2011年10月10日

「ロスト・シンボル」上・下 ダン・ブラウン 角川書店

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正直、舞台がアメリカのワシントンDCという点で、もう興味がありませんでした。発売前からの人気が高く、その内容自体はいろいろとニュースで漏れ伝えては聞いていましたが、かえってそれらから関心を薄くさせられたような気もします。

その為、販売されてからもずっと読んでいませんでした。
いつものように近所の図書館へ本を返却に行ったら、外国小説の棚にこれが置かれていたので、ふと読んでみようかと思い、読んでみました。


【以下、ネタバレ有り。未読者注意!】






このラングドンシリーズで最大の特徴である、謎解きに際して膨大な薀蓄を語るスタイルは本書でもしっかり踏襲されています。勿論、それはそれとして面白いんですけど、謎部分の大半が、アメリカだからフリーメイソンネタにほぼ限定されてしまうのが残念です。

どうしても散々使い古されたネタ感があって、今更どう料理しても新奇さは打ち出せていません。

料理でもそうですが、素材が新鮮で珍しい生きのいいネタなら、料理の腕の良さも際立つのでしょうが、鮮度の落ちた日常見慣れた素材を、どう料理してもなかなかそれは、最高の料理にするのは、難しい。
・・・・そんな感じです。

イエール大学とかも出てきたのでスカル&ボーンズネタにも触れるかと思いましたが、あくまでもフリーメイソンの話に集約することで軸をぶらさずにストーリーを進めています。内容は読み易かったですね。

ただ、ギリギリの時間に切迫されて物語を常に先へ先へと半ば強制的に進めさせるような仕掛けが今回はありません。さすがにそれをやると、いい加減読者もパターン化し過ぎて、拒否られると思ったのかは知りませんが、今回は淡々と読み進める形になります。

あと、これは個人的な関心や経験にも左右されているのかもしれませんが、ローマやパリは何度か行っているし、地名や建築物も知っているので、より親しみが湧き、謎解きの興奮も増すのでしょうが、ワシントンDCでしょ。

行ったこともないし、行きたいとも思わないし、死ぬまで行きたいと思わないもん!
チュニジアやリオ・デ・ジャナイロ、プラハには行ってもワシントンDCに行く事はないなあ~。
アメリカに行くとしても、せいぜいNYにまた行くだけだろうし・・・ネ。

申し訳ないが、歴史を絡めた謎解きの舞台としてのアメリカは、有り得ない!というのが個人的なイメージであり、読後の感想でもあります。本書も、すっごい失礼な言い方をすると映画の「ナショナル・トレジャー」を何倍かまともな読み物にしたもの。そ~んな感じです。

かなり否定的な感想を述べていますが、内容はあまり期待していなかっただけに実は、そこそこ面白かったというのが本当のところです。読み物としては、及第点だと思います。世界的ベストセラーの続きだと思うと採点はかなり辛くなって、厳しいかもしれませんが、シリーズ物だとこんなものかと。

あとね、ネタバレ有りで書いてますので気にせず書くと、デューラーの「メランコリア」とか、サインとかは、個人的に大好物な作品ですのでそれが謎解きに出てきたのは嬉しかったです♪

2日前にもデューラー版画展の図録を購入したばっかりだしね(←勘違い、ブリューゲルのだった)。タイミング良過ぎ(笑)。むしろ、デューラー絡めた謎解きの方に力点があったら、個人的には嬉しかったですね。ニュートン関係は、やっぱり食傷気味でした。

それでも、それなりに頑張って書かれた作品だと思います。
でも・・・アメリカ国内市場向けですね。アメリカ人以外には、アメリカの歴史とか言われてもねぇ~。

うちの近くの神社でさえ、延喜式内神社に載ってたものだったりするから、軽く千年前からあるし~。アメリカの歴史は、日本的には最近のことだもんね。歴史の教科書にアメリカってほとんど出たきたことを覚えてないもの。

まあ、割り切って読む分には、楽しい小説でいいんじゃないですか?
期待はしない方がいいですけどね。やっぱり、歴史的な舞台としてなら、プラハとかロンドンとかの方がいい作品作れそうですけどね。

そういやあ~作品公開前から、流れてた噂のCIAのところに置かれているクリプトス。
しっかり出てきてましたねぇ~。でも、全然興味惹かないんだけど・・・・。
まだ、エシュロンとかの方が個人的には興味湧くなあ~。著者さんもそちらも好きなはずですけど。

別な作品で扱ってたぐらいだしね。

ラングドンシリーズは本作以降も出るのかな?
だいぶネタ的には、難しそうだけれど・・・。

本作はあえてお薦めはしないが、否定もせず、もし、次回作があるならば、改めて大衆受けする新しい素材での料理を期待します♪

ロスト・シンボル(amazonリンク)

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2009年04月12日

「天使と悪魔」トム・ハンクスが5月来日し、丸の内ジャック!


「天使と悪魔」トム・ハンクスが5月来日し、丸の内ジャック!
【eiga.comより以下、転載】
5月15日に全世界同時公開となる「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「天使と悪魔」で、主演のトム・ハンクス、ヒロインのアイェレット・ゾラー、監督のロン・ハワード、プロデューサーのブライアン・グレイザーが公開直前に来日することが決定した。ハンクスは前作以来3年ぶりの来日となる。
一行が参加するジャパンプレミアは5月7日に、東京・有楽町の有楽町朝日ホールと日劇1の2会場にて開催。プレミア当日から、劇中に登場するガリレオ・ガリレイが暗号を隠したとされる4つの彫刻(のレプリカ)が、東京・丸の内のシンボル的な「丸ビル」「新丸ビル」「オアゾ」「TOKIA」という4つのビルに展示。イベント総額2億円で、“有楽町~丸の内”一帯は「天使と悪魔」にジャックされることになった。
同作では、トム・ハンクス演じる宗教象徴学の権威ロバート・ラングドン教授が、ガリレオがローマの名所に隠した4つの暗号を次々に解き、秘密結社“イルミナティ”の集会所を発見。その暗号の道は「啓示の道」と呼ばれる。
今回丸の内に展示される4つの彫刻(4元素を示す暗号)は、「ハバククと天使」(EARTH)、「ウエスト・ポネンテ」(AIR)、「聖女テレサの法悦」(FIRE)、「四大河の噴水」(WATER)。展示は27日まで。訪れたイベント参加者は、劇中に登場する“アンビグラム”(ひっくり返しても同じ紋章になる)になったイルミナティの紋章のスタンプラリーを楽しみながら、ラングドン教授がたどった「啓示の道」を追体験できる。
なお、ダン・ブラウン原作の「天使と悪魔」は全世界で4000万部超の売上げを誇る大ベストセラー。前編同様に今回の映画版でも、バチカン側からバチカン市国およびローマ市内の教会での撮影が拒否されるなど世界中で物議をかもしており、早くも全米のカトリック団体から上映禁止を求めるボイコットが湧き起こっている。
知り合いに話したら、「そんなのやるの? 知らないっ」と言われたので一応、紹介。

たま~に海外のニュース記事でボイコットの件やダン・ブラウンの次回作の話が報道されているのですが、最近、ちょっと関心が薄れてしまい、いつもスルーしております。

まあ、公開されたら観に行く気はありますが、さてさてどんなものでしょう。

日本のTV局では視聴率がある程度稼げるので、レオナルド・ダ・ヴィンチを採り上げた番組が何個も作られ、最初は興味を持ってみましたが・・・
どれも胡散臭くて、しょせんやらせテレビ局の作るもんはこの程度と最近はほとんど観たことありません。そもそもテレビは朝のニュース以外全く見ないしなあ~。

また映画の公開時期になるとタイアップでしょうもない番組とかやりそう・・・。物語の世界よりも現実のローマ法王の動きの方が、はるかに面白かったりしますが、日本では全然ニュースにならないからなあ~。

ちぇっ、残念です。
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2008年12月20日

知られざるダ・ヴィンチの絵画が発見された

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Unknown 'da Vinci drawings' found
【BBCより以下、転載】
Previously unknown sketches have been discovered on the back of a Leonardo da Vinci painting in Paris that experts think may have been drawn by him.
The sketches, which were discovered by accident, feature a horse head, part of a skull and baby Jesus with a lamb.

The Louvre Museum discovered them on the back of The Virgin and Child with Saint Anne, which was painted on wood.

The sketches were discovered when the painting was taken down and the curator noticed two drawings on the back.

"This is an exceptional discovery because drawings on the back of paintings are very rare and no example by Leonardo was previously known," the Louvre said.

"The style of the drawings recalls the style of Leonardo, but research is ongoing to clarify their authorship."

Photographs taken with an infrared cameras discovered there were actually three drawings.

The museum said some staff members were at first unable to believe the marks were drawings, and thought they must be stains.
ルーブル美術館にある、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「聖母子と聖アンナ」の裏に、馬の頭、頭蓋骨の一部、幼子イエスのスケッチが見つかったそうです。

ルーブル美術館のスタッフも当初は、それらのあとが絵画とは信じられず、シミだと思っていたそうです。現在、調査中らしいですが、興味深いですねぇ~。

こうしてみると、いろんなところにダ・ヴィンチの絵画が隠れていそうで楽しみですね♪(ワクワク)

ちなみにロイターもほとんど同じような内容で記事書いてますね。ニュース・ソースが同じなんでしょうね。
Sketches behind da Vinci painting may be Leonardo's
【Reutesrsより以下、転載】
PARIS (Reuters) - A curator at the Louvre Museum in Paris has stumbled upon some unknown drawings on the back of a painting by Leonardo da Vinci that look like they might be by the Italian master himself, the Louvre said on Thursday.

The extraordinary find was made by chance, when Louvre staff unhooked Leonardo's "The Virgin and Child with Saint Anne" from the museum wall as part of a broad programme of study and restoration of paintings by Leonardo, including the "Mona Lisa."

"When the work, which is painted on wood, was unhooked, a curator noticed two barely visible drawings on the back of the painting, showing a horse's head and half a skull," the museum said.

It was such an astonishing discovery that other Louvre staff present at the time could not believe it and initially said the marks on the wood must be stains.

"The Virgin and Child with Saint Anne" was painted in the early 1500s and no one had previously noticed the drawings -- at least not to the knowledge of the Louvre.

After the initial find, the museum conducted detailed tests on the back of the painting. Photographs taken with an infrared camera revealed that there were not two but three drawings. The third one is of a Child Jesus playing with a lamb.

"This is an exceptional discovery because drawings on the back of paintings are very rare and no example by Leonardo was previously known," the Louvre said.

It said the drawings recalled some of Leonardo's known works and suggested that the child and lamb could have been sketches for the painting on the other side of the piece of wood.

"The style of the drawings recalls the style of Leonardo, but research is ongoing to clarify their authorship," it said.
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2008年11月10日

「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第2作、「天使と悪魔」初日決定!

「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ第2作、「天使と悪魔」初日決定!
【eiga.comより以下転載】
ダン・ブラウンの世界的ベストセラーを映画化した「ダ・ヴィンチ・コード」のシリーズ第2弾で、トム・ハンクスが前作に続きハーバード大宗教象徴学のロバート・ラングドン教授を演じる「天使と悪魔(Angels and Demons)」の日本での公開日が、09年5月15日に決定した。同日、全世界同時公開となる。また邦題から、仮タイトルでつけられていた「ダ・ヴィンチ・コードII」が取れて、原作通りの「天使と悪魔」と正式に決定。スチル写真も公開された。

同作は、「ダ・ヴィンチ・コード」の前章にあたる物語。ロバート・ラングドン教授(ハンクス)は、核エネルギーを凌駕する反物質の精製に成功した科学者レオナルド・ヴェトラ氏の死体の胸に残されていた焼き印の紋章から、歴史上最も謎に包まれている秘密結社イルミナティによる犯行だと断定。カトリック教会を敵視するイルミナティによってバチカンに危機が迫っていることを知った教授は、ヴェトラ教授の娘である科学者ヴィットリア・ヴェトラとともに同地へ赴き、事件解決に奔走するサスペンス・スリラーだ。

キャストはトム・ハンクスのほか、ヒロインのヴィットリアには「バンテージ・ポイント」のアイェレット・ゾラー、ラングドンを助ける前ローマ教皇侍従のカルロ・ヴェントレスカにユアン・マクレガーが扮する。監督ロン・ハワード、製作ブライアン・グレイザー、脚本アキバ・ゴールズマンというオスカー常連の主要スタッフも続投し、イマジン・エンターテインメントによって製作されている。
来年の5月公開ですか。今度は面白いといいのだけれど・・・?

今、公式サイト見てみたら、trailer(予告編)流してた。なんか、ちょっといい感じかも? 今度こそ、期待しちゃってものいいのでしょうか???

よ~し、観に行こうっと♪

『天使と悪魔』公式サイト(英語)

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2008年04月29日

日本テレビ「天才ダ・ヴィンチ 伝説の巨大壁画発見!」

いつもながらの日テレ系のダ・ヴィンチものです。

最近つ~か、去年からだいぶ世界中で騒がれていた胡散臭いものから、本当の新発見に至るまで玉石混交で詰め込んだものとなっていました。
(ダ・ヴィンチの母、奴隷説は新し過ぎて入れてなかったですね。天才が奴隷の子供では、一般受けしなくなると思ったからかもしれませんが・・・)

解説は、本当かなあ~と眉唾っぽいのがあって私には信じられませんが(日本テレビは、インチキ放送の前科というか累犯だからねぇ~)、TVとしての特性を生かし、ヴィジュアル面は良かったと思います。

個々の内容についてコメントしても不毛なので、ダ・ヴィンチ関連の海外記事とかを以下、紹介しておきま~す。

チェスの絵へのダ・ヴィンチの結び付き
何かがある?謎の空洞と文字 ルネサンスの絵
これが番組内でやっていた壁画のことです。
失われたダ・ヴィンチのフレスコ画を探す鍵
ダビンチが絵に音楽隠す? イタリアの音楽家が新説
ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に真のダ・ヴィンチの暗号が隠されている
発見された昔の写本が、ダ・ヴィンチ・コードと関連している
レオナルド・ダ・ビンチの母は奴隷だったのか?
ダ・ビンチ実はアラブ人だった?…指紋発見で仰天仮説
レオナルド・ダ・ヴィンチはアラブ人だったかもしれない
たけしの誰でもピカソ・緊急特別企画 ダ・ヴィンチ・コード~天才のもう1つの謎
「モナリザ」も制作?伊でダビンチの工房発見か
新しいダ・ヴィンチの絵が発見された
ダ・ヴィンチの麻痺でモナ・リザは未完のままだった
ダビンチとの共作絵画か イタリアで半世紀ぶり公開
ダ・ヴィンチによるかもしれない新しいスケッチ発見
未公開のダ・ヴィンチ作品が公開される
超時空ミステリー 世紀の天才ダ・ヴィンチ 最大の謎と秘密の暗号
「モナリザ」のモデル示す証拠?ドイツの大学図書館で発見

実は、うちのブログで採り上げただけでも、ここに書き切れないものがまだ&まだ、たくさんあります。ご興味ある方、探してみて下さい。

しかし、世界中でこれほど人気が高い芸術家も珍しいのではないでしょうか? う~ん、私はラファエロやモローの方がお気に入りなんですけどね。
posted by alice-room at 21:17| Comment(2) | TrackBack(1) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

『ダ・ヴィンチ・コード』の撮影セットがオークションに

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『ダ・ヴィンチ・コード』の撮影セットがオークションに
【マイコミジャーナルより、以下転載】
大ベストセラーとなった同名小説の映画化『ダ・ヴィンチ・コード』で使用された撮影セットが競売に出されている。セットの販売を表明したのは、イギリスのロンドン北部にある街リンカーンの中心に位置するリンカーン・カテドラル(Lincoln Cathedral)。同所は2005年8月、ダ・ヴィンチ・コードの劇中で登場するウェストミンスター大聖堂(Westminster Abbey)として使用されたもの。販売対象となるのは柱の間に設置された壁掛けのフレスコ画43点と、木と石膏で作り上げられた彫像のモックアップ5点の2種類。個々の品の写真はWebサイトで確認できるほか、高解像度の画像を収めたCDを10ポンド(約2,100円)で提供しているという。現地に直接赴いての現物の確認も可能。興味ある貴方はぜひチェックしてみてほしい。

ダ・ヴィンチ・コードはパリのルーブル美術館で起きた殺人事件を皮切りに、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「最後の晩餐」に隠された秘密を巡るミステリー小説。2006年にトム・ハンクスとオドレイ・トトゥ、イアン・マッケランの主演で映画化されたものの、その設定や展開を巡る内容がキリスト教を冒涜したものであるとし、カトリック総本山から非難の声明が挙がるなど、いろいろな意味で話題作となった。映画の設定で登場するウェストミンスター大聖堂は、ロンドン中心部のテムズ川沿いに建つイギリス国教会のシンボルで、歴代のイギリス王や著名人など多数が埋葬されている世界遺産の1つ。映画の撮影にあたっては、同じゴシック調の外観を持つリンカーン・カテドラルが選ばれたものとみられる。

映画の撮影に用いられたリンカーン・カテドラルだが、その歴史はウェストミンスター大聖堂と同じ11世紀ごろまでさかのぼる。数百年にわたって改築や増築が行われ、現在までその姿を残している。ジョン王で有名なマグナ・カルタ(大憲章)の現存する4枚のコピーのうち、その1つが保管されていた場所でもある。英国メディアの報道によれば、リンカーン・カテドラルは同映画の撮影に際し、制作サイドから10万ポンド(約2,100万円)を受け取ったと言われている。現在では撮影も終了してセットは取り払われ、販売許可も与えられた状態になっている。

オークション参加の申し込み受付は3月31日が締め切り。リンカーン・カテドラルのページには、参加条件や応募要項を記したPDFファイルが公開されている。実物は現地で確認可能なほか、画像を記録したCDの配布も行っている。

リンカーン・カテドラルによれば、映画の公開後、ロケ地を訪れる観光客で同所もにぎわっているようだ。大ヒット映画への協力は、観光のアピールには最適だったようだ。また2008年公開予定の『The Young Victoria(原題)』の撮影が、やはり2007年夏に同所で行われていたという。映画ファンにとっては、いまイギリスで一番ホットな観光スポットの1つかもしれない。
ダ・ヴィンチ・コードの撮影をしたリンカーン大聖堂で、映画の撮影時に使用したセットを売り飛ばすそうです。

リンカーン大聖堂のサイトで実際にPDFファイルで売られる物の映像が見れました。ご興味のある方、下記サイトの上方にある、[cathedral sales]-[Da vinci code―sales of props]よりどうぞ!
Lincoln Cathedral
posted by alice-room at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

ナオミ・ワッツ、「天使と悪魔」でトム・ハンクスと共演か?

