さすが、ガジェットニュースを書かせたらピカイチのJ-Castニュース。「テレビを観ていると馬鹿になる」ことを、つくづく教えてくれる記事を掲載してくれた。
消費期限切れの太田光が、またまたデタラメを言っている(大笑)
太田光、「佐野氏批判」を批判 「知らない人が突っ込んでる」・・・
つい先日、「安倍さんにゴマをすってる方が痛々しい」と女子高生に反撃されたばかりの爆笑問題の太田光。
佐野氏の盗作問題でも、さすが、安倍晋三の幇間よろしく、トンマ天狗をやっている。
太田光:
「エンブレム(の問題)って『日本の恥』っていうほど大したことじゃないと思う。外国メディアも鬼の首を取ったみたいに言ってるけど、これも大人げない気がする。
もっと佐野さんを守ればいいじゃんって。IOC(国際オリンピック委員会)だって別に(問題ないと)言ってるんだから、『お前ら外人が文句言うんじゃねえよ』って言ったっていいと思う」。
明石家さんま:
「あそこまでいったら可哀想やけどな」。
松本人志:
「僕は一周まわってこれでいったほうがいいんじゃないかなと思う。色々あったけど今一番インパクトあんのは、これなんじゃないのか。こんだけ有名になっちゃってるって、ある意味、パワーですよね」。
カンニング竹山:
「すごいバカげた意見ですけど、無償で佐野さんにもう1回デザインしてもらうのが一番丸く収まるんじゃないですか」。
この中で、いちばんマシなのはカンニング竹山だ。
この先、世情がどう変わるか分からないので、先を読みながら一定の距離を取っている。
しかし、竹山はネット住民の集中攻撃に遭っているようだ。
もちろん、“デザイン界の自爆テロリスト”になど、危険過ぎて二度と頼んではならない。第一、竹山がそれを言うなら、佐野氏が賠償責任を果たしてからの話である。
で、あとの3人は、全員、本物のバカである。
お笑いだから、世事を面白おかしく扱えばいい。視聴者は、お笑い番組で、法律がどうのこうの、という込み入った話を聴きたいのではない。
しかし、これでは、ヒネリのないオバサンの井戸端会議レベルの話で、まったく能がない。
10年以上前のことだったか。新聞でもテレビでも取り上げられたが、「シャネル」という店名の喫茶店が、ファッション・ブランド「シャネル」から数千万円(確か9千万円だったか)の賠償金を請求する、と脅されたことがある。
もちろん、ファッション・ブランド「シャネル」は、日本の場末の喫茶店から賠償金を取ろうなどと考えていない。
本当の狙いは、中国のコピー商品の撲滅にある。
だが、中国に仕掛けても騒ぎにならないので、日本の、それもファッション・ブランドとは関係のない喫茶店をターゲットにして「賠償しろ!」と脅してきたのだ。要するに、広い範囲に「睨み」を利かせることが目的。
「IOCが問題ないと言っているから」とか、「外人だから、いちゃもんつけてくる」とか、そういう問題ではない。著作権の問題だよ。こんなことなど、常識だろうに。
少しばかり内輪の事情を説明しておくと、こういうことになるのだろう。
今回のエンブレム問題は、ベルギーのリエージュ劇場のロゴも、東京五輪のロゴも商標登録していないのであるから非親告によって、法的機関に保護されていないことが、その土壌としてある。
佐野氏の東京五輪ロゴに類似したマークがすでに商標登録されていたので、できなかったのである。
もし、東京五輪ロゴが商標登録できたのであれば、ベルギー・デザイナーのオリビエ・ドビ氏が訴えても撃破できたし、オリビエ・ドビ氏も、ここまで硬直した態度にはならなかったはずだ。
だから必然的に著作権(親告)での争いになって来る。
最大の問題は、大会組織委員会が、二度にわたって佐野氏にデザインの変更を要請した時点で、著作権の争いに発展することを見越せなかったことだ。
二度の変更を求められれば、限りなくリスキーなロゴであることなど、普通であれば、プロでなくとも分かるはずだからだ。
それだけでなく、大会組織委員会は、そのことを8人の審査委員に隠してしまった。これによって、ロゴの審査に正当性があったのか、という話になっている。
さらに、「なぜ大会組織委員会の委員長である森喜朗が、佐野氏にそこまで肩入れするのか」といった疑惑まで招いてしまった。
これは、確かに都知事の舛添が言うように、組織委員会の「秘密性」によって自ら招いた痴態である。その上、絶望的な「無知」であったことが、この問題を複雑にした。
