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安住淳が斬る!

「安住淳が斬る!」では現在の政治情勢を皆様にリアルタイムでお伝えいたします。

「 機は熟した 」

2009年07月17日(Fri)

 「あ、そうですか。ようやくですね」 「やっと選挙ができるんですか」
「遅すぎますよね」と、こんなインタビューがテレビで何度も流されていた。
麻生首相が8月30日の総選挙を正式に表明したのを受けての、街の声
であった。
 私は、当事者として、去年の10月から延々と解散を先延ばしされてきた。
もういい加減にしろという気持ちであったが、街の声を聞くと、有権者の方
々も、同じ気持ちであったことが改めてよくわかった。
 都議選の民主党の圧勝と自民党の惨敗は、都民の待ちに待たされた気
持ちが一気に爆発した結果だ。
 自民党は、政権維持の為にひたすらに選挙を延ばしてきた。 首相も「政
局よりも政策」 といいながら、内実は選挙が恐ろしくて、国民の審判を避け
てきただけだ。 この間、民主党も何度かのピンチがあったが、その時点で
の解散の決断すら出来かねて、今日まで追いつめられたというのが本当の
ところだろう。 去年以来、何度も補正予算を組んできたが、これとて景気対
策ではなくて選挙対策であった。 まさに、自民党の私利私欲で国の貴重な
お金を浪費し、将来の子供たちへの莫大なつけを新たに作っただけだ。 
これは許されることではない。
 この数日の自民党の「麻生おろし」の動きを見ていると、政権を維持する能
力すらももはや失い、これ以上、彼らを政権の座におくこと自体が日本にとっ
ての最大の国益の損失であると私は確信した。
 まさに機は熟したのである。 わが国では、これまで選挙で政権が交代し
たことは戦後一度もない。 今こそ政権交代である。 「国民の皆さん一度
変えてみましょう」と日本全国で訴えて、8月の決戦に臨みたいと思っている。 
国民は待っている。 私はひしひしと国民の選挙への熱気というか、渇望の
ようなものを感じている。 だから選挙を先に延ばせば延ばすほど、自民党
は墓穴を掘ることになると思う。
 いよいよ決着をつける時がきた。 政権交代に向けて命がけの戦いを何が
なんでも勝ち抜く決意だ。

長らくお世話になりましたが、解散総選挙をうけて、メルマガは9月までお休
みさせて頂きます。あしからず。

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政界の 「1Q84 」

2009年07月10日(Fri)

 静岡の知事選挙は大接戦だったが、競り勝つことが出来た。 
ただ、民主党は二つの陣営に分裂したので、これを単純に足し算すれば、
100万票対70万票という大差になる。 東国原だの何だのといろいろ自
民党は使えるものは何でも使い、メディア利用を含め、総力戦で来たが、
いかに国民の政権交代を求める声が根深いものかを逆に証明するような
結果になった。
 現在、東京都議会議員選挙の渦中であるが、応援に出向いた先でも静
岡と同じ風を感じる。 有権者の方々の声なき声は、政権交代だ。
手応え十分であり、日曜日には手応え通りの結果が出ると確信している。
 
 最近、 村上春樹の話題作、「1Q84」 を読んだ。 主人公が現実に生
きていた1984年から、時空の違う 「1Q84」 に入り込んでしまい、月が
二つに見える異質な世界で新たな運命を生きるというものだ。 私は、こん
どの日曜日の夜は、政界でも 「1Q84」と同じことが起きるのではないかと
思っている。 つまり、都議選の結果は、今の政局を根本的に変えてしまい、
それまで想定しなかった現実が、出現するのではなかろうか。
 13日以降は国会も、この4年間の総決算のような大政局に突入する。 
その行き先は、だれも想定しないものになるかもしれない。
 しかし、そうは言っても、任期は刻々と近づいてきている。 自民党の打
つ手は限られてきた。 こちらも油断せずに来週を迎えたい。
 私の二年間の国対委員長代理としての仕事も、大詰めを迎えた感がある。
国対の仕事の集大成として政権交代に向けて大きな仕事を成し遂げたいと
思っている。 果たして麻生首相はどんな決断を下すのか見ものだ。

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「 総辞職へまっしぐらか 」

 内閣改造は、中途半端ですべての関係者をがっかりさせたのではな
かろうか。 求心力は確実に低下した。 マスコミもタレント知事まで絡ま
せて連日大きく報道して扱ったが、結果はまさに 「大山鳴動して地味な
議員2人」 だった。 これでは何のために人事をしたのか分からない。
 この程度の力では麻生総理は解散総選挙を自力で断行できない、と
いうことが一気に永田町では通説になった。 つまり、見透かされてしま
ったわけだ。 いくら強がりで 「解散は自分が適時適切に決める」 と、息
巻いても誰一人信じていない。
 この人は本当にぐずなのだろう。 決断できないし押し切る力がない。
今回も幹事長人事を含めた党役員人事を直前まで模索したが結局森
元総理の一喝で断念した。 それなのに、役員人事を考えたことは無い
としらを切るからいけない。
 まあ、来週イタリアサミットに行くわけだが、帰国直後の13日には都
議選の結果もあいまって解散どころかまっしぐらに総辞職に追い込ま
れるのではなかろうか。 どう見てもこの局面を乗り切れる力は無い。
 解散は8月後半にずれる可能性が高くなってきた感じだ。 願わくば
私の予想を見事に裏切り一度ぐらいサプライズ早期解散をしてほしい
ものだ。 今週は地方選挙応援で忙しいのでこの辺で。 あしからず。

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