カキコもしなくなって今じゃ立派なパンピーの一員ですもん。せいぜいがニコ動を眺めるレベルです。真人間になりました(苦笑)。

まあ、私のことはどうでも良いのですが、作品に出てくるのは、いづれも精神が歪み、押しつぶされ、捻じ切れて、変形したままで固定化してしまったような死んだ方が本人にも、社会の為にもなるんじゃないという人々です。

現実ではあまりお知り合いになりたくないのですが、あまりにも病んでいるが故に、かえって人間らしいのですよ・・・これがまた! 

傷ついて、それでも死なずにおめおめと生き恥をさらしつつ、社会に寄生し、あまつさえ、社会へ関与してくるんですよ、これが! 反社会的行為で。

やばいなあ~大学生の時に黒魔術サークル作ろうと思ったのに、軟弱な志の低い人しか集まらず、断念したことを思い出しました。構内で黒魔術の儀式でもやりたかったのに・・・うっ。結局、することがなくて代わりに司法試験の勉強してましたが・・・なんだかなあ~。

その後、いろいろと病んだ方々と接する機会がありまして、どんな人間でも生きていていいんだなあ~と社会の無関心とそれによる許容さ加減に感動したことを思い出します。

他に書きようがありませんが、通常人は読むべき本ではないでしょう。吐き気を催します。精神が沈みます。でもね、もう行き詰っている人なら、悪くないかも? 

なんかね、逆説的な意味で人間らしくって、嫌なんだけど惹かれて読んでしまう不思議な力がありますね。ある種の痛快さもあります。悪い奴はみんな死んじゃえば、世界は平和になるのに・・・そんな素朴なことをふと思ってしまったりする私なのでした。おっと、社会で被っている仮面がはがれそうになりますね(フフフ)。

悪人は嫌い、嫌いな人はみんないなくなっちゃえばイイ。

ある意味、とっても刺激的で読まずにはいられない本です。前後関係が分からなくても、途中からでもついていけますね。雑誌に連載されているのも時々読みますが、問題ありません。先日読んだのも面白かったしなあ~。下っ端なんてね・・・覚えちゃいないって・・・。

いやあ~ストレスが溜まると人間はいけませんね。こういう方面へ走りたくなります。自分の良識に感謝!

ちなみにマンティスみたいなの好きだったりする(オイオイ)。

職業・殺し屋。1 (ジェッツコミックス)(amazonリンク)
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2008年10月14日

「らき☆すたOVA」武本康弘監督 

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らき☆すたファンなら、まず、誰もが見てるはずのOVAです。基本的にそれぞれが独立した小ネタを集めたものですが、登場人物がまんべん無く出ており、TV版から一歩進んでよりディープさがチラホラかいま見えます。

でも、こういうノリも私は好き♪

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まあ、見所も随所に散りばめられているのですが、ゆたかが"チェリーちゃんは可愛いな♪”って、歌っている場面を見てるだけで癒されます。

もう、これに尽きるでしょう♪

かがみんやみwikiさんは『俺の嫁』とか、しょーもないこと言いませんが、今回ばかりはゆーちゃんに軍配が上がるでしょう。

そういやあ~らき☆すたって二期ないの? まだ聖地巡礼にも行ってませんが、今更行けないってなあ~。神社仏閣巡りとして行くかな?
夏に行こうと思ってたんだけど・・・。

まあ、ファンなら見とくべきでしょう。つ~か、見てるの前提なんでしょうけどね。面白いです!!

そういやあ、しっかり軍曹さん出てるし・・・。ネギ娘(ミク)もアリだもんあ~。

らき☆すたOVA(オリジナルなビジュアルとアニメーション)(amazonリンク)

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らき☆すた
らき☆すたグッズ(ストラップ&下敷き)
ラベル:アニメ
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2008年09月08日

月詠~MOON PHASE~ 第1話~第26話 

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だいぶ前の深夜TVをリアルタイムで見ていた記憶があります。当時は、最後まで観れなくて結末が気がかりだったのですが・・・先週末から夏休みで時間があるのでこれを機に一気に全話を見てました!

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オープニングの媚び売り売り映像は置いといて、エンディングのいかにも思わせぶりなあのけだるい音楽と映像にはやられました(笑)。モロ好み。

途中で、おじいさんといい中になってしまう(?)エルフリーデさんのなかなか魅力的な眼鏡っ娘ぶりも私的には欠かせない萌え要素だったりして・・・?

まあ、パーツパーツでいささかあざとい萌え要素を振り撒きながらも妙にオカルトっぽい素敵な雰囲気を醸し出す場面がしばしばあり、リアルテイムで見ていた時は、結構はまりモードでした。

そっか26回ってことは2クールやってたんですね。それなりにストーリーもふくらんで後半以降は、相当なシリアスモードへ移行してびっくりしました。いささか重いかな?

でもなんとか最後まできっちりと引っ張っていけたので悪くはなかったと思います。

そうそう粗筋。
登場人物は何を写しても心霊怪奇写真になってしまうカメラマンが取材で海外の古城を写していた時に、吸血鬼に目を付けられる。少女の吸血鬼は、カメラマンの血を吸い、下僕としたのだが・・・。

何故か、下僕としての自覚の無いカメラマン。とある理由から、二人は日本で一緒に暮らす事になった。しかし、彼女の父である吸血鬼は少女を取り戻す為に追っ手を差し向けたのだった・・・・。

基本はこんな路線ですが、前半はツンデレ以外の何物でもありません。猫耳やらコスプレ完全肯定のこの作品世界って、視聴者に媚売り過ぎ(笑)。

まあ、オーソドックスなヴァンパイア物を現代風にアレンジした感じでしょうか。私は楽しませて頂きましたけどね。


月詠 ~MOON PHASE~ PHASE 1 (初回限定版)(amazonリンク)

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「吸血鬼伝説」ジャン・アリニー 創元社
ヴァン・ヘルシング(2004年)スティーヴン・ソマーズ監督
「アンダーワールド」スコット・スピードマン監督
「ドラキュリア2 鮮血の狩人」パトリック・ルシエ監督
「真紅の呪縛」トム ホランド 早川書房
「ヒストリアン」Ⅰ&Ⅱエリザベス・コストヴァ 日本放送出版協会
VLAD ブラド(2004年)マイケル・セラーズ監督
「ブラッドレイン」ウーヴェ・ポル監督 
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2008年09月07日

「ダキニの九魔」1、2巻(完) きくち 正太 秋田書店

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基本的にこの人が描く作品に外れは無く、いい意味で日本的な風情があって好きな作品です。この作品も何故2巻で終わっているのか、不思議なくらい。まあ、読み切りものでポツポツ発表されていたものをまとめたものらしいのでしかたないか、残念!

さて、主人公は荼吉尼(ダキニ)天が人の姿をまとった男の子。数百年ぶりに人間界に現われて、化物屋敷と恐れられる建物に住み、ダラダラ&のんびりと周囲の人々と溶け込んで生活する姿を描く。

まあ、ユル~イ感じのコメディみたいなもんです。基本は勧善懲悪ね!昔ながらのお約束&ちょいエロ要素有り。

楽しい系の妖しものとでも言えば良いでしょうか? 楽しく読めるのでたまにはこういうのも好き!!

ダキニの九魔 (1) (少年チャンピオン・コミックス)(amazonリンク)

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「おせん」1~3巻 きくち正太 講談社
「きりきり亭のぶら雲先生」1、3巻 きくち正太 幻冬舎
「妖魅変成夜話 (1)」岡野 玲子 平凡社
「百鬼夜行抄 1 新版」今市子 朝日新聞社出版局
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2008年07月13日

To LOVEる 第1話~第14話(リアルタイムで放映中)

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これもニコ動で知って見始めた作品。もうリアルタイムでの放映は終わったろうと思い、まとめてみようと思っていたのだが、どうやらまだ放映中らしい。

原作は少年ジャンプ。へえ~、ジャンプは読まなくなってから久しいがあのジャンプがこういう色物系の載せるんだ。時代はおしなべて軟弱エロエロ系ですね。まあ、ヤングサンデーとかも廃刊になるそうだし、雑誌の売上低下はすごい勢いですね。今までの路線でやっていたら、縮小均衡で早晩消えてなくなるでしょうから、なりふりかまっていられんでしょう。

そういやあ~、小学生の間で人気のアニメがあの「かのこん」ということですし、『日本終わったな。』ってね!

ただ、出てくる女の子は可愛いです。眼鏡っ娘成分が欠けてますが、それは我慢。脳内変換させて、西連寺春菜か御門先生に眼鏡かけさせればOK?(って、オイオイ)

では基本設定。宇宙人のお姫様がお見合いから逃げて地球にやってくる。自由を求める彼女を理解してくれ(誤解?)、あまつさえ彼女を守ろうとした少年と結婚する宣言を出し、あとはラブコメの学園物のグダグダになるというやつ。でもって、少年は実は同じクラスのおとなしい優等生タイプの少女に憧れているという三角関係。

まあ、この手のものの定番です。少し違うのは、宇宙人のお姫様がドラえもんの如く次から次へとよくわからん発明品を出すところかな? あと、アニメでは毎回必ず裸が出る! いやあ~これ以上安易な視聴率稼ぎって知りません(苦笑)。

でも、春菜ちゃん可愛いからそれを見るためだけに観る。壁紙、春菜ちゃんに換えるかなゼロのルイスから・・・。

To LOVEる 第1巻(amazonリンク)

TVアニメ公式サイト(TBS)
ラベル:アニメ ラブコメ
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2008年06月22日

狼と香辛料 第1話~第13話(7話未見)

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確かに巷で評判になっているのは知っていたのですが、ちょっぴり中世風の甘っちょろいファンタジー物だと勝手に誤解しておりました。ヒロインが可愛い系で、やたら裸っぽいイラストを目にしていたので観るのを後回しにしていたのですが・・・。

初回を見るなり、うむむと惹き込まれてしまいました。いきなり冒頭の狼を祀る地域限定の習俗が、教会(暗にキリスト教教会を示す訳ですが・・・)側から見た時、どれほど異教的風俗として目に映るかなど、まさにケルト的な土俗の宗教儀式がキリスト教的価値観に駆逐されていく中世ヨーロッパの姿を彷彿とさせます。

行商人の活躍や各都市毎に商館を置く姿なども、まさに都市が確立し、都市の特権階級を形作り始めた大商人が王や貴族と対等に渡り合い交渉するだけの地位を勝ち得ている時代に他なりません。

しっかり、為替制度などの説明があるかと思えば、貨幣改悪による、経済的・政治的安定性を損なう危険性の指摘など、ややもすればこの手の物語の世界では無視されがちなディテイールをしっかり踏まえたうえでのストーリー構成で、実に楽しくてなりません。

原作がラノベだそうですが、ラノベもこういうレベルまできているんですね! つ~か、普通の小説よりか、はるかに舞台となる世界観の水準高いんですけど・・・。どこまで読者が理解して読んでいるかは置いといて、アニメとしてもよっくできています。

主人公は、狼が人の少女の姿をとりし者と村や町、都市を渡り歩く行商人。二人が旅をしながら、いつしか分かりあい、微妙な親愛の情をはぐくむというのものですが・・・この辺はラノベっぽい。

でも、いい感じです。このアニメは、商人としての商業活動が普通にストーリーとして組み込まれているのですが、物の値段の交渉やリスクの考え方など、基本的ながらも逆に、子供たちに見て勉強して欲しいかも? 資本主義の世の中なのに、なんにも知らないまま生きてる人多過ぎ~。

ネットで株のデイトレもいいのですが、何事も基本知らないと痛い目にあいます(知っていてもあうのですけどね)。信用のない人々に、信用貸しをさせている現代社会では、信用の大切さ知らないからなあ~。

貸した金を返さない人は、昔のように奴隷として売られてもいいのでは?と心情的には思う私ですので、契約を破った者は徹底的に追い込みかけて当然でしょう。個人的にも仕事だったら、追い込みかけますし・・・。

それらも含めて、信用の大切さ。あの時代の実力行使でしか債権が回収できない社会状況なども踏まえてみると、さらに面白いです。

香辛料が出てくるのも、いかにも・・・という感じで暗示(or 明示)していますが、羊飼いという設定も実は意味有りそう。中世においての羊飼いは、村人とは相容れない独自の存在であったことは有名ですしね。予備知識があればあるほど、より一層この世界観を楽しめること間違い無しです。知らなくても十分に楽しめるけどね。

勿論、単純にヒロインも魅力的です。ヒロインは一見すると美少女なのですが、実は神とされた狼で大昔から生きてきた知恵者であり、人生の先達者的立場から、行商人に接する一方、オスに対して巧妙な媚びの売り方を分かっていてあえてしたりと、行商人をからかいます。

その辺のたわいない掛け合いも楽しく、見ていて「くっくっくっ」と笑えてしまうのも大きな魅力です。商人も損得勘定に長けている割に、時々抜けていて、いい人系のキャラで好感を持たれるタイプです。

いかんなあ~、悪徳商人でないと大商人なれませんって! いささか夢見がちな青年ってところでしょうか? ゆとり世代かと思うような綺麗事を言うのですが、それがヒロインには、歯痒いものの結構気に入られているようです。

是非、阿部謹也氏にご覧頂きたかった作品ですねぇ~。私は大いに気に入りました。今度ラノベも読んでみよっと!!

狼と香辛料1 限定パック(初回限定生産)(amazonリンク)

ブログ内関連記事
「ハーメルンの笛吹き男」阿部 謹也 筑摩書房
「中世の星の下で」阿部 謹也 筑摩書房
「中世の窓から」阿部 謹也  朝日新聞社
「名もなき中世人の日常」エルンスト・シューベルト 八坂書房
「中世ヨーロッパの都市の生活」ジョゼフ・ギース、フランシス・ギース 講談社
「中世のパン」フランソワーズ・デポルト 白水社
「刑吏の社会史」阿部 謹也 中央公論新社
「甦える中世ヨーロッパ」阿部 謹也 日本エディタースクール出版部
「中世社会の構造」クリストファー ブルック 法政大学出版局
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」藤代 幸一 法政大学出版局
「ヨーロッパの庶民生活と伝承」A.ヴァラニャック 白水社
「狼男伝説」池上俊一 朝日新聞
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2008年06月08日

大魔法峠1~8話

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一見すると、普通の魔法少女もののアニメなのですが、実に毒々しい悪意に満ちた、魔法モノだったりします。

主人公は魔法の世界から来た魔法少女。王位継承権を有する可愛らしい少女が人間界に修行に来る、というお約束の設定なのですが(魔女っ子メグちゃんみたい)、何故かその命を狙う刺客が次々と現われます。

その刺客の幅が多種多様。前王位継承者の血縁者から、実の妹達までいるかと思えば、ペットという地位に甘んじる動物も前歴は歴戦の兵士だったりしてあわよくば寝首をかこうとしたりします。

そんな中で、魔法を封じられ、命を危険にさらしながら、淡々と権謀術数や己の格闘技術でそれらの危機を克服していくタフさが、これ以上にない俗世社会への皮肉に満ちていて楽しいです♪

いやあ~、どこの国とはいわないもの旧大国の○シアなど最近、経済成長著しい国々が独裁主義寄りの国家体制であるのを思うたびに、ニヤリとしてしまいます。中央集権って、実は一番効率いいからなあ~。

もっともこういう作品がアニメにまでなってしまい、一部で受けてしまっている日本も閉塞感で押し潰されかねない反動でしょうが、まあ、面白いからOK!

「ユートピア」や「ガリバー旅行記」もいいけど、こういう作品も実は同根ですので、そういう意味でも大いに楽しみたいものです♪ 日本終わったか?とか言わないです、私。

余談が多くて恐縮です。
本筋に戻すと、魔法少女なのに、魔法の国の話なのに、何故か刺客からは魔法を封じられます。そうすると、「肉体言語(サブミッション=間接技)」で語るのみ、とばかり、次から次へと敵をサブミッションで決めて撃退していくのです。素晴らしい♪ もう、ウットリします♪

「サブミッションは王者の技、決められぬモノなどない」という台詞等、いやあ~心に響きます(つ~か、爆笑モノ?)。

民衆を力で押さえつける、非常にシンプル且つ強力な論理に共感を覚えます。民主主義と称して、衆愚政治に陥りかけているかのような昨今の情勢を見るたびに、悪魔の誘惑に誘われてなりません。

まあ、堅い事言わずに楽しめます。鬱屈したもののある方、是非見ましょう♪

しかし、「撲殺天使ドクロちゃん」も凄かったが、最近の魔法の世界って常識ではついていけませんね。IT業界よりもパラダイムシフトが早そうです・・・って!オイ!(笑)
少なくともハリポタとか、黄金の羅針盤とかよりも、面白いです私には。

大魔法峠 I(amazonリンク)

大魔法峠 公式サイト
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2008年05月06日

「BPS バトルプログラマーシラセ」全5話 スターチャイルド

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以前GYAOか何かでも流していた作品。ニコニコやyoutubeにもあったような・・・?

2003年の製作ながら、時代的な違和感は全く無い。むしろ、今の方がしっくりくるような感じ。金持ちの御曹司ながら、気ままな一人暮らし&貧乏暮しをしている天才プログラマー。

かつては、その凄腕で業界に数々の逸話を残しながらも普段はマイナーなソフトウェア会社でのバイトに甘んじ、隣に住む親戚の少女にちやほやされながら、日々を怠惰に生きてます。

金銭目的は動かないが、マニアックなパーツ(ジャンクもどき)やレアモノグッズを報酬とした依頼があると、さりげなく引き受けて仕事を完璧にしちゃうあたりがオタクの自尊心をくすぐるかな?(笑)

確かに情報関係だったら、こういった感じの人いそうです。かつてのユナボマーみたいな感じ?

ほんの少しオタクっぽいノリが分かれば、最高に楽しめる作品です。毎回繰り返される、誤解を招く場面で「大義の前の小事」とばかりに「超法規的措置」にしちゃうのが笑えてたまりません。そうそう、大人の社会では都合の悪い事は見なかったことにしておくのが一番です。どこぞの年金を扱うお役所みたい(笑)。

勧善懲悪(悪は滅びてないけど)というか、あからさまに露骨な悪人らしい悪役も素敵! この手のノリは大好きです、私。

ただ、少しだけ疑問に思ったのが、携帯電話から、自宅のPCをリモートで操作してどれだけのことができるかなあ~ってこと。予め、作成してあるプログラムを開始させたり、データを転送してくることは簡単にできるでしょうが、一からプログラムを作成するのは相当やりにくくない?