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【eiga.comより、以下転載】
ナオミ・ワッツ、「天使と悪魔」でトム・ハンクスと共演か?
「ダ・ヴィンチ・コード」のプリクエル(前章)にあたる「天使と悪魔」(09年5月全米公開)。映画版の製作延期が先頃発表されたが、同作で主人公ロバート・ラングトン教授を演じるトム・ハンクスの相手役に、ナオミ・ワッツが抜擢されたようだ。ニューヨーク・ポスト紙が報じた。

ダン・ブラウンの同名小説(角川文庫刊)を原作とした同作は、全世界で7億5800万ドル(約834億円)の興収を記録した「ダ・ヴィンチ・コード」(06)の前章で、ラングトン教授(ハンクス)を主人公とするバチカン法王庁を舞台にしたアクションスリラー。前作に引き続き、アキバ・ゴールズマンの脚本を、イマジン・エンタテインメントのロン・ハワード監督とプロデューサーのブライアン・グレイザーが映画化する。

ワッツが演じるのは、欧州原子核研究機構(セルン)の科学者で、胸に謎の紋章が焼き印され殺害されたレオナルド・ヴェトラの娘、ヴィットリア。レオナルドが手がけた核エネルギーを凌駕する“反物質”も同一犯によって盗まれており、その犯行を秘密結社イルミナティのものと断定したラングドン教授と共にローマに向かうヒロインである。

なお、ワッツはアルフレッド・ヒッチコック監督の「鳥」(63)のリメイク企画(09年夏全米公開)もオファーされている。
この人が、ラングドンとラブラブになるの? う~ん、ちょっときつめなタイプですね。

さて、映画の進行は遅れてるそうですが、いつ公開されるんだろう?
posted by alice-room at 22:18| 埼玉 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2007年11月20日

トム・ハンクス主演作「天使と悪魔」が製作延期へ!

トム・ハンクス主演作「天使と悪魔」が製作延期へ!
【eiga.comより、以下転載】
ソニー・ピクチャーズの製作スタジオ、コロンビア・ピクチャーズが、トム・ハンクス主演で来年早々にクランクイン予定だった「ダ・ヴィンチ・コード」(06)のプリクエル(前章)にあたる「天使と悪魔」の撮影を延期すると発表した。

理由は、米脚本家組合(WGA)のストライキ突入の最終デッドラインとなった11月1日までに完成稿はスタジオへ届けられたが、それを執筆した脚本家アキバ・ゴールズマンと製作者側との間で契約に合意しなかったことに加え、ハンクス以外のキャストの誰一人も、いまだに出演契約を交わしていなかったからだという。

ダン・ブラウンの同名小説(角川文庫刊)を映画化する同作は、「ダ・ヴィンチ・コード」同様に、ロバート・ラングトン教授(ハンクス)を主人公とするバチカンの法王庁を舞台にしたスリラー。前作に引き続き、“イマジン・エンタテインメント”のロン・ハワード監督とブライアン・グレイザー製作のもと、08年2月に撮影開始、同年クリスマスの全米公開を予定していた。

今回新たにコロンビアから発表された全米公開予定日は09年5月15日となり、撮影開始日は不明となった。現在交渉が進められている米映画俳優組合(SAG)や米映画監督組合(DGA)のストライキも来夏以降に突入すると予想されるなど危惧すべき問題も山積で、史上最高額の出演料を得ると噂される主演ハンクスのキャストも含め、全てが白紙に戻るのではと心配される。
あちこちのニュースでこのストライキの件が話題になっていましたが、ダ・ヴィンチ・コードの続編「天使と悪魔」も遅くなるそうです。

さてさて、実際にできるのはいつのことやら・・・?

それはそうと、私勘違いしてました。撮影開始の当初予定が来年2月か。公開が来年2月だと思ってた。そりゃそうですね、公開がその時期なら既にクランクインしてないと駄目ですもんね。脚本が予定通りに上がる、上がらないというニュースはこれまでも聞いてましたし、よく考えればそうでしょう。

最近、ダ・ヴィンチ・コード関係には関心が薄れてしまっているので、情報もなおざりにしかみてないもんなあ~。
posted by alice-room at 18:35| 埼玉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2007年10月30日

「ダ・ヴィンチ・コード」に続き「天使と悪魔」、来年2月撮影開始!

「ダ・ヴィンチ・コード」に続き「天使と悪魔」、来年2月撮影開始!
【eiga.comより以下転載】
「ダ・ヴィンチ・コード」の作者、ダン・ブラウン原作となる「天使と悪魔」映画版の撮影が、08年2月にヨーロッパでスタートされることが米バラエティ紙で報じられた。全米公開は09年夏の予定。

前作に続き、トム・ハンクスがハーバード大学教授、ロバート・ラングドンを演じ、ロン・ハワード監督と再タッグを組む。脚本も前作と同じアキバ・ゴールズマンで、米脚本家組合(WGA)のストライキのデッドラインである11月1日までに最終稿が完成される予定だという。共演者のキャスティングはその完成稿を待って進められるとのこと。

ダン・ブラウンによる「天使と悪魔」の原作小説は「ダ・ヴィンチ・コード」の前に出版されたもので、ラングドン教授はバチカン市国と英エジンバラを旅して、ある変死体の胸に焼印として押されていた秘密結社イルミナティの紋章の謎に挑戦。その事件の背後にある新たな教皇の選挙(コンクラーベ)をめぐるバチカンの陰謀をも解き明かす。「ダ・ヴィンチ・コード」は批評家たちの間で不評だったが、全世界で7億5800万ドル(約871億7000万ドル)の興収を上げ世界的な大ヒット作となった。製作スタジオ、コロンビア・ピクチャーズは、「ダ・ヴィンチ・コード」の映画化権取得の際、「天使と悪魔」の権利も併せて取得していたと観測されている。

なお、現在ピーター・モーガン脚本の「フロスト/ニクソン」を撮影中のハワード監督は、並行して「天使と悪魔」の製作準備を進めることになるという。
映画の「ダ・ヴィンチ・コード」はイマイチでしたが、たぶん「天使と悪魔」の方が面白い映画になりそうですね。期待しています。テンプル騎士団の件ではないですが、いろいろと注目を浴びているバチカンが舞台ですもんね(笑顔)。
posted by alice-room at 23:06| 埼玉 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2007年04月15日

「ダ・ヴィンチ・コード」に反論 ローマ法王初の著書公開

「ダ・ヴィンチ・コード」に反論 ローマ法王初の著書公開
【北海道新聞より転載】
ローマ法王ベネディクト16世の就任後初となる著書「ナザレのイエス」が13日、発売に先駆け公開された。著書で法王は、世界的なベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」が示したような、キリストがマグダラのマリアと結婚して子供をもうけたとの説など、聖書の内容を疑う考えが流行していることに反論、「キリストは神話でなく、実際に生き、死に、復活した」と指摘した、

 公開されたイタリア語版の著書は約450ページ。法王の80歳の誕生日の今月16日にイタリア、ドイツなどで発売され、AP通信によると、5月15日に英語版も出る予定。

 また法王は著書の中で、信仰や倫理を忘れた現代の「富と成功のイデオロギー」を批判した。

 法王庁(バチカン)の教理省長官を長年務めた人らしく神学的な内容が多いが、戦争、ドラッグ、人身売買など現代社会への批判もみられる。
う~ん、この記事では説明不足でよく分からないなあ~。英語版出たら、読んでみようかな?でも、洋書で読んでない本も最近山積み気味だから・・・買ってもなあ~???
posted by alice-room at 20:41| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

トム・ハンクス、史上最高ギャラで「天使と悪魔」にサイン?

トム・ハンクス、史上最高ギャラで「天使と悪魔」にサイン?
【eiga.comより転載】
4月12日の米ハリウッド・リポーター紙が報じるところによると、コロムビア・ピクチャーズ製作の、「ダ・ヴィンチ・コード」の続編となる「天使と悪魔」(Angels and Damons)に対し、トム・ハンクスが遂に出演を了承したとの噂が流れている。

 ダン・ブラウンが執筆した原作の小説「天使と悪魔」(角川書店刊)は、正確には「ダ・ヴィンチ・コード」のプリクエル(前章)にあたり、ハーバード大学の宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン教授の活躍を描くシリーズ第1弾として広く知られている。ローマ法王選出選挙“コンクラーベ”真っ直中のバチカンと、世界最大の加速器を有する原子核研究所SERNを舞台に、宗教と科学の対立をスリリングに描いたサスペンス小説だ。

 昨年、映画版「ダ・ヴィンチ・コード」が公開され、全世界で7億6000万ドル(約900億円)を稼ぐメガヒットを記録。それを受けて「天使と悪魔」の映画化プロジェクトが、ソニー・ピクチャーズ(コロムビアの親会社)内で極秘裏に進められ、一説にブラウンには「ダ・ヴィンチ・コード」の3倍にあたる380万ドル(約4億5000万円)もの映画化権を支払い、前作同様、アキバ・ゴールズマン(「ビューティフル・マインド」)に脚本を依頼。ハンクス演じたラングドン教授が主役だけに、彼が出演するかどうかに大きな注目が集まっていた。また、今年1月からジェーン・ジェンキンスとベビー・マクウィリアムスというハリウッドでも1、2を争うスゴ腕キャスティングディレクターにより、Aリストの俳優の中からハンクスの相手探しが行われていた。過去の出演料最高額(オプション分を含まない出演料で比較した場合)は「ターミネーター3」のアーノルド・シュワルツェネッガーの3000万ドルだが、前作の出演料として1800万ドル(約21億6000万円)プラスオプション契約分を受け取ったハンクスには、正確な金額は不明だが、前回を上回るハリウッド史上最高の出演料がオファーされたとまことしやかに噂されている。

 なお映画は、前作同様にロン・ハワード監督がメガホンを取り、今年6月から小説の舞台となるローマなどで撮影が始まる予定。
う~ん、ダ・ヴィンチ・コードでだいぶ儲けたから、二匹目のドジョウというやつですね。でも、こちらの「天使と悪魔」の方が映画的には面白いかもしれませんね。

映像化されるってことは・・・。バチカン図書館とかもシーンで絶対出てくるよね。いろいろ貴重な写本とかも出てくるんじゃないでしょうか? ちょっと期待しちゃいますね。期待する方向が違う私でした(笑顔)。
posted by alice-room at 20:36| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

各教科書があの手この手の苦心

各教科書があの手この手の苦心
【時事通信出版局より以下転載】
高校2、3年の生徒を対象とし来春お目見えする教科書の検定が終了した。学力低下が指摘される中、各教科書があの手この手で関心を引こうと苦心した跡がうかがえる。
 【英語】英語2は、音読が苦手な生徒向けに「danger」を「デインヂャ」、「equally」を「イークワリ」などと発音を片仮名書きする教科書が複数あった。レオナルド・ダビンチの「モナリザ」を題材にした単元では、世界的ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」の著者の「モナリザには秘密の象徴が隠されている」という主張を紹介した。
 このほか、スペインのサグラダ・ファミリア教会で彫刻に従事する外尾悦郎さんや、500万個の星を映し出す世界最高水準のレンズ式プラネタリウム投影機「メガスター2」を個人で開発した大平貴之さん、パラリンピック3連覇を達成した水泳の成田真由美選手らのエピソードも取り上げられた。
 【芸術】R・シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」-。クラシックブームの火付け役となった漫画「のだめカンタービレ」の中で演奏される曲目が、音楽2の「鑑賞」のコーナーで多く採用された。
 森山直太朗さんのヒット曲「さくら」が二部合唱用の曲として熱唱する本人の写真と共に登場。「風になりたい」や「島人ぬ宝」などの沖縄ソングも定着した。美術2ではジョン・レノンのスケッチやキース・ヘリングの絵画、村上隆氏の「フィギュア」といった「現代アート」が、ピカソや尾形光琳などの古典作品と肩を並べた。
【国語】ゲームソフトのヒットなど「脳ブーム」を反映し、テレビ番組の司会でも活躍する脳科学者茂木健一郎さんが現代文の複数の教科書で初登場した。「難解な理系評論は教師にも不評。トレンディーな人で親しみやすい文章をと選んだ」とある編集者。
 実用的な表現を学ぶ単元では、道交法の条文や国民生活白書、広告のキャッチコピーなど硬軟織り交ぜた文章が登場。国語表現2で「お勘定のほうをお願いします」や「コーヒーとかは好き」「(語尾に)みたいな」など、批判されがちな言い回しを取り上げ、「やわらかな言い回しで丁寧な気持ちを表しているとも評価できる」とした教科書があった。
 【公民】現代社会や倫理では、最近の社会の動きが多く盛り込まれ、ライブドアによるニッポン放送買収劇や鳥インフルエンザ、米国産牛肉の輸入禁止など時事用語が目を引く。ある教科書は、小泉純一郎前首相が進めた構造改革で「社会的格差がひろがり、フリーターや失業者の増大など新たな矛盾も生じた」と記述した。
 情報化が進む中、大半の教科書が調べ学習として公的機関などのホームページのアドレスを記載。一方、メディアを批判的に読み解き、情報の真偽を見極める能力を意味する「メディアリテラシー」を身に付ける必要性を説く文章は、社会科のほか英語2や現代文のエッセーでも登場した。
高校生になってまで英語の読みにカタカナのフリガナをつけるのもどうかと思うが、いくらなんでもモナリザの解釈にダ・ヴィンチ・コードのものを入れるというのは・・・論外ではないのでしょうか???

常識を疑うなあ~、そこの出版会社。勉強したくないなら、無理して勉強させなくてもいいように思うのだけれど・・・。読み書きと計算できれば、十分に生きていけるだろうに。

それこそ、勉強する意思があるのに経済的な問題がある子供への無償の奨学金にでもそのお金を回せないのかと思ってしまう。でも、教科書会社も金儲けの為に、使ってもらえるように努力してるんでしょうね。だとしても、なんか悲しいお話ですね。
posted by alice-room at 21:09| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

映画「ダ・ヴィンチ・コード」続編決定…トム・ハンクス再登板

映画「ダ・ヴィンチ・コード」続編決定…トム・ハンクス再登板
【スポーツ報知より以下、転載】
全世界で5000万部のベストセラーを映像化し、こちらも世界的大ヒットになった映画「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督)の“続編”が、来年12月に世界公開されることが決まった。

 昨年の日本公開では興行収入90・5億円の大ヒット。原作者のダン・ブラウン氏が「ダ・ヴィンチ―」の前に発表した「天使と悪魔」で、主人公は「ダ・ヴィンチ―」と同じ宗教象徴学を専門にする米ハーバード大教授ロバート・ラングトン。バチカン市国を舞台に、キリスト教と科学技術の対立を描くサスペンス。

 メガホンは再びハワード監督が執り、ラングトン教授には「ダ・ヴィンチ―」同様、トム・ハンクス(50)の再登板が内定している。
ダ・ヴィンチ・コードの続編って、何かと思ったら『天使と悪魔』のことでした。監督はそのまま変わらないんですね。作品的には映画としてこちらの方が作りやすそうですが、さてさて出来はいかがなものとなりますやら???

あまりニュースで盛り上がってないようですけど、現段階では。
posted by alice-room at 19:23| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年12月03日

ダ・ビンチ実はアラブ人だった?…指紋発見で仰天仮説

ダ・ビンチ実はアラブ人だった?…指紋発見で仰天仮説
【スポーツ報知より、以下転載】
レオナルド・ダ・ビンチはアラブ人だった!? イタリアの人類学者が1日までに、世界的画家レオナルド・ダ・ビンチの左手人さし指の指紋を発見したと発表。調査した研究者は指紋分析で「ダビンチの母は中東系だった可能性がある」と発言。イタリア人と思われていたダ・ビンチが、アラブ人だったかもしれないという、映画「ダ・ヴィンチ・コード」もびっくりの仰天仮説が飛び出した。

 「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン・ブラウン作)では、自身の作品に隠された謎がネタにされたダ・ビンチだったが、今度はまさか自身の国籍の“謎”が研究のネタにされてしまうとは…。

 指紋を発見、分析したのはダ・ビンチの故郷イタリアの研究者。イタリア中部キエーティ大の研究者らが、ダ・ビンチの残した手紙や絵画など52枚から約200の指紋を採取。3年間の調査を経て、ダ・ビンチの指紋を検出した。

 指紋には、唾液(だえき)や血液の痕跡が含まれ、直前の食事内容までわかるという。ダ・ビンチの祖先をたどる手掛かりにもなるとみられ、調査した研究者は「指紋は、アラブ人の60%に見られる形で、ダ・ビンチの母が中東系だった可能性があることを示している」と話している。

 各種痕跡鑑定が専門の斎藤指紋鑑定事務所(本社・栃木)によると「ダ・ビンチの指紋が見つかったという話はよく聞きますが、国籍などの結論が出た例はありません。警察の鑑定でも、大きいのは外国人で、そうでないのは日本人などと、見込み捜査の順序を早くするため、アバウトに分析することはありますが、その根拠はありません」と言い、「ダ・ビンチがアラブ人だったかどうかは、占いと同じで当たるも八卦(はっけ)、当たらぬも八卦でしょう」と結論づけた。

 しかし「ダ・ビンチがアラブ人だった」ことを証明できないのと同時に「アラブ人ではなかった」ことも証明できないわけで、「ダ・ビンチ=アラブ人」説は、今後ふくらみ続けることになるかも。もしかしたら「ダ・ヴィンチ・コード」をしのぐ小説や映画になるかもしれない。
しかし、次から次へとよく出てくるものです(笑)。おまかでかなりいい加減というか・・・おおざっぱな話。これをニュースで流すところも、まあ、あまり普通のメディアとも言えないしなあ。

そこから、何か話しが進展していくといいのですけどね。
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2006年11月16日

「ダ・ヴィンチ・コード」著作権裁判、米最高裁は原告の上訴棄却

「ダ・ヴィンチ・コード」著作権裁判、米最高裁は原告の上訴棄却
【asahi.comより以下、転載】
米連邦最高裁判所は13日、米作家ダン・ブラウン氏のベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」によって自著「Daughter of God」の著作権が侵害されたとする作家ルイス・パーデュー氏の上訴を棄却した。2冊に大きな共通点はなく、著作権を侵害していないとしたニューヨーク連邦控訴裁の判決を支持したもの。

 パーデュー氏は1億5000万ドル(約176億円)の賠償金を要求していた。「ダ・ヴィンチ・コード」は世界中で4000万部以上売れている。
まだ、続いていたんですね。上訴していたんだパーデュー氏。う~ん、わざわざうちのブログにまでコメント書き残されていたんだから、よっぽど納得がいかなかったんでしょうね!

