【鹿児島県民の死を占う政府交渉】川内原発避難計画に関する政府交渉
2015年6月29日 UPLAN
川内原発の原子力防災及び避難計画について
よく出てくる言葉
PAZ 5km圏内
UPZ 5km〜30km圏内
満田:
「5km〜30km圏内の住民に対して安定ヨウ素剤は配布されない」ということになっています。
★1.UPZの住民はどこで安定ヨウ素剤を配布され服用するのか?
いちき串木野市を例にご教授いただきたい。
内閣府原子力防災 喜多 充::
UPZの避難のこと、これはいちき串木野市を例にということでございますが、
えー、これにつきましては、平成25年の訓練では、いちき串木野市の市民の方については日置市、日置市にあります日置市の中央公民館に対しまして●保健所から安定ヨウ素剤を移動、移動といいますか移送して、えー、配布している、ということでございます。
満田:日置市一箇所ですか?
喜多:
日置市中央公民館の方へ避難されるということで、そちらの方で配布したということは訓練の実績としてございます。
満田:それは訓練の実績なんでしょうが、いちき串木野市の避難場所って一箇所じゃないですよね。
いまど
ういうことになっているのか?
喜多:(パンフレットをペラペラめくって探している)
男性:探さなくていいです。
南九州市、枕崎 ●市、南の方が多いんです、南の端です
満田:
じゃ、先に行きます。
★2。UPZの住民は高い線量が確認されてからの避難となっている。
ちなみにOILが500マイクロシーベルト/hで、OIL2が20マイクロシーベルト/hという風になっています。
この高い線量の中配布場所、避難所に出かけていくことで放射性ヨウ素を吸い込んでしまう可能性が高い。
これを考えれば、事前配布・住民説明会等々の必要な措置を実施すべきではないか
原子力規制庁原子力災害対策・核物質防護課 山本要:
私の方からですね、2の前半部分、事前配布が必要じゃないか、という部分についてお答えさせていただきたいと思います。
まず、このご質問の中で引用された部分。
安定ヨウ素剤の配布の中身のですね、ま、1ページ目ということでございますけど、
すみません、ちょっとここを読ませていただくとですね、
「放射性ヨウ素が体内に取り込まれたのちに安定ヨウ素剤を服用しても効果は極めて小さくなるため、適切なタイミングで速やかに住民等に安定ヨウ素剤を服用させることが必要となる」とあるんですが、
この記載の前をちょっと読んでいただきたいんですけど、
ちょっと読み上げさせていただきますけれども、
「安定ヨウ素剤は、放射性ヨウ素による内部被曝に対する防護効果に限定されることから、被害がある位置時点との防護措置と噛み合わせて活用する必要がある」と。
「この時●素材の服用は、原則として他の主たる防護措置に対して重たる防護措置となる」と。
まずこの防護措置全体の考え方を、まずご理解いただけたらと思います。
その上でですね「事前配布が必要ではないか」というご質問についてですね、私どもの指針上の考えで安定ヨウ素剤の配布にあたってはですね、えーー、手引きのですね、考え方をお伝えしたいと思います。
まずですね、PAZのですね、え、住民につきましては、これは全面緊急事態に至った場合のですね、避難の際に、
服用の指示に基づきすみやかに●で服用をするために、ま、あの事前に配布することとしていた。
これは皆さんご承知のことかと思います。
またですね、事前配布を行わない地域におきましては、
こう、原子力施設の状況とか、あるいは、緊急モニタリング結果等に応じましてですね、
避難や一時移転等に合わせて、こう、安定ヨウ素剤を配布服用する場であるため、
ま、中央●一斉にですね、え、安定ヨウ素剤を備蓄するとか、
ま、あらかじめ避難経路に沿った緊急配布場所を定める等のですね、ま、準備を行い、住民に周知することにすると。
このような整備がなされております。
またですね、●の中にもございますけど、まぁ、なおですね、地域の特性、地理の特性等々でですね、
配布体制の準備に時間が要する等の状況により、ま、避難や一時移転の範囲に迅速な配布が困難であると考えられる地域や対象等についてはですね、ま、安定ヨウ素剤を事前に配布することも可能としていると。
この手引き上は制度はそのようにさせていただいております。
ま、私どもといたしましては、何れにしてもですね、え、こういったことを平時からですね、
ま、平時の訓練からですね、研修を通じまして、まぁ、緊急時対応能力のですね、ま、継続的な改善。
そして実行していくことによって、取り組んでいく必要があると、このようなことでございます。
8:23
喜多:
あの、えー、事前配布にかかる費用等については、こうヨウ素剤そのものでもわかるごにょごにょに関しては、
内閣府の方で対応しているところでございます。
満田:
今のお話は、事前配布とか住民説明会、
この、ヨウ素剤に関する事前配布、住民説明会等々の必要な措置を実施すべきではないか?