結論から言えば、国際弁護士の福井健策氏の見解である「『著作権侵害』ではない?」が正しい。
デッドコピー(まるで双子のように、そのままトレースした)とはいえないものの、あまりにもシンプルな幾何学模様を組み合わせたロゴであるために、「偶然」の所産であると裁判官が判断する可能性は高い。
ただし、「?」がついている。
裁判官といえども人の子だからだ。
今まで判明しているだけでも、佐野氏の作品には何十件ものデッドコピーが認められる。これには賠償責任が生じるはずだ。そうである以上、裁判官の心証はかなり悪い。だから、「?」がついている。
仮に、理論的には「日本側が突破できたとしても」、心証的に不利な日本側は、単に恥の上塗りをするだけになってしまう。裁判に勝ったとしても意味がないのだ。
どうであれ、裁判沙汰になれば、白黒がつくまで時間がかかるし、なにより選手のモチベーションに大いに影響する。それを天秤にかけた結果、「総合的に考えて、良いことは何もないので、取り下げる」という妥当なところに落ち着いた。
だから、この問題はよほど著作権に詳しくないと触れない方がいい。墓穴を掘って恥をかくか、世の中を、いたずらに混乱させるだけだからだ。
もともと、この4人のお笑いには荷が重いテーマだった。
しかし、そこを捉えて、笑いにもっていけないのに何がお笑いのプロなんだか。
真面目なんだか、不真面目なんだが、曖昧に捉えて知識人ぶるから、こういうことになる。太田は知識人に憧れている。
ただ、今回の問題は、米中間で水面下で展開されている著作権を巡る「IT核弾頭」戦争が、日本でも起こり得ることを示唆してくれた。
アメリカが食料を武器に使って他国を脅かそうとしているように、中国は著作権を武器に使って相手国の経済を委縮させることもできるのである。
コピー商品が巷にあふれかえり、著作権にもっともルーズな国として忌み嫌われている、あの中国が、である。
すでに、米中は知財による静かな戦争を始めているのである。日本は、それに巻き込まれないようにしたい。
とにかく、太田光は、笑いをとる手段が卑屈でいけない。もう終わりだろう。
やっぱり日本のお笑いにはバカしかいない。テレビはバカを量産するメディアであると、つくづく教えてくれる。
その程度の話。
消費期限切れの太田光が、またまたデタラメを言っている(大笑)
太田光、「佐野氏批判」を批判 「知らない人が突っ込んでる」・・・
つい先日、「安倍さんにゴマをすってる方が痛々しい」と女子高生に反撃されたばかりの爆笑問題の太田光。
佐野氏の盗作問題でも、さすが、安倍晋三の幇間よろしく、トンマ天狗をやっている。
太田光:
「エンブレム(の問題)って『日本の恥』っていうほど大したことじゃないと思う。外国メディアも鬼の首を取ったみたいに言ってるけど、これも大人げない気がする。
もっと佐野さんを守ればいいじゃんって。IOC(国際オリンピック委員会)だって別に(問題ないと)言ってるんだから、『お前ら外人が文句言うんじゃねえよ』って言ったっていいと思う」。
明石家さんま:
「あそこまでいったら可哀想やけどな」。
松本人志:
「僕は一周まわってこれでいったほうがいいんじゃないかなと思う。色々あったけど今一番インパクトあんのは、これなんじゃないのか。こんだけ有名になっちゃってるって、ある意味、パワーですよね」。
カンニング竹山:
「すごいバカげた意見ですけど、無償で佐野さんにもう1回デザインしてもらうのが一番丸く収まるんじゃないですか」。
この中で、いちばんマシなのはカンニング竹山だ。
この先、世情がどう変わるか分からないので、先を読みながら一定の距離を取っている。
しかし、竹山はネット住民の集中攻撃に遭っているようだ。
もちろん、“デザイン界の自爆テロリスト”になど、危険過ぎて二度と頼んではならない。第一、竹山がそれを言うなら、佐野氏が賠償責任を果たしてからの話である。
で、あとの3人は、全員、本物のバカである。
お笑いだから、世事を面白おかしく扱えばいい。視聴者は、お笑い番組で、法律がどうのこうの、という込み入った話を聴きたいのではない。
しかし、これでは、ヒネリのないオバサンの井戸端会議レベルの話で、まったく能がない。
10年以上前のことだったか。新聞でもテレビでも取り上げられたが、「シャネル」という店名の喫茶店が、ファッション・ブランド「シャネル」から数千万円(確か9千万円だったか)の賠償金を請求する、と脅されたことがある。