関連ブログ
ダ・ヴィンチ・コード裁判の当事者からコメント頂きました!
ダ・ヴィンチの粗筋が争う(10億円の裁判)
posted by alice-room at 02:35| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

米ハリウッド 収益アップは“神頼み” キリスト教映画に注目

米ハリウッド 収益アップは“神頼み” キリスト教映画に注目
【フジサンケイ ビジネスアイより以下、転載】
米ハリウッドの映画大手がキリスト教をテーマにした映画や、信仰に根差した映画製作に力を入れ始めている。対象観客層が8000万人以上と多く、重要な収益源になり得るためで、20世紀フォックスは9月、信仰をベースにした映画を専門に配給する部門「フォックス・フェイス」を設立し、劇場公開作品を年間少なくとも6本制作していく方針を打ち出した。

 キリスト教をテーマにした映画では、「十戒」(1956年)、「ベンハー」(59年)などの名画が興行的な成功を収めている。最近ではメル・ギブソン監督の「パッション」(2004年)が、教会を通じたマーケティング戦略を実施した結果、大手の配給でなかったにもかかわらず、北米地域で興行収入3億7000万ドルを記録するヒットとなった。

 フォックスはキリスト教信者層について「不当に扱われてきた観客層だが、ここ数年で爆発的に拡大している」(マーケティング担当のジェフ・ヨーディー氏)と指摘。02年からキリスト教書店協会(CBA)にニーズに合ったビデオなどを提供しており、「フォックス・フェイス」が管轄する分野の総売り上げ規模は年間2億ドルに達する。

 フォックス以外の大手ではウォルト・ディズニーが昨年、キリスト教作家C・S・ルイス原作の「ナルニア国物語 第一章ライオンと魔女」をヒットさせ、教会で特別上映会も開いた。また、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは「ダ・ヴィンチ・コード」が今年ヒットしたほか、黙示録をテーマにした「レフト・ビハインド」のDVDも販売。ワーナー・ブラザースは、英詩人ミルトンの叙事詩「失楽園」の映画化を検討しているという。(
まずは書籍関係で、キリスト教ブームがきていましたが、ようやく映画で勢いに乗っていこう!ってなことのようです。

失楽園って、あの天の軍団に対して反逆を企てたっていうアレでしょ。ずいぶん昔に読んだ気がするんだけど・・・内容忘れてる(苦笑)。

まあ、個人的には面白そうだから楽しみなんですけど、駄作だけ増やさないで欲しいなあ~。
posted by alice-room at 02:19| 埼玉 ☀| Comment(3) | TrackBack(1) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

うわ、でかい! ニューヨーカーもびっくりの巨大「最後の晩餐」

うわ、でかい! ニューヨーカーもびっくりの巨大「最後の晩餐」
【シネマトゥディより以下、転載】
世界中で大ヒットした映画『ダ・ヴィンチ・コード』のDVDリリースは、日本ではすでに11月3日に発売され好評だが、製作国であるアメリカは、日本より少し遅れて11月14日にようやくリリースされた。

 その発売を祝して、ニューヨークの五番街にある不動産王のドナルド・トランプが建てたトランプ・タワーで、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を描いた世界最大のレプリカが、ストリート画家トレーシ・リー・スタムによって、ニューヨーク芸術財団(N.Y.F.A)に寄与された。

 その大きさは,なんと横が10メートル縦が5メートルもある。この「最後の晩餐」のオリジナルは、1495年から1497年のイタリアの都市ミランで作られ、テンペラ(水性と油性の成分を混合した乳濁液を利用した絵画技法)でプラスター(壁や天井用などの板紙)の上で描かれ、伝統的なルネッサンスの絵画とは違っていた。

 今回はその挑戦的な意図をたどってか、チョークパステル(三原色を主体にした画法)で、表面をアスファルトでコーティングした作品に仕上げた。

 彼女は、「レオナルドの創造力と熱意をそのまま表現し、彼が私の作品を認めてくれたらうれしいですね」と告げた。競り落とされたこの作品の金額は、財団によって新たな芸術家育成に捧げられる。
まあ、どこの国でもイベントとして盛り上がっているようですね。でも・・・、どうせならもっと一工夫したイベントの方が面白そうな気もしますけど・・・。
posted by alice-room at 02:12| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年11月10日

テンプル騎士団の謎に迫る!GyaOドキュメンタリーで特別企画

テンプル騎士団の謎に迫る!GyaOドキュメンタリーで特別企画
【RBB NAVIより以下、転載】
無料ブロードバンド放送のGyaOは10日、ナショナル ジオグラフィック チャンネル(NGC)で放映されたドキュメンタリー映像を配信する特集企画を開始する。

 今月は「キリスト教の歴史」をメインテーマに、ダ・ヴィンチ・コードにも登場したテンプル騎士団の謎に迫る「禁断の聖書:テンプル騎士団」、キリストのライバルとして挙げられていた複数のメシア達を紹介しつつイエスが生き残った背景を探る「キリストのライバル」、地球の終わりを予言した文献を科学的根拠から検証する「ヨハネの黙示録」を、ほかに、目に見えない病原菌はいかにして人々に感染していくのか、そのメカニズムをシリーズで追った「マイクロ・キラーズ:脅威の殺人ウイルス」など全10タイトルを配信。順次、新タイトルを公開していくという。

 NGCは、世界164か国の2億9千万世帯以上で視聴されている総合ドキュメンタリーチャンネル。番組では、冒険家や探検家たちの「場所・モノ・コト」に対する探究心の足跡を貴重な記録映像で伝える。
いやあ~是非見てみたかったナショナル・ジオグラフィックのダ・ヴィンチ・コード関連(便乗?)の特集をギャオでやるんだって! これは見ないと!!

ダ・ヴィンチ・コードのDVDの発売で盛り上がっているのに、すかさず乗っていくGYAOもあざといが、まあ、タダで見れるんだし、素直に感謝&感謝ってね(笑顔)。

実は、かくいう私も早速テンプル騎士団のものを見てみました。えっと感想は別に分けて書いておきますね。ネタバレになりそうだから。とにかく見ておいて損はないです。ダ・ヴィンチ・コード好きには是非どうぞ!! 

ただ・・・まあ、いろいろと言いたいことはあるけど、まずは見てみましょう♪ 間違いなく楽しいことは楽しいです。それは保証しますよ。信憑性は置いといて・・・ですが・・・。

関連サイト
ナショナル・ジオグラフィック特集
・『禁断の聖書:テンプル騎士団』
・『禁断の聖書:キリストのライバル』
・『禁断の聖書:ヨハネの黙示録』
posted by alice-room at 20:22| 埼玉 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

TV東京「真・聖杯伝説 キリストの暗号」~ダ・ヴィンチ幻の名画に隠された!?キリスト・クローン計画!!~

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ダ・ヴィンチ・コードのDVD発売に先立って、もうちょい盛り上げておこうかという販売促進の意図アリアリのTV番組。しかし、とんでもないサブタイトルですね。冗談だと思っていたら、本気でこんな番組作るとは・・・。

改めて思いますが、さすがはTV東京、失うものがないから凄い番組作るね。最後がカルトっぽい組織を出してきてイエスのクローン計画って、まさに漫画の世界じゃん。悪の秘密組織『ショッカー』とか出てくるんじゃないかと思っちゃいました(爆笑)。

ダ・ヴィンチ・コードが小説であって、真実でないのは著者のダン・ブランウ氏がだいぶ前から本人が言っていることだし、裁判でも言ってたジャン。何を今更「真実ではない」とか言われても・・・はあ?ってなところでしょう。

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品という「マグダラのマリア」の絵のニュースはうちのブログでもだいぶ前に採り上げたけどね。まだ評価が確定しているわけじゃないと思うけど・・・。

聖骸布の年代測定の件やマンディリオンの話は、ちょっとそれ系の本を読めば、あちこちで聞く話ばかり。ダ・ヴィンチ製作説とかって、「耳たこ」なくらい良く聞くし(リン・ピクネット女史はこの手の好きでした(笑))。とりたてて新しいものは無かったですね。「ロンギヌスの槍」もねぇ~。ヒットラーがあの槍を見ていて『天からの声』を聞いて政治家になったのも有名なエピソードじゃん、信憑性は怪しいけど、オカルトマニアだったのは事実だし。

シオン修道会のことも触れていたけど、嘘なのは誰でも知っているけど、それを否定する根拠がこれまた嘘っぽい。さすがはTV東京。日本放送やフジTVよりも更に陳腐な番組に仕上がっています(苦笑)。

もうちょっと、関連する本を読んでお勉強して欲しかったですね! でも、TV版のトンデモ番組、かなり笑えました。お腹抱えて苦しくなっちゃましたよ~。どうせだったら、島田伸介とかもっとうまい人を使ってくれたらいいのにね。で、聖遺物のお宝鑑定団とかさあ~。でもって、トリノの聖骸布の真贋の鑑定したら、もう最高!!なのに、そこいらがちょっと残念。

こうなったら、強制的に受信料をぼったくろうとするNHK様のNHKスペシャルに期待するしかないですね。BBCあたりと合作で作ってくれたら、もの凄い視聴率とれるのに!!

関連サイト
TV東京
関連ブログ
「モナ・リザ」は次男を出産直後に描かれていた
ダビンチとの共作絵画か イタリアで半世紀ぶり公開
ダビンチの絵
ローマ法王が聖遺物「ヴェロニカのベール」視察
『トリノの聖骸布』の印影は復活の時のものか
「トリノの聖骸布―最後の奇蹟」イアン・ウィルソン 文芸春秋
「聖骸布血盟」フリア・ナバロ ランダムハウス講談社
「聖ヴェロニカの陰謀」ルイス・パーデュー 集英社
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2006年10月10日

『ダ・ヴィンチ・コード』の謎をGoogle Earthで解く?

「ダ・ヴィンチ・コード」、グーグルでその謎が明らかに!
【オリコンより引用】世界的な大ヒットで社会現象までを巻き起こした今世紀最大の話題作『ダ・ヴィンチ・コード』。11月3日にリリースされるそのDVDでは、ロン・ハワード監督と原作/製作総指揮のダン・ブラウンにより映画本編に存在する隠されたコード(暗号)が明らかにされることが大きな話題を呼んでいる。
 そんななか、新たなニュースが届いた。DVDの発売を前に、なんとグーグルアースを利用した日本初となる謎解きキャンペーンが開始される。

 このキャンペーンは、グーグルの検索機能や世界中の地理空間情報を閲覧できるグーグルアースを利用して、『ダ・ヴィンチ・コード』の主人公としてインターネットの世界を駆け巡りながら、答えが隠された場所を探し出すというもの。10月10日のスタートより、毎週火曜、6週にわたりMISSIONが出題され、それを探り当てるという今年最大の謎解きキャンペーンとなる。 グーグルアースの3D閲覧などにより、『ダ・ヴィンチ・コード』の舞台をよりリアルに体感できる!?

 なお、MISSIONをクリアすると、劇中に登場した車“smart fortwo”ほか、毎週豪華商品のプレゼントがある。

◆キャンペーンサイト:http://campaign.thedavincicode.jp
いつのまにこんなキャンペーンを始めてるかなあ~。もう、誰も教えてくれないんだから♪

DVD発売前にもう一盛り上がりで儲けるつもりだなあ~(笑)。でも、ちょっと面白そうなキャンペーンですね。
posted by alice-room at 22:05| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

中村獅童がテレ東「世界ミステリー紀行」のナビゲーターで仕事復帰

中村獅童がテレ東「世界ミステリー紀行」のナビゲーターで仕事復帰
【so-netニュースより引用】
歌舞伎俳優の中村獅童(34)=写真右=と女優の水川あさみ(23)=同左=がナビゲーターを務めるテレビ東京系特別番組「世界ミステリー紀行 真・聖杯伝説 キリストの暗号~ダ・ヴィンチ幻の名画に隠された!?キリスト・クローン計画!!~」(13日・後9時)のロケ風景が4日、公開された。

 小説や映画で大人気の「ダ・ヴィンチ・コード」の暗号を再検証していく番組で、獅童と水川がイタリアを訪れてリポート。獅童は酒気帯び運転での活動自粛から同作のロケで仕事復帰。「真実を求めてイタリアに行き、いい経験になりました」と見どころを語っている。
なんで今頃になってから特番組むかな?TV東京は。もう個人的にはブームは終盤だと思っているのですが・・・。

なんかサブタイトルからして、思いっきり胡散臭い感じがプンプンしてるような・・・。夜9時では家にまだ帰っていないだろうから、全部見れないかな?
posted by alice-room at 00:10| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

パリ子午線の謎、消えた記念メダル 映画に登場、盗難も

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パリ子午線の謎、消えた記念メダル 映画に登場、盗難も
【asahi.comより以下転載】
パリを南北に貫く子午線上の地面に、仏天文学者フランソワ・アラゴ(1786~1853)を顕彰して「ARAGO」と刻まれたメダル135枚が12年前、埋め込まれた。ベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」にも小道具として登場するこのメダルを、子午線上をたどって探してみた。相当数が盗難や道路工事で失われ、約半数しか確認できなかった。

 メダルはオランダの芸術家、ヤン・ディベッツ氏の作品。パリ子午線の測量に尽くしたアラゴの名と、南北の方位を示すNとSの文字を刻んでいる。

 94年秋、パリ天文台から南北に延びる子午線上の公有地を中心に、約10キロにわたって埋め込まれた。直径12センチ。つい通り過ぎてしまう埋没感は当時、立像や肖像画に代わる「静かな顕彰法」と話題を呼んだ。

 インターネットで位置が紹介されている約120枚のうち、記者が確認できたのは63枚。一部を見落とした可能性はあるが、4割はなくなっている印象だ。

 歩道に丸い盗難跡だけが残る場所は約10カ所。埋め込んだあたりが再舗装されていたケースも目立つ。市内モンマルトルの丘周辺の住宅街はほぼ全滅。ダ・ヴィンチ・コードに出てくる17世紀の宮殿パレロワイヤルでは、9月初めに7枚そろっていたのが、3週間後には1枚消えていた。

 そのパレロワイヤルにある仏文化省の担当者は「メダルはあの小説と映画で世界に知れ渡った。不届き者が横行するのは公共の場にある美術品の宿命」と嘆く。

 10年前にメダルの案内本を出したオランダ人作家、フィリップ・フレリクスさんは「3分の1は失われただろう。盗難より、工事で歩道を掘り返す時になくなったのが多い」という。

 〈パリ子午線とアラゴ〉 フランスは20世紀初めまで、国立天文台(パリ14区)を通る子午線を、経度の基準となる本初子午線(経度0度)としていた。天文台長となった科学者アラゴは、若い頃から子午線の再測量に取り組んだ。1884年、本初子午線を決める国際投票で英国(旧グリニッジ天文台)に大敗した仏は、約30年後にこれを受け入れ、パリ子午線は単に東経約2度20分を示すだけとなった。
確かに子午線の話はあったけど、こんなメダルまであったっけ? ダ・ヴィンチ・コードの中に。いやあ~だいぶ前のことなんで、正直全然覚えていなかったりする(苦笑)。いちいちこんなの盗まなくてもいいだろうに・・・。

ブームになると、すぐに盗難だとかあまりに風情がない話ばかりでは興醒めでしょうに。

関連ブログ
サン・シュルピス教会(フランス)
ダ・ヴィンチ・コードに出てくるサン・シュルピス教会 ~パリ(7月5日)~
posted by alice-room at 23:23| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年09月24日

ソニー生命、ソニービルに「人生設計」ショールーム

ソニー生命、ソニービルに「人生設計」ショールーム
【銀座経済新聞より転載】
ソニー生命保険(本社=港区)は9月23日より、銀座ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)2階と5階に「ライフプランニング スクエア」を開設する。

 同所では、「個々のライフスタイルに最適な合理的な生命保険を提案する」同社独自の「ライフプランニング」を紹介するもので、ショールームの開設は同社初の試み。

 2階、5階とも施設面積は11.51坪。2階では、設置した8台のパソコンで映画「ダ・ヴィンチ・コード」の主人公ロバート・ラングトンの将来を、独自に開発したシミュレーションゲームソフト「Life Walk Navigator」を使い「結婚する、しない」「何歳で家を購入するか」など人生のシミュレートを行い、必要費用などを試算できる。5階では、独立性の高いブースで個別にライフプランニングを専門スタッフが行い、希望者は内容をプリントアウトしたものを持ち帰ることができる。
ソニーは、もうこれしかないもんね。あとは電池が火を吹いたりとボロボロだし・・・。

それにしても、こんなことにラングドン教授が使われるとは・・・。ソフィーとの結婚などもイベントとしてあるのかな?(笑)
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2006年09月05日

『ダ・ヴィンチ・コード』劇場公開時には明かされていなかった暗号

『ダ・ヴィンチ・コード』劇場公開時には明かされていなかった暗号
【シネマ・テゥディより転載】
本年度1番の話題作となった映画『ダ・ヴィンチ・コード』に原作者のダン・ブラウンと監督のロン・ハワードが、劇場公開時には明かされていなかった暗号を映像の中に隠していることが分かった。

 たとば、ジャン・レノとトム・ハンクスが乗り込んだエレベーターに貼ってあるポスターなどにその暗示があったりと、随所に暗号が隠されている。

 11月3日に発売される『ダ・ヴィンチ・コード』のDVDではダン・ブラウンとロン・ハワードが音声解説で物語に沿って暗号の個所を説明しているところが興味深い。何度も見直して確認したくなるだろう。