のお答えが予算●しているというお答えなんでしょうか?
喜多:
まず、予算の方につきましては、内閣府の方の予算を講じていますし、
それから住民説明会等の必要な措置というか、
そちらは内閣府、規制庁?
原子力規制庁原子力防災政策課 兼 内閣府原子力災害対策担当 関口澄夫」
内閣府原子力防災関口ともうします。
住民説明会につきましては、市、町、えー、県とかの要請に応じまして、必要に応じて開催したいと考えております。
以上です。
満田:それは、ヨウ素剤の事前配布に対する説明会、ということでよろしいんでしょうか?
(隣の喜多氏を見る関口氏)
満田:なんの説明会なんでしょうか?
喜多:
配布の際にですね、えー、住民説明と書かれていると思いますが、
それにつきましても、いろんな人のごにょごにょというのはごにょごにょ
満田:UPZについて話してください
喜多:
あの、UPZについてはいまほど規制庁の方からご説明があったかと思いますが、
事前、緊急配布の●であれば、あ、緊急配布が必要であれば、●でしたので、
地域によってはUPZの一部ですね、●であっても事前配布しているところがすでにございますので、
まさにごにょごにょとごにょごにょにかたちになりますし、
ごにょごにょ…
満田:
はい。
ちょっと判然としないところがありますが、先に進みます。
★3「適切な取り扱いのためには訓練が不可欠」と規制庁文書でも書いていますので、
川内原発UPZ県内で、まずは訓練すべきではないか?
喜多:
これにつきましては、えーー、すでに平成25年度の、え、原子炉総合防災訓練に対して鹿児島県内の、
先ほどの、お、いちき串木野市でご説明したように、●としての配布をですね、ごにょごにょのなかで意識したと聞いております。
満田:
これはつまり、日置市で1箇所で配布したということで、
その後にもっと具体的な原子力防災計画が自治体ごとにたてられ、
かつ、内容もだいぶ違ってきていますよね。
それに基づく具体的な訓練というのはなされていませんよね?
喜多:
現在あの、これはすでにですね、えー、1月の時点ですかね、
えー、え、え、内閣府の方でですね、内閣、望月大臣(自民党望月義夫 環境大臣 内閣府特命担当大臣(原子力防災))と、えー、小里副大臣(小里 泰弘)が現地視察された際に、
現場視察で、えー、またあの、その、平成25年度のですね、鹿児島県の防災訓練というのが●
それ以降も訓練に来ていた人物をですね、我々の方も協力しているところでございます。
ですからそのなかで、今のようなお話というのは、はー、あの、検討された、ということで
ーー;
平成25年の訓練の話ですが、ヨウ素剤を飲ませるということをやったというのは、
これは何人に対してですか?
喜多:
詳細についてはですね、私ども承知していな、
あのここの部分はですね、ごにょごにょが別に当たっているということで、ちょっと私の方は●から聞いてませんけれども。
満田:
ヨウ素の平成25年以降からはやっていないということですね。
そういうことで理解いたしました。
★4 同文書では、「さらに複合災害時に備え、備蓄場所が集中しないよう方策を講じる必要がある」とある(同、4頁4行)。
川内原発では、具体的にどのようになっているのか?