二進数やアルファベット使えるから16進数で作成したのを送って、それを自宅PCでコンパイルかけてやりゃできないこともないけど、それはそれでいくら超人的頭脳といっても無理でしょう。

あっ、いかん、こういう論理的な疑問を呈する事自体がアニメではナンセンスで無粋でしたね。テヘっ!とか言ってスルーしておかないと。
最近のスマートフォンだと、もうちっと実現性が高いんだけどなあ~。

それに複数のキーボードを操るっていうのは、映像的には映えるけど、今だったら、同一キーボードで切り替えで対応できるでしょう。つ~か、1台のPC上にエミュレーターで複数画面開けばいいだけだし。

まあ、いいんだけどね。

以前は、大学経由だとセキュリティの甘い官公庁内のサーバーに容易にアクセスできて、そこからいろいろとできたりしたのはよく聞いたし、どこの会社でも所詮は一部の人以外、何にも分かっていなくて人こそがまさにセキュリティー上の穴になっているしねぇ~。

以前、本当に驚いたのは管理者権限がないのでフォルダやファイルの変更等ができないのに、強制的に権限を無視して変更させるようなプログラムを組んだ中国の技術者さん。実際にソフト会社にいた時、その人が作ったソフトのテストしていてそのことに気づき、びっくりしたことがある。勿論、非常にやばいことなのでそれは実装されない仕様となったが、実にそら恐ろしい限り。勝手な仕様を作り上げないように!(苦笑)

インドの人とは、仕事したことはないのですが、いろいろと違った意味でおもしろいのかなあ~。

休み明けには、そういやあアクセスでVBAを組まないと・・・。効率的でカッコイイ方法ないかなあ~???

とにかく、エセオタクの心をくすぐる作品です。たぶん、本当のオタクの方だと子供じみてて苦笑されちゃうんでしょうけど、私はとっても面白かったです。

思いっきり引きが入ったままで終わっていますので、これは続編作るべきだと思うんですけどねぇ~。一定数の客がついてきていると思うのですが・・・。期待しています!!

BPS バトルプログラマーシラセ(amazonリンク)

そうそうwikipediaに非常に詳しい説明があります。
BPS バトルプログラマーシラセ(wikipedia)
ラベル:アニメ オタク
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2008年04月20日

かのこん

chizuru.gif nozomu.gif

現在、3話まで放映中のアニメ。ネット上で無料放映中。
詳しくはかのこん公式サイト上で。

基本路線は、妖怪と人間の学園ラブコメディーで良いのでしょうか。原作はラノベらしい。

映像的には、かなりきわどいH系。狐娘に誘惑される純朴な少年という図式らしい。まあ、狐が若い男をたぶらかすのは、中国古典以来の伝統ですからねぇ~。私の大好きな「聊斎志異」なんかその手の話が嫌ってほどありますし・・・。

ストーリーはさほど関係ないかも? 今日も3話を見たけど、あまりにもベタベタなお約束事を踏襲していて、何も言う事ありません。狼少女の望がどうしても綾波に見えてしまうのは、私の目の錯覚でしょう、きっと!

日々の生活に疲れた時には、こういう頭の中を空っぽにするのを見るのも悪くないかと。基本的に、このノリ好きです(笑顔)。

かのこん 1巻 (1) (MFコミックス アライブシリーズ)(amazonリンク)
かのこん 第1巻(amazonリンク)
ラベル:かのこん アニメ
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2008年04月14日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」バンダイビジュアル

solid.jpg

いやあ~ずいぶんと久しぶりの攻殻機動隊です。やっぱり、この独特の質感を持った世界観が素敵です。いろいろとシリーズがあるのは知ってましたが、フォローしてなかったもんで・・・こういうのがあるの知りませんでした。

さて、感想。
少佐がいなくなった後の公安9課ですが、ずいぶんと組織も人も変わっていて、その意味でも驚きました。あのとぐさがねぇ~。

ストーリーは悪くないんだけど、どうしても『イノセンス』とかと比較すると、スケールダウンして小さくまとまってしまった感がある。パターン化した安心感はあるものの、これを見て強い衝撃を受け、『未来を!』 『世界を!』と深く考えるほどの影響はなかった。

まあ、攻殻ファンは見ておいていい作品でしょう。しかし、大袈裟に言って世界の心ある者達に多大なるインパクトと影響を与える、作品レベルではない。

まあ、一定数のファンがいるのでそれ向けに確実に押さえた作りといった感じでしょうか? 十分に面白いし、好きだけど、なんか物足りなさを覚えてしまうのは、期待が大き過ぎるせいかもしれません。

今回は、普通のよく出来たアニメだと思います。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(amazonリンク)

ブログ内関連記事
イノセンス(2004年)押井守監督
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 虚夢回路」藤咲 淳一 徳間書店
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2008年03月24日

おねがい☆ティーチャー

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単純に主人公が眼鏡っ娘の先生だから・・・という安易な理由で見始めたのですが(それもどうかと思うが)、冒頭はいきなりあまりの唐突さに面食らったものの、最初のラブコメ路線から、中盤以降、どんどんストーリーが深刻になっていき、正直ビックリしました。

さすがは、現代のアニメですねぇ~。最後の方は一瞬、エヴァかと思ったもん!

まあ、それはさておき。
UFOを見た翌日に新しい美人の先生が入ってきて、その先生が宇宙人ってねぇ~。そりゃ、うる星やつらのラムちゃん以来、宇宙人が突如現れ、何故か同居というのは日本のアニメではもう常識ではあるんでしょうが、あんまりにも安易ジャン! 

でもって、
まあ、かぐや姫以来の日本の古き良き伝統と言われてしまえば、それまですが・・・。

しかも&しかも、うやむやのうちに結婚しちゃって、あまつさえ同居ってどうよ! 実際、かなり無理ある展開ってヤツっしょ。

もっともそこは大人の私、ラブコメかなあ~って、軽く見てたら、あの展開ですもん。重い、重過ぎる!!

障害があってこそ、恋愛感情はより深く勝るものですが、いくら展開が読めても正統派の恋愛物には、屈服しました。いやあ~、久しぶりにアニメ見て号泣しちゃいましたよ、ホント。

最近、映画見ても泣く事なんて無かったんで、ずいぶんと久しぶりの感情です。やっぱり切ないですねぇ~。何歳になっても、この感情は薄れないものです。

ベタベタではありますが、変な小細工無くストレートに『恋愛』を扱っていて、実にうまいと思います。

「大切な人と一緒にいたい」
非常にシンプルなメッセージではありますが、それ故に誰の心にも訴えかけるものがあるように思えました。私はこの作品、大好きです♪

思わず、DVDBOXを大人買いしそうになって慌てたぐらいです(苦笑)。いやあ~、ダンサーインザーダークの次くらいに泣けますって! 泣きたい気分の時に、大変お薦めです。

ちなみに、その後ってどうなったのんだろう?
私は12話までしか見てないんで、13話探してみよっと。

おねがい☆ティーチャー MEMORIAL BOX(amazonリンク)

関連サイト
wikipedia
BANDAICHANNEL
おねがい☆ティーチャー 公式サイト
ラベル:アニメ
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2008年01月27日

「このマンガがえらい!」宝島社

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いやあ~先日フランス語の入門書を探していたら、何故か見つかった本の一つ。捨てちゃう前にもう一度だけ読み直してみました。

10年以上前なのですが、今でも評価に耐え得る本、結構載ってます。先日、教えて頂いて読んだ「百鬼夜行抄」とかも出てたりする。

まあ、わざわざお金出してこれを買った当時の私の心境は分かりませんが、とりあえず、本書で採り上げられていたもので目に付いたものをざっと拾い上げてコメントしてみます。
【目次】
1 このマンガがエライ!
2 このマンガ家がエライ!
3 このマンガ雑誌がエライ!
4 96年マンガ界10大ニュース
賭博黙示録カイジ
 確かにいままでのギャンブルものとは違い、心理面での考察とかが多く、新しい切り口だと思う。でも、雑誌に連載していると読むが単行本として、買ってまでは読まない。この著者の作品は、傾向が類似する。

すごいよ!!マサルさん 私にはちょっとだけ見る作品。知り合いに大絶賛した人がいたが、センス的に私には合わない。

SLAM DUNK バスケは全然興味ないが、マンガとしてこれは面白かった。連載中は欠かさず読んでたし、実に少年漫画のスポーツ物として王道だと思う。でも、全く古くさくない。

ピンポン こいつは、完全に独自の世界観が漂う作品。単なる卓球(失礼!)なのに、全然違う異世界に引き込まれます。私は、大いに評価!!


うしおとろら これはとにかく完成度が高い。実にしっかりしたプロットに基づいたうえで、正統派中の正統派の少年漫画。妖怪キャラが実に際立ってイキイキしてる。

八雲立つ 全巻持ってる。日本の伝統を踏まえながらも、それなりにノリはしっかり押さえた少女漫画。これを私に教えてくれた女性は、今いずこ?

新・ゴーマニズム宣言 小林よしのり氏は、東大一直線以来のファンだけど・・・、まあ、おぼっちゃまくん辺りから、興味は失せた。本書のような話題本は、共感する部分もあるが、正直戯言かなあ~って気がする。書く側より、読む方に問題があるような気がしてならない。私は、立ち読みしたぐらいで、死んでも買わない。

宗像教授伝奇考 これも民俗学系の知識を題材に実に興味深く料理されたエンターテイメントだと思う。好きな系統の作品。

ドカベン 未だにチャンピン買ってるので連載を読むが、可もなく、不可もなく、継続するその力は凄いと思う。でも、私はほとんど興味ない。

はじめの一歩 スポーツが苦手な私がボクシング関係の漫画やTVはそれなりに好きだったりする。一歩の成長していく姿はいいんだけど、元気の方が面白いと思う。当然、明日のジョーが最高峰なのはいうまでもない。

め組の大吾 とにかくこの著者の作品は、おしなべて全てが熱い! 今時、珍しいくらいの馬鹿正直に努力に努力をしていく。しかもそういう人並み外れた努力家が、更に特別非凡な才能を持っているので、めちゃくちゃ凄いことをやり出す。でも、読んでいて必ず心に熱いものが湧き上る。

将太の寿司 う~ん、悪くは無いんだけど、いまいち地味。個人的には華がなくて、食指が動かないかも。

お~い!竜馬 この作者も何を書かせてもうまいんだよね。歴史上の人物を使いながら、実に身近な存在にしてくれる。私は好き。

マイナス 来た、来た、来た~って感じですね。ここまでいかなくて精神がかなりヤバイ人が最近多いような気がします。自分に自信が持てなくて、必要以上に周囲の目を気にする・・・というか、周囲の評価以外の尺度を持ち合わせていない人の存在を強く感じます。有り得ないんだけど、異様にリアルでもしかしたらいちゃいそうな微妙な怖さがそそります。でも、購入して手元に置いておいたら鬱になりそう。漫喫で十分ですね。


七夕の国 連載当初はすっごく気になる存在だったんですが、いつのまにか忘れてしまい、何がどうなったか、今も不明な作品。本当、どうなったんだろう???

カスミ伝S 普通にこの著者の作品好き。何冊か持ってるはず。こういう系のギャグなら、大歓迎なんだけどなあ~。あまり一般受けはしないらしい。確かSFマガジンとかにもこの人の作品って載ってたような?

覚悟のススメ これはもう通常の感覚を突破しまくった尋常でない作品です。なんかしらんが、三島由紀夫の「憂国」とかイメージしちゃいます、私ってば。でも、これぐらいの真っ直ぐなパワーないといけないような気がします。でもさ、こういう素敵な生き方すると、寿命を全うできないんだけどね。しかし、人生を生きたいう実感だけは確実に得られそうで、ある意味憧れます。私は、それに近い生き方に憧れながら、どっぷりと俗世に浸かり、俗物としてのんびり生きてるからなあ~(遠い目)。

頭文字D 未だに連載されてますね。読んでると、車に興味が無くて確実に読ませるだけの内容を感じます。もっとも私は、プロジェクトXばりの職人物語として読んでるんですけど・・・邪道か?

月光の囁き ルーズソックス好きで女子高生好きの喜国氏の作品。独特の間というか、感覚が面白い。

超・学校法人スタア學園 かなりキテイルのは間違いないものの、何故かしっかり読んでしまう。こういうノリも嫌いではない。

天然少女 萬 このパワーというのは、魅力的なのだが、なんか作中に入り込めない。あまり好きではなかった。

有閑倶楽部 おもいっきりベタな(一昔、いや二昔前の)設定で、パンピーとは異なった異次元感覚で、種々の問題を解決していく爽快さは心地良い。でも、それほどの深みは無かったと思う。

サラリーマン金太郎 まあ、一つの理想ではありますね。サラリーマンの夢。漫画は夢を叶える道具であり、その意味では王道。現実逃避には、いいのかもしれない。

いぬ かなりの外道作品。でも、そういうのに限って、結構好きな私って・・・情けない。念の為、若者に言っておくと、「ゼロの使い魔」ではないことを予めことわっておく(爆笑)。

ヘテロセクシャル えっと、内容を忘れた。でも、私はこの岡崎氏の「PINK」を読んで会社を辞めたと一時、公言していたこともあるのでそれなりに良かったと思う。つまんないのは、絶対に覚えているはずだからね。

こどものおもちゃ いわゆる「こどちゃ」。さなちゃんはどうなった? これも途中までしかしらない。りぼんだったかな? 子供向けとかいいつつ、あまりにも大人レベルの複雑な家庭環境の設定だったと記憶している。以前はTVでも結構スキだった。

東京大学物語 そうです、人生は全てお勉強です。私ももっと&もっとお勉強したいです。はるかちゃんはどうなったのだろう?

蒼天航路 外国の人が書いた作品。歴史物。実に壮大なスケールで登場人物が生きている。日本人によるこの手の作品は、滅多に無いため、貴重な存在だろう。どこまでの需要があるか分からないが、ニッチの市場を切り開いて欲しい! 読んでいて十分に面白いよ。

ぼくんち えっっと。微妙に面白いんだけど、微妙に嫌な違和感も感じる。絵は独特の味わい。評価が分かれそう。しかし、人間は何があっても強くなくてはならない。

流星課長 こういうのは、大嫌い。この人がこういう作品を書くのは驚きだけど、とにかくつまらなかった。

編集王 ちょっとした業界モノ。ありがちな話だけど、まあ、一読しても良いかも。

GOD SAVE THE すげこまくん! 絶対に&絶対に一般受けしない作品。でも永野さんの漫画好きなんだよ~。出てる作品もほとんど全部持ってるしなあ・・・。そうだよ、毒電波系の作品。作中でも頻繁に電波系の怪しい人やら、クロロフォルムが通常の小道具として出てくるし、巨大怪獣や地底人もあり。ロシアからミミちゃん(大陸弾道ミサイル)買ったし(?)。根底に流れる、リリカルさとMADさがウリ! オーバードーズ気味の貴方向きなのさ!へへっておい&おい。

月下の棋士 将棋が分からなくても「勝負の世界」、ただそれだけで読者をひっぱる力量をみせつけられる作品。独特の雰囲気が漂う。少しだけそそられるのだけど、それほど好きではない。

ショムニ TVより原作の方がぶっ飛んでるし、パワーがある。原作の方が上だろうと思う。私はTVから入ったけど、こちらに軍配を上げる。でも、一度読めば、二度読みたいとも思わない。

ありがとう ある意味でこの人(著者)の世界観の描き方は、秀逸。エロ漫画を描いていた時から、注目し、一時はすべての本を集めていた。雑誌の切り抜きさえも持っていたことがある。確信犯的悪人を描くと筆が冴える。一般コミックに移って以降はエロに向けられた方向性が更に社会的歪や人間性の崩壊などへと集中し、実に嫌なテーマだが、目をそらせない内容の作品が多い。これなんかもその一つ。

なんか、知らないうちに結構な数、採り上げてるな私。あくまでも私の感想で、過去に読んだのを思い出したものなので、だいぶ割り引いて読んで下さいね。

うわあ~懐かしいなあ~、ホントに。

このマンガがえらい!―マンガの「いま」がわかる最新パーフェクト・ガイド(amazonリンク)
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2008年01月17日

「百鬼夜行抄 1 新版」今市子 朝日新聞社出版局

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いつもコメントを頂いたりお世話になっているOZさんとlapisさんからご紹介を受けたコミックです。

さすがツボを押さえていらっしゃるお二方、私の好きなタイプをよくご存知だなあ~と思いました。いやあ~、実に味わい深い素敵な怪談です。本当にどうも有り難うございました。

人と物の怪が微妙な距離感を持って、ただ淡々と『ある』存在としてその場にいる感覚。うまく言えませんが、あるがままの自然な感覚がとっても好きです。

最近の漫画でいうと「蟲師」とかに一番近いかな? 「陰陽師」の自然な感覚にも合い通じるものを感じます。諸星大二郎氏の聊斎志異とかにも重なるものがあります。

私達の生活のすぐ近くにあるんだけど、気付かない人には一生分からない、透明な薄い膜一枚で遮られた空間とでもいうのでしょうか?そんなものを意識させてくれるところがスキです。

だから、人気の無い廃寺とか好きなんだよねぇ~、私。別に人嫌いではないけど、無理して迎合するよりは、静かに自然に囲まれていた方がいいな。といっても、図書館や古書店の無いところにいるのも耐え難い苦痛なんだけどネ! 完全な自然だけでも駄目だし。

最近は新宿にいるが、あそこはビルばっかりで私には苦痛ですね。図書館あんまり良くなさそうだし、アクセス悪いし、駄目ジャン! 

(できることなら)どっかの大きな図書館の書庫で暮らしているのがいいかも? おそらくそこにも変わった物の怪が棲んでいそうですね。私なら、人間よりも仲良くやっていけそうな気がします・・・人間廃業しちゃいそう(オイオイ)。

でも、いい意味で古き良き香りのする怪談です。一人で夜中に読むと更に楽しいかも。私ならこういうのを読んでぐっすり熟睡するタイプですけどね。皆さんにも怪談好きにお薦めです(笑顔)。

手元に6巻まで確保したから、ゆっくり読んでいこうっと。

百鬼夜行抄 1 新版(眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)(amazonリンク)
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2008年01月01日

「日本漫画家大全 めるへんめーかー 叙情名作集」めるへんめーかー 双葉社

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私が子供の頃から、好きだっためるへんめーかー氏の作品集です。後半の一部を除き、既に読んでことのある作品ばかりでしたが、やっぱりいいなあ~。

私はハリーポッターやナルニア国には、イマイチそそられない私ですが、めるへんめーかーさんの作品は大好きだったりします。お姫様と龍と魔法が未だに好きなのは、この方の漫画の影響かもしれません。この方の作品なんて、もろロリコン趣味だし・・・(あっ、巷の方が想像されるのとは意味が違いますのでご注意を!)。

基本は、ファンタジーであり、いつまでもそうありたい夢の世界が描かれています。古い漫画は蔵書スペース確保の為にだいぶ処分したりしていますが、この方の作品だけはほとんど丸々残ってます。何十冊あるかな?新しいものはフォローできていませんが、昔のものはある程度持っていてたまに読み返してしまうのです。

一時異様に英国に憧れたのもこの方の作品の影響でしょう。今はそれほどの関心はないものの、不思議の国のアリスなどもこの方をワン・クッションして私の中に取り込まれているような・・・。

そもそもalice-roomなんて名前もその辺から来ているのがミエミエですね! 手頃なめるへんめーかー入門には良いかもしれません。でも、もっと&もっと素敵で心に残る作品がこの方にはたくさんありますのでそちらこそ、是非お薦めです。

めるへんめーかー―叙情名作集(amazonリンク)
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2007年12月14日

「妖怪学園ザビエル」魔夜峰央 秋田書店

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美少年好きで漫画好きでまさか魔夜峰央を知らないなんて、もぐりはこの世の中に存在しないと思いますが、あえて言うなら、あの「パタリロ」や「ラシャーヌ」、「妖怪始末人」等々の著者です。

もうこれだけで本書の説明はほとんど終りなんですけどねぇ・・・。

著者の名前が出れば、まず頭に浮かぶ要素が欠けるところなく、揃っている作品でしょうか? 妖怪始末人のギルド関係の設定は、ほとんど変わるところなく、本書では生かされています。

舞台は妖怪が出てくる学校。しかも何故か妖怪と生徒達は仲良くうち溶け合っていたりする。そして、同姓同士の○○な関係。

京極氏よりは、魔夜峰央氏の描く妖怪の方がはるかにセンスがいいと思うんだけどなあ~。私はかなり好きです。あえて足りないところというと、マライヒのような濃厚な絡みが無いとこでしょうか? 個人的にはヒューイット好きなんだけどなあ~(か、かなりヤバイけど)。

ファンなら、買っておいて間違いはないでしょう。きちんと楽しめる作品になっています。ただ、目新しさは全くないんだけどね。

妖怪学園ザビエル(amazonリンク)
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2007年12月09日

あまえないでよっ!!