 また、同DVDでは劇場未公開の約25分の追加映像も初公開され、 こちらもまた物議をかもすことになるだろう。

 なお、残念なことにレンタル版にはこの音声解説はつかないので、レンタルで観る人は自分でその暗号の個所を探しだそう。

『ダ・ヴィンチ・コード』DVDは11月3日リリース。


「ダ・ヴィンチ・コード」映画にも秘密の暗号…答えは11・3発売DVDで
5月に公開され、興収90億円を突破した映画「ダ・ヴィンチ・コード」に秘密の暗号が隠されていることが29日、明らかになった。ロン・ハワード監督が原作・製作総指揮のダン・ブラウン氏と共に、劇中に誰も知らないコード(暗号)を仕掛けていた。

 答えは11月3日に発売されるDVDの特典映像で明らかになる。監督は「一度見ただけでは気付かないだろう」とコメント。ブラウン氏は「目をこらせば分かるものもあれば、映像を止め史料を調べて初めて理解できるものもある」と話している。果たして謎は解けるのか―。

 また、DVDボックスには、本編に約25分の未公開映像を追加した計174分のエクステンデッド版が収録される。
しっかり映画の中にも暗号あったそうです。限定版はDVD3枚組みだそうですので、心惹かれてしまいますね(笑顔)。

そういえばamazonのトップ画面でしきりにダ・ヴィンチ・コードのDVDの宣伝してたなあ~。
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暗号解読を解読する 『ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く』

http://book.asahi.com/trendwatch/TKY200609040225.html
今年5月、『ダ・ヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン著 越前敏弥訳/角川書店)が単行本上下巻、文庫の上中下巻累計で1000万部突破というニュースが発表された。

 ベストセラーが生まれれば、複数の類書・関連書が生まれるのもまた常である。『ダ・ヴィンチ・コード』もしかり。多くの解説本や謎本の中でも、今年4月に発行された『ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く』(サイモン・コックス著 東本貢司訳/PHP研究所)は最も売れているタイトルである。そして紙の本が全国の書店でランキング入りしている7月、本作品は電子書籍版も発売された。

 ベストセラーが紙の書籍の発行から時間を置かずに電子書籍化されるのは、今年春から盛んになってはきているが、そこに「翻訳書」という要素が加わるコンテンツに関しては、デジタル読書の世界でも過去に例がなかった。

 洋の東西を問わず、電子書籍を含めて書籍をデジタル化するには、著作権者の許諾が必要だ。日本国内の作品でも、許諾を得られないために電子書籍化されないものは圧倒的に多い。まして翻訳書となれば、その壁はさらに高い。米国本国では原本『The Davinci Code』は発売まもなく電子書籍化され、2004年度の年間ベストセラーで1位を独走、2005年度も2位の座を守っている。では日本でも翻訳書が電子書籍化されるかというと、そうはならない。書籍化とデジタル化と全くは別の権利契約だ。

 そして世界的な大ベストセラーの日本語訳に関して、業界の先陣を切る形でPHP研究所は本書の電子書籍化の権利を交渉を重ねたの末に獲得したのだ。

 タイトル通り、本作品は『ダ・ヴィンチ・コード』を読むにあたって、ストーリーをより理解するために必要な事実要素や歴史的な背景などを解説するものだ。いわば暗号解読本の解読本。注釈色を強く出して、アルファベット順に構成されている。本編(この場合、角川文庫版)で何ページにそれが出てくるのかまで併記するなど、親切な作りだ。本編と併読すればより楽しめるだろう。もちろん歴史や美術への知的欲求を大いに刺激する、完成されたひとつの作品としても成り立っている。

 デジタル読書では目次にリンクが仕込んであったり、あるいはしおり機能を活用するなどして、特定のページに1クリックで飛ぶことが可能だ。本編を読みながら確認したい事項をすぐに調べることができる。デジタルのメリットのひとつ、検索性のよさが非常に引き出せているコンテンツ。発売から2カ月、売れ行きは順調だ。

 翻訳書の電子書籍化にはまだまだ壁がある。作者や原本の出版社によっても温度差があるのは米国でも同じだが、成功事例をひとつずつ積み上げていくことが、課題解決への糸口になるはずだ。はじめの一歩。しかし大きな一歩になることを期待したい。
あっ、な~んだ勘違いしちゃいました。ダ・ヴィンチ・コードの電子書籍化ではなく、その便乗本(失礼!)の解読本の方でした。電子書籍もかさばらなくていいんだけど、本の方が読み易いし、好きなんだけどなあ~。

関連ブログ
http://library666.seesaa.net/article/2372652.html
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2006年08月27日

話題作「最後の晩餐」の鑑賞時間を延長

話題作「最後の晩餐」の鑑賞時間を延長
【以下、NIKKEI NETより転載】
ミラノ市は観光の目玉の一つである、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作絵画「最後の晩餐(ばんさん)」の鑑賞時間を来月から一部延長する方針だ。小説と映画の「ダ・ヴィンチ・コード」大ヒットを受けて、入場希望者数が跳ね上がっているためで、週末は午前零時まで鑑賞が可能となる。

 最後の晩餐は、中心部に近いサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に併設された修道院食堂内にある。1999年に大規模な修復工事が完了。現在の開館時間は午前8時15分から午後6時45分までで、作品の劣化を避けるため、完全予約制で15分ごとに25人単位で鑑賞するシステムを用いている。以前から日本人観光客への人気が根強く、2005年度の年間入場者数は約32万8000人でうち半数が日本人だった。

 しかし小説と映画ダ・ヴィンチ・コードのヒットを受けて、他国からの観光客が急増。現在は3カ月先まで予約が満杯の状況となり、鑑賞が難しくなってしまった。困惑したのは日本の旅行会社だ。「ダ・ヴィンチ・コードゆかりの地を訪ねるツアー」を取り扱っており、ツアーの目玉である最後の晩餐の鑑賞が保証できなくなるのは困る、と市にクレームをつけた。お得意様の不満に市側も反応。かねてから美術館や博物館の開館時間延長が持論だった、元文化省次官のヴィットリオ・スガルビ議員が音頭を取り、営業時間延長に動き出した。

 だが、何事も一筋縄ではいかないのがイタリア。観光客の膨れ上がる8月に焦点を合わせた当初の延長計画は、従業員の強い反対に遭いすぐに頓挫。人手不足で開館時間延長に必要な人員を確保することができない、という。同市側は粘り強い交渉を続け、まず9月は一部の土・日曜日の開館時間を延長するということでようやく折り合いがついた。

 「ディナーの時間に『最後の晩餐』を鑑賞」。曲折はあったがこれからは、こんな楽しみ方もできそうだ。スガルビ議員はこれをステップにミラノの芸術都市としての地位を高めたい、と考えている。
1回につき25人でたったの15分ですか・・・、それでも見たいと思う人は多いんでしょうが、半分が日本人観光者とはなんか意外な感じ。これは、ミーハーゆえ?それとも日本人はそんなにもレオナルド・ダ・ヴィンチが好きだったんでしょうか?

実際は分かりませんが、日本人ってすごいですね。以前はフランス人がどこの国に行ってもいたそうですが、今はやっぱり日本人ですよね。どこに行っても必ずいるんですもん、凄いです。そのうち中国人に変わるのかな???

何はともあれ、たくさんの人が鑑賞できるのはいいことですね。昨日、東京国立博物館に行って、最後に若冲を見ようと思いましたが、あまりの混雑ぶりに断念。人込みの中で絵画を見る趣味はないので、おとなしく常設展をぶらぶらして楽しみました。でも、若冲の影響で普段はガラガラの常設展にまで人が多かったので残念でした。

その後に行った西洋美術館の方がすいていて良かったかも? 東博より京都や奈良の国立博物館の方が静かで良かったなあ~。どこに行っても博物館通いの日々です。
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2006年07月27日

ペルー事件と「オプス・デイ」 「陰謀結社」実態と落差

ペルー事件と「オプス・デイ」 「陰謀結社」実態と落差
【MSNニュースより転載】
小説「ダ・ヴィンチ・コード」で、オプス・デイという実在のカトリック結社が出てくる。本の中では社会を敵視する超保守の、陰謀を巡らす組織として描かれているが、96年に起きたペルーの日本大使公邸占拠事件の時、私はこの結社を取材したことがある。

 日本大使公邸に左翼ゲリラが外交官ら多数を人質にとって立てこもった同事件で、交渉のパイプ役になったのがホアン・ルイス・シプリアニ司教。キャリーバッグを引っ張って、毎日、公邸に入っていく神父を覚えている読者もおられるだろう。同司教がオプス・デイのメンバーだった。

 当時、ローマ特派員としてバチカンもカバーしていた私は、ペルーに出張すると、政府に影響力をもつカトリック教会にアプローチした。そこで知ったのがオプス・デイだった。ただ教会の主流派からは疎んじられていて、活動内容を聞いても「よくわからない」と異口同音に返ってきた。

 シプリアニ司教の考えや交渉手法を知りたくて、直接、オプス・デイのペルー支部に取材を申し込むと、スポークスマンで弁護士のアンドレス・エチェバリア氏が2時間にわたって丁寧に説明してくれた。

 オプス・デイは「神の御業(みわざ)」の意で、世俗と断絶した修道会とは違い、在俗信者の結社であり運動体。1928年、スペインのホセマリア・エスクリバー司祭(75年没)が創設した。

 「社会の中で、仕事を通じてキリストの教えを広め、自ら聖人になるべく努力する」との指針に基づき、メンバーには徹底した献身と実践を求める。優秀な子どもを寄宿舎生活で鍛え、教育し、メンバーには政治家や経営者など社会的エリートが多い。

 シプリアニ司教はこの結社が掲げる信者像の一典型だった。極左テロ組織「センデロ・ルミノソ(輝く道)」の拠点のアンデス山中で貧困救済に奔走する一方、ミサではテロを厳しく非難。報復を懸念する信者が「言葉を和らげたら」と言っても譲らなかった。一方でテロリストが負傷した時は病院に見舞い、またその免罪に努力している。

 キリスト教精神の徹底した実践と献身を求めるオプス・デイは、カトリック原理主義組織である。教会主流派から煙たがられるのもそのためで、結社の秘密性もあって陰謀めいた話を生む素地を与えている。

 ローマに戻って数日後、電話があった。「わたしたちに関心をお持ちと聞きました。詳しく説明しますのでいらして下さい」。バチカンのオプス・デイ本部からで、改めて結社のネットワークに驚いたものだ。オプス・デイが今日のカトリック運動の中でどのような役割を果たしているかは次回書く。

グローバル・アイ:カトリック原理主義組織 国際政治にも影響力
【MSNニュースより転載】
前回書いたカトリック原理主義組織オプス・デイの続きである。

 日本ではイスラム原理主義ほどにはカトリックの原理主義は話題にならないが、信仰領域の拡大、信仰の純粋性の維持という点において無視できない影響力を持っている。

 バチカンが「在俗カトリック運動」として認定している諸組織のなかで、原理主義組織はオプス・デイを含め六つほどあるが、二つのタイプに分かれる。一つは積極的に庶民の中に浸透を図っていく草の根のタイプ、もう一方は排他的なエリートの組織である。

 前者の代表が「新求道運動(カミーノ・カテクメナーレ)」。創設者であるスペイン人のキコ・アルグエーロ氏は、画家で音楽家で建築家という多才な人物で、マドリードで貧民救済活動をしていた1964年、信仰の質の向上を目指して結成した。

 この組織の特徴は、教義や信仰にとどまらず、私生活までも含む厳しい相互批判である。対等のせめぎ合いの中からしか真の信仰は生まれないとの理念からで、メンバーは避妊・離婚の禁止、富の喜捨などのおきてを厳格に守る。

 一方、後者の代表がオプス・デイだ。前回も触れたが、メンバーには社会的エリートや裕福な人が多く、「各自が職場でキリストの教えを広め、自ら聖人となるべく努める」ことを課す。組織の憲章は秘密で、外部にオプス・デイへの所属を明らかにすることも禁じられている。原理主義組織の中でもウルトラ右翼といわれ、高い信仰をもつ自分らが、迷える信者を教え導くとの考えが中核にある。

 カトリック原理主義の運動理論はそれぞれに異なるが、共通するのは形がい化し、空洞化した現在の信仰に対する強い危機感である(これはイスラム原理主義とも通底する)。

 これらの組織はバチカンや教会の位階的な官僚主義に拒否感をもち、ローマ法王との直接的つながりを大事にする。カトリック再生のカギを、信仰が生々しく息づき、信者同士が濃密な人間関係を保持していた初期キリスト教に求め、行動を重視する点も共通だ。

 カトリック主流派にとって、自らも批判の対象となりかねない原理主義組織は煙たい存在だ。ただヨハネ・パウロ2世やベネディクト16世の前・現法王は、原理主義の行動力を高く評価し、支持してきた。

 宗教戦争の側面も持った旧ユーゴスラビア紛争では、カトリック原理主義メンバーがはせ参じたし、現在もロシアや旧東欧で精力的に布教活動をし、ロシア正教との摩擦が続く。

 カトリック原理主義の動向は国際政治へのインパクトからも見落とすことは出来ない。
珍しく大手の新聞社でオプス・デイを真面目に採り上げていると思って記事を読んだが、非常に表面的な説明で本当に取材をしたのだろうかとさえ疑いたくなる内容の薄っぺらさだといえよう。

オプス・デイの日本語版ホームページでも見れば、もっと興味深いものを知ることが出来るくらいだ。

オプス・デイが占めるカトリック教会の中での特別な位置や新興勢力として世界中に広がっていく影響力について、なんの考察も取材による裏付けもない。この程度のもので一次取材としての意義は感じられない。

外国の記事を読んだり、平凡社の百科事典に出ているオプス・デイの項目を読むことをこの執筆者の記者にはお勧めしたい。オプス・デイの創始者がカトリック教会内でどのようなに遇されているか、それだけでも特別なものを感じられると思うのだが・・・やっぱりNHKスペシャルじゃないと駄目かなあ~。

関連ブログ
オプス・デイ創立者、列聖へ  カトリック新聞
オプス・デイと映画「ダ・ヴィンチ・コード」「苦いレモンを甘いレモネードに変えたい」と語るオプス・デイのスポークスマン
「世界を支配する秘密結社 謎と真相」 新人物往来社
「法王暗殺」より、抜き書き
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2006年07月25日

SPE「ダ・ヴィンチ~」、5月公開作品の興収新記録

SPE「ダ・ヴィンチ~」、5月公開作品の興収新記録
【eiga.comより転載】
SPE「ダ・ヴィンチ・コード」が全国興収85億円を超え、5月公開作品の歴代新記録を樹立した。

 7月17日現在で全国動員658万4532人・興収85億5952万9780円(フラット込み)を記録し、「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年5月8日公開、85億円)を超えた。配給元のSPEでは、最終興収で90億円の大台を見込んでおり、5月という“狭間”の時期での金字塔的な興行を確立しようとしている。
最近めっきり減ったダ・ヴィンチ・コード関連のニュースです。海外ではいろいろあるんだけど、訳す気力が・・・。一応、映画の方はしっかり稼いではいるようです。

もっとも今はディップのパイレーツ・オブ・カリビアンの人気に陰がかすんでいるんじゃない?
posted by alice-room at 23:56| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

ソニー会長「ダ・ヴィンチ・コード」で復活宣言

ソニー会長「ダ・ヴィンチ・コード」で復活宣言
【以下、ZAKZAKより転載】
ソニーのハワード・ストリンガー会長兼最高経営責任者(CEO)は26日の記者会見で、記録的なヒットとなった映画「ダ・ヴィンチ・コード」に関し、「映画事業は今年、ソニーグループのバランスシートを助け、記録的な実績を上げる」との見通しを示した。

 また、11月に発売予定の「プレイステーション(PS)3」について、「価格だけを比べると他社より高いが、PS3が提供する全体のポテンシャル(潜在力)を考えれば、任天堂やマイクロソフトのXbox360は恐れるに足りない」と強調、自信をみせた。

 また、中鉢良治社長は液晶テレビ「ブラビア」に関して、「予想を上回る結果を出せた」と評価した。その上で、エレクトロニクス事業の成長戦略に本格的に着手、液晶への集中投資を進める考えを表明した。さらにアップルコンピュータに対し劣勢が続くデジタル携帯音楽プレーヤーのウォークマンについては「当初の目標を達しておらず、誤算だった」としながらも、新製品の日本での販売は「予想を超えて推移している」と語った。

 一方、交渉が難航しているソニーBMG問題に関しては、ストリンガー会長は「相手側の決定を待っている。ソニーの望む形の回答を期待している」と述べるにとどめた。
ダ・ヴィンチ・コードに目をつけたのは確かにいい読みかもしれないけど、経営者としての能力はかなり低いんではないでしょうか? ジャック・ウェルチさんの本でも読んで勉強して頂くととかね。思いっきりベタな『GOAL』の本でも読んでボトルネックを捜すことから、されたほうがいいような・・・。

と高給取りをあげつらっても持たざる者の僻みでしかないんで、他人のことよりも自分の事を心配せねば。自由に仕事し易いマネジャー職でも探さないと・・・、小さくても自由の意味をはき違えたベンチャーもちょっと辛いもんなあ~。過去の経験からしみじみと・・・(反省?)
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2006年06月18日

「ダ・ヴィンチ・コード」発禁、映画も禁止 エジプト

「ダ・ヴィンチ・コード」発禁、映画も禁止 エジプト
【asahi.comより転載】
エジプト人民議会は13日、世界的な話題となっている映画「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン・ブラウン原作、ロン・ハワード監督)の上映禁止を全会一致で決めた。キリスト教徒の議員らが提案し、イスラム教徒議員らが賛成に回ったという。これを受け、同名の原作小説も店頭から回収するよう命じるという。エジプト紙アルアハラムなどが伝えた。中東各地に動きが波及する可能性もある。

 キリスト教徒のジョルジェット・ソブヒ議員が、議会で原作小説を手に「シオニストの伝説に基づいており、キリスト教とイスラム教双方を侮辱している」として本の販売と映画の上映禁止を求めた。中東に影響力を持つイスラム政治組織「ムスリム同胞団」系の議員らも「我々は預言者ムハンマドの風刺画に反対したのと同様、キリストへの侮辱も許さない」と賛成。ホスニ文化相は「表現の自由は大切だが、社会モラルと宗教に反するすべてのことは禁じられるべきだ」と答弁した。