喜多:
えー、これはあの、昨年の9月に取りまとめたなかに、74ページの方に
●●の備蓄状況と緊急配布というスライドがありまして、
関係市町村の施設という、役場、ですね。
ごにょごにょということで、全部で19箇所ですね。
●で配布されています。
それから、全体では96万丸ですから対象とされている人間などの住民の方が1万人ですから、
それに必要な40万丸ですかね、40万と少し超える●に対して、それに比べ、え、それ以上の備蓄をしております。
満田:
えっと、先に行きます。
2番目の質問です。
3歳児以下の乳幼児には、安定ヨウ素剤は水に溶かして服用することが必要であるため5km圏内においてすら事前配布されていない。
★2−1 粉末の安定ヨウ素剤を鹿児島県の10箇所の保健所に保管し、集合場所・避難先へ持って行き飲ませることになっていると聞いていますが、集合場所・避難先には、誰がどのようにして持っていくのでしょうか?
渋滞や通行止めなどの場合を想定しているのでしょうか?
喜多:
えっとまず、ご質問の中にありましたまず、5km圏内の50世帯に配布されている保護者同伴で優先的に配布させるということで、この場合はこうせい、え、優先的というのはこれは施設危険緊急事態の段階での避難ということで、
一般的にはヨウ素剤は不要な時期であるというふうに理解しております。
それから5kmの外につきましては、先ほどもご説明がありましたように、避難先ということですが、えーー、
5割の、ま、福島の事例を考えますと、5割の2を超える可能性がありますので、
そうしますと1週間程度で避難ということになりまして、一時移転するということになりますので、
その際のですね、準備をするということですので、
渋滞とか通行止めの時はその他の対応をするということで、
まずはあのーー、持っていくことが難しければ、えー、え、ヘリコプターとか、いわゆる空中とかですね。
それから通行止めなんかの場合ですと、道路をですね、さらに開くということを考えてますし、
場合によってはごにょごにょようですね、●部隊による、う、支援、といったものを考えて対応しております。
https://youtu.be/jteLd2Qecvc?t=16m9s
満田:
5km県外においては1週間以内に避難だから十分に時間があるからゆっくりやればいいと。
いざとなったらヘリコプターなどで運ぶということですね。
★2−2です。
乳幼児は被曝後、何時間後までに服用できるという想定をしているか?
喜多 :
これは「すみやかに」ということですが、先ほど言いました、ちょとあの、「被曝後」とかそういう形ではなくてですね、
え、避難先で緊急配布する、もしくは移動の途中で配布するということという考え方で基本的に作っています。
ですから「被曝後」ということにつきましては厳密には我々も答えることは難しいかと思います。
会場:ざわざわ
喜多:
あの、当然PAZにつきましては、えー、放射性物質が放出される前の早い段階から避難してしまいますので、
手続きについては「被曝後」ということはないと思います。
会場:ざわざわ
満田:
じゃあ、今のお答えは、「被曝前に服用できるという想定になっている」
避難先、もしくは途中で服用するんだ、ということになっているんですね?
喜多:
えっと、ま、PAZにつきましては、ごにょごにょの前ですので、基本的には放射性物質の放出前に避難を開始しますので、
えー、そういう意味では、え、服用不要ということで、こういう形になっております。
それから、
満田:
ただ、UPZはさっき喜多さんがおっしゃったように1週間以内、あるいは500マイクロシーベルト/h.
つまり、490マイクロシーベルト/hでも最大1週間は避難しないということもあり得るわけですよね。
つまり被曝しちゃっているんじゃないですか?
喜多:
ええ、ですからここについてはちょっと、わたしの方からは答えることは難しいというのはですね、
えーっと、いまの指針の考え方で言いますと、えー●ですけど、規制庁の方からもありましたように、
えー、避難位置時点ですとか、避難というか、屋内退避も含めてですが、それが主たる●のものでございまして、
●調査については、その人の内部被曝のさらにそのうちの甲状腺への被曝を下げるための手法ということですので、
え…それを●するということですのでこれは被曝後ということで、被曝後という形になっていますが、
何時間までに服用できるか?ということについては、ちょっと私の方では。
その時の状況によるということでしかお答えできないということです。
満田:
先に行きます。
★2−3 溶かすための乳鉢乳棒・精製水・スポイトは常備しておくということか?