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寺に同居する美少女尼僧達と一人の少年修行僧の日常をコミカルに描く少しHなラブコメディ。う~ん、いかにもありがちな内容&説明で恐縮ですが、そのままだからしかたありません。

私が見たのは第一期の全話ですが、少年僧は隠された特殊な力を持っているようで、その辺の謎は今後に引っ張ったままで13話は終わってます。

実際には、第二期も既に終わっているようで、私も手元にあるので時間のある時に見るつもりですが、ほのぼの&ちょいエロの定番路線で安心して楽しく観れ、謎自体は不明なままでも特に問題はありませんでした。

「ラブひな」とか「まほらぼ」とかと同じ定番系のラブコメですので、その手のがお好きならOKかと思います。

本作品の特徴はというと、う~ん、お寺の日常の中に除霊があったりするところかな? しかも少年僧にはその除霊で大変役立つ特殊な力があるのですが、その力の発動は意識下でコントロールできず、何かしらHな性的刺激を得て煩悩のタガが外れることで、力が発動するというのが、ウリでしょうか?

要は、そこで力を発動させる為の手段として、毎回のエロが必須条件になり、視聴率UPにつながるという仕組みになっています(笑)。で、それに乗せられてみるヤローが多い・・・と。

ただ、基本は癒し系のほのぼのとしたノリなので、疲れた時にぼお~っと流してみるにはいいかも? ケロロ軍曹とかも気分転換に観ると楽しいんだけどね。15分単位なのも好都合。ケロロとあまえないでよ!の併用がイイ感じです(笑顔)。
あまえないでよっ!! vol.1(amazonリンク)
ラベル:アニメ
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2007年12月04日

「ボクの番台さん」1~4巻 あずまゆき 実業之日本社

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ん~、「めぞん一刻」の舞台を銭湯にしたものかな? あちらよりこちらの方がややお色気度(死語?)UP。

銭湯を舞台に、そこに下宿した若者が美人で若い管理人に恋心を抱くという設定は、時代を問わず不変なんですねぇ~(笑)。

姉妹間の確執や、同じ男性を取り合うなど・・・ベタでこれ以上無いってぐらいのセオリー通りのラブコメですが、絵もいいし、全体的なテンポやノリがいいのでこれはOK。

なんだかんだ言っても、つい惹き込まれるのは『定番』の凄さですね! 私も結構好きです、こういうベタな展開。さりげなく学生生活なども入ってきてたし、4巻以降も期待大ですね。とても楽しみです(笑顔)。

【追記】
4巻で完結することに気付いたので最後まで読みました。

もう少しドタバタするかと思いましたが、実に円滑に何の問題も無くハッピーなままエンディングを迎えました。たまには、こういう幸せに終わるコミックもいいかも? 

最近、ヤンデレとか危険なストーリーが多くて、毒が強過ぎるのでこの手のは癒されます、ハイ!

ボクの番台さん 1(amazonリンク)
ラベル:銭湯 コミック
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2007年11月12日

撲殺天使ドクロちゃん

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ニコニコ動画のサムネにつられて見たら、あまりに衝撃の内容で昨日は一晩中見てしまい、一期から二期まで全部見ちゃったよ。。。(そんなんでいいのか俺?)

しかし、昨日はニコ動がめちゃくちゃ重くてエコノミーで悲しかった。幸い速攻で祭りになる直前にFLV形式で保存したから、ノーマルに見れたけど。

ニコ動が無ければ、絶対に見なかったし、知らなかったであろうアニメ。しかし、ヤンデレとかの言葉が無かった時代によくもあんなのが表の世界にあったものだ。

一度見れば、絶対に誰でもがカルチャーショック受けるでしょう!!

内容について電撃文庫のサイトから以下、引用すると・・・
ロリロリでナイスバディで無邪気でかわゆい天使、ドクロちゃん。未来からやってきて、桜くん家の居候で、押入れに寝泊りして……なんだかどこかで聞いたことがある設定だけど、そんなものは気にしちゃいけませんっ!
そして何かあるとすぐに棘付きバット『エスカリボルグ』で桜くんを撲殺しちゃうドクロちゃん。でも、ご心配なく。ドクロちゃんが「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」と呪文を唱えればあっという間に元通りです。
『撲殺天使ドクロちゃん』は、桜くんが想いを寄せる幼なじみの静希ちゃん、ドクロちゃんの妹ザクロちゃん、ドジっ娘天使サバトちゃんに変態天使ザンスなどなど桜くんとドクロちゃんを取り巻く愉快なキャラも多数登場する、愛と血みどろの物語なのです。
まあ、一見すると、可愛い萌え(?)系キャラの天使と駄目駄目君の少年が織り成すドタバタ喜劇なのですが、その本質って、かなりヤバ目です。

だって、何かある毎にこの未来から来た天使が少年を撲殺するのです。一度、殺した後に魔法の呪文で生き返らせて何事も無かったように、平和に生活していくという発想が既に時代を突き抜けてると思います。

サイバーパンクのSFを初めて読んだ時に匹敵する衝撃でしたよ、ホント! 

かなり前に世間では、死んだカブトムシを見て、「電池を入れ替えてよ~」とのたまう現実感覚ゼロの子供の話などがあったり、ゲーム世代は何でもセーブしておいて、やばくなったらリセットすればいいと考えてるとか・・・しょうもない話を聞いたことがありますが、このアニメってその究極の姿じゃないの?

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しばしば残虐性で15禁とかあるけど、別にあれって血しぶきが汚いだけで個人的にはちっとも怖くないんだけどなあ~。人が人を殺すのなんて、それこそ人間の歴史そのものでいい事だと思いませんが、別に珍しくもなんともないが、このアニメのコペルニクス的発想の転換には、ある種、畏敬の念さえ湧きますよ。

大人は誰も知らないんだろうねぇ~、この作品。wikipediaを読むと、あまりに危険な内容でさすがの出版社も作品の製品化を危ぶんだらしいが、お客様の熱い支持で結局、売り出されたようですね。原作は小説だけど、その後、漫画化やアニメ化されたとか。う~ん、時代が求める作品ですか。

しかし、昨日のニコ動までそこまで知られてなかったようだけど、一気にサムネで火がついて、あの重い状態になるとは・・・。凄いね、ネットの威力って! 

昨日は、いろんな意味で勉強になった1日でした。改めて思うけど、ここ一ヶ月TVなんて見たことないんだよね。食事時のニュース以外は、ネットニュースとニコ動 or 読書だし。あんないい加減で役に立たないゴミ情報しか流さないTVの存在価値が根本から揺らぎつつある時代を痛感します。

規制で守られて既得権益の擁護者なのに、他者を批判するだけで無責任のメディアって必要なのでしょうか? 某記者クラブなんてあるのは、権力に媚売ってすり寄ってる日和見主義者以外のなにものでも無さそうなのに・・・。

もっともニコ動を見て偉そうな事言うのも、筋違いだな。我ながら笑止千万、自重しよう。

ただ、TVCMの効果に疑問が呈されており、費用対効果から見直しが進んでいるのはマーケティングでは常識だし、事実です。ターゲット・マーケティングの方がはるかにパフォーマンスがいいのは、明らかだしね。

余談は別として、この作品は心の底から凄いと思います。絶対に日本でしか作れないアニメでしょうね! いやあ~、まだまだそこいらの国々には負けないだろうと、期待できるかも?

麻生氏に、是非宣伝をして欲しいものだ。文部科学省の大臣か何かになって、私もいつも見ています!っとか(爆笑)。

しかし、このアニメ見て思うのは、日本人の諧謔精神ってこういうところに生きているんですね。日本終わったな・・・とか言いませんよ、私は(笑顔)。

最後に、自称常識人の方は、絶対にご覧にならないように、確実に切れますので。忍耐袋か精神かは不明ですが・・・(悪意の眼差しの私)。

撲殺天使ドクロちゃん1(amazonリンク)


posted by alice-room at 20:23| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする

2007年11月10日

「R.O.D-READ OR DIE-」第1~3巻 SME・ビジュアルワークス

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相当昔にDVDで見て気に入っていたが、今回別の物を探していたら見つけて懐かしくて観てしまった作品。

ネットで調べてみると、wikipediaなどにも載っているが、原作は小説でそれから漫画化や、本作のようなOVA化され、去年かな?TV化もされていたらしい。全然知らなかった!

私はこのOVAしか観ていないのだが、本作品はOVA全三巻のみで独立して完結しており、しかもそれで内容が十分まとまっている。神保町に住む古書マニア(ビブリオマニア)の眼鏡っ娘が主人公。

手元のお金の有る無しに関わらず、気に入った本を見つけると買い漁ってしまい、部屋は本に埋もれてしまう毎日。という表の顔とは別に、大英図書館特殊工作部のエージェントとしての裏の顔を持つ人物。コードネームは「THE PAPER」。

rod2.jpg rod1.jpg 

キャラ設定のうまさもさることながら、全編に渡るスピード感や映像の巧みさに驚かされる。あまり有名な作品ではないけれど、かなり高い水準のアニメ作品だと思う。素直に見ていて面白いもの。

また、個人的には第1巻の神保町の背景がたまらないです。頻繁に私自身もうろついてますので、その主人公の行動に身に覚えがあったりして・・・。あっ、しかし私の部屋は主人公ほど乱雑ではないし、埃もたまらないように掃除してあります(たぶん)。

そういった点以外にも、大英図書館が関わる以上、意味不明なほど英国らしさを強調し過ぎたほどの英国趣味が画面に漂っていて、苦笑しつつもニヤニヤしてしまいます。

本好きの方なら、おそらく同感して頂けるのではないでしょうか? 本好きではなくても、センスのあるアニメをお好きな方なら、楽しめると思います。もし、まだ観た事がないならば、騙されたと思って観る価値有りかと。エンターテイメントとして成功したアニメでした。こういうの好き。TVもあるなら、今度探してみよっと。

R.O.D-READ OR DIE- 第1巻(amazonリンク)
R.O.D-READ OR DIE- 第2巻(amazonリンク)
R.O.D-READ OR DIE- 第3巻(amazonリンク)
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2007年10月09日

「ゼロの使い魔」Vol.1~12&双月の騎士Vol.1

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そういう名前のアニメをやっているのは知っていたのですが、どうも見る気がしなくて・・・リアルタイムでは見ていませんでした。魔法少女が出てくるアニメっていうと・・・「クリミーマミ」とかで止まってるし、私(オイオイ、何歳だよ!・・・笑)。

この作品もずいぶん人気があるんですね。知らない間に2期まで始まっていて、ちょうど終わったぐらいにタイミングですね。うっ、世間に遅れてる気がする。

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一気に第1期分の全12話を見たのですが、実に面白い♪ 非常に心温まる(?)作品でした。最後の方は、思いっきりベタ以外の何物でもないのですが、結構、心にきました。そうだなあ~、昔の「うる星やつら」とかと近い感じのラブコメでしょうか?

舞台は魔法が使える貴族と使えない平民とに二分された異世界。同じ魔法世界を描いたファンタジーなら、ハリーポッターの一億倍ぐらい、こっちの方が面白いです!!

ざっと粗筋を述べると、貴族であるつるぺたの美少女ルイズが主人公。召喚の儀式で「使い魔」を呼んだところ、現れたのがルイズの世界とは異なる世界(現代日本)の普通の少年、サイトだった。サイトはこの魔法世界では、使い魔として奴隷が如き生活を強いられるのだが・・・。

やがて二人の間には愛が芽生え・・・、その頃、魔法世界を揺るがすような事件が起る。舞台を魔法世界に移したラブコメなんだけど、主人公の少女がいわゆる典型的な「ツンデレ」で、使い魔を「犬」呼ばわりするのが異様な人気を博したみたいです。

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すいません、私もどっぷりはまってます(赤面)。他にもお約束の巨乳やら、眼鏡っ娘(長門?)やらの脇役もしっかりいて、全体としてオーソドックスの極みですが、作りはうまいです。おちゃらけた場面とシリアスな場面があってメリハリもついてるし、二人の間のつかず離れずのもどかしい(恋愛感情の)距離感が清き正しき十代っぽい感じですね。

いやはや懐かしい限り(笑顔)。

まさに万人向けの楽しめるアニメではないでしょうか? 是非ともルイズのような女性なら、罵倒されてみたいものです・・・ってオイ!

だいぶ前に『爆れつハンター』というアニメがあり、魔法を舞台にした世界観といい、ドタバタ・ギャグ・ラブコメといい、かなり似ているんですが、こちらの方が毒がなくて良い子向きですね。

最近の毒のあるアニメの多い中では、癒されますね、本当に! 

そうそう、2期目の『双月の騎士』の一話を見たところでは、だいぶ1期目とは感性というか方向性がズレてる感じですね。wikipediaによると2期目にあたり、スタッフが総入れ替えになったようですが、ネット上の口コミを見る限りでは、悪くなってるようですね。残念です。

まあ、それでも期待してみてしまうんですが・・・。

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ゼロの使い魔 双月の騎士 Vol.1(amazonリンク)

関連サイト
「ゼロの使い魔〜双月の騎士〜」オフィシャルサイト
「ゼロの使い魔」オフィシャルサイト
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2007年10月03日

さよなら絶望先生

さよなら絶望先生

最近、アニメばっかり見てるなあ。病んでるかも私? ニコニコ動画を見てるとついつい元ネタを知ろうと新しいアニメを見てしまうのは、どうしたことだろうか・・・?
 
「南国アイスホッケー部」とか「かってに改蔵」など、ギャグ漫画で有名な久米田康司氏のコミックが原作。ちなみにまだ私原作は読んでません。アニメだけ全話視聴。

さよなら絶望先生

オープニングから、擬古調なノスタルジック溢れる映像(つ~か、むしろ現代美術的な記号論的展開?)にはまった! OP曲に筋肉少女隊使うとは・・・怪し過ぎ(笑)。

なんか昔の引札とか、宣伝に使われてた意匠のようで思いっきりお気に入りです(笑顔)。しかも冒頭に満開の桜の咲く中で首吊りでしょう。う~ん、病んでる。

「らき☆すた」のような女子高生(&先生)が主役のアニメですが、同じ病んでる作品でも、あちらの腐女子的なノリとは異なり、こちらは伝統的・正統的なブラックジョークのノリです。古~いタイプの病み方ですね。私的にはどちらも好きです。どちらも知り合いいっぱいいましたし・・・ってオイ!

まともに考えると、とっても&とっても暗いんですが、それを笑ってしまえる所が素敵です!! 「首吊ってる」のを「背を伸ばしている」という前向きな解釈をしちゃうポジティブ・シンキング VS ネガティブ・シンキングが大変面白いです。

思いっきり風刺が効いてて、毒がありますので紳士淑女の皆様はご注意を(ニヤリ)。う~ん、何故かイギリス人の先生を思い出した。どちらも毒有る発言が大好きだもんね。かなり近いかも。

なお、番組内では膨大な量のアニメその他のパロディが注ぎ込まれていますので前提となる知識が無いと面白みが半減します。無くても楽しめるのですが、上っ面で終わってしまいますよ~。

そういえば、最近、ケロロ軍曹とか、らき☆すたもそうだったが、この手のパロディを入れまくってる作品ばっかだな。そういうのが流行る時代なんですね。世代を超えたマーケティングでパイが大きくなるらしいが、過去の遺産を消費し過ぎてるいるような・・・。うっ、年寄りの発言だな、これは。

でも、このアニメ感覚が古いように見せて、なかなか新しい趣向にも富んでますので是非、それ系の好きな方、ご覧下さいませ。TVは終わったばかりだけど、DVDで出てるし、ニコ動や youtube で UP されてます。

そうそう粗筋を少々。
何かというとすぐに絶望して『死』を考えてしまう若者(先生:口癖が「○○に絶望した~」)と何事もポジティブに前向きに考えている少女(女子高生)がたまたま出会い、同じ高校の同じクラスになったことで始まる特殊な日常を描いたものです。

保健室の先生(看護教諭かな?)がなかなか魅力的です(笑)。無意味に出てくるのがアクセントになっていて面白かったりする。他にも小ネタもパラパラと撒き散らされていて退屈しません。

人生に絶望しそうになったら、見てみると良いかもしれません。日本のアニメに絶望するかもしれませんが・・・。

さよなら絶望先生 特装版1(amazonリンク)
さよなら絶望先生 第1集(amazonリンク)

関連サイト
wikipedia さよなら絶望先生
スターチャイルド さよなら絶望先生
講談社少年マガジン さよなら絶望先生
ラベル:アニメ 風刺 絶望
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2007年10月01日

「乙姫BOMB」大橋薫 講談社

otohime.gif

著者の楠姉妹によくある、いつもと同じパターンです。ドタバタ喜劇のちょっとHなストーリー。ただ、最後はみんなが幸せになるという、安心して楽しめるハッピーエンド系の漫画です。

主人公は眼鏡っ娘&巫女&ドジの三拍子が揃った女子高生。興奮すると幼い頃にとり憑かれた悪霊が現れ、主人公は意識を失います。

そんな主人公を『運命の人』と思い込むオタでデブでふけ顔の男子高校生。彼が主人公を支えながら(ストーカーしながら)、次々と起る出来事に二人で向かっていきます。そう、まさにいつものパターンですね。