 エジプトでは、人口の1割前後がキリスト教徒。双方の信者とも宗教に対する批判には敏感だ。ムハンマドの風刺画が問題となった際には、キリスト教徒の多くがイスラム教徒と共闘して抗議の声を上げた。

 今回は逆に、キリスト教徒をイスラム教徒が後押しする形となった。エジプトの人権団体などは「表現の自由を守れ」と批判している。

 「ダ・ヴィンチ・コード」はカイロで03年、英語版の原作が輸入され、洋書店などで売られてきた。映画については上映禁止となる懸念を抱いた配給会社がしばらく様子を見ていたという。

 この映画は「キリストに子がいた」などとする内容が物議を醸し、中国などで上映が打ち切られた。
エジプトにも結構な数のキリスト教徒がいるんですね。全然知りませんでした。エジプトでダ・ヴィンチ・コードが禁止になるのは、本当に意外な感じがします。(私が物を知らないだけかな?)
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「ダ・ヴィンチ・コード」が記録的な興行収入=ソニー・ピクチャーズ

「ダ・ヴィンチ・コード」が記録的な興行収入=ソニー・ピクチャーズ
【gooより以下転載】
【ロサンゼルス12日】ソニー・ピクチャーズの責任者は12日、AFP通信に対して、ダン・ブラウンのベストセラー作品を映画化した「ダ・ヴィンチ・コード」の、北米地域を除く興行収入が4億5300万ドル(約517億円)に達し、同社の海外配給の新記録となったことを明らかにした。北米の1億8900万ドルを加えると、全体では6億4200万ドル(約732億円)に上るという。(写真は、上海で上映中止となった「ダ・ヴィンチ・コード」の宣伝ポスターをはがす映画館関係者)

「ダ・ヴィンチ・コード」では、キリストがマグダレナのマリアと結婚したとされており、大きな論争を巻き起こしている。宗教倫理を冒したとして、インド、中国、パキスタンで上映禁止となった。しかし、このような騒ぎにもかかわらず、イタリアやスペインのように大きなカトリック人口を有する国でも、これまでの動員記録を打ち破った。

ソニー・ピクチャーズは既に、ダン・ブラウンのもう1つの小説「天使と悪魔」の映画化権を獲得している。
ソニーにとっては、ダ・ヴィンチ・コードさまさまですね。本当に。しかし、世界中であれだけヒットしているのにアメリカだけ興行成績が伸びないのはなんでなんですかね? アメリカに留学していた友人いわく、「アメリカ人には難し過ぎるから、受けないんだよ」と言っていましたが、あの手のやっぱり苦手なのでしょうか?Xメンとかにすぐ抜かされてましたしねぇ~。ちょっと、それだけが不思議だったりする。
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2006年06月14日

サン・シュルピス教会(フランス)

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サン・シュルピス教会(フランス)
【Asahi.comより以下転載】
 パリ、セーヌ川左岸、サンジェルマン・デ・プレにも近い。威厳も歴史もあるのに、あまり人影をみなかった「サン・シュルピス教会」がひっきりなしに観光客の訪れる場に様変わりしている。少なくともこの1、2年のこと。入り口の扉の前に、物ごいの姿を認めたとき、ベストセラーの影響力に感心した。

 『ダ・ヴィンチ・コード』症候群である。米国の作家ダン・ブラウン氏の歴史ミステリーの刊行は03年。映画化が伝えられた時にはもう、いかにも知的好奇心の強そうな中高年のカップルが小説に描かれた神秘的なしつらえの数々を確かめようと、続々とやって来た。

 古典様式の柱が2段重ねになった正面の外壁を見上げながら聖堂内に入る。奥行きが100メートル、高さが30メートルを超える規模に圧倒される。そのなか、観光客の男性があごに手を添えながら、足元で鈍く輝くラインに目を走らす。

 視線の先にあるのは、床に埋め込まれた金属の線。祭壇の下を横切って壁際に達し、そこに立つエジプト風オベリスクを登って頂点まで到達する。これは南北に走る子午線であり、夏至や冬至などの季節の節目と日々の時刻の目安を知る役割を担ってきた。

 男が連れの女を呼び、オベリスクの前で肩寄せ合い、居合わせた誰かにデジタルカメラのシャッターを押してもらうとストロボが光る。ベストセラーがもたらした最新の定番撮影スポットをおさえた、通好みのパリ記念写真の完成だ。

 ミレニアム(新千年紀)を機に、にぎやかに語られ始めたキリスト教の秘密をおりこみ、物語は真贋(しんがん)の境を縫いながら進む。サン・シュルピスは、作者のブラウンが謎解きの仕掛けとした子午線が具体的に確かめられるうえに、教会ゆえの訪問のしやすさも手伝い、一躍、世界からの観光スポットとなった。

 何度かの建て替えと改装を重ねたサン・シュルピスの聖堂内は、天井の構造もいかめしく、力感あふれる彫刻や壁画は日本からの旅行者の目には恐ろしげに映って、歴史の蓄積への畏敬(いけい)の念を抱かせる。

 そこにオベリスクと子午線が配される奇怪さはパリでも屈指だし、そのサン・シュルピスに目をつけたブラウン氏のベストセラー作家としての資質はさすが。でも映画はここも含め、ヨーロッパの空間の奥行きを表現しきれていない。だから現地へというひとが、もっと増えるかも知れない。

◆17世紀から建設、変遷重ね◆

 サン・シュルピス教会が、現在の姿の原形となる工事を始めたのは1646年。その後の百数十年にわたる建設期間中にも、大きな変遷を経てきた。このため左右の塔の仕立てが異なるなど、不思議な部分も少なくない。

 ダ・ヴィンチ・コードがローズラインと呼ぶ聖堂の床を走る子午線は、南北の方位を示す。小説、映画ではそこの床をこわして、隠されていた石板を探しあてる設定になっているが、サン・シュルピスは、一連の記述を否定している。
まあ、念のため、わざわざ物好きに実際に行った私が言うのもなんですが、通好みではなくて軽薄でミーハーな観光客が喜ぶスポット以上の何物でもない。そこんとこは、明らかな間違い! 

そしてここの教会で有名なのは、ローズラインよりもドラクロワの大作。良識ある人々は、そちらをもっと重視するはず。私は勿論、俗物だったし、ドラクロワがあまり好きじゃなかったから、さっと目を通しただけでしたけどね(笑)。

もっともここの教会は神学関係の学校で名が通っていたんじゃなかったかな? 忘れちゃったけど。まあ、ダ・ヴィンチ・コードの本を持った観光客が時折ウロウロしていますんで、ミーハーな方にはエッフェル塔よりもいいかも・・・本当かな???(笑)

関連ブログ
ダ・ヴィンチ・コードに出てくるサン・シュルピス教会 ~パリ(7月5日)~
「ダ・ヴィンチ・コード」にパリの教会が「ノン!」
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2006年06月12日

中国が「ダ・ヴィンチ・コード」の上映打ち切る

【世界キリスト教情報より以下転載】
【CJC=東京】6月9日付の中国英字紙チャイナ・デーリーは、公開中の人気米映画「ダ・ヴィンチ・コード」の上映が8日で打ち切られたと伝えた。配給会社のソニー・ピクチャーズエンタテインメントも同日、明らかにした。
 現地配給元の中国電影集団公司は、国産映画振興を目指す映画配給、映画製作、都市映画館の各協会から5月に出されていた要請に応えたと説明しているが、政府の意向に従ったものと見られる。
 同映画は5月19日の封切り以降、すでに全国で1億400万元(14億8000万円)の興行収入を上げ、外国映画としては「パール・ハーバー」の1億1005万元(15億6000万円)を超え、「タイタニック」の3億5900万元(51億円)に次いで史上第2位は必至だった。
 いったん公開された作品の上映打ち切り異例で、上映館では驚きをもって迎えられている。 中国では政府公認の中国天主教(カトリック)愛国会などが上映禁止を呼びかけており、政府がそうした声に配慮したとの見方も出ている。
                 ◇
 【CJC=東京】中国で映画「ダ・ヴィンチ・コード」の上映が打ち切られことに対しカトリック専門ポータルサイト「信徳(信仰)」に、党と政府の禁止措置に感謝する、という声明が6月9日掲載された。
 映画関係者によると、中止を命じたのは国家広播電影電視総局。ただ英字紙チャイナ・デイリーの理由取材に、同局の広報担当者は「よく分からない」と回答したという
あちこちの日本の新聞にも出ていますが、中国で禁止になったそうです。でも、中国ではバチカンの認めていない人物を勝手に司教に任命し、バチカンがそれを批判するなどだいぶもめていたからなあ~。

いろいろと思惑がありそうで、きな臭い感じです。いろんな意味で怪しい?
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2006年06月07日

映画『ダ・ヴィンチ・コード』ユーザー満足度調査

映画『ダ・ヴィンチ・コード』ユーザー満足度調査
【以下、ORICONより転載】
今、もっとも話題の映画といえば、『ダ・ヴィンチ・コード』であろう。世界各国で宗教論議を巻き起こし、5月19日~21日の全米映画興行収入ランキングでは、推定7,700万ドル(約86億7,000万円)で今年のオープニング1位記録を塗り替えるなど、話題に事欠かない。そんななかオリコンでは、『ダ・ヴィンチ・コード』ユーザー満足度を調査、発表した。

 「映画総合満足度ポイント」100点満点中、69.5P(ポイント)を獲得、男女ともほぼこれと同じ数字になり、鑑賞者は概ね満足している様子がうかがえる。

 理由として、「かなりおもしろく観ることができた。ほぼ原作どおりで、あの長いストーリーをこの映画にした脚本家は本当にすごいと思う。観てから一週間が経ったけれど、もう一度観たいという気持ちがどんどん大きくなってきている」(愛知県/中高生/女性)、「歴史についての奥深さを感じさせられた。歴史、特に古代史には何が間違いで何が正しいのかということを確実に理解するのはほぼ不可能だと思われるからこそ、色々な説があってもいいと思う。この映画は今までの定説を覆すような説を説いていて、それはそれですごいことだと思う」(福岡県/20代社会人/女性)、「宗教論争等々、賛否両論色々とあるが、また小説とは違うが、ミステリー映画としても十分に楽しめた映画であった。是非もう一度観たいと思った」(栃木県/40代/男性)などの声が挙がった。

 逆に満足しなかったとするユーザーからは、「原作はすごく面白かったが、映画では最低限のシーンしかなくとても不満だった。内容を削りすぎて、逆に面白みがなくなったと思う」(東京都/専・大学生/女性)、「内容が難しく映画館で観るには向いてないような気がしました。先に小説で読むとかした方がいいですね」(大阪府/20代社会人/男性)など、内容の難解さに不満の声も。

 世代別での満足度では、「中高生」「専・大学生」より、「20代社会人」「30代」「40代」の方が高ポイントとなり、このあたりからも内容を楽しむには、ある程度の予備知識が必要な映画だということが浮かび上がる結果となった。

(2006年5月26日~5月29日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中高校生、専門・大学生、20代社会人、30代、40代の男女、計100人にインターネット調査したもの)
実際に、サイトには満足度の表が出ています。

まあ、娯楽番組としてとりあえずは楽しめたというのが率直な感想だと思うんですけど、どんなんでしょうか? 1回ぐらいなら、観てもいいと思うンだけど・・・。

「天使と悪魔」なら、原作を無視するくらい作り込めばかなり感動物のいい映画が作れそうな気がしています。そちらの映画を大いに期待したいところかなあ~。

ダ・ヴィンチ・コードは、パロディーでなんか面白い作品が作れそうだけど・・・。駄目かな???
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公開講演会 『ダ・ヴィンチ・コード』を読み解く」

公開講演会 『ダ・ヴィンチ・コード』を読み解く」
公開講演会「『ダ・ヴィンチ・コード』を読み解く」― キリスト教思想・聖書学・考古学の視点から ―が6月10日、午前10時から同志社今出川キャンパスで行われる。【6月6日 同志社大学PRESS=UNN】

 入場は無料で、事前申込不要。問い合わせは同大学神学部・神学研究科事務室(TEL075-251-3330)まで。小説がベストセラーとなり、社会現象となった「ダ・ヴィンチ・コード」。この物語が前提としている世界理解・歴史認識を、2人の同志社神学部教授が思想、聖書学、考古学などの視点から読み解く。
 また、話題となっている「ユダの福音書」についても触れる。

●日 時  6月10日(土)午前10~12時
●場 所  同志社 今出川校地 神学館礼拝堂
●講 師  小原 克博(同志社神学部教授)
      越後屋 朗(同志社神学部教授)

●プログラム
司 会:三宅 威仁(同志社神学部助教授)
[あいさつ]原 誠(同志社神学部長)
[講  演] 小原 克博「キリスト教思想の視点から」
越後屋 朗「聖書学・考古学の視点から」
[コメント] 青木 保憲(京都中央チャペル牧師)
[質疑応答]
うわあ~いいなあ~。京都に住んでいたら絶対に聴きに行くのになあ。ユダの福音書についてどんなこと話すんでしょう。質疑応答で、いろんなこと質問してみたいな。

もし、どなたか出られたら、感想教えて下さい。立教とか上智とかやらんのかな? ICUでもいいんだけど・・・。ねぇねぇ、どこか都内でやって。当然、無料でね(ニヤリ)。
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2006年06月05日

「ダ・ヴィンチ・コード」とかけて「小泉改革」と解く

「ダ・ヴィンチ・コード」とかけて「小泉改革」と解く
【NB ONLINEより以下転載】
「ダ・ヴィンチ・コード」が映画史上歴代2位の順調な滑り出しを見せている。レオナルド・ダ・ヴィンチが名画に託して伝えようとしたイエス・キリストの謎を追う原作の歴史ミステリー小説は、全世界で5000万部を突破する売れ行きを記録したのだから、映画の方も計画通りの立ち上がりと言っていい。
 この映画、実は「小泉改革」とある種の共通点を持っている。複雑な物事の背景をすぱっと短い言葉で斬って、畳み掛けるように結論に導いていく。検証のために持ち出してくる資料や素材そのものは事実を含んでいるのだが、相反する膨大な証拠や資料の検証を抜きに、考える暇を与えず映像や音で本能に訴えかける。

 小泉改革の本質が「テレビ時代の劇場型政治」なのだとすれば、「ダ・ヴィンチ・コード」の中で繰り広げられるのは、「映像時代のパフォーマンス型神学論争」にほかならない。国会のテレビ中継で民放のニュース番組も顔負けのフリップが使われるようになった今、「パフォーマンスを否定するよりも、うまく活用した方が勝ち」なのは、残念ながら否めないのだろう。

小泉首相の資料は60字が上限

 知人の官僚で、小泉純一郎首相に経済政策を説明するための資料を作成している人物がいる。彼曰く、「小泉首相に手渡す資料では、1ページにつき20字×3行、合計60字以上、文字が並んでいると読んでもらえない。そんな不文律がある。文字が長くなりそうな場合、60字で止めて、後は余白にグラフや図表を多用するのがコツ」なのだそうな。

 上に引用した発言がすでに100字近いのだから、60字の制約がいかに大きいか、お分かりいただけるだろう。見出しと簡単な要旨を語っただけで、すぐに60字など超えてしまう。
 この方法には、1つの利点がある。1枚につき60字の文字とグラフしかない資料なら、読まずに「見る」だけで理解できるのに加え、ポイントが1点に絞られているだけに、改めて疑問を抱くこともない。

 これ1枚だけなら論争に耐え得ないものの、1枚めくると関連した別の資料が何枚も飛び出してくる。

 要するに、論点を少しずつずらしながら、細部に深入りしないで結論に導いていく技術さえ身につけたなら、相手が疑問を感じる材料を最初から提供しないという意味で、「一見すると隙のない論戦」に持ち込めるのだ。

 映画の中でも、同じ手法で「バチカンが闇に葬ってきた歴史の真実」が語られる場面がある。

1700年前の「見てきたような映像」

 映画の重要な登場人物は、「聖書が神の国からファクスで送られてきたと信じているのかい?」と誰もが感じるであろう疑問を口にして、こう畳み掛けていく。

「聖書は4世紀当時の権力者、つまり教会の指導者とローマ帝国の意思が加わって、布教に都合の良い文書だけが選別された」

「イエスが人だった事実はコンスタンティヌス帝が開催した公会議で否認され、父(神)と子(人)と聖霊の三位一体論が作り上げられた」

「聖書から削除された外典の中に、イエスがマグダラのマリアと呼ばれる女性を誰よりも愛し、接吻し、結婚していたとの記述がある」

 かっこ内に引用した3つの文章は、ともに60字以内に収まっている。いずれも、それだけを取り上げたなら、事実そのものを捏造しているわけではない。それぞれローマ時代のセピア色の映像がかぶさって、ニケア公会議や新約聖書の編纂という4世紀の出来事が、「あたかも見てきたように」描かれている。

 結論から先に言えば、「ダ・ヴィンチ・コード」で論点となっている「歴史的真実」は、タイムマシンでも登場しない限り、科学的には白とも黒とも断定できない代物にほかならない。そもそも、イエスが十字架にかけられてから、ニケア公会議や新約聖書の確定までに、300年を超える月日が流れている。

 現在の科学技術を駆使しても、江戸時代の史実を検証するのは容易ではないだろう。まして羊皮紙の写本と口頭伝承で伝えられた史実を4世紀に検証するのだから、それこそ事実は藪の中だったに違いない。

福音書にない「イエス復活の現場」

 ダ・ヴィンチが生きた中世末期のヨーロッパなら、教会の側が上記のような混沌とした事実に目をつぶり、聖書の正典に書かれていない伝承や外典の記述をすべて抹殺した、との批判もある程度の意味を持つ。

 しかし、現代はプロテスタントを中心に聖書そのものの研究が進み、1冊の本や1本の映画などでは到底論じきれないような、膨大な業績が残されている。

 手短にいくつか興味深い例を挙げてみよう。「現存する聖書はすべて写本で、聖書の原本というものは存在していない」「旧約聖書と新約聖書の間には、カトリックだけが正典と認めている旧約聖書の続編がある」「イエスの生涯を記した4福音書の中で、最も古いと見られるマルコによる福音書は、元々はイエスの復活の現場を描いていない」