喜多:
えーっと、こちらはお薬の話ですので、私の専門ではないのですが、
この安定ヨウ素剤のうち粉末の部分ですね。
粉末をですね、●ミリグラムかな?備蓄しているんですが、
これをですね、シロップに溶かして飲ませるということになっております。
そのための訓練をですね、平成25年のごにょごにょやっておりまして、そういう意味では、粉末の●ということで、
これについてもごにょごにょにごにょごにょ私は聞いております。
満田:
平成25年の訓練で(ヨウ素剤の)粉末をシロップで飲ませる訓練をしているということですね?
喜多:溶かすところまでね、その調整をしたということは聞いていない、確か飲ましていないと思います、実際に。
満田:
★2−4 安定ヨウ素剤を服用させるのは、「薬剤師ならびに訓練を受けた医療関係者及び地方公共団体職員」となっているが、川内原発の場合、具体的には何名程度を想定しているか?
喜多:
まず、安定ヨウ素剤を飲ますようなケースとしてはですね、えー、その時の状況によりますので、
その時に必要な人数を、ごにょごにょさせるということで、
満田:必要な人数って何人ですか?
喜多:
ですからその、避難する範囲がですね、決まりましたらそれにごにょごにょになりますが、
えーっと、21万人全てではないということで、え、考えています。
それから、え、薬剤師ならびに訓練を受けた医療関係者、地方公共団体ということになっていますとおり、
基本的には薬剤師、医師、薬剤師、でございますが、
それで不足する場合は地方公共団体職員。
それで不足する場合はですね、我々の方の、支援という形になると思います。
ですから具体的に何名という形には、我々の方も答えることは
(さっきから睨んでいる隣の隣の人のことチラ見)
※写真の吹き出し内の言葉はイメージです。
ーー:最大値は何人ですか?
喜多:
最大値ってちょっと、私は資料は持っていません。
ただ、21万人ではない。
21万人に対しての●ではない。
ーー:でも21万人になるかもしれないじゃない
喜多:
それから、先ほど言いましたように1週間程度ということですので、十分ではないかと思います。
満田:
つまり、何名程度を想定しているか?というのは「想定していない」ということですね。
ちなみに、薬剤師ならびに訓練を受けた医療関係者。
訓練を受けた医療関係者は今何人いるんですか?
喜多:
まだ、え、そこについては…
わたしも、鹿児島県ごにょごにょごにょについては、把握していません。
ーー:いいかげんだな
満田:この訓練というのは何時行うんでしょうか?
喜多:(うつむいて無言)
満田:
はい、じゃあこれはまた後でお聞きします。
★2−5 薬剤師ならびに訓練を受けた医療関係者及び地方公共団体職員が避難先に到達できない場合にはどうするのか?
喜多:
まずは、避難先に到着できるように、
先ほど言いましたように通行手段等を確保します。
それから今言われたようにゴニョの場合の、えー、
満田:
はい。「到着できないはずはない」ということですね。
いざとなったらヘリが出動するということ、だと思います。
★2−6 訓練はしたことがあるのか?
つまりこの医療関係者ならびに地方公共団体の職員の訓練をしたことがあるのか?
したことがある場合はどのような内容か?
喜多:
これについては、平成25年度にできたということでございます。
一応わたくし、いちき串木野市でさっき調べてきたのですけれども、
えーー、2カ所でやってはいるんですけれども、いずれもそのヨウ素剤。
ここでちょっとご質問されたのは安定ヨウ素剤を溶かすということでしたので、
実際にやったかということにつきましては、えー、実際には模擬ではざいますのでゴニョ。
ーー:ん?模擬?
喜多:
模擬では。
ヨウ素剤を溶かして服用まではさせていないという意味であります。
満田:
平成25年に2カ所で訓練をしたということなんですが、
これは、場所はどことどこでしょうか?
喜多:
いちき串木野市とそれからke●×△ですから、ke●×△ですから、えーー、薩摩川内市とゴニョ、
ちょっと手元に、えーー、メモを持ってくるのを忘れましたけれども、
確か、えーー、薩摩川内市だったと、私は記憶しています。
満田:
先に進みます、3番です。
★3−1 原子力災害対策指針において、30km以遠にはヨウ素剤の「準備は不要」としていますが、
その根拠は何でしょうか?
