宝生閑
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ほうしょう かん 宝生 閑 | |||||
---|---|---|---|---|---|
文化功労者顕彰に際して 公表された肖像写真 | |||||
本名 | 寳生 閑(ほうしょう かん) | ||||
生年月日 | (1934-05-15) 1934年5月15日 | ||||
没年月日 | (2016-02-01) 2016年2月1日(81歳没) | ||||
出生地 | 東京府 | ||||
死没地 | 東京都 | ||||
国籍 | 日本 | ||||
民族 | 大和民族 | ||||
職業 | 能楽師(下掛宝生流) | ||||
ジャンル |
能楽 ギリシア悲劇 テレビドラマ | ||||
著名な家族 | TRF SAM さんと曽祖父が同じ遠縁にあたる。 | ||||
所属劇団 | 冥の会 | ||||
主な作品 | |||||
能楽 ギリシア悲劇
テレビドラマ | |||||
| |||||
テンプレートを表示 |
宝生 閑(ほうしょう かん、1934年(昭和9年)5月15日 - 2016年(平成28年)2月1日)は、日本の能楽師。位階は正四位。日本芸術院会員、文化功労者。本名は寳生 閑(ほうしょう かん)。
ワキ方宝生流宗家(十二世)、公益社団法人能楽協会常務理事、一般社団法人日本能楽会常務理事などを歴任した[1]。
人物・来歴
[編集]1934年に宝生弥一の長男として東京に生まれ、祖父・宝生新の家で育つ。祖父、父および松本謙三に師事[2]。1941年に「葵上」で初舞台[1]。1943年に「岩船」で初ワキ。
1990年、観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞[3]。1994年、重要無形文化財保持者(人間国宝)[2]。1996年、紫綬褒章を受章[2]。2002年、日本芸術院の会員[2]。2014年、文化功労者に選定される[2]。
1978年のNHK大河ドラマ『黄金の日日』第27話『信長死す』に清水宗治役で出演している。
2016年2月1日、食道がんのため死去。81歳没[2]。叙正四位[4][5]。
家族・親族
[編集]TRF SAMと曽祖父が同じ遠縁にあたる。
DVD
[編集]- 能楽名演集1(NHKエンタープライズ、以下同)
- 「井筒」観世流 観世寿夫、宝生閑
- 能楽名演集4
- 特選 NHK能楽鑑賞会
- 「隅田川」喜多流 友枝昭世、宝生閑
- 能楽 世阿弥・観阿弥 名作集
出典
[編集]- ^ a b “能狂言インタビュー 宝生 閑”. www.nohkyogen.jp. 2021年9月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g “能楽ワキ方の宝生閑さんが死去 人間国宝、81歳”. www.chibanippo.co.jp. 2021年9月10日閲覧。
- ^ “能楽賞 | 野上記念法政大学能楽研究所”. nohken.ws.hosei.ac.jp. 2021年9月10日閲覧。
- ^ 能楽ワキ方の故宝生閑氏に正四位産経ニュース 2016年3月29日
- ^ “人間国宝の宝生閑さん死去 能楽師ワキ方宝生流”. 朝日新聞デジタル (2016年2月1日). 2021年1月26日閲覧。
カテゴリ |
日本芸術院賞受賞者 | |||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| |||||||||||||||||
| |||||||||||||||||
| |||||||||||||||||
太字は恩賜賞受賞者。名跡は受賞時のもの。表記揺れによる混乱を避けるため漢字は便宜上すべて新字体に統一した。 |