先週の石川議員の逮捕や民主党大会での小沢幹事長の発言、さらには、
連日の事件報道とこれに対する民主党の対応など、まさに小沢幹事長の動
向が連日、日本中の話題となっている。
赤坂宿舎の前にあるマンションが幹事長の個人事務所なのだが、そこにも、す
ごい数の報道陣がつめかけており、大騒動だ。このところ、私の事務所に来る
記者も、他の取材と言ってアポを取りに来るが、ほとんどは事件のことでコメン
トを取ろうとして食い下がってくる。 テレビや新聞でも民主党内に表立った批
判が出ないのは問題だというトーンのニュースが伝えられる。 しかし、事件が
現在進行中であると同時に、来年度予算や重要法案の成立のかかっている国
会が真っ最中であるこの時期に与党の中堅以上の議員が、この事件について
くわしくコメントできる状況にはない。 だから私も、今は事態の推移を見守るし
かないとしか言えない。これは偽らざる心境であり、何も幹事長がニラミをきか
せているから恐ろしくて言えないなどということではない。
それにしても去年の3月から5月にかけての状況に実によく似ている。重苦し
い空気は決していいものではない。何よりも、こうして一日一日が過ぎるたびに
内閣支持率や政党支持率が下落することは当事者にとって耐えられないことで
ある。 一刻も早くこの状況から抜け出したいと思うが、今は一に辛抱 二に辛
抱だ。
ところで永田町のこうした喧騒を離れて、私は水曜日に習志野にある自衛隊第
一空挺団を視察した。 今年は安全保障委員長として、できるだけ陸海空の各
部隊の視察を行い、現場の部隊の生の声を聞こうと思っていて、その第一弾と
しての視察であった。 この空挺団はいわゆるパラシュート部隊であり、戦争の
時は敵陣深くに投下されて味方の本隊を待ち受ける任務である。
陸上自衛隊でも精鋭たちの集団として有名だ。 私が伺ったときも、降下訓練
の真っ最中であった。パラシュート投下隊員の装備はすさまじい。 武器をはじめ
常備食や防弾チョッキなど70キロにもなる重量のあるものを身につけて大空へ投
下していく。
この部隊は自衛隊でもっともけが人の多く出る隊らしいが、司令官や空挺団長
に言わせれば「骨折はケガのうちには入りません」ということだった。 たのもしい
ものだ。 20代30代の精鋭たちのたくましい訓練を拝見して、現場はよくやって
いるなあと実感した。 同時にこうしたすばらしい隊員たちを国家の資源として有
効に使っていく政治の責任の大きさも改めて実感したしだいだった。
★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで
メール [email protected] FAX03-3508-3503
HP http//www.miyaginet.com/jun-azumi/
連日の事件報道とこれに対する民主党の対応など、まさに小沢幹事長の動
向が連日、日本中の話題となっている。
赤坂宿舎の前にあるマンションが幹事長の個人事務所なのだが、そこにも、す
ごい数の報道陣がつめかけており、大騒動だ。このところ、私の事務所に来る
記者も、他の取材と言ってアポを取りに来るが、ほとんどは事件のことでコメン
トを取ろうとして食い下がってくる。 テレビや新聞でも民主党内に表立った批
判が出ないのは問題だというトーンのニュースが伝えられる。 しかし、事件が
現在進行中であると同時に、来年度予算や重要法案の成立のかかっている国
会が真っ最中であるこの時期に与党の中堅以上の議員が、この事件について
くわしくコメントできる状況にはない。 だから私も、今は事態の推移を見守るし
かないとしか言えない。これは偽らざる心境であり、何も幹事長がニラミをきか
せているから恐ろしくて言えないなどということではない。
それにしても去年の3月から5月にかけての状況に実によく似ている。重苦し
い空気は決していいものではない。何よりも、こうして一日一日が過ぎるたびに
内閣支持率や政党支持率が下落することは当事者にとって耐えられないことで
ある。 一刻も早くこの状況から抜け出したいと思うが、今は一に辛抱 二に辛
抱だ。
ところで永田町のこうした喧騒を離れて、私は水曜日に習志野にある自衛隊第
一空挺団を視察した。 今年は安全保障委員長として、できるだけ陸海空の各
部隊の視察を行い、現場の部隊の生の声を聞こうと思っていて、その第一弾と
しての視察であった。 この空挺団はいわゆるパラシュート部隊であり、戦争の
時は敵陣深くに投下されて味方の本隊を待ち受ける任務である。
陸上自衛隊でも精鋭たちの集団として有名だ。 私が伺ったときも、降下訓練
の真っ最中であった。パラシュート投下隊員の装備はすさまじい。 武器をはじめ
常備食や防弾チョッキなど70キロにもなる重量のあるものを身につけて大空へ投
下していく。
この部隊は自衛隊でもっともけが人の多く出る隊らしいが、司令官や空挺団長
に言わせれば「骨折はケガのうちには入りません」ということだった。 たのもしい
ものだ。 20代30代の精鋭たちのたくましい訓練を拝見して、現場はよくやって
いるなあと実感した。 同時にこうしたすばらしい隊員たちを国家の資源として有
効に使っていく政治の責任の大きさも改めて実感したしだいだった。
★安住淳国会通信の登録・解除・アドレス変更はこちらまで
メール [email protected] FAX03-3508-3503
HP http//www.miyaginet.com/jun-azumi/