衆議院の予算の出口が見えてきた。 この国会は、まさに道路国会ともいえる白熱の議論があり世論もいつになく盛り上がった。 途中、ギョーザとイージス艦の問題がこれに加わり、連日トップニュースとして取り上げられる委員会となった。 わが党の岡田副代表は、その先陣に立って大活躍である。 たぶん、与党も政府もその実力を改めて認めたことだろう。 私はこの間何度となく触れたが、本当に参議院での多数の力を実感している。 ねじれを政権与党は困ったことと思っているのだろうが、私の方から見れば、行政府の強すぎた権限とそれに遠慮ばかりしている自民党という長年の構造を変えることが出来ているのはうれしい限りだ。 これこそまさに、政治改革の第一歩ではなかろうか。 どの法律一つ取っても、議論の中身とは関係なく、委員会は時間を経過させるだけの単なる儀式でしかなかった。 議会の復権というか、議会の権力が強くなってこそ、政府の権力と対抗できて国民の意思が予算案などに反映される。 これが衆参でねじれてはじめてやれるようになった。
いつも海外を例にとって恐縮だが、人事の承認案件も、日本では先の国会で3人の官僚出身者を否決しただけで大ニュースとなったが、調べてみるとアメリカでは、ブッシュ政権になって2期目の3年間で、今だに議会の承認を得られないのが170人もいるという。 つまり、ブッシュが何といおうと、政権がどうであろうと、議会には議会の意思があり、ダメと言えばダメである。 私が知っている限り、アメリカでは70年前にもルーズベルト大統領が、最高裁判事を首にしようとしてさまざま試みたが失敗に終わった。 大統領といえども、判事の人事には口が出せなかった。 これはルーズベルトの「大いなる失敗」としてアメリカで語り継がれている。 私は日本でも、官僚内閣制を廃する為に、これまでの慣例を一つ一つ壊していくことが必要だと思っている。
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いつも海外を例にとって恐縮だが、人事の承認案件も、日本では先の国会で3人の官僚出身者を否決しただけで大ニュースとなったが、調べてみるとアメリカでは、ブッシュ政権になって2期目の3年間で、今だに議会の承認を得られないのが170人もいるという。 つまり、ブッシュが何といおうと、政権がどうであろうと、議会には議会の意思があり、ダメと言えばダメである。 私が知っている限り、アメリカでは70年前にもルーズベルト大統領が、最高裁判事を首にしようとしてさまざま試みたが失敗に終わった。 大統領といえども、判事の人事には口が出せなかった。 これはルーズベルトの「大いなる失敗」としてアメリカで語り継がれている。 私は日本でも、官僚内閣制を廃する為に、これまでの慣例を一つ一つ壊していくことが必要だと思っている。
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