青年誌に掲載されていたので、内容はそれなりに過激な部分がありますが、軽~く読めるので息抜きにどうぞ! 楠桂・大橋薫姉妹の漫画を読んで嫌いでなければ、間違いなく楽しめるでしょう♪

乙姫BOMB(amazonリンク)

【オマケ】
大橋氏のホームページに本書に関連したパスワードで入れる特典ページがあったそうですが、今はパスワード無しで公開されてます。
乙姫BOMBの特典ページ
ここの『龍之介の特別ルーム』をクリック。

関連ブログ
「ガールズザウルスDX 1」楠 桂 小学館
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2007年09月28日

「もえたん」

もえたん インクもえたん 古田りほこ

もえたん 公式サイト

私の学生時代だったら、「出る単(試験に出る英単語)」や「キセ単(奇蹟の英単語)」とか言ってた安直な単語集があったが、数年前にこんなの売れてんの?!と驚愕した本に「萌え単(萌える英単語)」というのがあった。

wikipediaに詳しい説明があるが、例文にアニメやゲーム関連のオタ好みのものを使い、完全に企画モノの匂いを漂わせているが、それでも売れてしまうのだから、日本って凄い!
(実は中も見たことあるけど、受験用としては実用性低そうだけどね。もっとも出してる出版社があの三才ブックスだもん。悪名高き「ラジオライフ」とか違法モノ・裏モノに強い特殊な出版社。)

しかし、それがその後も売れ続け、まさかアニメになっているのを知ったのは先月の事でした。いやあ~、心の底から驚きました。

で、慌ててニコ動やら、何やらで探して全話見終わりました。

いやあ~見る前は思いっきりなめてましたが、番組の内容が完全に割り切ったパクリ(=パロディと言うと聞こえがイイ)やあえてストーリー抜きの受け狙い、ロリコン向けのエロ等、売れる要素を徹底的に追求し、それをきっちりと盛り込む手法は、ある意味非常に合理的でマーケティング的に成功しているのを実感しました。

単純に言うと、見ていて笑えるし、癒される。最近、私もちょっと精神的に疲れてるんでこの手のでも見て、頭を空っぽにしないとやってらんない。

あまり人生悩まずに、こういうのでも見てぼお~っとするのも精神衛生上は良いかと。お約束の安易さは、安心感に繋がる好例です。日本でなければ作れない作品だと思いました。

しかし、これ見てる私って、なんか終わっているような自覚が・・・。

【おまけ】
上にリンクを張っておいた「もえたん 公式サイト」上で壁紙配布とか、ペーパークラフトのプレゼントとかやってます。ご興味ある方、どうぞ! なお、同サイト上で実際の番組も丸々1話分流してます。

もえたん Lesson 1(amazonリンク)
もえたん[新装版](amazonリンク)
ラベル:アニメ もえたん
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2007年09月26日

「マルクスガール」1、2巻 山本夜羽 秋田書店

marukusu.jpg

思いっきり世を捨てて、反社会的な『左翼』的題名。この企画を出版社側から提案したとかいうのも信じられない話。凄いなあ~秋田書店。確かにあそこキワモノ多いけど、実は結構好きだったりする。

それは別にしてもこの本が2冊も出ていること(2冊で完結)、それ自体が現代では奇蹟ではないかと・・・?

現在の出来上がった社会(体制)に対して不満を抱くのは、若者特有の一過性の病い。不満を覚えないほうがバカだろうが、本書に出てくるような、それに対する反抗の仕方が稚拙でかなりイタイ!!

自分のいる学校で何をやっても、子供がぐずってむずかるのと一緒でしかない。一番身近にいて、争いや競争を嫌う(であろう)教師相手に反抗するのって・・・完全に「無意味」&完全に「独り善がり」。

そもそも学校行くなよ!って言いたい。

日本の戦後、「左」にいっちゃうのは頭が中途半端に良くて(本当にいい奴は俗世を突き抜けるからネ)、マジメなだけで社会の事を知らない、人間的に幼い人が多いように感じる。

だって、体制を変えたいなら、外部から切り崩せる訳ないジャン! 「獅子身中の虫」にでもなって、現体制で出世した方が確実。部下も上司も、義理人情に怜悧な論理の合わせ技をしたたかに使いこなして利用しまくる。それぐらいじゃないと駄目でしょう。でもね、本当に切れる奴なら、せっかく出世した現体制で安楽に過ごす方を選ぶでしょうね。かなりの確率で。

こんなしょうもない事を私が書いてしまったのは、本書を読んでいて気持ちは分かるけど、「だから何?」で終わってしまっているのが笑止千万だったりする。

みんな悩みを持っていま~す。弱い人間でぇ~す。Hして気を紛らわしてま~す。で、終わっているようでもったいない気がします。

山本氏の描く女性って基本的に好きなんだけどね。舞台仕立ても悪くはないんだけど、いつもストーリーが空中分解してしまう・・・それが残念!山本氏の作品自体が枠にはまっている感じがしてならない。

現代社会への不満とか、若い時に感じるどうしょうもない社会への苛立ち、そのまま歳を食ってく自分に対する焦燥感とか、もっと&もっと凝縮して昇華されたら、面白いものになると思うんですけどねぇ~。

その点、かつての白倉由美子氏の作品は、あの愛らしい絵と反比例して狂気の人間性が噴出してたり、現代社会特有の病理を淡々と描き出していて寒気を覚えた覚えたものです。

実際、白倉氏の漫画で描かれた幾つかは実際に事件として実現されたのが、戦慄に値する時代感覚でしょう。その後、本人もつぶれちゃったようですが・・・。

まあ、結論としては、ぬるい日常的なストレス発散(希望・・・)漫画でしかないかなあ~。そもそも私はマルクス主義をよく知らないのですが、少なくとも本書に思想的なところはないと思います。今風にいうと、タイトルで『ツリ』ってとこですね。私も釣られました(笑)。

一応、粗筋。
進学高校に入った素直な少年が、いかにも反体制的なポーズをとっていて、お子様の目からはいけてるように見える先輩の女性に惹かれていく。少年は彼女を追って、将来が開けた道(真っ当な美術部)を捨て、お先真っ暗な『現代美術研究会』と称するいかにもありがちな部活(サークル?)に入部する。

憧れの女性に翻弄されながら、社会に適合できなかった弱者が集まる中で、ぬくぬくと『自由』と『苦悩』と『性』を謳歌する。そんなストーリー。ごめん、微妙に違ってるカンジがするが、私的にはこんな風に感じたのであくまでも主観つ~ことで。

まあ、遅れてきたなんちゃって60年代風『青春』ごっこ、そんなとこかな? 

私も進学校にいたし、子供の頃は喘息だったし、社会や大人に不満はあったが、こんな人に迷惑をかける『悪い子』ではなかったな。巧妙に学校さぼって、映画のロードショーの封切り観に行ったり、成人(聖人ではない?)映画を観たり、学校から数百メートルの図書館に1日中籠もったりしてたな。まあ、保健室は小・中までは顔パスだったし。高校でも時々行ってたか。

そういやあ~国旗掲揚塔の件で「右」とか「左」とか極端なのいたなあ~。私はどちらでもいいんだけど、常に少数派につき、多数派を論破することが面白かったっけ。少し嫌な奴か・・・(自爆)。

で、未だに主流になれない訳ね、私って納得。

マルクスガール(1)(amazonリンク)
マルクスガール(2)(amazonリンク)

関連ブログ
「ナイトフラッパー」山本夜羽音
「侠子エクスプロージョン」山本夜羽 集英社
「賃労働と資本」カール マルクス 大月書店
「賃金,価格,利潤」横山正彦 大月書店
ラベル:左翼 コミック
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2007年09月12日

「野蛮の園」西川魯介 白泉社

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普通の人は知らないであろう高専が舞台。だけど・・・普通の高校でも問題なく、舞台の必然性は無い。

基本は、眼鏡っ娘が出てくる点だけかな。それ以外、他の漫画と差別化できるポイントはありません。よくある高校の学園生活を描いたドタバタ系の日常っぽい作品。ちょいエロ。

正直ベタです。かなりベタです。でも、キワモノになるほど、突っ走っていないので私の敬愛する永野のりこ氏の「GOD SAVE THE すげこまくん」ほど、あちらの世界に逝っちゃってません。洒落で済むレベルかなあ~。

ただ、一般人向きではないような気がします。

思考停止状態で疲れた頭を休めるにはいいかも? 眼鏡っ娘好き以外にはお薦めしません。

もっとも最近は、らき☆すたのかがみん萌えですけどね。ニコニコ動画や youtube でたくさん動画を集めて、見まくってるので本が読めない・・・。あほな私。

野蛮の園(amazonリンク)
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「おしとね天繕」(1)山口譲司 集英社

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青年誌向きのHな漫画、というとその通りなのですが、ストーリーが全く無くただ女性の裸が出ている作品と異なり、牽強付会のようでありながら、妙に納得してしまうような説得力のある台詞としっかりしたストーリー構成が結構スキ♪

他にもたくさんの作品を書かれている著者ですが、作品全般を通して女性がしっかり描かれているうえに、笑いやオチなどの落しどころが常にきっちりしていて完成度が高い作品が多いです。本書も主人公同様に隙がない作りになってます。

舞台は江戸の元禄。主人公は、男子禁制の大奥において、男子として唯一立ち入ることを許されたお役目を担う者で、役職名は「床改方筆頭会釈(とこあらためがたひっとうあしらい)」という。

別名「おしとね天繕」と呼ばれる人物。将軍様の夜のお相手をありとあらゆる諸条件を加味したうえで選ぶ仕事なのだが、次期権力者に直結する最重要事項だけに、想像もつかない才能と情熱を要求される激務となります。

大奥の中では、次から次へと難問奇問が持ち上がりますが、それを的確且つ迅速に処理し、将軍様にとって最高の床入りを常に準備する姿が妙に合理的で説得力があり、笑ってしまう・・・。

勿論、漫画ですから、主人公の忠勤ぶりや職務に刻苦精励する姿、難問を次々処理する手腕などもコミカルに描かれているし、期待されるエロいシーンもあるわけですが、物語として単純に面白いですよ~。

少~しだけ、変わった毛色の作品を読みたいなら、いいかも? 但し、大人のユーモアの分かる方ね。お子様は駄目です。

おしとね天繕(1)(amazonリンク)
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2007年09月08日

らき☆すたグッズ(ストラップ&下敷き)

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最近、思いっきりはまりまくっているのが、アニメの「らき☆すた」。原作本は読んでみたけど、いまいちだなあ~。嫌いではないけど、アニメがスキ!

それはいいのだけど、出てくるキャラのうち、眼鏡っ娘の「高良みゆき」がお気に入りだったのが、いつのまにか、「柊かがみ」ファンになってた。なんだかなあ~。(分かる人だけ、分かる話で恐縮です。ご興味ない方、スルーして下さいませ。)

柊かがみ 携帯ストラップ

雑誌コンプティークの8月号についていた付録で携帯ストラップなのだけど、コレ人気が高いらしくヤフオクでプレミアついてる。雑誌は千円以下なのに在庫ないのでストラップだけで1600円とかしたりする。

いやあ~ファンの力って恐ろしい(ブルブル)。私ははるかに安い値段で落札できたので良かった♪(満面の笑み)

ただ、ただ、それだけが言いたくて・・・つい、独り言を。う~ん、キャラクターグッズを欲しくなるなんて、私何歳だろう???(自爆)
 
アニメディア

付録だけでこんなに高くなるのなら・・・って、つい今度は付録のついた雑誌を買ってしまいました「アニメディア9月号」。20年以上前購入していた時期があったけど・・・ああっ、成長してない私・・・(欝)。

しかし、シールやら下敷き、ピンナップとこの手の雑誌って全然変わらないなあ~やってること。対象となるアニメが変わってるだけでビジネス手法は20年以上変化無しか、競争相手は多そうだけど、楽なビジネスモデルのような・・・。

載ってる広告まであまり変化がない・・・(笑)。

でも自宅に戻ってから、ふと思ったけど、よく買えたな抵抗感のない自分に驚いた!


らき☆すた 下敷き 裏

ちなみに写真は付録のらき☆すたの下敷き。表と裏。これ国会図書館で使うのかよ~抵抗感あるなあ~。会社で使うか・・・って、オイ!

らき☆すた 下敷き 表

アニメディア 2007年 09月号(amazonリンク)

関連ブログ
らき☆すた
食玩フィギュア~エア・ギア、涼宮ハルヒの憂鬱
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2007年06月24日

らき☆すた

らき☆すた 高良みゆき

現在放映中のアニメで「涼宮ハルヒの憂鬱」等で有名な通称、京アニ
による製作で話題をよんでいた。

さらにオープニングへの異様な人気の高さは知っていたのですが・・・、原作を見たときに正直、好きではなかったのでしばらく放置してました。

で・す・が・・・、
私がチェックしているブログ等を見ると、ハルヒ以上に過熱した熱気が漂っているので遅まきながら、ようやくアニメを見たら、う~む・・・。

つーか、本当にノリノリのハイ・テンションですね♪ こりゃ、ハルヒの時みたいに踊る人達が出るわけだね、納得! しかも、ラップではないが、歌詞のリズム感が異様に良くて歌詞聞き取れないんだけど、頭に残ってぐるぐるしますね。ある種の宗教音楽のようなナチュラル・ハイでトリップしかけてます(笑)。こういうのってスキ! 「パプリカ」とかとは違うけど、この手のってクセになりますね。

さて内容ですが、原作の面白さは全然分からなかった私ですが、アニメの方は微妙にツボを押さえていて、その手の人には結構面白いんではないかと思いました。舞台としては高校生の学園物なのですが、今時っぽくていかにもそういう奴いるなあ~って感じのオタク系のキャラなどをふんだんにまぶしつつ、日常系の戯言を描いています。まあ、思いっきりユルユルなお話ですね。(最初は舞台設定、中学生かと思った)

「苺ましまろ」とかあそこまでほんわりしてませんが、つーか、いささか毒気のあるパロディ路線満載のノリでしょうか。

らき☆すたの名称ですが、Lucky Starとのことです。私、全然気付かなかったし、どうでも良かったりしますけど・・・。そんなことより、このアニメの中ではどうも人気がないらしい「高良みゆき(上記画像)」ちゃんが、久々のHIT!! いわゆる優等生の眼鏡キャラで萌えッ娘属性有りとのことですが、すっかりオキニです。

今はみゆきちゃんだけを目当てに(あとオープニングも好き)、このアニメを見ています。youtubeなどにたくさん動画ありますのでご興味のある方はどうぞ。しかし、クセになるオープニングだ。MADアニメでポッキーバージョンとかもあったけど、あのポッキーCMと同等のインパクトですね♪

らき☆すた 1 限定版(amazonリンク)
TVアニメ「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく(amazonリンク)

関連サイト
「らき☆すた」オフィシャルサイト
らき☆すた(Wikipedia)
オープニングの歌詞について

関連ブログ
涼宮ハルヒの憂鬱
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2007年06月13日

「うつうつひでお日記」吾妻ひでお 角川書店

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いやあ~、もう完全に過去の人だと思っていた吾妻先生の最近の漫画が読めるとは思ってもいませんでした。素直に嬉しい♪ ちょっと前に「失踪日記」(だったっけ?)が話題になっていたのも驚き半分で知ってはいましたが・・・あちらはあまり読みたいと思わないのだけれどね。

まず感想から、私にとってはかなり面白い。でも、それはおそらく一般人が感じる面白さではない。氏の過去の作品をだいぶ知っているからこその面白さの為、私のいう意味で共感される方は少ないと思う。

実は私自身、元からの吾妻氏ファンであり、吾妻氏の作品は、絶版物を含めて古書店で二束三文で売っていた頃にだいぶ集めた記憶があり、たぶん段ボールのどっかにどっさり残っているはず。それゆえ、ポロンとかやけっぱちのマリア、気まぐれ天使等々を名前を見るだけで、ニヤリと微笑んでしまう。本書に出てくるミャアちゃん写真集(イラスト集)まで当然、持っているのでそういう人には堪らない一冊です。

それに何気に書評+イラストの本だったりする。まあ、日記ではあるんだけど、薬飲み過ぎではないのかなあ~、ちょっと心配になってしまう。お体お大事に! 周囲に鬱を病んでいた友人が複数いて、いろいろと薬や症状の話を聞いていたので、本書の内容にそれほど違和感もありませんが、全然抵抗力のない方が読むと、いささか鬱のノリに影響されるかもご注意下さい。あの手のものは、しっかりと自我と距離をとっていないと伝染します(マジ)。ただ、脱力系とかゆる系として読めばいいのかもしれませんけどね。

そうそう、読んでいて以外だと思ったことはいろいろありますが、まさか吾妻氏が西尾維新を読んでいるとは・・・単純に驚きました。評価は微妙みたいですけど。いやあ~想像できないですよね。

それに本当に著者自ら同人誌を書いて売っていたんですね! これも驚きました。知っていたら通販買ったのに。今度、探してみよっと。それと、本書の中で氏の過去の作品がいくつか復刊されてることを初めて知りました。持ってないのあるかな? あったら、買ってみてもいいかもしれない。

昔の知り合いにあったような、大変懐かしい印象を受けました。かつての吾妻ファンなら、読んでおくべきでしょう。そういえば、以前星雲賞とってたなあ~。私がダーティペアのファン倶楽部に入っていた頃だろうか??? しっかし、古い話だ。大塚英志とか、蛭子神健とか、もう都市伝説とかと思う人名が出てくるしね(前者は、今も時々本が出ているのを見るが・・・)。

関係ないけど、軍曹さんまで見てるとは侮り難し(爆笑)。今後も是非、吾妻氏の作品出していって欲しいですね。あまり無理されませんように。

うつうつひでお日記(amazonリンク)
ラベル:コミック
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「魔障ヶ岳」諸星大二郎 講談社

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民俗学者であり、別名「妖怪ハンター」と呼ばれる稗田礼二郎が体験する、不思議な事件を巡る物語。このシリーズの初期のものは映画にもなったし、今ではかなり有名な諸星大二郎氏による作品です。

なんといってもこのシリーズの魅力は、民俗学や歴史の基本的な知識を下敷きにして想像力を膨らませ、現代にも通じるような、不可思議な現象をあえて解明せずに謎のままで読者のもとへ提供するのが素晴らしい。

私が京都や奈良の寺社仏閣を巡ったり、歴史関係の書籍を読むのもまさにそれと同じ関心であり、歴史が生きていることを感じられるからでもある。本書のようなコミックを読んでから、記紀(古事記・日本書紀)を読んだり、歴史の本を読んだりしてから、奈良や京都へ行くと実に楽しい♪ 知ることは、まさに喜び以外の何物でもないことを痛感しますよ~。

さて、今回のストーリーは「天狗の宝器」と呼ばれる祭具がきっかけになります。今は忘れ去られた修験道の祭祀跡にあったと思われるその祭具を手がかりに、隠された場所へと主人公である稗田礼二郎が誘われます。そして、そこで見つけたモノとは・・・? 