 上記の論点は、ごく一部の原理主義的な教派を除き、現代の教会が普通に認めている事実である。

 マルコによる福音書は、マグダラのマリアを含む3人の女性が十字架にかけられて葬られたイエスの墓に行き、遺体がなくなっているのを目にして「墓を出て逃げ去った」と記している。「震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである」。

真実は分かりにくい混沌の中にあり

 本来の福音書はここで終わり、その後は「後代の加筆と見られている」ことを表す〔〕でくくられている。この加筆部分でイエスは復活し、まず話題のマグダラのマリアの前に現れて、11人の弟子(ユダを除く)の前に現れ、天に上げられる。

 この〔〕は、カトリック、プロテスタントが共に公認している「新共同訳聖書」(日本聖書協会)の新約聖書97~98ページに明記してあるので、ご興味ある方はご自分でページをめくってみることをお勧めしたい。少し大きな書店なら、必ず棚に置いてあるはずだ。

 60字の見出しと映像で分かりやすく見せられるものはすべて偽りである、などと言うつもりはない。それでも、真実などというものはいつでも「藪の中」なのであり、「分かりやすい単純な真実」に飛びつく前に、正反対の方向から物事を考え直す癖だけは、忘れないように心がけたいと思っている。

 さて、せっかくなので最後に映画の感想を一言。エンターテインメントとしての魅力に欠ける、との酷評も伝わってくるものの、少なくともカネを出して見る価値はある。それが筆者の結論だ。

 ただし、見る前に原作を読んでおかないと、ストーリーについていくのが難しいのではなかろうか。ベストセラー1冊、映画1本で西洋史の根本が揺らぐなどと信じ込む前に、「そもそもの原作」である新約聖書も合わせて読破しておけば、現代の世界政治に対する理解を深めるきっかけにもなるだろう。

 「改革なくして成長なし」のワンフレーズと比べると、本にも映画にもそれなりに複雑な筋書きが込められているので、念のため。
いや、実に面白い見方である。だてに日経ビジネスではない、と思った。最近ん、あまり読まなくなったけど、たまには読んでみたくなったもの。

いろんな意味で勉強になるね。仕事をしていても、やみくもに資料を作るのは正直仕事のできない人とされる。何故なら、忙しいみんなは誰も読まないから。

まず、一覧してサマリーなり見出しで内容を把握して必要か否かを判断し、必要に応じて、さらに資料を出して説明する。これって月次の予算会議や進捗状況の確認会議で同様だよね。

但し、グラフやイラストは考えもの。作り方や表現の仕方によって数字の意味が誤解されることもしばしば。プレゼンでは、見易さが重視されるのも事実だが、真にできる人は数字自体をよくチェックしている。数字に表現された背後の事実をいかに読みとれるか、これが管理者以上のクラスに求められることだが、できてない人が結構いるんだよねぇ~。

まあ、それだけではないけど・・・。こういう独自の見方というのはしかし、興味深い!!
posted by alice-room at 00:26| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

ソニー、映画「ダ・ヴィンチ・コード」で危機管理奏功

ソニー、映画「ダ・ヴィンチ・コード」で危機管理奏功
【以下、NIKKEI NETより転載】
【ロサンゼルス=猪瀬聖】危機管理会社を雇うなどの対策を講じたソニーの戦術が奏功――。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが公開した映画「ダ・ヴィンチ・コード」がボイコット騒ぎなどにもかかわらず、公開直後の興行成績歴代2位の好発進を見せた背景には周到な事前対策の存在があったようだ。

 ソニーは制作の早い段階で米国の危機管理会社やキリスト教市場に強いマーケティング会社と契約し注意深く作品を宣伝。専用ホームページを開設し、宗教学者の意見を載せたりキリスト教に関する自由な討論の場を提供したりして異見や批判を積極的に吸収した。

 一方でトム・ハンクス氏ら出演者に「これは映画」との発言をさせ、フィクションを強調してきた。宗教という微妙なテーマだけに対応を誤れば企業イメージに打撃となりかねないが、反発を最小限に食い止めることに成功。「ソニーの努力は報われた」(映画専門誌デイリー・バラエティー)との評価もある。
そこまでやっていたんですね。ここの対応に関してはいろいろなニュースで知っていましたが、危機管理会社とも打ち合わせていたんだ。確かにビッグビジネスだけど、一つ間違えばただでさえ、マーケットからの厳しい評価にさらされているSONYの息の根を止め兼ねないもんね! しかし、金がかかったビジネスだとやることが違うなあ~と思いました。ふむふむ。
posted by alice-room at 00:10| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年06月04日

祝! ダ・ヴィンチ・コードの用語集が雑誌に掲載されました

yahooguide.jpg先月末なのですが、YAHOO ! Internet Guide JAPANの出版社の方からメールを頂き、ダ・ヴィンチ・コードの用語集として掲載されることになりました。ダ・ヴィンチ・コード特集があるみたいです。どうも有り難うございます。

もっとも、厳密にいうとうちのブログの用語集と同内容で、もう一つのサイトに載っている方なんですけど・・・。どうせなら、こちらのブログの方を掲載してもらう話をしていたんですが、いろいろありまして・・・(苦笑)。

雑誌に載ったのはこちらです。
ダ・ヴィンチ・コード読み解く為の用語集~マグダラのマリアより

で、同じ内容でうちのブログのはこちら。
ダ・ヴィンチ・コードを読み解く為の用語集(1)~ 50音順 ~
ダ・ヴィンチ・コードを読み解く為の用語集(2)~ 50音順 ~

まあ、作っているのが同じだから中身は変わらないんですけどね(笑)。もし良かったら雑誌もご覧下さい!!って、ブログの宣伝でした(御辞儀)。

YAHOO ! Internet Guide JAPAN (ヤフー ! インターネットガイドジャパン) 2006年 07月号 [雑誌](amazonリンク)
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2006年05月29日

ニューズウィーク「マグダラのマリアの謎 ダ・ヴィンチ・コードを超えて」

ついつい買ってしまいました。ああっ、無駄使い。

本屋でパラパラめくっていたら面白そうだったんでつい。でも高いよなあ~。まあ、英語のお勉強も兼ねて!

さて内容ですが、先日のTV番組のような、とんでもないダ・ヴィンチ・コード宣伝ものとは異なり、腐っても鯛じゃないけど、しっかりと説明してあります。

とりたてて珍しいものはありませんが、オーソドックスなダ・ヴィンチ・コードで書かれている内容って実際どうなん?っていう人やマグダラのマリアについて、ちゃんとしたこと知りたい(しかも楽してね!)人にはお薦めします。

マグダラのマリアがキリスト教で重要な地位を占めていたことを正しく説明しているし、グノーシス文献(マグダラのマリアの福音書、ピリポの福音書、トマスの福音書等)などでどう扱われているかも、それにべったりにならないである程度距離を置きながら淡々と紹介している姿勢も良いかも~。

マグダラのマリアが使徒の中で中心的な役割をしていた説明なども問題なし。教皇グレゴリウスがマグダラを娼婦と断言した時代的な背景の説明などは、私には目新しい話でした。あと、その後1969年にヨハネパウロ2世が正式にそれを撤回したことなどもきちんと書かれていてバランス良く書かれています。

イエスの復活後、初期キリスト教会の権力争いなどの説明のしかたも実に良識的。聖書から消されようとしていたその後のマグダラのマリアに関しての伝承で有名な「黄金伝説」の内容にもごく一部であるが、ちゃんと触れられています。

で、最後にはダ・ヴィンチ・コードで書かれている内容の虚偽について、12の項目を設定し、ダ・ヴィンチ・コードではこう書かれているが、現在、知られている事実はこうだ、という感じで短文ですが、回答しています。これなんか、ダ・ヴィンチ・コードを事実と誤解しそうな人にはいいかも?具体的な項目は以下の通りです。
1)シオン修道会って何?
2)オプス・デイって何?
3)最後の晩餐でイスの右に座っているのは誰?
4)マグダラのマリアが磔刑後、ガリア(フランス)に逃げたのか?
5)聖杯って何?
6)テンプル騎士団とは誰?
7)コンスタンティヌスはイエスの聖性を強調した聖書を作った?
8)ピリポの福音書って何?
9)教会は階層を作る為に初期キリスト教における女性の役割を貶めたのか?
10)ロスリンって何?
11)六紡星の元は何?
12)ロスリン礼拝堂って本当にスコットランドにあるの?
個人的には、知識の整理にはいいかなあ~と思いましたが、しかし、頁数に比して高いなあ~。まあ、英語の勉強になるから・・・と自らをなぐさめている私でした。

TIMESかなんかオプス・デイの特集してましたよ。さすがにそちらは買う気しないけど・・・。

関連リンク
ニューズウィーク最新号の目次
これって、英語版のとちょっと違うのかな? タイトルがもう異なっているんですが・・・。微妙に日本語版と内容異なっている時があるんだよね、確か。

関連サイト
米誌が「マグダラのマリア」特集
天才ダビンチ最大の謎と秘密の暗号~最後の晩餐に隠した謎の女Mと消えた聖杯Vの正体
マグダラのマリア、映画で関心高まる
マグダラのマリア~「中世の巡礼者たち」より抜粋
「フランスにやって来たキリストの弟子たち」田辺 保 教文館
「マグダラのマリアと聖杯」マーガレット・スターバード 感想1
マグダラのマリア 黄金伝説より直訳
「中世の奇蹟と幻想」渡辺 昌美 岩波書店
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2006年05月26日

「ダ・ヴィンチ・コード」の前作「天使と悪魔」も映画化

「ダ・ヴィンチ・コード」の前作「天使と悪魔」も映画化
【SANKEI WEBより以下転載】
映画が大ヒット中世界的なベストセラー、「ダ・ヴィンチ・コード」の作者、ダン・ブラウン氏の前作で「ダ・ヴィンチ…」の序章にあたるサスペンス小説「天使と悪魔」(2000年出版)を米ソニー映画が映画化する。ハリウッド業界紙デイリー・バラエティーが同日伝えた。
 「天使…」はバチカンを舞台にテロリストとの対決を描いた作品。映画「ダ・ヴィンチ…」の脚本担当のアキヴァ・ゴールズマンが映画「天使…」の脚本担当として、すでにソニー映画との契約書にサインしたという。製作担当は「ダ・ヴィンチ…」と同様、ブライアン・グレイザーとジョン・コーリーの2人。

 監督や出演者、撮影開始時期などは今後決定する予定で、「ダ・ヴィンチ…」のロン・ハワード監督や主演トム・ハンクスが再び登場するかどうかは未定だという。
前々から話がありましたが、正式な話みたいです。ダ・ヴィンチ・コードの成功に気を良くしたSONYが高いお金を出すんでしょうね。そちらも映画化されたら、きっとまた観に行ってしまう自分が憎らしい・・・。踊らされ過ぎだって・・・!
posted by alice-room at 01:28| 埼玉 ☔| Comment(6) | TrackBack(3) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

米誌が「マグダラのマリア」特集

米誌が「マグダラのマリア」特集
【スポニチより転載】
22日発売の米誌ニューズウィーク最新号は「マグダラのマリアの謎 ダ・ヴィンチ・コードを超えて」と題する特集記事で、聖書に登場する「罪深い女」と同一視され「娼婦」というイメージが付きまとうマグダラのマリアについて「万物を知る女」などと好意的に紹介した。

 世界的なベストセラー小説で映画も封切られたダ・ヴィンチ・コードは、マグダラのマリアがキリストと結婚し、子供ももうけた「聖なる女性」と記述。これに対し、保守派のキリスト教組織は「神への冒とく」と猛反発しており、特集はダ・ヴィンチ・コードをめぐる論争に油を注ぎそうだ。

 特集は古代キリスト教の「異端」とされたグノーシス派の文書を引用し、キリストがマグダラのマリアを「他の女性より愛していた」と指摘。これを脅威に感じた筆頭の弟子ペテロからマリアは攻撃されていたと述べた。こうした伝承は「男女は知的に平等」というメッセージを含んでいたが、男尊女卑の当時としては危険思想だったため、マグダラのマリアは脇に追いやられ、ペテロの伝道上の功績が「歴史を制した」との宗教史家の見方を紹介した。
ニューズウィークね。よし今度こそ忘れずにみて面白かったら、買ってみよう!!

いつも本屋でみる頃にはバックナンバーになってしまって見れないんだよね。頑張るぞ!
posted by alice-room at 01:24| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(2) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

米牧師「ダヴィンチ」の誤りを信者に説明

米牧師「ダヴィンチ」の誤りを信者に説明
【クリスチャン・トゥディより、以下転載】
米クリスチャンポストによると、キリスト教徒らが先週末公開され、大盛況ぶりを見せている「ダヴィンチコード」の偽りを識別するために教会に集合した。

 ソニー・ピクチャーズによると、この映画は今年度最大級の集客数を集めた映画で、これまでで「スターウォーズエピソード3」に次ぐ人気を見せているという。

 米国中の牧師らは、すでにこの映画公開のための準備をしており、牧師らの一部はこの映画に関する抗議運動やボイコット運動を行っている。しかしながら大部分の米国牧師らは「ダヴィンチ・コード」の著者であるダン・ブラウン氏の作り話に隠された歴史的に重要な欠落部分を指し示すことができるように正しい歴史上の知識を蓄えているという。


 ダン・ブラウン氏の小説ではハーバード大学教授とフランス人暗号解読者が組になって殺人ミステリーの謎を解いていく。話の筋としてはカトリック教会がイエスキリストがマグダラのマリアと結婚したという真実の話を隠そうとしている陰謀を暴くように作られている。著者は新約聖書はA.D.325年にコンスタンティヌス一世によるニカイア公会議によって取捨選択され編集されたものであると主張している。そして今日福音書として残っていないものは、私たちが今日認識している事実とは異なるイエスキリストに関する事柄が書かれてあったために故意的に廃棄されたという。

 ワシントンD.C.近くのマックリ-ン聖書教会では、年配牧師のロン・ソロモン師が聖書の完全性を保護するために先週末の時間を「ダヴィンチコード」解読のために捧げ、先週土曜日夕方にはソロモン師による「ダヴィンチコード」解読シリーズの3構成の講義のうちの第一回目を開催したという。
 
 ソロモン師は、「ダン・ブラウン氏がもっとも焦点を当てているところは新約聖書がどのように作られたかという部分です。
またブラウン氏によると初代キリスト共同体は、心が曲がっていて、腐敗していて、権力に飢えた偽善者らの集まりで今日私たちが知っているキリスト共同体は多くの男性偏愛主義者の聖職者らによる産物だと言っています」と述べた。

 ソロモン師は、コンスタンチヌス一世の信仰と人生に焦点を当てながら、初代教会の中で誰が、なぜ、どのように新約聖書を形成していったのかに関するダン・ブラウン氏の3つの主張に対してそれぞれ論破していった。

 ソロモン師は、どのようにコンスタンチヌス一世がキリスト教に改宗したのかと言う話を説明しながら、「コンスタンチヌス一世は単なる日和見主義者だったのでしょうか?そんなことは絶対にありません。コンスタンチヌス一世はローマ皇帝として積極的にキリスト共同体を導くようになりました。そして彼は異教の象徴であるゼウス像などをすべて処分し、教会建設のために尽力し、日曜日を礼拝をする日に設定したのです。コンスタンチヌス一世はキリスト共同体を政治上の都合から保護したのではなく、本当に彼の人生の中で霊的に生きているイエスキリストに直面し、彼の信仰を行いへと移すために保護したのです」と述べた。

 またさらにソロモン師はコンスタンチヌス一世は325年にニカイア公会議を新たなキリスト教の伝統を強化するために開催したのであり、ブラウン氏が主張するように新約聖書を編纂するために開催したのではないことも説明し、「ニカイア公会議では新約聖書の内容や編成に関して一度も議論したことがないことが歴史的証拠からも知ることができます」と述べた。

 ソロモン師は、続けてブラウン氏が多くの福音書がイエスキリストの死や結婚に関する事実を隠すために削除されたと主張する点については、「これら削除されたものは、共通してグノーシス主義の福音書と呼ばれます。これら削除された福音書はグノーシス主義者というイエスから隠された知識を与えられたと信ずる人々によって書かれた異端の書物です。このようなグノーシス主義の福音書が削除されたのは、初代教会はこのようなグノーシス主義者らによる書物による異端の教えで混乱しており、このことはニカイア公会議の開かれるはるか前から起こっていたのですが、そのために新約聖書の教えが正しく伝わりにくくなってしまったからなのです」と述べた。
 
 最後に、ソロモン師はキリスト教徒らは聖書は真理であること、ブラウン氏の小説は偽りであることをきちんと認識しておくべきだと主張し、「ブラウン氏の本はすべて間違っています。そのことは神学者・歴史学者らによってきちんと証明できます。ダヴィンチコードの偽り話は自然に廃れるでしょう。みなさんはブラウン氏の小説に書かれている嘘で聖書の完全性に対する信仰を揺るがされることのないようにして下さい」と信者らに勧告した。

 このソロモン師による「ダヴィンチコードを解読する」シリーズはマックリーン聖書教会で来週まで続き、「イエスキリストの本当の話」を説明し、6月3-4日に「キリスト共同体によって与えられた女性の尊厳」の講義で完結すると言う。
う~ん、ここでもコンスタンティヌス帝のことでダン・ブラウン氏を論破しているというけど、ミトラ神を崇拝していたことで有名だと思ったけど??? 

自称正統の立場から、自分達と異なる人々を指せば、必ず異端となるわけでこれはキリスト教に限らず、政治等の権力の争いがあるところには必ず生じる現象。日本でもよく言うじゃない?「まつろわぬ民」とか「蝦夷」なんかもみんないうなれば異端だからなあ~。

宗教的な観点からの説明ならいいけど、歴史的事実に基づく説明としては、なんか論拠が弱そうだなあ。もっと、きちんとした説明ができると思うんですが・・・???