原子力規制庁原子力災害対策・核物質防護課 山本要:
このことについては原子力規制庁の方からお答えしたいと思います。
えーっと、UPZの外(30km圏外)に於きましてはね、
プルーム通過時の防護措置が必要となる事態になる恐れがある場合にはですね、
え、放射性物質が到達する前に、ま、予防的なですね、えー、屋内避難をですね、実施すると。
いうことがですね、基本でございまして、
ま、仮にですね、福島第一原発事故のですね、匹敵する、ま、放射性物質の放出を想定したとしてもですね、
屋内避難によって、ま、充分にプルームの影響をですね、低減できるものと、ま、考えているところでございます。
複数の声:えええっ〜〜!
山本:
安定ヨウ素剤は服用するタイミングによって、その効果は大きく異なりますけれども、
プルーム通過時の防護措置が必要な範囲、タイミングを緊急時に正確に把握することはできないこと。
またプルームの到達を観測してから、安定ヨウ素剤の服用を指示しても充分な効果が得られるものではなく、
ま、屋内退避と併用しても、ま、効果的に実施可能な防護措置とは言えないと。
ま、このためですね、UPZの外におけるですね、プルーム通過時の防護措置として、安定ヨウ素剤の服用を求めておらず、
UPZ外の地方公共団体がそのために安定ヨウ素剤を備蓄する必要はないと、このように整理させていただいたところでございます。
満田:
ちなみに、原子力安全委員会が行った評価によれば、
福島原発事故において、IAEAの安定ヨウ素剤服用の基準である50mSv/週の範囲は、50kmにも及んだと考えられる。
(出典:原子力安全委員会等 平成24年3月9日防WG第15−1号「原子力施設等の防災対策についての見直しに関する考え方について 中間とりまとめ(案)」P22)
というふうに記述されているんです。
それでも「屋内退避をしさえすれば充分だ」と判断されているんでしょうか?
山本:
今のご質問についてでございますけれども、
当初はですね、「中間とりまとめ」
当時の計算に使用した集計データにつきましては、
ま、これは時間あたりのですね、大気中での、え、放射性物質の放出率が「荒いもの」で、あったわけでございますけれども、
ま、現在では、その時間分担分もですね、改善しており、
ま、当時とは異なった結果である。
ま、そのように私共は理解しております。
ーー:え〜〜?
満田:
じゃあ、30km以遠では絶対に50mSv/週にはならない、というような、なにか確固とした根拠があるということなのでしょうか?
山本:
ですから、今日一番最初にですね、申し上げましたとおり、
防護措置の中には主たるものと従たるものがあり、
その中の、主たるですね、防護措置の一つとして屋内退避をすればですね、防護措置が、防護ができると,
そう考えるところでございます。
ーー:できるの〜?
ーー:出来るわけないだろ!
満田:
えっと、ちょっと先に進みますね。
★3−2 30km以遠の自治体で、独自にヨウ素剤の配布を決めた自治体もある。
国としての財政支援は行わないのか?
28;25
喜多:
えー、こちらの方はですね、
財政支援をしています内閣府の原子力防災でございますけれども、
交付金の範囲につきましては、原子力災害対策指針の、重点的に防護対策を実施する地域ということで、
UPZの30kmが目安でございますので、
各道府県の方で地域防災計画で定められております範囲に対して財政支援をしているところでございます。
ですからこの、あー、質問であります30km以遠の自治体でですね、独自の剣とかの、県の防災計画で認められた、あー、形でのヨウ素剤ということではないということで、
これについて国としては財政的な支援を行う根拠でございますが、
原子炉対策指針の考え方に沿ったものではないということで、それは根拠がないということで、
ちょととできないということでございます。
満田:
先ほど主たる防護措置と従たる防護措置というふうにおっしゃっていたんですが、
私たちとしては原子力災害指針の策定時から、主たる防護措置も不十分であると。
いまその従たる防護措置のヨウ素剤について問題にしているんですが、
それも非常に不十分だなというふうに考えます。
そもそもその主たる防護措置を屋内退避だけというふうにしているわけですよね、UPZや。
OILを決めていますが、それも極めて高い値だと思っています。
で、予防的な屋内退避だけでヨウ素剤の準備は不要とする、その根拠がよくわからないんですが、
屋内退避を行うことによって防護できるのは、何パーセント減というふうに評価されているんでしょうか?