また、そのモノの影響により、様々な現象や事件が起こります。

いつもだと、どちらかというと脇役に徹して最後の解説や謎解きに出てくる稗田礼二郎が今回は、前面に出てくるのは珍しいですね。そしてビックリしたのですが、これって雑誌「メフィスト」に連載されてたようです。そう、西尾維新氏がかかれているあの雑誌。かなり意外な感じがするのですが・・・実は一度もその雑誌見たことないので今度探してみよっと。

今回の舞台として出てくる奈良の三輪山は、私もあの辺りをあちこち歩き回ったことがあるのでいつも以上に興味深かったです。崇神天皇のこととかも出てましたね。いやあ~、実に楽しい♪

歴史や民俗学のお好きな方なら、絶対に楽しいと思います。また、奈良の桜井あたりに宿とって1、2週間くらい散策しまくりたいなあ~。

魔障ヶ岳ー妖怪ハンター(amazonリンク)

関連ブログ
祟徳上皇(or 祟神天皇陵)にまつわる不思議な話
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2007年06月12日

「おせん」1~3巻 きくち正太 講談社

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著者の描く漫画には、共通のファクターを持つ女性主人公がしばしば登場する。普段はだらけている怠け者みたいだが、ここぞという時にはバリバリ活躍するヒーローで、周りの誰からも愛される性格。昔話なら、三年寝太郎みたいなもんか? 本書のおせんさんもしかり、きりきり亭のぶらうんしかり。

しかも、この女性が滅法いい女で上っ面な建前や世間体には左右されず、自分が持つ固有の価値観に基づいて義理・人情を通しつつも嫌味にならず、何か問題が起こっても、周りの者をも気にかけながら、何故か円満解決してしまう。

日本人の心情として、一番ぐっとくるとタイプのストーリーだと思います。これぞ大和魂というか、やまとなでしこ(ずいぶん意味が違うが・・・)というか、古き良き日本人の姿なんだと思う。

ちょっとしたエロさもあるが、どちらかというと生き生きとした性の猥雑さ程度で、決して嫌な感じはしないと思う。自分らしくあるがままに生きるとは、こういうことかもしれない・・・と思わせてくれる稀有な漫画です。私は大好きなタイプのお話です。

基本設定としては、老舗の料亭の若き女あるじが主人公で、料理を通じて人情の機微や人間関係を自然といい方向に持っていくお話です。いやらしくなるほど薀蓄が多く、エセグルメを作り出した「おいしんぼ」とは違って、あくまでも嫌味がなく、自然体の粋なノリが本書の身上。これお薦めです。

おせん(1)(amazonリンク)

関連ブログ
「きりきり亭のぶら雲先生」1、3巻 きくち正太 幻冬舎
ラベル:書評 コミック
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2007年06月01日

「怪物王女」1~4巻 光永康則 講談社

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深夜枠のアニメでたまたま見たら、悪くなかったのと、エンディングがALI projectで曲が気に入ったので、コミック全部(1~4巻)を読んだもの。(ちなみにALI projectは今のようなアニメ向けに曲が使われるはるか昔からのファンだったりする。既に絶版もののCDも何枚か盛っていたりする)

ストーリー:
全てのモンスターの上に君臨する王家。王家の一族は、王が亡くなると殺し合いをして最後に生き残ったものが王位を継ぐシステムらしい。主人公の王女も王位継承者で兄弟姉妹で殺し合いの真っ只中にいる。王家の人間の血は、死者を蘇らせる効力があり、それによって忠臣を作り、自らの身を守らせるのだが、王女の現在のしもべは、頼りない学生と人造人間フランドルだったりする。

基本はホラー系でモンスター達が次々に王女を襲うということなのだが、いわゆる怖いホラーではない。絵やストーリーをはじめ何から何まで、かなりゆる~い感じがする。これって本来の対象は小中学生以下の感じがするのだが・・・、どうなのだろう。

いろんな意味でシンプルだが、子供向けアニメの忘れられた定番路線の感じがしてならない。それに今風のツンデレや巨乳などの飾りをトッピングにした感じでしょうか。ただ、何も考えたくない時にBGM代わりに流しておくにはいいかもしれない。悪くはない感じ。

怪物王女(1)(amazonリンク)
ラベル:コミック アニメ
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「きりきり亭のぶら雲先生」1、3巻 きくち正太 幻冬舎

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粋できっぷのいいまさに姉御肌のシャンとでも言えばいいのでしょうか? まるで江戸時代の人情物のようなノリで、随筆をお仕事にする女性が主人公です。

実に絵がイキイキとしてるんです。主人公のキャラも立ってるし、つくも神は出てくるし、時代感覚が基本、江戸か明治・大正っぽいんだけど
舞台はしっかり現代だったりする。とにかく情緒や風情が堪らなく良い!

まあ、下ネタもあるんですが、いやらしさが全くなくて明るく笑えてしまう辺りが、下町風情っぽいかな。みんなが好き勝手に自由に生きながら、でも何気に助け合ったり、支えあったり、それでみんなが幸せになれる、そんなお話がたくさんあります。

人生は、やっぱり余裕がないといけないなあ~と痛感させられる本でした。ちまみに私が読んだのは1巻と3巻。両方とも面白かったけど、3巻の方がいいなあ~。まあ、一応順番に読んだほうがいいかも。あまり問題はないけどね。

きりきり亭のぶら雲先生(1)(amazonリンク)

ラベル:コミック
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2007年05月25日

「絶対可憐チルドレン」1~8巻 椎名高志 小学館

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主人公は超能力者の小学生3人。いろいろな意味で、素直でかわいげのある子供、というイメージと正反対の存在が国家機関から育成保護されながら、その代償として数々の事件や問題を解決していく。

この大枠設定の中で、実にうま~く人々の交流を描き出しています。作者は「ゴーストスイーパー美神」で有名な椎名氏で、正統派的なストーリーながらきっちりと楽しめる漫画が描かれています。

イマイチ高い評価は聞かれませんが、完成度はかなり高い作品だと思います。私は椎名氏の作品が好きで他のもほとんど読んでますが、これも面白いと思いますよ~。

貴重なエスパーを囲い込むことで優位に立とうとする国家組織と、心が読めたり、大人の思惑をイヤというほど知って、スレてしまった少女のエスパー達。彼らを監督する上司も普通ならば、エスパーの能力を恐れるが故に、距離を置こうとするのに、彼らをあくまでも普通の子供として扱おうとする直属上司の存在。やがて、その上司だけには心を許し始めるエスパー達。

まあ、ベタな設定であり、基本中の基本路線なのですが、出来がいいので十分に面白かったりする。最近、ありがちなヘンに歪んだり、屈折した作品ではないので素直に楽しめます。

絶対可憐チルドレン(1)
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2007年05月16日

「シグルイ」1~8巻 山口貴由 秋田書店

シグルイ

時は江戸。舞台は剣術師範の道場にて。
それぞれの思いから、剣の道を極めんとする者達の死闘を描いた時代劇。師と弟子が、同門の兄弟子と弟弟子が骨肉相憐れむかのように凄惨・壮絶・無残な闘いを繰り広げる。

一見、野蛮で粗雑と誤解されかねないながらも、そこには単純さと洗練さがあり、一つの日本的『美学』がある。まさか、天下泰平の今の日本でこれほどの漫画が見れるとはゆめゆめ思いもしませんでした。

芳年や絵金の無残絵・残酷絵などにもひけをとらない、それと同等に肩を並べられるだけの『力』を感じる画力に圧倒させられます。目が離せません。妖しき筆力の冴えに他なりません!

これまでは時代劇で「子連れ狼」を超える作品を見た覚えがありませんでしたが、本作品はそれを軽く超えたと思います。

血と薔薇

これに匹敵するのは、三島由紀夫のセバスティアンの殉教しかないであろう。そう私には思われてなりません。三島と澁澤が携わった雑誌『血と薔薇』の世界がこの作品に重なって見えてなりません。

しかし、この作品は絶対的な少数派にしか支持されないと思っていたのですが、好きな人が結構いるんですね。コアなファンでしょうか? フィギアやTシャツまでamazonで売ってました。しかも今年の7月から、WOWOWで放映するとか。う~ん、時代が読めない私でした。

なにはともあれ、これはスゴイ作品です。でも、グロイし、この死をものともしない哲学は、嫌いな方も多いと思いますのでほとんどの方にはお薦めしません。止めた方がいいと思います。

一方、芳年や絵金とかをこよなく愛し、画集を持っているような方は絶対に読みましょう。まさに貴方の為の作品です。現在は8巻まで出ているようです。
タイトルの「シグルイ」は「死狂ひ」であり、書物「葉隠れ」にある「武士道は死狂ひなり。一人の殺害を数十人して仕かぬるもの」という文章に由来する。
シグルイ(1)(amazonリンク)
血と薔薇―全3号復原(amazonリンク)

関連サイト
wikiでのシグルイ解説
WOWOW シグルイ特報
ラベル:コミック 時代劇
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2007年04月30日

「ゆびさきミルクティー」1~7巻 宮野ともちか 白泉社

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雑誌に連載しているのをずっと読んでいて、その時から大好きだったんですが、改めて単行本で読んでも最高!! 

久しぶりにこうなんていうか、胸が切ない感じを覚えました。いやあ~それこそ大昔に味わったっきり、完全に忘れていた感覚とでも申しましょうか? もう、今となっては絶対に味わえない想いですね。学生時代(やっぱり高校生以下かな?)限定のものなんでしょう、きっと・・・。

粗筋を書いてしまうと読む楽しさを奪ってしまいかねませんので状況設定だけ少し紹介しておきます。

主人公は、高校生で華奢で繊細な少年なんだけど・・・これが実は女装が趣味。しかも&しかも素敵なことに、その女装が非常に似合っていて美少女になってしまったりする。

その少年がふとしたことで仲良くなる成績が学年一番の優等生で、クラス1無口な眼鏡っ娘。そして、その少年の幼馴染で2歳年下の女子中学生の三角関係+αの恋愛模様。

思春期特有の揺れ動いていて不安定で儚く、それでいて夢想的で、ともすれば潔癖症。ヘンに思いやり、過剰に反応し、悪気もないのにお互いに傷つき合う。

まっ、有り得ないんだけど、有り得そうな危うくて脆い人間関係とかが絶妙のバランスで描かれていたりします。こういうのって結構好きだったりする。少しだけ白倉由美の漫画に似ているかな?あれほど、精神の境をギリギリまでいかないけど、かなり好きな繊細さです。

少年漫画というよりも、この精神性の描き方は少女漫画のノリ。今となっては絶対に経験できない一瞬の煌きのような儚さがたまりません。未だに夢見ていたい方にお薦めです。お約束ですが、それが自然に表現されているのも本当に素敵な作品♪

個人的にも、やはり眼鏡っ娘は素晴らしいかと。最近、眼鏡かけてる異性の友達がいなくて寂しいなあ~(溜息ってオイ!)。

ゆびさきミルクティー(1)(amazonリンク)
ラベル:コミック 漫画
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「低俗霊狩り」上・下 奥瀬サキ 小学館

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「低俗霊DAYDREAM」よりも絶対にこちらが面白い! それの源流にあたる「低俗霊狩り」の文庫版です。単行本で持っていたのですが、安かったので保存用に文庫も買ってしまった。しかし、この文庫版って単行本で未完に終わっていた部分を丸ごと削除していたりする。マジ、使えねぇ~よ。

個人的には古書店廻って、単行本で読みましょう。

さて、内容。
高校中退で美人、だけど胸がなくて副業でAV批評記事のライターなどまでやっている女除霊師が主人公。それなりの力量はあるようなのですが、担当する事案は何故かどれもこれもが、低級霊ではなくて低俗霊(要はエロ系)ばかり。人読んで『低俗霊ハンター』と呼ばれていたりする。

問題となる事件は、いじめやひきこもり等々、時代に即した今風のものだったりするのですが、正直どれも暗い。しかも救いようもないほど暗くて光が見えなかったりするのですが、微妙に暖かかったり、人間らしかったり、憎めなかったりして、そのギャップ故に不思議と気になるストーリーだったりする。結構、ハマリ系?

ちなみに、登場人物はどれもかなりキャラが立っている! 個人的にはかなり好きですが、一般向けはしないはず。ノーマル系の人は手を出さない方が無難。いわゆるホラーとか心霊関係のジャンルでしょうが、子供騙しの怪談とは異なり、良くも悪くも重くて引きづる話です。鬱の人は決して読んではいけません。

でも、なんか忘れられずに記憶に残る作品です。

低俗霊狩り (上)(amazonリンク)
低俗霊狩り (下)(amazonリンク)

関連ブログ
「低俗霊DAYDREAM」奥瀬 サキ 続川書店
ラベル:心霊 漫画
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2007年04月04日

「げんしけん」1~9巻 木尾士目 講談社

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いやあ~以前からなんとなく、ちらほらタイトルを見たり聞いたりしていたのですが、まさかこれほどまでのオタ系の漫画とは思いませんでした。

漠然と興味はあってもオタクになっていない大学一年生が見事、大学デビューしてオタ系サークルに入り、ヌル~いオタ生活を満喫していく姿が描かれています。誰が主人公というよりも、怪しげなサークルのオタ系学生のきわめて日常的な生活が実にありがちに描かれています。

まあ、今時の人なら中学デビューや高校デビューしてるんだろうけどね。普通にコミケやコスプレが出てきますし、やってる人ややってた人は大変共感を覚えるのではないでしょうか?

ノーマルな方が見て面白いか否かは不明ですけどね。私の場合は、高校生の時にコミケ創生期に当たっていましたので、友人の何人かに描いていた人とか、色白巨乳を地で行くコスプレの人とかいたので一応、想像はつく範囲かな? 

私自身は、お勉強三昧(?)だったので分からないけど、他大学でSF研に入った友人はものの見事にプロのエロ作家の先輩の話やその手のコミケの話を会うたびにしてくれたので、なんか懐かしく思い出しました。そういうノリの漫画です、コレって。

まあ、そういう系の人とパンピーの人を絡ませるストーリーにもなっていますので、全然その手のことを知らなくても理解はできるのではないでしょうか? 面白いと思えるかは、保証できませんけどね。

そうですねぇ~、他の作品で一番近いのは「究極超人あ~る」みたいなほのぼの学園生活のノリでしょうか。あれは別系のオタクが出てましたが、こちらはそのままズバリというのが・・・アレですけど。

私的には、結構楽しかったりする。一部の特殊性はあるものの、大学のサークルってこんなもんじゃないかなあ~。そういやあ~、昔の友人はみんなどうしていることやら??? 

そうそう、自分が興味持った子がコスプレしてたら、かなり衝撃あるよ~。若い時にはね。まっ、人生勉強ってやつですね。良くも悪くも変わっていて面白いのはいいけどね。オタの人やオタに興味のある人読んでみるといいかも?

あとね、本書の舞台となるサークル名「現代視覚文化研究会」っていうんだけど、いかにもありそうだよねぇ~。だから「げんしけん」だって(笑)。ちなみに本書はアニメにもなっているようですよ~。

劇中劇よろしく作中で語られる架空のアニメ「くじびきアンバランス(略称くじアン)」つ~のもなんだか・・・。これを笑えるかどうかで、読めるかどうかが分かるかな?お好きですか?

げんしけん (1)(amazonリンク)
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2007年01月18日

「丸尾画報EX2 パン・エキゾチカ」丸尾 末広 河出書房新社

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昔からいろんな雑誌などでチラホラ見るたびに強烈な印象を与えられてきた丸尾氏の画集の復刻版です。値段は張るものの、手元に是非置いておきたいと思っていました。たまたま神田の特価書籍で見つけたので即買い。先週末に購入したのですが、ようやく今日読みました。なんとも変わった誕生日を迎えている私です(笑)。

う~ん、やっぱりなんとも言えないアクの強さを感じます。昭和初期とかのエロ・グロ・ナンセンス的なノリとでも言いましょうか? どこか活劇的だったり、シュールだったり、他の人の作品では得られない感性に惹かれます。好きな人は思いっきり好きでしょうが、苦手な人は生理的に受け入れられないタイプの作品でしょう。きっと。

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エロ漫画等によく掲載されていたようですが、どことはなしに漂うアングラな感じがまたなんともいえなかったりします。まずは、ここにある絵を見てピンと来る方には是非どうぞ! そうでない方には、関係の無い画集ということだと思います。

漫画の方は更にストーリーからして強烈ですが、漫画を読むと保存版としてこの画集が欲しくなるでしょう。サブカル向けの一冊ですね(ニヤリ)。

丸尾画報EX2 パン・エキゾチカ(amazonリンク)

関連サイト
丸尾地獄 公式サイト
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2007年01月08日

涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱

『涼宮ハルヒの憂鬱』である。何故?今頃? そんなことほざいているという諸氏のご意見はごもっともなわけですが、あえて昨日今日の二日で全編14話を見終わったので一言! 

「こいつは売れるわけだ!」そして「面白いし、萌えるわけだ!」(合掌)

ネットで検索した時に異様なほどの同人誌が出ているのもむべなるかな。

去年さんざん話題になり、アニメファン以外でも『秋葉』に反応する方、ITに関心のある方なら知らぬ人はいないでしょう。マーケティング関係で知らない奴もぐりっしょ! なんせあの日経新聞にさえ、WEB2.0の成功例と華々しく取り上げられているぐらいですからね。

もっともそれ故、ひねくれ者の私としては知っていてもどうしても見たいと思うまで見ないでずっと後回しにしてきたのですが・・・。去年の年末からケロロ軍曹にはまり、50話以上を連続で見た後、さすがに食傷気味で口直しに見たら、こちらにもどっぷり浸かってしまったというわけでした(何やってるかなあ~私)。

しかし、前口上はおいといて、これってあるべき高校生活でしょう♪ 私も高校(あるいは大学)に入る時には面白いことがあると大いに期待して入学したものでした。若い時って普通であることって死ぬほど退屈で苦痛で堪らなかったことを思い出すね。自分は夭折するって信じてましたもん、マジに。

ハルヒ同様、高校ではないが大学でサークルの仮入部を10個ぐらい掛け持ちして面白いところはないかと探しまくったものです。広告研究会、ソシアルダンス、茶道部、将棋部、シーズンサークル、法律研究会、オカルト研究会等々。どこもつまんなくて、結局私は勉強してた方がよっぽど面白いとWスクールに励むわけですが・・・。

しかし、ハルヒの行動自体は奇矯ではあるものの、うちの高校だったら普通に許容範囲だったかも? 高校時代はかなり変わった奴が側にいたなあ~。爆弾作ってた奴とかロリコンだった奴、コミケに私を誘った奴、アニメのセル画を書いてる奴までいたし、ひたすら将棋をしている奴やひたすら数学の問題を解いている奴もいたなあ・・・どんな高校だ。

しかも教師は教師で東大理Ⅲ出てノミの研究をやってたし・・・。学校の冷蔵庫でノミを飼っているんだもん、洒落にならん。英語の例文には必ずJACK&BETTYを使うってあんた何才なの?日本語例文は必ず、みよちゃんだし・・・。あと徹底的に男尊女卑の古文の先生とか・・・。

まあ、余談ではあるがそういうのも含めて部室棟のぬる~い空気の中でダラダラしている時間はそれなりに好きだったりもする。そういやあ、中学から高校までの間で私が部長をやってた部がその後、何故か二つほど廃部になったのは不思議だ???