もちろん、ファッション・ブランド「シャネル」は、日本の場末の喫茶店から賠償金を取ろうなどと考えていない。
本当の狙いは、中国のコピー商品の撲滅にある。
だが、中国に仕掛けても騒ぎにならないので、日本の、それもファッション・ブランドとは関係のない喫茶店をターゲットにして「賠償しろ!」と脅してきたのだ。要するに、広い範囲に「睨み」を利かせることが目的。
「IOCが問題ないと言っているから」とか、「外人だから、いちゃもんつけてくる」とか、そういう問題ではない。著作権の問題だよ。こんなことなど、常識だろうに。
少しばかり内輪の事情を説明しておくと、こういうことになるのだろう。
今回のエンブレム問題は、ベルギーのリエージュ劇場のロゴも、東京五輪のロゴも商標登録していないのであるから非親告によって、法的機関に保護されていないことが、その土壌としてある。
佐野氏の東京五輪ロゴに類似したマークがすでに商標登録されていたので、できなかったのである。
もし、東京五輪ロゴが商標登録できたのであれば、ベルギー・デザイナーのオリビエ・ドビ氏が訴えても撃破できたし、オリビエ・ドビ氏も、ここまで硬直した態度にはならなかったはずだ。
だから必然的に著作権(親告)での争いになって来る。
最大の問題は、大会組織委員会が、二度にわたって佐野氏にデザインの変更を要請した時点で、著作権の争いに発展することを見越せなかったことだ。
二度の変更を求められれば、限りなくリスキーなロゴであることなど、普通であれば、プロでなくとも分かるはずだからだ。
それだけでなく、大会組織委員会は、そのことを8人の審査委員に隠してしまった。これによって、ロゴの審査に正当性があったのか、という話になっている。
さらに、「なぜ大会組織委員会の委員長である森喜朗が、佐野氏にそこまで肩入れするのか」といった疑惑まで招いてしまった。
これは、確かに都知事の舛添が言うように、組織委員会の「秘密性」によって自ら招いた痴態である。その上、絶望的な「無知」であったことが、この問題を複雑にした。
結論から言えば、国際弁護士の福井健策氏の見解である「『著作権侵害』ではない?」が正しい。
デッドコピー(まるで双子のように、そのままトレースした)とはいえないものの、あまりにもシンプルな幾何学模様を組み合わせたロゴであるために、「偶然」の所産であると裁判官が判断する可能性は高い。
ただし、「?」がついている。
裁判官といえども人の子だからだ。
今まで判明しているだけでも、佐野氏の作品には何十件ものデッドコピーが認められる。これには賠償責任が生じるはずだ。そうである以上、裁判官の心証はかなり悪い。だから、「?」がついている。
仮に、理論的には「日本側が突破できたとしても」、心証的に不利な日本側は、単に恥の上塗りをするだけになってしまう。裁判に勝ったとしても意味がないのだ。
どうであれ、裁判沙汰になれば、白黒がつくまで時間がかかるし、なにより選手のモチベーションに大いに影響する。それを天秤にかけた結果、「総合的に考えて、良いことは何もないので、取り下げる」という妥当なところに落ち着いた。
だから、この問題はよほど著作権に詳しくないと触れない方がいい。墓穴を掘って恥をかくか、世の中を、いたずらに混乱させるだけだからだ。
もともと、この4人のお笑いには荷が重いテーマだった。
しかし、そこを捉えて、笑いにもっていけないのに何がお笑いのプロなんだか。
真面目なんだか、不真面目なんだが、曖昧に捉えて知識人ぶるから、こういうことになる。太田は知識人に憧れている。
ただ、今回の問題は、米中間で水面下で展開されている著作権を巡る「IT核弾頭」戦争が、日本でも起こり得ることを示唆してくれた。
アメリカが食料を武器に使って他国を脅かそうとしているように、中国は著作権を武器に使って相手国の経済を委縮させることもできるのである。
コピー商品が巷にあふれかえり、著作権にもっともルーズな国として忌み嫌われている、あの中国が、である。
すでに、米中は知財による静かな戦争を始めているのである。日本は、それに巻き込まれないようにしたい。
とにかく、太田光は、笑いをとる手段が卑屈でいけない。もう終わりだろう。
やっぱり日本のお笑いにはバカしかいない。テレビはバカを量産するメディアであると、つくづく教えてくれる。
その程度の話。
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