被曝の。
※写真の吹き出しの言葉はイメージです。
山本:
屋内退避はですね、防護措置のワンセットで付いている現在私はデータをこの場ではお持ちしておりませんのでお答えできませんが、あの少なくともですね、皆様方がご承知の通りえー、原子力規制委員会のですね、え、検討委員会において議論がなされ、専門家の中で議論がなされですね、こういった研究がなされているという状況でございます。
さらにあの、パブリックコメントに於きましてもですね、同様のご指摘などをですね、いただいておりますけれども、
このようなお答えをさせていただいているところでございます。
満田:
パブリックコメントでも再三出したんです。
ところがことごとく無視されてしまったということなんです。
おそらく50%とか、そういったことのような記憶ですが、
屋内退避と合わせればいいじゃないですか。
なんでそこまで頑強にヨウ素剤の準備をしないんですか?
だってUPZの外も避難はあり得るとしていますよね。
山本:
まず屋内退避の効果ですが、
これはちょっとこちらですね。
IAEAの影響の話でございますけれども、
ま、参考までということでございますが、
IAEAの出典によりますればですね、まあ、屋内退避の効果ということで、
遮蔽効果についてはですね、ま、木造であれば、ま、放射性プルームの何パーセント、10%低減。
そして環境(会場笑い声)の影響に対して何%か60%ということ。
石造りの建物への退避については放射性プルームの何%の影響に対して40%程度。
周辺環境中の沈着各種から何%の影響に対して80%低減。
ま、このようなものが示されているところでございます。
満田:
ここは後で確認させていただきます。
避難訓練について地元の皆さんから確認とかコメントがあったらお願いします。
https://youtu.be/jteLd2Qecvc?t=33m18s
男性:
避難訓練なんですけど、平成25年、2013年10月に参加している住民が薩摩川内市といちき串木野市だけなんです。
薩摩川内市が172人。
いちき串木野市が83人なんですよ。
それ以外の市、町は参加していないわけです。
「再稼働の前には避難訓練をやらない」と県知事が言っているんですよ。
本当にどうなるのかな?という思いで。
それで、ヨウ素剤について一番心配していたのは、
3歳以上は錠剤を配ることになっているんだけれども、市役所に保管しているだけなんですよ。
「配り方は決まってません」と。聞けば返事をするだけなんです。
それで、特に心配しているのは3歳児以下なんです。
いちき串木野市からは返答がなくて、●の保健所にあるんですね。
で、事故が発生して初めて水で溶かすという準備を始めるわけです。
で、平成25年の訓練の時には単に、担当者が溶かして作る、そこまでしかやってないわけですよ。
誰が配るのか?と。
規制委員会の指針においては、集合場所や避難所に行くことになっているんだけれども、
じゃあ、その3歳児以下についてはどうするのか?と聞いたらば、
「県の担当者が避難所に持っていきます」ということなんです。
で、県の趣味レーションがあります。
「30km圏内を抜け出すまでに最大28時間かかります」という結果なんですよ。
それは幹線道路は通行できます、というのが大前提です。
道路は使えます。
通常通り。
渋滞は発生しません!
交通事故も起きません!
そういうのを聞いてため息ばかりしか出ないという感じなんですけど、
だから本当に事故時を想定しているのか?という考えの上で、
とりあえず辻褄っていう、それもないんですよ。
これはいちき串木野市が作った原子力災害防災計画です。
当然ながら、県も●も承知だと思いますが、
安定ヨウ素剤の服用というところでは、
「服用時期、配布場所などについては、事故時に避難経路沿いの施設や救護所を中心に県と協議して決定します」
だから、事故時まで決定しないんですよ。
避難経路沿いの施設なんて、これ決まっていないんです。
これでいいんですか?