とまあ、アニメを見ていない人には分からないだろうし、説明しても意味無さそうだけど、経験したことのある人なら、言わずとも分かるまさにその雰囲気が全編に漂っていてとっても良い! そうだなあ~近似的な漫画と言えば「究極超人あ~る」がかなり近いかもしんない? 分かるでしょう!知っている人。

知らない人はおいといて、映画でいうならこれも古くて恐縮だけど「ドレミファ娘の血は騒ぐ」かな? これもハルヒが求める面白さの一種かもしれない。

そういった背景にうっすらと漂うノルタルジーに満ちた世界観の一方で、表向きには宇宙人やら、未来人(時かけやね)、超能力者(night headや鉄男とも違うが)が思いっきり前面でSFアニメをするのがこれまた良い!! 

思いっきりベタな物理学の「人間中心原理」まで出したか~って個人的にはそこでも思いっきり受けた(笑顔)。昔、フジTVの深夜枠でやっていた「アインシュタイン」という最新科学情報を分かり易く解説する情報番組があったが、そこで初めてその言葉を知り、当時は大いに感動したことを思い出してしまいましたよ(ハハハ)。

勿論、長門の綾波チックなところや、みくるちゃんの完璧な萌え属性にも満点ものですけどね。但し、長門はやっぱり眼鏡だと思うが・・・。体が弱くて色白で趣味は読書。部活動は文芸部で眼鏡キャラは必須というか、既にドグマだと思うのですが・・・。

しかし、久しぶりに大いに受けたアニメです。ただ、他のアニメの視聴を全体にしたパロディはかなり甘いというかぬるいレベルですので、普通の人なら分かるんではないかと。ケロロ軍曹のように、基本つ~か古典的なアニメや特撮モノを一通りオールマイティーにマスターしておかなくてもいいのでその点ではだいぶ楽でしょう。

個人的にはケロロ軍曹の次点として大いに当たりだったアニメでした。今、某所より入手した同人誌まで読みまくってるくらい(笑)。これから原作も読んでみようかな? しかし、やっぱ売れてるアニメってしっかり理由があるんですね。ケロロ軍曹も最初は、嫌っていて電車男で脚光を浴びてた時にも避けていたのに年末ではまりまくりだもんなあ~。はあ~、読書時間が激減したけど、面白かったからいいか。

すみません、こんなところまで読んで頂いた方、本当に有り難うございます。まだ見たことなければ、絶対にお勧めします。「涼宮ハルヒの憂鬱」面白いです。SF、ラブコメ、学園物アニメってとこでしょうか? そうそう言わずと知れた美少女モノであります。ケロロ軍曹もお薦め♪

涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版(amazonリンク)
究極超人あ~る (1)(amazonリンク)
ドレミファ娘の血は騒ぐ(amazonリンク)

関連サイト
涼宮ハルヒの憂鬱 特設ファンサイト
SOS団公式サイト
涼宮ハルヒ(アニメ)- Wikipedia
涼宮ハルヒの憂鬱 京アニサイト
ラベル:アニメ
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2006年09月29日

「薬師寺涼子の怪奇事件簿 魔天楼」田中 芳樹、垣野内 成美 講談社

yakusijiryoukomatenrou.jpg私は田中氏の小説から入ったクチですが、想像以上に良かった!という感じですね。もともと垣野内氏の作品も「美夕」とか読んでいたし、絵柄も全然抵抗感なかったです。

そもそも「ドラよけお涼」様のような美の極致を、漫画とはいえ平面に描こうなんて恐れ多ってことですね! ただ、周囲は平伏して災難が通り過ぎるのを待つばかり・・・(笑)。

でも全体的にバランスもいいし、テンポもいいし、原作の良さを十分に生かしつつ、漫画版お涼様ワールドを構築されていると思うんだけどなあ~。

漫画のお涼様も結構好きです。もっとも、少~し若いお姉ちゃんっぽいかな?もう少し黙っていると仕事のできる秘書系のキメキメ&ビシッ派をイメージしてたので。

あとは室町女史を少々綺麗度UPでお願いできれば・・・。お涼様は既にお相手が決まっているので、独身者と致しましては室町女史に期待せざるを得ません。私のうちもまんざら関係のないわけでもないので、親同士のよしみでとか・・・(オイオイ)。

しかし、楽しく壮大で豪勢なものをぶっ壊すのは楽しいですね♪ しかも予算の消化の為に、無駄に作られた立派なものほど、爽快さがましますね。これからもドンドン壊してくれそうです。でも、壊したらまた作るわけでお涼様の会社のグループ企業が再建を請け負っていたりして・・・。

自ら壊して需要を作る。まさにケインズ経済学って奴でしょうか(爆笑)。ゴジラも真っ青というところでした。

薬師寺涼子の怪奇事件簿魔天楼(amazonリンク)

関連ブログ
「薬師寺涼子の怪奇事件簿 夜光曲」田中芳樹 祥伝社
ラベル:漫画 薬師寺涼子
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2006年09月23日

「グレーテルの記憶」白倉由美 講談社

白倉氏の描く世界は、常に繊細ではかなく、少年少女特有の先鋭さと鋭敏さを持ったある種『歪んだ』(=決して悪い意味ではない!但し、現実を素直に受け入れていないかもしれない)理想的世界が展開されています。

十代でなければ実感できず、それ以降の世代にはたぶんこんな感じだったとしか思い出すことでしか成立し得ない世界観は、この人にしか描けないと思うし、読むたびに胸が苦しくなるような感覚に囚われるが、本作品に対してだけは、かなり失望した。

白倉氏が漫画家を辞め、小説その他で活動されているのは知っている。もっとも私にとっての白倉氏は、漫画家を辞められて以降は関心の対象外であり、勝手ながらそれ以降はもう過去の人と位置づけている。

それが故に、白倉氏『最後』の漫画がこれというのは非常に悲しい。

幼少期の心の傷をいつまでも引きずり続ける精神的弱者というよりも半端者になってしまっているような感じがする。作者自身が既に、自らの作品世界の感性に追いつかなくなってしまい、我執で描いてしまっている感じさえする。明らかに以前の作品世界を引きずりながらも、悪い意味で歪ませてしまった感がある。現実とは、違った『歪み』はあってもこれまでのはあくまでも純粋さの延長線上にあったのだが、今回の作品には、純粋さよりもじか中毒症状を呈する精神病患者の色彩が濃厚のような気がしてならない。

大好きな作家さんであっただけに、何故か悲しい限りの本だった。

グレーテルの記憶(amazonリンク)

関連ブログ
「セーラー服で一晩中」1~4巻 白倉由美 角川書店
ラベル:漫画 少女
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2006年09月20日

「ちょびっツナビゲートブック」講談社

chobits.jpg漫画の連載中は読んでいたんだけど、TVアニメになってからは見ていなかったんですよねぇ~(どちらにしても昔の話だけど)。今は週2、3冊ぐらいしか漫画雑誌読まないけど、以前は週に8冊とか読んでたもんなあ~。漫画の週間誌に、月刊誌と。

その頃、読んでいたものかな、これ。人間型のパソコンという発想からして、オタク向きでしょう。あざといまでのターゲット設定ですが、可愛いからヨシと(オイオイ)。

いきなり美少女の人間型パソコンが捨てられていたというご都合主義は、置いていて。まったくの無垢のままの少女を一から自分が教えていくというのは、源氏物語の若紫以来の伝統によるまでもなく、日本男子の本懐ともいうべき夢だもんね!

たとえそれがパソコンであっても、姿かたちが美少女ならオールOK!ということですね(笑)。まあ、そんなこんなであっても、そこは商売上手なCLAMPです。

変幻自在で楽しませたり、ドキドキさせたり、ハラハラさせたりと芸が実に細かい。読んでいくうちに(見ていくうちに)自然自然とストーリーに惹き付けられていくのでしょう。

見方次第では、硬派のロボットアニメ「パトレイバー」で(実現が秒読みのような)近未来ロボットアニメと非常に近しいながらも、見事に癒し系甘ちゃんストーリーになっているのは、やっぱり売れ線の漫画家は違います!!

但し、一応は人間型でもパソコンなんで学習機能があったりするんですが、最初が完全初期化されている点がポイントかな? もっとも後で以前の持ち主のものが残っているのは、クリーンインストールの必要が有りか?

まあ、エア・ギア以上に実現するのは早そうな気がするんだけどなあ~。人間型パソコンの方が圧倒的に需要があるし、それこそ世界中で飛ぶように売れると思うのだが・・・。ipodなんてメじゃないぜ!!ってね。

個人的にはすももの方が便利でいいかも。そうそう、ちなみに本書はアニメの説明本なので非常にビジュアル的になっていて綺麗です。おまけのシールもあるし。

ちょびっツナビゲートブック(amazonリンク)

関連ブログ
「ハンドメイドメイ」橘 セブン ソニー・マガジンズ
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2006年09月17日

「ナイトフラッパー」山本 夜羽音

nightflapper.jpgまたまた山本夜羽音(夜羽)氏の作品です。ペンネームがいろいろあって、ちょっと分かる難いかも?まあ、いいんですが。

いつもの歪んだ世界観で繰り広げられる鬱屈し、微妙に反社会的なものを漂わせる作風は、健在です。さすがはロフトプラスワンだけある。あそこって本当に濃ゆい人が出ているんだなあ~って妙に納得です。

まあ、基本的には成人漫画のエロなんですが、西欧のサバトに見られるような反社会的な鬱屈したものが集団ヒステリーとして顕現したような(アナーキストが喜びそうな・・・)ニュアンスを何故か感じてしまう作品になっています。そんな大層なものではなかったりして・・・。

作品よりも著者の半生の方がはるかに面白かったりする。怖いもの見たさが加わり、おおっと絵に描いたような(漫画のような)人生を実際に生きていらっしゃるのを見て、すごいなあ~と率直に思う。マネしたくないし、距離を置きたいけど。

あらためて気付きましたが、著者の漫画って眼鏡っ娘なんですね。どうりでついつい買ってしまうはずだ(納得)。ちなみに眼鏡はフェチではなく、眼鏡の象徴する表面的な冷静さや秩序、権威的な共同幻想だったりする。そんな理解の仕方をするのは、私だけでしょうか???

これも濃ゆい人向けとしか言いようがない作品。

ナイトフラッパ-(amazonリンク)

関連ブログ
「共犯妄想」山本夜羽 ワニマガジン
「侠子エクスプロージョン」山本夜羽 集英社
posted by alice-room at 02:07| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする

「共犯妄想」山本夜羽 ワニマガジン

はいはい、また夜羽氏の漫画です。相変わらず、左翼とエロの結び付きは健在です(笑)。

高校生による新聞部っていうと、まさに左翼の予備軍の温床。魂まで腐ると商業左翼で有名な某大手新聞社へ行き、ちょっとそれると使えない右翼の某新聞社へという図式は今も変わらない? 「インテリが作って、ヤクザが売る」と言われる新聞の勧誘こそ、プライバシー侵害だと思うのだが・・・。

とまあ、前置きはさておき。今回のタイトルは、著者自身が言うまでもなく、ピンと来る人も多いのではないでしょうか?吉本隆明氏の共同幻想論のパクリだそうです。一目見て私も気づきましたが、未だに公共事業が経済成長に役立つと信じている人々や土地神話など多種多様な幻想に支配されている人々は、一生自分が幻想の中に生きていることも知らずに死んでいくんでしょうね。ブランド物を購入する人々の心理なども、まさに良いサンプルですね。原価数十円にも見たないビニールバッグにマーク1つで数千円を払うことが幻想ならば、管理通貨制度も信用制度もみんな虚構の幻想でしかない。

オンラインゲームのアイテムをヤフオクで売り、リアルマネーにする行為に至っては、既に幻想を超えてリアルとフィクションのボーダーが揺らいでいるとしか思えません。余談が過ぎたかな。

本書では、そこまで深くつっこみません。とある田舎の新聞部が学校からの弾圧に耐えつつ、学校の職員が行っていた不正を暴くという、非常に青臭い青春物のような世界を描いています。ただ、同じ著者の「ナイトフラッパー」という漫画のあとがきを読むと、これはかなりの部分、著者が実体験した内容だったというのを知りました。他にもご自分の経歴を語っていますが、だいぶきています。っていうか、社会存在として絶対にマークされるべき要注意人物。

冗談抜きに、公安のリストに載っているんだろうなあ~(拍手)。私のような穏健な小市民には、関わり合いになりたくないタイプでしょう(笑)。もっとも私の知り合いにもいろんな人がいるんでどっちもどっちだと思うけどね。

高校時代に学校が国旗掲揚塔を作ったことに対して、国旗の掲揚を中止させようとする生徒が9割以上を占める話し合いの場で、未熟な法律論で学校側の正当性を主張し、たった二人で学校側の立場に立って論破したことを思い出してしまった。個人的には、どっちでもいいんだけど、よく考えもせずに安易に反対する連中が大嫌いでただ論破したくて議論していた頃でしたねぇ~。今じゃ、すっかり丸くなってうざいことは全て『放置』プレイなのだが・・・。

そんなことを思い出させる漫画です。単なるひねくれものだったりして・・・(図星)。

共犯妄想(amazonリンク)

関連ブログ
「侠子エクスプロージョン」山本夜羽 集英社
posted by alice-room at 01:33| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

エア・ギア 

野山野林檎最近、久しぶりにはまって見ているアニメ。関東だとTV東京火曜日の25時から放映中。

長年の私的偶像(IDOL)であるリツコ博士を捨てて、若い子に走ったりする(笑)。冗談はさておき、ストリート系に漫画の王道である勝ち抜き戦を主軸に据えて、友情やお笑いの要素をMIXするパターンのお話。最初はそれほど好きではなかったんですが、林檎ちゃん観たさに(オイオイ)見ているうちに、アニメ自体のストーリーの方が楽しくなってしまいました。

何気に結構良く練られたストーリー仕立てだし、キャラの個性もしっかり立ってるし(トンちゃんも捨て難い)、小道具が豊富でアイテム(この場合はレガリアとか)を集めるとか、RPG的だしそういった細かいものも心憎い。音楽もノリが良くて、結構好き。個人的にはトランス系でもいいんだけどなあ~。

そもそもエア・ギア(AIR GEAR)。ギアの意味がお分かりでしょうが、ここではエア・トレックという自走式ローラースケートのようなものが前提になっているのですが、これは本当に欲しい!!

どっかの企業が売り出したら10万円以上でも飛ぶように売れるしょうね。アシモやセグウェイなんかよりもよっぽど面白そう。まして日本人のお子様(大人も)大好きだもん、この手のメカモノ。私もスキ!

今更、粗筋を書くのもはばかれるのであえて書かないが、漫画とアニメではある意味いい意味で違いがあって、それも受けてるらしい。私はアニメを見て好きになったクチなんで、漫画の方はまだ読んでないんだけど・・・。

深夜でなかなか見れないのですが、そういう人はパソコンテレビGyaOで見れますよ。タダだし、今なら7話あたりからだけど。で、それ以前のものも全てみたければ、いろいろ厳密に言うと問題あるけど、youtubeで検索すれば、すぐに放送された分は全話見れます。私、見たもん。

と、言いつつ今一番の悩みは、林檎ちゃんのフィギアが出ること。今までこういうのって買ったことなかったんだけどなあ~。これは欲しい!! 買うのは別にいいんだけど、問題はどこに飾るかってこと。会社の机の上に置いておきたいけど、今の会社は洒落が分からなさそうだからなあ~。

しょうもないこと考えつつ、予約すれば25%OFFだし、送料無料だから買ってしもうか??? う~ん、先週からずっと悩んでいる私でした。シムカも捨て難いんだけど・・・。最近、仕事で疲れているから、癒しが必要なのさ(と、うそぶく私)。

実はAMAZONの価格設定がおかしかったりする。先週は林檎のフィギア25%引きだったのが今週の昨日まで13%引きで、今日からまた25%引きになっている。誰か価格設定の間違ったんだろうね。それもあって13%引きなら辞めようと思ったんだけど、また欲しくなってしまって・・・。

きっと、っていうかほぼ100%買ってしまうんだろうなあ~私。伏見稲荷で買った狐のぬいぐるみと並べてもバランス取れんだろうか?

余談:少しでもエア・ギアに関心を持ったらwikipediaで読むと、この解説ってば感動モン。読んでみて損はないです。しかし、誰が書いたんだろう、すご過ぎです。
『エア・ギア』 wikipediaより


野山野林檎 エア・ギア 野山野林檎(amazonリンク)


simuka.jpgエア・ギア シムカ(amazonリンク)

関連サイト
エア・ギア wikipedia
パソコンテレビGyaO
TV東京 エア・ギア
東映 エア・ギア
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2006年09月11日

「妖魅変成夜話 (1)」岡野 玲子 平凡社

youmi.jpg最初、違和感を覚えた独特の線と絵ですが、読み進むにつれてこれがまた乙な味になり、物語に興を添えます。

陰陽師に比べると、いささか深みはないもののそこそこ志怪小説的な味わいが楽しめます。漫画として軽く楽しむには好適書かと思います。

主人公は、科挙の試験に通ってお役所勤めをする将来有望なエリート候補生・・・のはずだったんですが、儒学を学んできたのにもかかわらず、およそ期待外れの部署へ配属に。その部署とは神仙・地仙を捜す公にはできない特殊な部署でした。それでも主人公は、出世を目指して不運な職場で頑張っていくのでした。

これ読んで面白いと思ったなら、『聊斎志異』を読むべきですね。この漫画の100倍以上は面白いし、怪談・妖怪の基本中の基本書でしょう。これ読まずに妖怪や怪異は語れませんって!絶対!!

