新型インフルエンザ、アルカイダ、ゲーム脳、地球温暖化……
インフルエンザは、どう?
すぐにでも数千万人が死ぬ、と宣言された挙句、なんもない。
しかし、製薬会社にとっては、まさにビッグウェーブで、「アルカイダ」の脅威で大儲けしたドナルド・ラムズフェルドくんは製薬会社への投資でまたしても大儲けした。大笑いだ。アメリカでは、ほとんどの人がまともな保険証を持っていないのに、国民全員に新型インフルエンザのワクチンだけは準備されている。
日本は遅れていて危険?
アホな?
そのワクチンが有効なのかどうか、誰も証明できないし、ウイルスは変化しつづけているのである。
要は、資本主義国がその原動力である「商品」を生み出せなくなったということだ。
たとえば「原発」。資本主義は「石油枯渇」を叫び、原発こそ新時代のエネルギー、と盛んに宣伝してきたが、スリーマイル、チェルノブイリ……。
原発は、すでに魅力ある商品ではありえないのに、「大富豪」アル・ゴアが選挙に負けて、なぜか再登場。人類は、暑さより、圧倒的に寒さと戦い、そのために化石燃料を奪い合って殺し合いを続けてきたんだが、アル・ゴアは地球は寒くないとダメ、と言う。
そのために、原発を中国、インド、アフリカ、中東に輸出したら、日本製鋼所、東芝、日立などなどは大儲けできるよ。
でも、これ、競争社会の勝者か!?
みんなが切実に欲しいものを作り、生産労働者にそれなりの賃金を与え、その賃金で切実に欲しいものを買う、という「神の見えざる手」資本主義は、完全に終った。
だから、アルカイダは世界の脅威で、インフルエンザは数千万人を殺し、ゲーム脳が日本の生産性を脅かし、地球温暖化で東京の下町は水没し……。
商品がない。商品がない資本家が金を出しているマスコミが、ウソを垂れ流す。
末世。
最近、わしは三十三間堂に行ってきたんだが、1001体の千手観音に祈りたくもなるよねえ。
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