まあ、私も聞きかじりだから、知っていることがどこまで真実か確証がないのが辛いとこかな。
posted by alice-room at 01:19| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

ダ・ヴィンチ・コード」、日本でも1000万部突破

ダ・ヴィンチ・コード」、日本でも1000万部突破
【NIKKEI NETより以下転載】世界的なベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」(ダン・ブラウン著)の国内の発行部数が、単行本と文庫本を合わせ1000万部を突破したと、出版元の角川書店が24日、発表した。

 同社によると、小説を原作にした映画の公開日前日から売れ行きが伸び、公開後さらに加速したという。

 内訳は単行本(上・下・愛蔵版)が237万部、文庫本(上・中・下)が770万部で、合計1007万部。
このニュースのポイントは日経の記事というところ。まさに金に絡む話には、日経が敏感ですね! 業界ネタでは、遅い時もあるけど・・・。
posted by alice-room at 01:08| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

『ダ・ヴィンチ・コード』、インドで上映無期延期に

『ダ・ヴィンチ・コード』、インドで上映無期延期に
【FLIXMOVIE SITEより以下転載】世界中で議論を呼び起こしながら、好調なオープニングを記録した『ダ・ヴィンチ・コード』だが、インドでは検閲の問題で無期限の公開延期となってしまった。ソニー・ピクチャーズによると、インドの検閲がこの映画の最初と最後の部分に、「本作は純粋なフィクション作品で、キリスト教に関する史実に符合するものではない」と記述を加えるよう要求されたことが理由のよう。ソニー側は、すでに映画の最後の部分で「本作に登場する登場人物や出来事、名前はフィクションです。登場する人物や史実、名前の類似性は完全に偶発的なものであり、意図的なものではありません」と記しており、これ以上の記述を加える必要はないと反論。できるだけ早く検閲との合意に達し、公開の実現を目指したいと語っている。
映画大国のインドだし、ヒンドゥー教の国だと思っていたから、やっぱり意外な感じがしますね。宗教全般に対しての捉え方が根本的に違っているのかもしれませんね。

まあ、それぞれの国によって考え方が違うのは当然だからなあ~。何事も行き過ぎさえ、なければいいと思いますけど。
posted by alice-room at 01:04| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

映画「ダ・ヴィンチ・コード」海賊版DVD、早くも上海で販売

映画「ダ・ヴィンチ・コード」海賊版DVD、早くも上海で販売
【ashahi.netより転載】
[上海 22日 ロイター] 映画「ダ・ヴィンチ・コード」の海賊版DVDが、22日から上海で販売され始めた。

 「ダ・ヴィンチ・コード」と「ミッション・インポッシブル3」の海賊版DVDはそれぞれ5元(約67円)で販売されているが、クオリティーは低い。これは、劇場公開直後に販売される海賊版DVDでは、往々にして劇場にハンディカメラを持ち込んで撮影された映像が使用されているため。

 ある購入者は「画面を横切る人影が写っているし、観客がコーラか何かを飲んでいる音まで聞こえた」と語った。この購入者は視聴の途中で我慢ができなくなり、劇場でお金を払って見ることに決めたという。

 DVD販売店の店員によると、最初の海賊版は海外で製造されたもので、おそらく来月初めには「より品質のいい」バージョンが手に入るという。

 コロンビア・ピクチャーズによると、ダン・ブラウン著の人気ミステリー小説「ダ・ヴィンチ・コード」を映画化した同作品は、米国・カナダの劇場で、公開初日からの3日間で約7700万ドル(約87億円)の興行収入をあげている。
なんだかなあ~と思うが、品質のいいバージョンとはどんなものなのやら? しかし、それに負けずに早めに正規のDVDとかも発売して欲しいものです。ゆっくりもう一度見てみてもいいかも。
posted by alice-room at 00:57| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年05月22日

「ダ・ヴィンチ・コード」 欧米の反応は抑制的

「ダ・ヴィンチ・コード」 欧米の反応は抑制的
【ASAHI.COMより以下転載】
ベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」を原作とする同題名の映画の公開が世界各地で始まった。キリストに子がいたなどの内容が物議を醸したが、カトリックの総本山であるバチカンのおひざもと、イタリアでは初日の19日、910の映画館で200万ユーロ(約2億8千万円)と過去最高の売り上げを記録した。ボイコット運動が広がったアジアなどとは対照的に、欧米のキリスト教徒の映画に対する反応は抑制的だ。

 バチカンでは、ローマ法王ベネディクト16世の側近、ルイーニ枢機卿が司教らの会議で「信仰の核心への根拠なき挑戦だ」と映画を非難しつつ、「真実は幻想に勝る」と呼びかけた。

 バチカン公認の組織で、映画で陰謀的に描かれた「オプス・デイ」のジョン・ウォウック神父はローマでの討論会で、「芸術や歴史、神学に対する無知さを示している」とブームを懸念。しかし、「キリスト教の真実はフィクションより興味深くミステリアスと伝える機会だ」とも話す。

 作品の舞台のひとつであるフランスでは、他国より早い17日に劇場公開され、カンヌ映画祭の開幕作品に。メディア評は「アクションシーンは弱々しく、より多い講釈の場面は仰々しくて冗舌」(18日付フィガロ紙)と、娯楽映画としての出来ばえを論じている。

 小説の主舞台、パリとロンドンを結ぶ高速列車ユーロスターは配給会社と提携し、映画を春の旅客宣伝キャンペーン(費用1千万ユーロ)に使った。

 英国で「とばっちり」を受けているのが、今月初めの内閣改造で教育・技能相から地域・地方政府相に横滑りしたルース・ケリー氏(38)。映画封切り前から一部メディアが「オプス・デイ」批判を展開し、組織のメンバーである同氏を標的にし始めた。同氏は就任後、「カトリック教徒でありながら、閣僚に就くことが可能かと問われれば、答えはイエス」とコメントした。

 米国では17日、中絶反対運動をしているカトリック系の団体「ヒューマン・ライフ・インターナショナル」の代表がボイコットを呼びかけた。しかし、別の保守系の団体「アメリカ家族協会」はAP通信に「人々に(事実とフィクションの違いを)学んでもらいたい」と述べた。

 欧州では、宗教も批判の対象であるべきだという考えが定着している。今年初め、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画が問題になった際も「いたずらに宗教心を傷つけない限り、表現の自由を優先すべきだ」という主張が優勢だった。

 教会側には、真剣に反論するほど面白おかしく取り上げられる、というジレンマもある。仏のカトリック系日刊紙ラクロワは「我々がまともに反撃すれば、教会は不寛容で秘密とウソを隠し込んでいるという彼らの見方に加担してしまう」(17日付社説)と、信者の自重を呼びかけた。

ポイント良くまとめられていますね。イタリアでの記録更新も触れられているし、でも、オプス・デイ出身の人が大臣やっているんだ。イギリスって。うわあ~その人大変そう・・・。でも、初めて知りました、そのこと。
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映画「ダ・ヴィンチ・コード」、2日間で93万人動員

映画「ダ・ヴィンチ・コード」、2日間で93万人動員
【NIKKEI NETより以下転載】
20日、封切られた米映画「ダ・ヴィンチ・コード」が公開から2日間で約12億8119万円の興行収入を上げた。動員数は約93万人。5月公開の映画としては過去最高の記録となった。

 原作はレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」の謎などを題材にした歴史ミステリー。国内では過去最大規模の全国863スクリーンで公開された。配給元のソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は興行収入100億円、観客動員800万人を見込んでいる。

 同時公開した全世界の週末興行収入は2億2400万ドル(約250億円)。昨年5月公開の「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐(ふくしゅう)」の2億5300万ドルに次いで歴代2位となった。
週末は世界中でダ・ヴィンチ・コード一色だったみたいですね。日本国内だけでなく、海外での反応も凄い♪ あのバチカンのあるイタリアでも興行収入の記録を作ったんだって! 複雑な気持ちでしょうね、関係者の方々は。
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2006年05月21日

映画ダ・ヴィンチ・コードの感想(まとめ)

映画を観終わって、すぐに携帯からも書き込みしてみたんですが・・・。


改めていうと心配は杞憂に終わり、十分に楽しめました♪ ただ、原作を越えるものではなく、本を読まずに見たのではおそらくシーンの一場面一場面が何を表しているのか、完全に理解できないと思います。

こんなことを言うのも、周囲の人達が見終わってから感想を言うのを聞き耳を立てていたのですが、「奥が深いねぇ~」とか「すごい勉強になった」とか言う声に混じって、だいぶ映像を誤解(失礼)していることを話しているのが気になりました。本を読んでいれば、すぐ分かるのにあの映画の中の映像だけでは無理もないと思う場面がたくさんありました。

原作を読むと映画に先入観が入ってしまうという意見もありますが、基本的に本に忠実に作られていてあの分量を2時間半に集約してますので、映画だけでは説明不足のところが多々あるように思いました(私はね)。

だから、これからもし行かれるなら、絶対に本を読んでからの方が面白いです。本を映像で追体験することがこの映画の目的かも?って思いましたもん。

しかし、とにかくかなり詰め込まれている感じです。個人的には、ダ・ヴィンチ・コードの中で心情的に唯一感動した場面がごそっと無かったのは残念でしたが、おおむねエンターテイメントしては楽しめますよ、ホント!

私が見ていた時には、カンヌでどうとか書かれているような失笑などないし、全く有り得ない状況でした。逆にいうと、カンヌでああいった評価なのも分かりました。カソリックの国で映像として、ああいうものを突きつけられた時、理性ではなく、まず感情的に拒否反応があって当然でしょう。

また、ダ・ヴィンチ・コードのウリである説明がかなり要約された感じなので説明を聞いているうちにもしかして、そういう可能性も有り?とか騙されそうになるプロセスが弱いかも??? だから、要約された説明を映像で見せられた時、ある種の陳腐さを感じとってしまったのかもしれません。そういった態度をとった彼らは。(あくまでも私の推測というか、考えですけど)

おそらく日本人でカソリックの方でなければ、すんなりとエンターテイメントして楽しめますよ♪ できれば、本を読んだ方がいいよ~。一緒に見てたツレの意見では、あっという間に終わってしまい、映画が一時間くらいにしか感じなかったと言ってました。これは私も同感です。

ご興味のある方、いささか低迷気味のソニーの宣伝に乗ってやるかという奇特な私のような方、本読んでから行こうね! 本が面白かったら、その人は映画見て失望しないでしょう(笑顔)。

とまあ、独断と偏見に元づいた感想でした。

関連ブログ
マグダラのマリア 黄金伝説より直訳
ロスリン礼拝堂の写真
ルーブル美術館 ~パリ(7月4日)~モナリザ有り
ダ・ヴィンチ・コードに出てくるサン・シュルピス教会 ~パリ(7月5日)~
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2006年05月20日

天才ダビンチ最大の謎と秘密の暗号~最後の晩餐に隠した謎の女Mと消えた聖杯Vの正体

あのさあ、これ番組表では『ドキュメンタリー』っていうけど、マジですか?これを本気でドキュメンタリーと主張するなら、フジTVから放送免許取り消した方がいいと思うんですが・・・。

だって、余りにも思い込みと偏見に満ちた番組だと思えてしまいます。そりゃ、ダ・ヴィンチ・コードの宣伝用であることは分かりますし、ブームに乗って視聴率を稼ぐ為に作っているやらせ番組でこの番組自体がフィクションとして楽しめばいいんですが、TVの影響力大きいからなあ~。ただ、ドキュメンタリーなんて書いたら、また誤解する人が続出しますよ、きっと!

普通にフィクションとして見る分には、いろんなダ・ヴィンチ・コード関連のものが見れて楽しかったけどね(笑)。私もそういうの嫌いじゃないし。「ダ・ヴィンチ・コードはいう・・・」というセリフがいっぱい出てますが、ダン・ブラウン氏はSF作家ですよ、元々。それが売れるように歴史物書いたら当たっただけです。宗教学者でも歴史学者でもないんです・・・。勿論、作家としては一流以上だと思いますし、作品は大好きですが、この番組の作り手の姿勢が、ひたすら面白くに徹し過ぎですって! 

荒俣先生も魂を金で売って、分かってるくせに適当なこと言っちゃってるしなあ~。でも、視聴率とれただろうなあ~きっと。まあ、TVは視聴率取れればやらせでもOKなのは、NHKスペシャルも一緒だけどさ。でもねぇ~。

まあ、エンターテイメントに徹した番組に、敬意を表してこき下ろしますか(爆笑)。

最後の晩餐にマグダラのマリアが描かれていることを大前提に番組が作られていますが、この主張は論外。それ自体が受け狙いで、リン・ピクネットのおばちゃまが勝手に思い付きで自分の本の中に書いたのが最初かな? その本を読んでダン・ブラウン氏がネタにした経緯も有名な話。


コンスタンティヌス帝のキリスト教公認。うちのブログでも何度か触れてますが、実際はこんな感じです。
「当時の背景として新プラトン主義や軍の太陽神崇拝の進展でキリスト教的な唯一神を受容する抵抗感が薄れていた事、迫害に屈しないキリスト教徒を敵とするよりも味方に取り込んだ方が政治的に得策である事、コンスタンティヌスを神の恩寵を一身に受けた神の代理人として統治する崇高な君主とみなす、即ちキリスト教に皇帝権力をイデオロギー的に支える宗教としての役割を与えた事などがある。実際はそれらを考慮したうえでキリスト教公認は政治的計算によるとされる。」

マグダラのマリアが香油塗る行為。あれは『香油を塗布する』とは聖別することであり、それは即ち、王として祝聖することにほかならないそうです。結婚の儀式じゃないでしょう。誰がそんなこと言ってるのやら・・・?

シオン修道会&秘密文書。シオン修道会は存在していた事実が確認できず、秘密文書も捏造されたものと現在は一般的に考えられています。これらを扱ったBBCの番組も誤りだったと公式に認めています。

サラについて、黄金伝説読みましょうネ! サラはその黒い肌から、現在ジプシーの守護聖人として大切に崇められています。うちのブログでも稚拙な訳書いてますので、詳しいこと知りたい方はそちらもどうぞ。TVでやっていた適当な再現ドラマは勿論、田舎芝居ってことで。スターバード女史の根拠のない仮説についてはこちらをどうぞ。
「マグダラのマリアと聖杯」マーガレット・スターバード 感想1

シャルトルの黒い聖母。あれは、ケルト以来の大地母神を後にキリスト教に取り込んだもので、イシス系列だそうです。大地だから、黒いの。それとサラの結びつきって、黒けりゃみんな同じですか?ハイハイ、それでもいいですけどね。
「黒マリアの謎」田中 仁彦 岩波書店

最後のロスリン礼拝堂の彫刻から、音楽ねぇ~。昔流行りましたね、いろんなものに電流を流してその時の抵抗を音符に変換するとメロディーになるやつ。あれって、なにをやってもできるし、なんの意味もないんだけど・・・。まあ、これ以上は言うまい。

いちゃもんつけちゃいましたが、洒落で楽しむ分にはいいですが、あれを信じたら、えらいことになりますので御注意を!!

関連ブログ
マグダラのマリア 黄金伝説より直訳
「フランスにやって来たキリストの弟子たち」田辺 保 教文館
ロスリン礼拝堂の写真
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結末変更でより劇的に

結末変更でより劇的に
【読売新聞より転載】
パリ・ルーブル美術館の館長ソニエールが、館内で謎の死を遂げる。不思議なメッセージを残して。世界的ベストセラーの待望の映画化。間違いなく、今年最大の話題作である。

 殺人の容疑がかけられたラングドン(トム・ハンクス)は、被害者の孫ソフィー(オドレイ・トトゥ)とともに、ソニエールが残した謎を追う。

 ダン・ブラウンの大部の原作を、ロン・ハワード監督はテンポ良く2時間30分にまとめた。それだけに原作を読んでいないと、展開を追うのが難しい。なぜソニエールが不可解な格好で死んでいたか? フィボナッチ数列って何? なぜ鍵は絵の裏にあると分かったのか? 予備知識が無ければ、冒頭から疑問符の連続になってしまいそうだ。

 ラングドンとソフィーの逃亡を助ける大富豪(イアン・マッケラン)の豪邸での会話は、やや説明過多だが、事件の背後にある聖杯伝説が分からなければ物語が成立しないから、仕方あるまい。むしろ、「最後の晩餐(ばんさん)」の絵などを効果的に使っている点では、知的好奇心を刺激される一番の場面かもしれない。

 この映画の最大の眼目は、原作者ブラウンも関与して変更された結末部分だろう。なるほどこの方が劇的効果は高まった。どう変わったのかは、自分の目で確かめてほしい。
あれれ・・・、本と最後の結末が違うんだ! そんなこと言ったら駄目ジャン。っていうか、もうこの記事読んじゃったけど・・・さ。

読売新聞ルール違反気味。これっていけないんじゃないのかなあ~。SONY罰則でも与えなさいって!! 営業妨害だよ~(少し、怒りモード)。
posted by alice-room at 01:15| 埼玉 ☔| Comment(5) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

「ダ・ヴィンチ・コード」公開記念で「最後の晩餐」

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「ダ・ヴィンチ・コード」公開記念で「最後の晩餐」
【天神経済新聞より転載】
フリーペーパー「Fマガジン」を手掛けるH&Co.(店屋町5、TEL 092-262-4240)は5月上旬より、映画「ダ・ヴィンチ・コード」公開を記念して様々なプロモーションを行なっている。期間中、同マガジンで取り上げた「ARDEUR」(上川端町4)や「パロマグリル」(今泉1)などのフレンチ・レストラン8店が映画にちなんで「最後の晩餐」メニューを提供する。このほか、「Octa Hotel Cafe」(イムズ2階)や「Bar Oscar」(大名1)、「ANTIQUE GALLERY VIA」(イムズ地下2階)などのインテリア、カフェ、ファッションなど8店がフランス関連企画を開催している。また、同社のスタッフがデザインを考えるエキシビジョン「デザイニング展」の主催者であることから同映画と同展のタイアップが実現し、5月20日と21日は、ルーブル美術館の象徴のひとつであるガラスのピラミットをモチーフにした作品が岩田屋・新館前(天神2)に出現するほか、同映画と同展のコラボレーション・ツールが、天神の街中に展示されている。Fマガジンと16店舗のコラボは5月30日までで、デザイニング展と同映画のコラボは21日まで。

全然、関係ないけど便乗したキャンペーンなんでしょうね。楽しければOKだけど(ニヤリ)。

明日は、映画見た後で銀座のソニービルでも行ってくるかな?
posted by alice-room at 01:09| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