ただ、平凡社から出ている『聊斎志異』を読了できない軟弱派を自認するならば、諸星氏の「諸怪志異」がお薦め。聊斎志異とは異なるものの、本質的な非常に近いものを感じます。勿論、本書読むなら、そちらの漫画の方がはるかに面白いのは止むを得ない事実でしょう。

これもそこそこ面白いんだけどね。薄っぺらいんですよ。TVの三面記事みたいなとこがいささか興醒めだったりする。

妖魅変成夜話 (1)(amazonリンク)
諸怪志異 (1) 異界録 (amazonリンク)
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2006年08月19日

「センチメントの季節 (3)」榎本 ナリコ 小学館

sentiment.jpg雑誌に掲載されていた時から、気になっていた作品。

小学館だから、スピリッツだったかな? 思春期の性を扱った作品ですが、印象としては全然エロくないです。最近、巷で言われる『エロカワ』などという野卑なノリとは一線を画してます。

これって同じように経験を踏んでいっても、意識しないでいつのまにか単なる記号としての『大人』になってしまっている人と、そうでない人の個人差がとても大きいような気がします。

かつてであれば、大人になる為の通過儀礼として社会に存在したものが、現代では全てが個人に帰せられる故、ますます個人差が大きくなります。逆に言えば、人によってはいつまでもその段階を通過できずにいる者が多々いるのでしょう・・・。そんなことを漠然と考えてしまいました。

本書は基本的に一話完結で短編が集まっています。そのどれもが思春期のほんの一瞬を瞬間的に切り取ったような場面です。しかも、その当人でさえ、時間の経過と共に失い、二度と感じ取れなくなるようなテンポラリーな感性・感覚を実に鮮やかに描き出します。

愛もないし、夢もない。諦めもないし、卑屈さも無い。自分で自分を掴み切れないでいる不安定な時期、他者に反射して映る自分を見ることでしか、自分を捕えられない―――そんな感じを強く受けました。

もう自分には感じられない感性を、遠い異国の話のようにおぼろげに浮かび上がらせてくれる、そんな本です。この本には、感性はあっても快楽がないのです。

余談だが・・・かつての森山塔(山本直樹)に感じたものと似たものを覚えた。
【目次】
第1話/海ガメのプール
第2話/夏服の少年少女
第3話/蝉たちの恋
第4話/沼の底で
第5話/教室の幽霊
第6話/クラゲの海
第7話/落ちていた男
第8話/飛ぶ夢
第9話/さなぎ
第10話/汚れた悲しみ
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ラベル:思春期 少女 漫画
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2006年08月14日

「ガールズザウルスDX 1」楠 桂 小学館

gaurusu.jpgはいはい、御大(とまではなってないか?)楠氏のラブコメ漫画です。楠氏の漫画の基本は、ホラーと無邪気なエロと気弱な男の子に、一見可憐だが実は勇ましく愛を勝ち取ろうとする少女という組み合わせが基本。

本書の場合、ホラーはないが女性に告られたのにそれがトラウマになり、女性恐怖症になった可愛い男の子が主人公。彼に言わせると女という生き物はおしなべて「ザウルス:メス科の染色体XXを持つ獰猛な肉食獣の総称」ということになるんだそうです。

そして、またまたお約束にそういう男に限って周囲の女性からモテモテでチヤホヤされるという羨ましい設定になっています。小学生から中学生までの恋愛の理想像とでも言えるしょう(オイオイ、ホントか?)。

まあ、ドロドロのグチャグチャなリアルなホモやレズの世界よりは、なんぼかマシかと思います。やっぱり漫画は夢が欲しい。何よりも妹が可愛いのでいいんじゃないでしょうか?(ってオイ!)

名著「八神君の家庭の事情」には、当然及びもしませんがいつも通り安心して楽しめる楠氏の水準には達しています(笑顔)。我ながら、何冊も持ってるもんなあ~、楠さんと大橋さんの本は(苦笑)。

ガールズザウルスDX 1(amazonリンク)
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2006年07月24日

「侠子エクスプロージョン」山本夜羽 集英社

kyouko.jpgまず、メジャーになれないタイプの漫画。アングラ系、60年代や70年代に角棒持って理想主義的なことを口走っていた世間知らずの方々が地下に潜ってエロ雑誌に、妙に哲学的でアナーキーなエログロ作品を掲載していた時代の匂いがします(分かる人には分かるでしょうが、一般の人は知らんかそんなこと)。

実際、著者はバリバリの元左翼出身。確信犯的ではあるが、その作風には妙に惹かれてしまうのが困りもの。作品としては、著者の作品好きなんだよねぇ~。そこはことなく漂うイケナイ感じと、社会から冷ややかに距離を置いた視線がなんとも、ハマル。

ただこの手の漫画は、社会悪なんだろうなあ~きっと。思春期にこんなの読んでると確実に精神を病むよ。病んでる人なら、「同類相哀れむ」でいいのだろうけど。

一応、ストーリー的には女子高生の「始末屋」が社会の裏のトラブルの強制解決を図るわけですが、まあ、人には知られない巨大な悪の組織と対立っていうのは、まさに漫画ですなあ~。リアリティはありません。

おまけに悪が成敗されて満足、といった勧善懲悪的なカタストロフィーも味わえません。後味の苦味があとをひくタイプ。救われないなあ~。そういうのがお好きな方どうぞ! まともな方は、読まないほうが幸せな漫画です。

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2006年07月17日

「セーラー服で一晩中」1~4巻 白倉由美 角川書店

一部では、熱狂的なファンがいる白倉由美氏の作品です。現在は放送作家とか、小説の作家へと転身し、過去の自分の作品を否定的に発言されているのも有名ですが、私個人としては、白倉氏の最近の作品って一切興味ないかも? 本屋で小説見たけど、つまんなそう。

私の中では、漫画を書かれていた時の白倉氏と今の白倉氏は別物とみていたりする。知り合いの間ではこういう意見が結構あるけど、まあ、それは人それぞれで違うから・・・。

少なくともこの作品は、私が大好きな頃の白倉氏の代表的な作品の一つ。雨降って温泉に行く気がなくなったので、ダラダラと漫画を段ボールの底からひっくり返して読んでます。


でもって、ようやく作品について。
華奢でまるで折れてしまいそうにか弱い少女と現実の中で自分の姿を見つけられない少年が主人公。二人は家族でありながら、お互いに一番近過ぎる存在を愛の対象にしてしまうのだった・・・。

やがて、発覚する事実「二人は血がつながっていない」、また、彼らを取り巻く環境が次第に変化していく。何物にも捉われず、自分達が相手を一番大切にしたいと思う気持ちとは裏腹に、彼らは『選ばれた存在』であった故に、汚れた大人の世界に翻弄される。

純粋で正直で、美しいままでいることを許さない。否、許せない歪んだ人々の欲望があまりに世相を映し過ぎていて、寒々しさを感じざるを得ない。あえて事件名は挙げないまでも白倉氏が描く世界は、現実の日本の縮図であり、また、日本が向かいつつある救いようのない『穢れた病んだ世界』であることを感じる。

「セーラー服」などという俗な言葉をあえてタイトルにする一方で、微妙な時期の少女や少年が有する非常に不安定な心理状態をこれほど適切に表現しえた作品も珍しい。だが、この人の作品は暗いんだよね。救いようがなく、実際、最後まで救われないストーリーも多い。この作品もかろうじてbad eindingではないが、微妙なところだし。(ちょっと前に紹介した奥瀬サキ氏の作品と表面上は全く違うんだけど、底流に流れるものは同類かと思われる。)

でもね、中高生の時について漠然とただ生きていくことについて、真剣に悩んだことのある人には、共感を覚えること間違いなしでしょう。それなりに歳をとって、結婚して子供がいたりすると、とてもじゃないがこんな感覚や感性を維持していけませんけどね。

そして、この感覚のままで大人になると引き篭もるか、「社会人」とか「ビジネスマン」という仮面を被って二重生活を送るしかないでしょう。いるんだよねぇ~、実際に。

でも、そういう人に惹かれてしまう私もなあ~。もういい加減、理性を持って相手を選ばないと、自滅するばかりなのに・・・。だ・け・ど、そういう女性好きなんだよねぇ~(苦笑)。あっ、どこかにそういう人いましたら、御連絡下さい(って、オイオイ)。

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「低俗霊DAYDREAM」奥瀬 サキ 続川書店

teizokurei.jpg主人公はSM嬢で本業は口寄せ屋。普通の人には見えないもう一つの世界の者達を映し出してくれます。

基本はホラーでお色気もチラホラあり。もっとも奥瀬さんが描く現実は、実にリアル。現代日本の病んだ社会を独自の視点から、距離を置いて冷めた目で眺めているんですが、どこかその片隅に人としての優しさが歪んだ形でにじみ出るさまが実にイイ!

人間疎外なんて言葉が日常の生活の中で、普通に実感できてしまうだけでなく、弱い者が更に弱い者をいじめていく負のヒエラルキー。人間として最低の汚らしい部分を、貴方の周りに転がっている日常の中にさりげなく表現しています。嫌なんだけど、本当にあるから、目を背けられない。まともに悩むと鬱になる・・・そんな世界観がハマリます。

私はもともと奥瀬氏好きで一時期は出版されていた全巻収集していたはず。まだどこかに残ってるかなあ~。数年前にOVA化されてTUTAYAで借りてみた記憶があるが、アニメは失敗でした。独自の世界観を表現できずにいたので、それ以降アニメは観ていません。

漫画にもなっていたんですね、実は知らなかったりする。奥瀬さん、マイナー路線だし、社会で受け入れられるタイプの作品でなかったもんなあ~。賊交やリストカッター、ヒッキー御用達の世界観でアングラの匂いを漂わせた作風ですから・・・オイオイ。でも、身の回りにいるんだよね、こういう人達。

個人的には60年代の左翼崩れの人が書いていそうな感じさえするが、この人の場合はそうではないらしい。まあ、どっちでもいいんだけどさ。

自分は精神的に病んでいると思う方、きっと興味を持って読めるでしょう。ノーマルの方、読んでも自分が辛くなるだけです。自分の許容範囲を超えない程度に本は選んで読みましょう♪

ある程度、精神的にキテル方。
本作品は、まだまだ甘ちゃんの部類です。「低俗霊狩り」をお薦めします。こっちの方が毒もあり、華もあり、私は大好きだったりする。でも、人には薦めたことないし、薦められない本だね。こりゃ。

でもね、こういう本ってえてして思春期の少年少女が好んで読んだりするんだよね。止めときゃいいのに・・・ネ。読んでも精神歪ませないように願ってます。こういう作品に波長が合ってしまう自分が怖いけど・・・。

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2006年07月15日

「ハンドメイドメイ」橘 セブン ソニー・マガジンズ

ハンドメイドメイ

2000年にWOWOWで放映されて、一部で人気になった作品のコミック版。去年、DVDで全部見て、これぞ現代のドラえもんと一人受けまくっていた作品。今日、本屋でコミックが出ていたのでつい、買ってしまった・・・。

『夢はドラえもんを作ること』、文部科学省のお役人が聞いたら、「これぞ技術立国日本の鏡」と涙を流して喜ばれそうな世迷言を真剣に考えているのが、かなりオタク入っている純情少年の主人公。とある事故でPCが暴走してたまたまとあるサイトにアクセスしてしまい、誤って注文されたのがもう一人の主人公サイバードール・メイ。

メイはちっちゃな少女の人形なのですが、ドラえもんのように動き、しゃべりご主人様の為に甲斐甲斐しく働くロボット・メイドだったりします。メイド喫茶より、ずっと早くから流行の最先端を行っているストーリーだったりします(って、単なるオタクの永遠の夢だし・・・笑)。

まあ、ご都合主義のまさに予定調和のほんわかほのぼの系。出てくる女の子もマニア好みに合わせて、各種揃えて製作側の意図が露骨にミエミエだったりするが、まあ、眼鏡っ娘がいるんでヨシとするかってオイ!(自爆)

いやあ~、今日は蒸し暑くてかなり切れかかってます。マジに。ブログも暴走気味。昨日、lapisさんのリツコ博士の記事をちょこっと読んだら、まあ、なんか鬱屈した過去の思いと共にフラッシュオーバー現象が・・・。

夏は危険な季節だね、うんうん。

と、余計な話しはおいていて。コミック読むなら速攻でDVD見ましょう♪やっぱアイボより、こっちのメイド・ロボだよねぇ~。工学部にでも進むべきだったか? アメリカさんが軍事技術でサイバー戦士の研究やってるなら、日本はメイドロボの研究でもやって欲しいもんです。まさに、世界平和に寄与しそうジャン。

科研費を流用してるような、小物の学者及びそんなのの管理もできない大学の補助金は全額削って、ロボット工学や遺伝子工学にでも集中的に金を投資して欲しいよね。集中と選択、基本中の基本だし。

半導体でサムソンに負け、製鉄でも規模では敵わなくなり、技術立国なんて既に昔の言葉になりつつある日本では、こういったアニメで元気出してもらわないと(ほんとかい?)。

でも、実際に現代の技術者は、エヴァとパトレイバー見て育った連中が結構いるしね。日本じゃ、アシモフではなかったりする。数十年後のプロジェクトXでは、アニメ観て育った技術者が出てくるんだろうか(笑)。子供時代の夢をかなえる為に、新しい技術を生み出したってネ。

サイバードール ケイ

そんなのも含めて好きな人には、大好きなハマル系のアニメです。私は当然、冷静沈着でデータ分析がお得意なケイさんというキャラに萌え~って感じですね。何故かDVD全部持ってるし・・・ってオイ!

ハンドメイドメイ(amazonリンク)

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関連サイト
ハンドメイド・メイ公式サイト
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2006年06月11日

「おとぎのまちのれな」1 はっとり みつる 講談社

otogi.jpg著者の「イヌっネコっジャンプ」が結構好きで、週刊誌に掲載していた時から読んでた作品。なんとなく他の漫画と感性が違うところが最大の魅力。

いささかエロっぽいところがあるが、そこも含めてストーリー自体のつくりは割合うまいと思う。今回のおとぎ~は、もののけ伝承の残る田舎町の女子高生が主役。

伝説に残る物の怪ケガリチョタにとりつかれると発情するという、いささか安易な展開になりそうなところを巧妙にコントロールしつつ、ある種のおとぎ話のようにしていく所が楽しい。

ノリ的には「ミステリー民俗学者八雲樹」に近い感じだろうか?これも私が好きな漫画。原作も面白いし、TVでミッチーこと王子が演じていたのもそこそこ良かった。ああいうのもスキ。これもまだ読み切ってないんだけど、連載は続いているのかな・・・?

おとぎのまちのれな 1(amazonリンク)
イヌっネコっジャンプ 1(amazonリンク)
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2006年06月10日

「蟲師」漆原 友紀  講談社

musi.jpg実は、深夜のTVで一回だけ観て大変な衝撃を受けた番組。時間帯が深夜の3時ぐらいだったと思う。普通に生活していては見れません。ビデオかDVDで録画しろよ!って思われるかもしれませんが、去年ビデオが壊れて以来、読書時間確保の為にも溜まる一方でちっとも観ない録画関係の機器は買わないことに決めたのでリアルタイムでしか観れなかったりする(時代遅れの頑固者みたい・・・笑)。

まあ、そんな事情はおいといて。アニメを観て感動や新鮮な驚愕をここんとこしばらく感じたことがなかっただけに、その時は物凄いインパクトだった!

どことなく漂う郷愁のような・・・少し前に失われた日本の原風景(NHKの「新日本紀行」にも近いものを感じる)のような・・・現在ではないが、ちょっと前の日本に非常に近しいものを感じる作品です。

私達が生きている生物界とは微妙に異なった進化故にこの地上で同時に存在するも我々には、ほとんど見えない存在である「蟲(むし)」。

その蟲を見ることができ、人々との生活との関わりの中での調和をもたらそうとする「蟲師」が主人公。

蟲師は放浪の旅人であり、ある種の呪い師などの存在に近い。かつて歴史にその名の残る「渡り巫女」や「修験者」などにもその存在が微妙に重なりつつ、かつての日本には本当に実在したのではないかと思えてしまうほどのこのリアルで濃密な作品の世界観に惹かれる。

アニメで心を惹かれつつもその後観る機会に恵まれなかったが、今回ようやく1巻から5巻までを読めて大満足♪ 今のところは7巻まで出ているようなのであと2巻も読むぞ~(ウキウキ)。

この作品を読んでいて何故か頭に浮んだのは漫画家のとり・みき氏。「くるくるくりん」も名作だが、氏の民俗系っぽい作品にその作風のある種の類似性、というか共通性を感じた。

もっとも似ていると言ってもこちらの「蟲師」の世界観の強固さと日本人ならきっとすんなりと受け入れられる土着性(虚構なのに・・・)は際立っている! 余計な修辞が不要なほど、まさに類を観ないほどの作品世界の存在感には圧倒されるものがある。

う~ん、私の言い方は適切な表現ではないかも? 凄いんだけど、決して欧米でよく観られるような自己主張型ではない。禅の止観只座ではないが、ただその場にあるだけで、その世界観に投げ込まれてしまっている感じさえするのが溜まらない。

民俗学とかに興味がある人には向いているかも? 漫画の陰陽師とかが好きな人にも合いそう。とにかく、世界中を探しても絶対に日本人にしか書けない価値観を共感できると思う。理屈ではない。近くの山に入ると道祖神があり、「山神」と書かれた石が立っていたり、田の隅に御幣が結界を張っている、そんな日本の姿は今でも山の中を歩くと頻繁に見る、そんな国でなければ、この作品は生まれなかったのでは?などと一人勝手に感動しながら読んでいた。

普通の漫画とは、明らかに異なる作風だが、それが支持されてアニメ化され、来年は映画にまでなるというこの国は、まだまだ好きでいられそうな気がした。

余談:
これって原作がアフタヌーンだったりする。確かアフタヌーンには「ディスコミュニケーション」も連載されていたっけ? こういう特殊系の作品が多い感じがするなあ~。滅多に買わないけどね。その割に漫画週刊誌を頻繁に買ってる私って・・・(自爆)。
あと、講談社って結構キワモノ好き?永野のりこのすごこま君もヤンマガに連載されていたような・・・。くっ、マニア向きのネタ過ぎるか・・・(苦笑)。

蟲師 (1) (amazonリンク)
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2006年04月25日

「勇午―The negotiator (マグダラのマリア編」上・下 真刈 信二、赤名 修 講談社

yugomagudara.jpg以前にDVDでこの勇午シリーズの別なのを見たのですが、その時も大変良かった。今回は原作の方で、テーマは「マグダラのマリア」。期待しつつもどんな話かな~と思っていたんですが・・・。

えっ!? まんまダ・ヴィンチ・コードと根本となるネタは被ってんジャン! しかもこっちの方が出版されたの早いし・・・。小説よりもこっちの漫画の方が深刻だったりする。宗教的な信仰心の取り扱い方としては「天使と悪魔」にも近いかもしれません。

とにかく、ダ・ヴィンチ・コードで出てくる本質的な謎解きがここでバンバン出ています。マグダラのマリアの特別な位置付けもそうだし、聖遺物も出てくるし、聖堂騎士団(テンプル騎士団)まで出てきちゃうんだもんなあ~。半端じゃなくてスゴイ!!