内閣府。
現状は「もうダメだと諦めるしかない」と。
満田:
ちょっと最後の質問だけ。
避難経路沿いの場所とか救護所で。
救護所も一箇所も決まっていませんでしたよね。
決まっていない所で配れるのか?という…
喜多:
救護所についてはですね、まだ具体的な場所については決まっていないということでございまして、
その、えー、そのときのですね、
これはあの、皆様方からご批判いただいている「風下へは避難できない」とかあります。
それからその、いくつも出ていますが、実際に道路が使えないケース。
いろいろ考えられていますので。
避難経路については今、現在の計画では、二つの経路をさせていただいていますけれども、
いずれの経路になるかによって、決まる場所が変わってくる可能性もあるし、
救護所につきましてもその時の状況。
それからあの、避難計画も決まっていますが、
これもご批判が出ている風下側で使えないケースもあるのではないかということ。
それから今の道路の状況で使えなケースがあるのではないかということで、
必ずしも限定しているわけではないはずでございます。
この辺りは非常に柔軟に考えているというのは、あの
ーー:会場大きくどよめく
満田:じゃあ、事故が起こってから決めるということですか?
喜多:
原則の所が使えればそこですが、使えない場合は当然対応するというのが、
今までのご質問に対する回答でございます。
ですから、現在あります所というのは、たまたまというのは、特に支障がなければそちらの方に避難することになると思いますんで、
そこへ持っていくということになります。
満田:じゃあ、
喜多:
それからそれができない場合については、
えー、別の場所になりますので、ゴニョその場所に持っていくということになります。
満田:
使える場所についてはあらかじめ備蓄しておくということでしょうか?
喜多:
そういうことで今ありますのは、それぞれの保健所と、
ようするに30km相当になりますもしくはその周辺にあります保健所ですとか、
それぞれの避難先、もしくはえー、えー、すみません、
それぞれの地域の市役所、それからえー、避難先の近くの保健所といった所に備蓄されているというのが状況でございます。
満田:
備蓄されているんですか?
避難先の近くの保健所にも備蓄されていますか?
喜多:
こちらによりますと、指宿の保健所ですとか、●ですとか、●ですとか、・・
こちらの保健所にも置かれているということです。
満田:もうすでに置かれているんですか?
喜多:備蓄している都いう風に聞いておりますけれども、
満田:現在備蓄されているということですね?
喜多:というふうに、あのー、備蓄しているという風に聞いております。
満田:備蓄というのは、避難所の近くの保健所においてあるということですね?
喜多:
そうですね、30km相当の保健所に、一応そこにごにょごにょですけれども、
私が聞いているのは●の外の基本的には避難先の市町村の所を含めて、19箇所ですかね、
満田:避難先の市町村の保健所、全部で19箇所に安定ヨウ素剤が備蓄されていると
喜多:すみません、関係市町村、あの、9つの市町村です。
9つの市町村の他に10箇所の保健所。
10箇所の保健所は避難先を含めた所でございます。
ーー:粉末のヨウ素剤は県内の10箇所の保健所に3000人分保管しているということは聞いています。
問題は飲ませることが可能なのか?ということ。
本当にね、子どもの感受性は高いんでしょ?
何倍ですか?
喜多:
細かい数字までは私は承知していませんけど、
まぁ数倍だと聞いております。
ーー:35倍ぐらいだよ。
つづく
川内1号、燃料装填が完了 九電、157体原子炉に
河北新報 2015年07月10日金曜日
九州電力は10日未明、川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉への核燃料の装填作業を完了したと明らかにした。九電は今後の検査で問題がなければ8月中旬の再稼働を想定している。東京電力福島第1原発事故を受けて施行された原発の新規制基準下で初の再稼働となる。
装填作業は7日から始まり、燃料を1体ずつ原子炉に入れていき、10日午前0時12分に最後となる157体目の装填を終えた。九電は協力会社の社員を含め約50人を動員し、24時間態勢で作業に当たった。
九電は8月10日ごろに原子炉を起動させ、8月13日前後に再稼働と定義する送電開始を予定している。