ダ・ヴィンチ・コード

ダ・ヴィンチ・コード
【映画瓦版より転載】
ダン・ブラウンの世界的ベストセラー小説を、ロン・ハワード監督が映画化したミステリー・アドベンチャー映画。脚色は『ビューティフル・マインド』や『シンデレラマン』でもハワード監督と組んでいるアキヴァ・ゴールズマン。主人公のロバート・ラングドン教授をトム・ハンクスが演るほか、暗号解読のエキスパートとして彼を助けるソフィーにオドレイ・トトゥ、ふたりを殺人事件の容疑者として追うファーシュ刑事にジャン・レノ、聖杯伝説の研究家で大富豪のティービングにイアン・マッケラン、謎の修道士シラスにポール・ベタニーという豪華なキャスティング。映画は単行本で上下2巻(文庫だと3巻)に分かれる原作を、巧みに2時間半に圧縮している。

 原作は「図像学(イコノグラフィー)」をモチーフにした歴史ミステリーだが、活字では肝心の「図像」をイメージすることが難しく、それを補う写真入りの愛蔵版やガイドブックなしには、物語のトリックもアイデアもあまり理解できないという弱点があった。それでも「まるでハリウッド映画のようだ」と言われたストーリー展開の上手さに最後まで読んでしまうわけだが、これで物語の主人公たちの推理やトリックをすべて理解できたかというと、そうはいかない。なにしろ問題は「図像」にあるからだ。

 その点で映画は、最初から視覚を通してストーリーを語るメディアだ。この映画を観て、僕は小説の中で論じられていた事柄の多くを「図像」のレベルで理解することができた。例えば映画の中で重要なキーワードとして登場する「ローズライン」などは、たぶん写真でも意味はわかりにくい。映画を観てはじめて「なるほど!」と思わされるものだ。こうした描写は映画ならではのもの。これだけでも、この小説を映画化した意味はあったと思う。

 ただしこうした絵解きによって、この小説の主張する説の強引さも明らかになってしまうのは皮肉なことだ。例えばダ・ヴィンチの「最後の晩餐」で、イエスの隣にいるのは“女性”だとする説。小説では「その証拠に胸がふくらんでいる」と言われてびっくりしたが、映画で同じことを言われて実際にその絵を見せられても、胸がふくらんでいるというのは単なる思い込みに過ぎないような気がしてならない。(ちなみにここで描かれている人物は使徒ヨハネ。)映画を作っている側もこうしたことには気づいているようで、絵の紹介をさっさと終わらせている。

 小説の絵解きとしてはよくできた映画だと思うが、これ単独で楽しむミステリー映画としてはだいぶ迫力不足。例えば小説の中核にあった暗号解読のトリックがあっさり流されてしまい、これではなぜヒロインが暗号解読のエキスパートに設定されているのか意味不明。ラングトンの図像学の知識と、ソフィーの暗号解読術が組み合わさって物語が進んでいかないと、ふたりが一緒にいる意味があまり感じられなくなってしまうように思うのだけれど……。
なんかいくつかの感想をちらちら見る限りでは、原作の本を読んでないと映画がイマイチ分かりにくいみたいですね。実際、どうなんでしょう?

私の場合は、一応予習は十分過ぎるくらい出来てるはずなんで(苦笑)、映画のストーリーは理解できると思うんだけど・・・。

そろそろ寝ないて明日起きれないのに・・・。ニュース多過ぎだって!
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旧ソ連圏、ハンストで抗議 ダ・ヴィンチ・コード上映に

旧ソ連圏、ハンストで抗議 ダ・ヴィンチ・コード上映に
【asahi.comより以下転載】
キリストの描写が論争の的になっている映画「ダ・ヴィンチ・コード」の試写会が行われた18日、ロシアなど旧ソ連のキリスト教圏で一斉に上映反対の抗議行動が起きた。

 モスクワ中心部の映画館前では、ロシア正教徒約100人が抗議集会を開き、映画のポスターを燃やして鑑賞しないよう呼び掛けた。正教会のモスクワ司教は「福音の歴史を侮辱し、ゆがめた映画の公開は遺憾」とする声明を出した。

 ベラルーシの首都ミンスクのカトリック教会司祭は上映反対のハンストを開始。ウクライナのキリスト教団体は、19日に大統領府や政府に向けて抗議の十字架行進を行う。グルジアやアルメニアでも抗議デモが行われた。(時事)
ロシアってギリシア正教だよね。どこもかしこも大騒ぎなんです。

つ~か、飲み会の帰りなんで眠い・・・。明日の朝イチの映画に起きれなくなるよ~。
posted by alice-room at 00:58| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

タイ検閲委、「ダ・ヴィンチ・コード」のラスト10分間削除命令=会社側は異議申立タイ検閲委、「ダ・ヴィンチ・コード」のラスト10分間削除命令=会社側は異議申立

タイ検閲委、「ダ・ヴィンチ・コード」のラスト10分間削除命令=会社側は異議申立
【livedoorニュースより転載】
【ライブドア・ニュース 05月17日】- AP通信によると、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント傘下のコロンビア・ピクチャーズは17日、同社の話題作「ダ・ヴィンチ・コード」の上映をめぐり、タイ政府の映画検閲委員会が最後のシーンの10分間を削除する決定を下したことに対し、異議を申し立てた。この削除は、タイ国内のキリスト教関係者が映画の内容はキリスト教に対する侮辱として、上映差し止めなどの抗議を受けて、16日に決定されたもの。

  同委の担当者は、「検閲委員会は作品中10分間の場面について削除を命じた。しかし、映画会社側から異議の申し立てがあり、再検討する」としている。一方、同社のタイ関係者は、削除には応じられないが、協会側からの要望通り、この映画はフィクションであることのメッセージを映画の中に入れるだろうとしている。

  世界的なベストセラーになった原作本の「ダ・ヴィンチ・コード」にもカトリック教会の指導者からキリスト教を侮辱し、歪めるものとして強い批判が出ており、不買運動や抗議行動が広がっている国がある。仏教徒が圧倒的多数を占めるタイでは同作品の公開が18日から始まる予定になっている。
確かタイって仏教国だったのに・・・なんでキリスト教が強いの???
っていうか、その前に作品を削って公開って、それ意味ないじゃん!
根本的に問題がありそうな気がします。う~ん。
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2006年05月19日

ダ・ヴィンチ・コードにあわせ 京鹿の子絞りでモナリザ

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ダ・ヴィンチ・コードにあわせ 京鹿の子絞りでモナリザ
京都の伝統工芸「京鹿の子絞り」で「モナ・リザ」や「最後の晩餐(ばんさん)」を絹地に表現した作品が、京都市中京区の京都絞り工芸館で展示中だ。

 ミステリー小説「ダ・ヴィンチ・コード」の映画が20日から世界同時公開されるのに合わせた。京都絞栄(こうえい)会の職人が布を縛って染めを繰り返した。

 縦110センチ、横90センチ。表情や服のしわの再現に15の技法を使いわけた。同館の担当者は「京の職人の知恵もしぼりました」。展示は6月30日まで。入館料500円。
もうなんでもあり、ってことですね。しかし、なんだかなあ~と呆れることしきり。ただ、こういうものにお金を払って見たいと思われる方もいるのかなあ~って気もします。

勿論、個人の自由ですがここまでくると、なんかもう言うことありません。
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「ダ・ヴィンチ・コ-ド」に抗議で不買運動

「ダ・ヴィンチ・コ-ド」に抗議で不買運動
中絶反対運動などをしている米カトリック系団体「ヒューマンライフ・インターナショナル」のアイテナウア代表は十七日、映画「ダ・ヴィンチ・コード」に抗議し、関連会社が映画を配給しているソニーの全製品の不買運動を映画公開に合わせ十九日から始めることを明らかにした。

 不買運動がどこまで広がるかは不明だが、同団体の広報担当は「映画はカトリックを敵視している。世界のカトリック信者十億人規模のボイコットにしたい」と述べ、インターネットやメディアで参加を呼び掛けると話した。

 キリストが子どもをもうけ、教会はその事実を隠してきたという筋の同映画をめぐっては「うそと中傷に満ちている」などの批判が出ている。

 代表は「映画を機にソニー製品ボイコットを訴えるのはわれわれが初めてだと思う」としている。

 映画を配給しているソニー・ピクチャーズエンタテインメントは「ノーコメント」としている。
ソニーの不買運動ですか。まあ、なんといいましょうか、ソニーだけの問題では無いと思うのですがね・・・。

だいぶ理性的な反応を求めるのが難しい状況なんでしょうね。
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【第59回カンヌ国際映画祭】『ダ・ヴィンチ・コード』に新たな火種「ゲイ論争」勃発 ?

 
【第59回カンヌ国際映画祭】『ダ・ヴィンチ・コード』に新たな火種「ゲイ論争」勃発 ?
【FLIX MOVIESITEより以下転載】
第59回カンヌ国際映画祭が仏時間17日開幕し、トム・ハンクス主演『ダ・ヴィンチ・コード』がオープニング作品として上映され、ハンクス夫妻を始め、ロン・ハワード監督、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、ポール・ベタニー、アルフレッド・モリーナと主要キャストが勢ぞろいした。

 前日に英国・ロンドンから華々しく列車でカンヌ入りし、上映後にはカンヌのビーチにピラミッド型の特設テントを設置してのパーティーを行うなど、派手なプロモーションを展開している同作品。しかし、カンヌでのプレス試写の反応は冷ややかで、それを証明するかのように、この日行われた記者会見も、ハンクスらが入場してもささやかな拍手が起こった程度だった。

 会見の内容は、「史実とフィクションを混同する人もいるかと思うがどう思うか?」や、「イエス・キリストに子孫がいるという説を個人的にどう思うか?」など、同作品が世界で巻き起こしている論争に集中。「これはあくまでエンターテインメントで、この映画をきっかけに、観た人が議論をしてもらえれば」と無難な答えを繰り返すハワード監督に対し、一人、毒を吐いたのがリー・ティービング役のイアン・マッケラン。「キリストが結婚していたという説を楽しく思うね。となると彼はゲイじゃなかったということだからね」と発言。ゲイであることをカミングアウトしているマッケランならではの味のあるコメントに、会見場は笑いにつつまれた。

 またこの日、コンペティション部門審査員の会見も行われた。審査委員長のウォン・カーウァイの両脇を女優ヘレナ・ボタム・カーターと女優モニカ・ベルッチが陣取り、若輩者のチャン・ツィイーは隅の方という席順。会期中、審査員は何度もレッドカーペットで華やかなドレスを披露することになるが、女優たちの熾烈(しれつ)なバトルに注目が集まっている。
これってなかなか言えないと思いますよ。いくらカミングアウトしていても、この発言って凄いです。三輪明弘さんにコメントをお聞きしたいくらい。
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『ダ・ヴィンチ・コード』日本のマスコミに初披露

『ダ・ヴィンチ・コード』日本のマスコミに初披露
17日、日本のマスコミ向けに、今年一番の話題作『ダ・ヴィンチ・コード』の試写が行われた。17日と18日に分けて実施されるマスコミ向けの披露試写は、この日7割がたの着席状態。30分のダイジェスト版が公開されたとき、まるで空港のように厳しかったセキュリティ・チェックも今回はなかった。

一足早くカンヌ国際映画祭で上映された本作は、現地から辛口の批評も届いていたが、本作のテーマが「宗教」を軸にしていることもあり、日本での反応は未知数でもあった。

なんといっても監督は、あのアカデミー賞映画『ビューティフル・マインド』や『シンデレラマン』の監督、ロン・ハワードだけに期待が高まる。600ページにもおよぶ原作本をどのように2時間30分に収めるかは監督の力量が問われる。そういった点ではだれもが信頼を寄せている監督だ。

もちろん、行儀のいい日本人だけに海外のように上映中にヤジを飛ばす観客はおらず、2時間30分、静かに観賞した日本のマスコミだが、やはりその感想はさまざま。

原作を読んでいる派から見ると、活字から想像していた美術品が本物になってビジュアルとして見られることは十分興味深く、物語の流れを原作に忠実に追っているだけに、原作のイメージを損なうということはなかったようだ。

ただ、2時間30分の中では原作での細かい描写を映像で表現せざるを得ない部分が多く、その点は原作を読んでいない人には理解できるのか疑問だという声も聞こえた。

一方、原作を読んでいない派は、どの部分の表現がはしょられたのかなどは気付く訳もなく、逆に、セリフにより組織や人間関係を説明する部分が多いので、気が抜けない。英語が理解できないと字幕を必死に追い続けねばならず、美しい美術品や暗号の意味を一緒に考えるヒマがないのが残念だという声が聞こえた。

確かに、本物のルーブル美術館で撮影された数々の美術品や歴史的建造物などをDVDになった曉には、たびたびリモコンのストップボタンを押しながら観てみたいと思う人も多いだろう。

原作が大ベストセラーだけに、映像化についてはさまざまな意見が飛び交うことは当然のこと。また、映画の感想というのは育った環境や、いま置かれている状況によって人それぞれだ。他人の感想にまどわされず、ぜひ、自分の目で本作の内容を確認してほしい。
なんか、このコメントは非常に良識のある発言ですね。人の噂は、なんであろうと興味があるなら、まず見てから自分の尺度で評価するってのは納得!

自分の意見があったうえで、他人の意見や発言を参考にするのは有意義だと思うけど、最初に自分の意見がなけりゃ、全然意味ないもん。やっぱり、主体的に生きていかんとネ。まあ、まずは映画見てからってことで。
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中国、ノーカット上映へ 映画ダ・ヴィンチ・コード

中国、ノーカット上映へ 映画ダ・ヴィンチ・コード
【北京18日共同】中国の映画配給関係者は18日までに、キリストの描写などをめぐり国際的な論争を呼んでいる映画「ダ・ヴィンチ・コード」のノーカット上映が当局から認められたことを明らかにした。

 封切りは19日だが、17日夜には北京市内で試写会があり、観客の反応はまずまずだった。

 中国当局は映画に対しても厳しい規制を実施しているが、同映画については「上映に積極的」(中国紙記者)という。司教任命などで中国と対立するローマ法王庁(バチカン)が同映画に強く反発していることから、バチカンをけん制する思惑もあるのではないか、との憶測も出ている。

 試写会で映画を見た女性会社員は「キリスト教はよく知らないが、映画そのものは面白かった」と語った。同映画の国内配給会社、中国電影集団公司の担当者は「世界的に注目されている映画だけに、中国でも大ヒットを期待している」と話している。
今、中国ではバチカンが認めないまま自分達にとって都合のいい人物を勝手に司教に任命して、それをバチカンが認めないといったことで大問題になっていたりする。

そういった背景を理解してこの記事を読むと、いかにも・・・と納得がいくと思います。なんでも裏があるんだよねぇ~。ああ、生臭い話。
posted by alice-room at 00:57| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

「ダ・ヴィンチ・コード」、カンヌ上映で不評

「ダ・ヴィンチ・コード」、カンヌ上映で不評
【CNNより、以下転載】
フランス、カンヌ(CNN) ダン・ブラウンの世界的ベストセラーの映画化「ダ・ヴィンチ・コード」(ロン・ハワード監督)が16日、第59回カンヌ国際映画祭のオープニング上演に先立ち、報道関係者向けに上映されたが、反応はおおむね批判的だった。

あるシリアスなシーンでは笑いがしばらく止まらず、エンドロールの最中には拍手の代わりにやじが飛んだ。

物語に登場するカトリック教会組織オプス・デイは、上映前に物語がフィクションであることを明示するよう要求していたが、受け入れられなかった。同組織のウェブサイトは、原作や映画の同組織の描写などに誤りがあると主張している。

ローマ法王ベネディクト16世は今のところ、原作や映画について何も見解を示していないが、多くのカトリック関係者は既に様々な意見を表明している。神父の1人はCNN記者に対し、原作や映画の人気が不可解だとしたうえで、カトリックのイメージへの影響よりも信仰への影響を懸念していることを明らかにした。その一方、ある位の高い司祭は、教会を攻撃する物語ではなく単なる娯楽小説であるとの認識を示した。

原作者ダン・ブラウン氏は作品の公式サイトで、物語が史実ではなく、聖書にも基いていないことを明言。「この本は何かに反論する目的ではなく、キリスト教の歴史で自分が興味を持った側面を探りながら書いた小説。敬けんなクリスチャンの大半はこのことを理解し、精神的な論議や論戦の題材となる興味深い小説だと思ってくれている」と述べている。
さて、これはどう評価すべきか難しいところですね。メディア関係者は時々偽善者を気取るからなあ~。

エンターテイメントとしての出来が知りたいですね! 娯楽映画として楽しみにしているんだから、こちらとしては。まあ、20日の午前中に予約してあるから、のんびりと映画を観に行きますか。その晩に酷評を書いていたりして・・・(苦笑)。
posted by alice-room at 22:33| 埼玉 ☔| Comment(7) | TrackBack(8) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする

ダ・ヴィンチ・コード読者の6割が「キリストには子供」

ダ・ヴィンチ・コード読者の6割が「キリストには子供」
【sankei webより、以下転載】17日付の英紙デーリー・テレグラフは、世界的ベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」を読んだ人の6割が、小説の筋書きに沿い、イエス・キリストには子供がいて血筋が続いている可能性があると信じているとの世論調査結果を掲載した。
 同紙は、この調査結果が、同名映画の封切りを前に「『ダ・ヴィンチ・コード』は作り話だ」と大規模キャンペーンを始めたキリスト教会指導者らに衝撃を与えたとしている。

 調査結果では、36%の読者がカトリック教会はキリストについての真実を隠ぺいしていると信じていると回答。また、小説の中で否定的に描かれたカトリック教会内の保守的組織「オプス・デイ」について、殺人を引き起こすような組織だと考える傾向があった人数は、読まなかった人に比べ、読んだ人は4倍だった。

 調査は5月12日から14日まで1005人の成人を対象に行われた。(共同)
そりゃ歴史的にみて、カトリック教会がなんらかのことをしているのは分かるけど、それとダ・ヴィンチ・コードの話とは別でしょうに! どうやったら、イエスの血筋が続いていると信じるかなあ~。この調査って正確なのかな? そっちの信憑性のほうを疑いますけど、私なら。

ネットだ、ブログだと言って情報の伝達速度は速くなりましたが、正確性を担保する仕組みはまだまだのようですね。情報ではなく、噂の拡大再生産かあ~。メディアも真実報道しないしなあ~。さてさて?
posted by alice-room at 22:27| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 【ダ・ヴィンチ・コードC】 | 更新情報をチェックする