ダ・ヴィンチ・コードでその薀蓄(ウンチク)が面白いと思った方、これもそういった観点では負けません。また、ここで描かれる信仰心とそれを超越する普遍的な人間愛。ベタと言ってしまえばベタですが、ジ~ンと心にきます。

いやあ~こんなことなら、早く買って読めば良かった。前から、この本知っていたんだけど、どこまでマグダラのマリアに関係があるか、疑わしく思っていたので買わなかったんですよ。これは、モロにダ・ヴィンチ・コード関連(正確に言うと、こちらの方が『先』)です。絶対に面白い!と思う。ただ、ストーリーは重いけどね。

こないだもフランスで若者の就労機会を作ろうと意図した法律で抗議運動が起こってたけど、ああいったヨーロッパの社会背景とか分かっているとよりリアルさが伝わると思う。若年労働者の4人に1人が失業している国々の厳しさは、日本の就職戦線のように甘くはないのを実感します。

そういった現実の社会情勢や国際情勢を踏まえてうえでの漫画なので、より面白かったりする。ゴルゴ13なんかのノリです。日本の偏向的な報道ばかりしている国際ニュースよりは楽しめるのでは?

人種差別ではなく、事実として職を奪われている人々。広がる社会不安、同時に押し寄せる将来への不安。否応無しに民族主義的、国粋主義的にならざるをえない人々。そんな中でないがしろにされてきた精神的支柱としての宗教の存在。それらを背景にして、処女懐胎を信じる少女が現われる。それを利用しようとする権力者、複雑に絡む陰の宗教勢力、人として関わる交渉人(勇午)。15歳の少女がけがれなきままに宿す無垢なる生命、その本当の父親は誰なのか?交渉人が命をかけて謎を解明していく。

とにかく外れはないので安心して是非読んで下さい。絶対に面白いです!!(たぶん)

勇午―The negotiator (マグダラのマリア編上)(amazonリンク)
勇午―The negotiator (マグダラのマリア編下)(amazonリンク)

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2006年02月11日

「オークションハウス」小池 一夫(著)、叶 精作(画)集英社

oku.jpgこれまで美術(業界)を扱った漫画でここまで壮大な世界観を構築しつつ、巧みに真実を織り混ぜることで非常にリアルな世界を描き出しているのは例がないと思います。一見するときらびやかで、お上品なイメージの「美術」ではなく、血みどろで業の深い「人」という生き物が生み出したもの(芸術)を、悲し過ぎる哀愁をまとわりつかせながら、人間の営みとして見事に描き切ってます。表現を変えると、これ以上無いっていうぐらいのドロドロの愛憎人間ドラマです。すぐ映画に出来るくらい。

漫画というと、ややもすると小説などよりもシンプルな世界観を想定しがちですが、どうして&どうして奥が深いです。何よりも「子連れ狼」などのあの独特の世界観を生み出した小池一夫氏ですから、甘くみていると痛い目にあいます。

主人公は、サザビーズやクリスティーズほどの規模はないものの、ヨーロッパでは名の知られた老舗オークションハウスのMD(絵画鑑定人)。彼は幼き頃、父が落札した名画の為に家族が惨殺され、名画が奪われる事件にあう。かろうじて彼自身の命は、救われたものの目の前で最愛の両親を殺された彼は、その時以来復讐の為だけにおのれの人生を生きる。

わずか10代のうちに、英語・フランス語を始め複数の言語を完璧にマスターし、絵画に関して驚くべき知識を身に付けた彼が赴いたのは…。

これ以上書くと、読む方の楽しみを奪ってしまうので書けませんが、美術業界の裏も表も知り尽くしたうえで頑ななまでに芸術を愛す半面、名実ともに美術界で知らぬものの無いその名声までもかなぐり捨て、復讐の二文字の為に己を含め、己にとって最愛のものまでを次々に犠牲にしていく壮絶な生き様は、人として胸にこみ上げるものを禁じ得ません。

単なるスーバースター的なものとは異なり、どれだけ能力があり、努力もし、人として立派に行動しても救われない現実的な悲しさがまたたまりません。その一方でところどころに散見される人間愛の感情が丹念に描き込まれており、そこがまた私の心を惹き付けます。

ややもすると極道の世界とか、任侠の世界にもなりそうなくらい、一本筋が通っている生き方が描かれています。「子連れ狼」が好きな人なら分かってもらえると思います。「サンクチュアリ」も同系統ですね。

美術をキーワードにしながら、世界の名画にまつわる知られざる真実と変わらぬ人の心、表には出ないが確実に存在するブラックマーケットや非合法地下組織、歴史の中で闇に葬られた数々の真実…本当に楽しめます。

純粋な美術関係の漫画としてみると、ショッキング過ぎて駄目という評価があるかもしれませんが、あくまでも人間の営みの一部として捉える限りではとっても楽しいです♪ この世界で何よりも面白いのは、やっぱり「人」だと思います。それが楽しめる作品です。

なお、このシリーズは人気が高くて売れてるせいか、続々と巻数が伸びているようで30巻前後あるのかな? 私はまだ20巻ぐらいしか読んでないんだけど、数巻ごとにおおむね話は簡潔しているのでまずは何冊か読んでみることをお薦めします。
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2005年08月30日

「ディスコミュニケーション 学園編」植芝 理一 講談社

DIS.jpgなんか最近、面白い本に当たらないので漫画へ逃避。ディスコミ(略してこう呼ばれる)は以前から、大好きでだったが読んだのは数年ぶり。いやあ~実にイイ!! 天然不思議空間のあふれる作品である、TVによくいる不思議ちゃんアイドルのような、しょうもなさとは異なり、まさに読んでいて異次元空間に連れていってくれる感じがするなあ~。

学生時代に特有の大人と子供の間の宙ぶらりんのような、スポット感覚がたまらなくスキ!なんか死後の中有にでも存在するような独特の感覚が光る作品です。とにかく登場人物が個性的。こういう系の人物とは、私仲良くなれる自信があります。異性、同性を問わずこの手の方とは、うまくやっていけたりする。これまでの人生では。

だいたいにして、異様に書き込まれた絵が、モロー的な幻想性に通じているようでいるんだけど、最終的には現代日本の漫画だったりする。描かれてモティーフも好きなんだなあ~。思わず、何故か分からないが往年のカルト映画(?)「ドレミファ娘の血は騒ぐ」にも一脈通じているように思えてならなかったりする。

まあ、グダグダ言わんと、漫画でハイになりたい方 or 飛びたい方は見るとイイ、アルヨ(し謝謝)。舞台は高校なんだけど、不思議少年と不思議少女のつむぎ出す、ちょっとありそうでない学園生活ってとこかな。良く分からないけど、明らかに他の人と違った価値観を持つ少年と、そんな彼が好きな普通っぽいけど、普通じゃない眼鏡っ娘の不思議ちゃん少女が萌ぇ~!

こういう子が思わずタイプなんでそれだけでディスコミ好きだったりする。あ~高校生の時に、女子校の文化祭もっと行っておけば良かった…。若い時は、年上好きだったからなあ~。とまあ、オヤジくさいことの一つも言いたくなるような学園物です。

但し、基本は不思議君&ちゃん路線。ノリは高校というよりも、大学のサークルノリ。男女雑魚寝で、オールナイトでカラオケや合宿で遊んでるような感じですね。ソシアル・ダンス・サークルの先輩お姉様は今、いずこ?って…ハハハ。合コンでさえ、大昔の時のような…。

とにかく、昔の学生生活を彷彿とする作品ですね。ちょっと特殊だけど。特別な癒し系作品かも? これも読む人を選ぶかもしれません。好きな人はどっぷりとはまりますよ~。

今回のは特別編で、予備知識無いとつらいです。特殊な世界観を理解するには、まず下の1巻から読むことをお薦めします。今出てるのは13巻までかな? 一応、全部持ってるけど。新しく精霊編も出てるみたい。そちらは未読なんで、こんど買ってこようっと。


可愛い眼鏡っ娘好きには宜しいかも。あと、戸川純ファンなら、きっと大丈夫?! 私も大ファンでCD全部持ってるしね。あの世界とは異なりながら、ある意味似てる世界です。まあ、世間的に変で変わってるといわれる貴方、そう貴方向きです。ハイ!私向きでした(笑)。ふう~これ読んで、元気になれました。

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2005年08月17日

勇午 1st Negotiation パキスタン編 岸誠二監督

原作の漫画を知らないのだが、雑誌「アフターヌーン」連載中のもののアニメ化だそうだ。主人公は、プロのネゴシエーターであり、昨今注目を浴びているジャンルではある。現実の世界では、身代金目当ての人質事件などで保険会社から委託を受けて、裏で交渉する会社が実在するようだが、これはアニメであり、フリーで依頼者からの注文に応じて行動する。

リスク管理の問題からも通常フリーの一匹狼は無理があるように感じるが(ゴルゴ13なら可能か?)、そこいらを抜きにして見ると、なかなか楽しそうな作品だ。

舞台はパキスタン。ゲリラと政府軍との間で絶え間ない小競り合いと紛争が生じている地域で働く日本人が誘拐される。既に第一回目の交渉は決裂し、交渉にあたった人物は殺害される。そんな中で、誘拐された日本人の娘が最後の助けを求めて依頼に来る。そこから、話が始まる。

正直派手さは無い。SFでもないし、美少女も出なければ、猫耳も出ない。淡々と国際情勢と人間を描いている。逆に、そこに非常に惹かれる。パキスタンには行ったことないが、描かれた町や人びとに妙にリアルさを感じてしまう。今回は場所柄複雑な宗教的な要素もあり、まだ、よく分からないのだが引き込まれてしまう。

これはパキスタン編だけで3本あるので続きのあと2本見ないと分からないのだが、今の所はイイ作品の予感がする。全然、モノは違うがゴルゴ13のように、時々リアル過ぎるくらいリアルな国際情勢や政治状況がかいま見える。ちょっと楽しみな作品かもしれない。

勇午 1st Negotiation パキスタン編 第1巻(amazonリンク)
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2005年08月11日

「源氏物語」第壱巻 江川達也 集英社

genji.jpg日本において知らぬ人がいない名作中の名作である、あの源氏物語を漫画化した作品である。その手のものには、原作の味わいを十分に表現し、絵も大好きな「あさきゆめみし」があるが、あれとは全く異なっている印象を受けるのが面白い。

基本的にこの漫画はエロイ。そもそも源氏物語がこれ以上ないってくらいの恋愛ドロドロ作品であるが、その辺りの表現のしかたは意訳があるにせよ、原文から逸脱しているわけでもなく、新鮮なものがある。表面的にはH描写が生々しくて嫌悪感を抱かれる向きもあるかもしれないが、ポイントポイントで原作に描かれた人間心理の愛憎をうまく表現もしており、私はある程度、楽しめた。但し、絵はあんまり好きじゃないんだけどね。

古文で読んだり、円地文子氏の現代語訳を読んだり、あるいは漫画の「あさきゆめみし」を読んでから、ヴァリエーションの一つして楽しむ分には全く問題無いです。面白いよ~。でも、最初にこの本を見ると、誤解が生じてしまうかも? 意欲的な試みとして、漫画なのに逐一原文を掲載しているのは、凄いなあ~と思う。が、やっぱりこの本では、源氏物語の素晴らしさが特定の一面しか伝わらない恐れも?

人間って最初についた印象がその後も長く引っ張るから、この本で「刷り込み」しても困るからね。まあ、放っておいたら一生、源氏の面白さを知らずにいるよりは、この本で偏見ついても関心持った方がいいか。人それぞれだし。

今回読んだのは1巻でまだ、夕顔や若紫見てないのでなんとも言えないけどね。夕顔と若紫だけは高校時代から思い入れあるもんで。あれから、それなりに年月を経たけれども未だに若紫LOVEですもん(ニヤリ)。

とにかくこの本はHだなあ~。この人の描く漫画が売れるのは、このあたりの商売上手なセンスと策略が見事なんだよね。高額納税者であることも納得の一冊です。確かに売れる本です。いい本かどうかは分かりませんけどね。

源氏物語 (第1巻)(amazonリンク)
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2005年08月10日

「ギャラリーフェイク Vol.2」西森章監督 細野不二彦原作

galary.jpg深夜TV東京で現在も放映中のTVアニメのDVD版。原作の漫画もとっても面白いのだが、アニメになってもやはり面白い。美術好きは見るべし。この巻の内容は
第4話『美神法廷(ミューズコート)』突然、逮捕されるフジタ。罪状は詐欺容疑。デューラーの贋作を真作と偽り、五億で売りつけられたと、買い手が訴えたのだ。しかし、刑事の厳しい取調べに対しても、あくまでペースを崩さないフジタ。そこで、検察側が用意した証人。それは、何と三田村。彼女は、デューラーの真贋を判定すべく、選ばれたのだった。

第5話『消えた黄金仏』ギャラリーフェイクを訪ねて来た男・知念護人。彼は国宝Gメンと呼ばれる国宝の判定を影で行っている人物。彼から、奈良の寺に眠る純金の黄金仏の伝説を聞いたフジタとサラは、その寺へ赴くこととなる。寺に辿りついた二人が見たものは、腐り、今にも崩れ落ちそうな不動明王。黄金仏探しもそっちのけで、フジタは修復に取り掛かる。

第6話『翡翠(フェィツィ)の店』フジタと共にオープンしたての高級宝石店を訪れるサラ。その店の女性オーナー・翡翠(フェイツイ)とフジタは旧知の仲だった。翡翠の裏家業は泥棒。その腕は超一流。今回手に入れたのは、世界最大のブルーダイヤ・ホープ・ブリュー・ダイヤモンド。それは、高田美術館で行われている展示会の目玉だ。知らぬ間に偽物とすり替えていた翡翠は、三田村を救いたければ、ギャラリーフェイクの顧客名簿を渡せとフジタを脅すのだった。 
以上、テレビ東京アニメ公式サイトより転載。

まだ最初の回なので三田村女史や国宝Gメン知念との関係も、他人行儀だがやがてこの人間関係が微妙に変化していくのも楽しい。形や表現の仕方は違っても美術を愛する気持ちは、万国共通とでも言おうか。類は友を呼ぶ、いや、同類相憐れむ、の方がしっくりくるかも?

個々にコメントするのも無粋のような気がするので、今回は単なる紹介に留めておきます。題材というか舞台として美術作品が出てきますが、このアニメの主題はあくまでも『人の心』であり、その描き方が心憎いほどうまい作品です。原作を読んでもいいし、アニメを見てもいいですが、楽しい作品でした。シリーズ全部レンタルでみよっと。TVだとどうしても見逃してしまうもんで。

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ラベル:アニメ アート
posted by alice-room at 00:08| 埼玉 ☁| Comment(6) | TrackBack(4) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする

2005年05月31日

「迷宮魔術団1」巻来功士 集英社

meikyu.jpg知っている人は知っている巻来功士氏の漫画です。「ミキストリ」も良かったですが、この作品もなかなかイイ。この人の描かれるホラーって、普通に悪魔や魔女狩り、ドルイドや秘密結社等々オカルト的要素が満載のうえに、よお~く資料を調べてあって歴史や伝承とかの知識が身に付くうえに、ストーリーも良く練られていて漫画としても楽しいのがGOOD!

絵柄的には悪魔が出る以上、残酷な場面が多々あるものの、それだけでは終わりません。根底には人間愛や誠実さといったヒューマニズムあふれる精神的美徳がある一方で、現実世界において悩み、焦燥し、時として道を誤るとか非常に人間的なドラマが繰り広げられ、大人が十二分に味わえる深みのある作品になっています。

悪役が本当に嫌な奴で、キャラが立ってます。当然、悪魔と契約しているような連中で一癖も二癖もある曲者なんですが、彼らの悪逆非道ぶりに怒りを覚えながら、最終的に勧善懲悪パターンで決着がつくのは爽快です。もっとも、話によっては解決しても、重い余韻が漂うものもありますが・・・。

黒魔術や異端審問とかに関心がありつつも、悪い奴なんて死んだっていいんだい!っていう極端な正義感を持つ人なら、必ず楽しめますよ~。

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posted by alice-room at 14:43| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする

2005年04月06日

ギャラリーフェイク第13話 『 監獄のミケランジェロ 』

TV東京 ギャラリーフェイク公式サイト
ソニーミュジックのギャラリーフェイクサイト

知っている人はご存知と思うが、現在TV東京で日曜の深夜に放送しているアートを主題にしたアニメ。見逃してしまう時も多いのだが、先日はしっかり見たので忘れないうちに感想を。
(粗筋、転載)
日本海に面してそびえ立つ刑務所。冬、雪がちらつく中、そこを訪れたフジタは、ある熱い夏の思い出をふり返る。それは、十数年前、フジタがまだ、美術大の学生だった頃、監視台に天井画を描く作業の手伝いの為、その刑務所を訪れ時のこと。フジタは、通称・ミケランジェロの辰と呼ばれる受刑者・下田のアシスタントとして、二人で作業を行った。作業が進むにつれ、次第に二人は打ち解けていくが、突然、発作に倒れる下田。そんな中で、下田の罪状を聞かされたフジタは、下田の過去と、今、着々と仕上げられている天井画の菩薩像に隠された意外な関係を知るのだった。
このフジタは、かつてMET(メトロポリタン美術館)のキュレーターをしており、prof.FUJITAで通る専門家だったのですが、美術館内部の政治的争いから陰謀にはめられ、追い出されて独立を余儀なくされる。そして彼が経営しているのがファイクばかりを扱うギャラリーファイク。しかし、その名は隠れ蓑で裏では、世界に名だたる名画を合法・非合法を問わずに扱う特殊な存在であった・・・。

bamen.jpgまあ、背景はこんなところでいいでしょう。私は元々原作の漫画の頃から大好きだったので、TVアニメでも好きだが、美術の好きな方には是非お薦めしたい作品。

今回の監獄のミケランジェロも、思わず、ミケランジェロ自身が書いていたシスティーナ礼拝堂を描いた苦労&苦労&苦労を思い起こさずにいられません。それを彷彿とさせ、我知らず、感動を覚える。ずっと上を向いたまま、休む事もままならず、ひたすら描き続ける作業。芸術というよりもむしろ苦行に赴く修道者の如き様子であの絵が描かれたというのは、本当に感慨深いです。そして、今度もあそこでコンクラーベがあるんでしたっけ・・・。

原作の漫画では、結構茶目っ気たっぷりのところも多く描かれていますが、TVアニメになっているものは、いささか深刻な大人向けの哀愁の作ある品が選ばれていますね。少々、重いかもしれませんが、いいと思いますよ~。アートを基調に生きている人間像が描かれています。

まあ、ついでにアートを扱った漫画なら、「オークションハウス」もお薦め!もっともこれは、人間の愛憎劇や復讐劇のドロドロドラマ状態です。アートが大切な役目を果たしていますが、好き嫌いが分かれますね。これは画と原作が別の人なんですが、なんせ、原作者は「子連れ狼」を書いていた人だから・・・。拝一刀(おがみいっとう)のあの非常なノリがここでも出ています。

ギャラリーフェイク(amazonリンク)
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ラベル:アート アニメ
posted by alice-room at 03:15| 埼玉 ☔| Comment(6) | TrackBack(3) | 【漫画 アニメ】 | 更新情報をチェックする