川内原発燃料装填〜住民の命より再稼働優先〜6/29川内原発避難計画に関する政府交渉(一部文字起こし)
2014年8月 原子力規制を監視する市民の会
【仰天!】「要援護者施設の避難先は決まっていなくてもよい」「避難計画は不要」!?…鹿児島県にあわせて国の指針を捻じ曲げる規制庁の無責任ぶり
「原発避難問題に関する政府交渉 in 東京」(8/21)報告
(避難計画に関して、無責任でわけがわからない喜多氏の答弁内容が書いてあります)
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コメント
何故ならば、鹿児島県の知事伊藤は、
「(この災害多発列島)
川内が事故っても、
我が県民は、
皆、かつては、岬を守った、防人の末え。
健康被害に遭うことは、一切ない。」
と、豪語しているからです。
他県に、避難や健康被害で、
迷惑をかけた時も、
どこもかしこも、自責を被らないように、
逃げのガードを張っておりますので、
その損害賠償請求は、首相官邸や、
保安院・原子力規制委・九電・
知事伊藤などに、来ることはなく、
「福島がああ言う状態なのに、
敢えて、県民満場一致の上で、
再稼働させた。」ということで、
鹿児島県民に向かうでしょう。
マジな話です。
「(この災害多発列島)
川内が事故っても、
我が県民は、
皆、かつては、岬を守った、防人の末え。
健康被害に遭うことは、一切ない。」
と、豪語しているからです。
他県に、避難や健康被害で、
迷惑をかけた時も、
どこもかしこも、自責を被らないように、
逃げのガードを張っておりますので、
その損害賠償請求は、首相官邸や、
保安院・原子力規制委・九電・
知事伊藤などに、来ることはなく、
「福島がああ言う状態なのに、
敢えて、県民満場一致の上で、
再稼働させた。」ということで、
鹿児島県民に向かうでしょう。
マジな話です。
浮き船 | 2015.07.11 09:03 | 編集
きーこ様、書き出しありがとうございます。
さぞお疲れになったことでしょう。サラサラっと読んだだけでも、虚しくてグッタリしました。・とか、ごにょごにょって、一体なんだい?!現地で聞いていた人たちも、わかんなかったのじゃなかろうか。
こんないい加減なやり方で、再稼働するなんて、狂気...。住民への基本的スタンスは、" 棄民 " ですね。こんなの受け入れるなんて、県もどうにかしてるよ。
鹿児島に遊びに行ったことがありますが、西と南は海、東は宮崎に連なる海岸線で、道路は狭そう。北はスイッチバックで有名な肥薩線が通る山地、交通の要衝は川内原発に近い北西部で、県民はここに殺到するでしょう。
鹿児島県民は、にげられません。
そして、偏西風に乗った放射能は日本全土を汚染、海に出たものは黒潮とともに北上し、やはり日本沿岸を汚染。
ハハハ、目出度いね。
さぞお疲れになったことでしょう。サラサラっと読んだだけでも、虚しくてグッタリしました。・とか、ごにょごにょって、一体なんだい?!現地で聞いていた人たちも、わかんなかったのじゃなかろうか。
こんないい加減なやり方で、再稼働するなんて、狂気...。住民への基本的スタンスは、" 棄民 " ですね。こんなの受け入れるなんて、県もどうにかしてるよ。
鹿児島に遊びに行ったことがありますが、西と南は海、東は宮崎に連なる海岸線で、道路は狭そう。北はスイッチバックで有名な肥薩線が通る山地、交通の要衝は川内原発に近い北西部で、県民はここに殺到するでしょう。
鹿児島県民は、にげられません。
そして、偏西風に乗った放射能は日本全土を汚染、海に出たものは黒潮とともに北上し、やはり日本沿岸を汚染。
ハハハ、目出度いね。
ラヴ | 2015.07.11 09:06 | 編集
エリートたちの受け答えを聞いていると、再稼働なんて無理、あり得ないと思っていることがひしひしと伝わってきます。
とても無理でしょう。
わたしは26日の川内原発のデモに埼玉から行きますが、わたしたちが止めなきゃなりません。大飯の時のように必死で辺野古のように実力で止めます。今度は、おまわりも九電社員も腹の底ではこっちの味方をしてくれるでしょう。
甘いかな?
とても無理でしょう。
わたしは26日の川内原発のデモに埼玉から行きますが、わたしたちが止めなきゃなりません。大飯の時のように必死で辺野古のように実力で止めます。今度は、おまわりも九電社員も腹の底ではこっちの味方をしてくれるでしょう。
甘いかな?