削除逃れ
![]() |
きっといい子になるよ! |
この子は、まだいい子じゃないけど、いつかきっといい子になるから消さないで!お願い! |
削除逃れ(さくじょのが-)とは、自分の書いた記事をあの手この手で存続させようとするエクストリーム・NRV貼り付けとエクストリーム・NRV貼り付けられに対するジンテーゼ的なエクストリームスポーツである。
概要[編集]
削除系テンプレートが貼り付けられるとアンサイクロペディアンは改稿するのが一般的であるが、中にはテンプレートを駆使して削除を阻止(できてない)したり、文章を別のページにコピペして移動したりするなどして、何とか元のままで存続させたがる者も一定数存在する。「俺の書いた記事は面白いし改稿なんていらない、この記事は完璧なんだ。偉い人にはそれがわからんのですよ。」と、謎の自信と歪な承認欲求を振りかざし、己の理想を実現しようとするのだ。そんな彼らなりのつまらないユーモアと風刺、美徳に敬意を表して創設されたのがこの削除逃れである。
この競技の特徴は、{{NRV}}や{{ICU}}はもちろんのこと、{{即時削除}}からも逃れるという点。競技人口は新規利用者に集中していて、エクストリーム・NRV貼り付けられと並行して参加するケースがほとんどとなる。
一見「エクストリーム・NRV剥がさせ」と同じように見えるが、この競技において最も重要なのは「削除されないこと」であり、どんな手を使ってでも記事の生存を優先する。加えてこの競技は「独り善がりのプライド」がプレイヤーを突き動かしてるという点から、第三者によるNTRが発生しない。よってエクストリーム・NRV剥がさせのように「他人との事実的な協力による記事の存続」が存在せず、完全なソロプレイが基本となる。
ルール[編集]
自分が初版投稿者である記事に削除の危機が迫ったときにエントリー可能。
競技終了時点の総獲得ptを記録とする。
新規作成したページに削除系テンプレートが貼られた瞬間から競技開始。様々な加点・減点ポイントがあるため、戦略は無限大である。
基礎点[編集]
- {{NRV}}及び{{ICU}}が貼られる +1000pt
- 最もスタンダードな始まり。ほとんどの人のスタートラインはこことなる。
- {{sd}}及び{{db}}が貼られる +5000pt
- これが貼られるとかなりのハードモードになる。その分基礎点は高めに設定されている。
- {{Fix}}及び{{expansion}}が貼られる +500pt
- 比較的低リスクで削除から回避できるので基礎点は低め。しかしコレが貼られる人は本競技を卒業している可能性が高いので使われることはほとんどない。
- {{ugly}}及び{{cleanup}}が貼られる +300pt
- Fix・expansionと同じで、30日間の猶予があるうえ、それらよりも改善難易度が低いことからこの点数。しかしFix・expansion以上に使われないため適用されたケースは無い。
加点[編集]
- 記事をサンドボックスに移動する +300pt
- 最も安全且つ簡単な基礎技。公共のサンドボックスでも個人用サンドボックスでもptは同じ。如何に次の技に繋げられるかがポイント。
- 既存の記事に統合する +500pt
- プレイヤーが少しばかり折れる必要があるが、素晴らしい記事を消されるくらいなら他の記事の一部としてしまおう。
- 記事に{{工事中}}を貼る +700pt
- 初心者がよく使用する技。手軽に使えるが、このテンプレートは第三者の改稿用なので使用法を間違えている。この技を繰り返しすぎるとプレイヤーの信用が落ち、逆に記事の寿命を縮める原因となる。尚、このテンプレートを貼ったところで削除されない保証は無い。
- 記事に{{削除反対}}を貼る +1000pt
- 最も建設的な技。だが、初版投稿者の貼り付けは無効なので意味はない。しかし問題ではない。評価されているのは削除に抵抗するその意志なのだから。
- 削除反対を貼った記事に対し、1時間以内にトークページで理由を述べる +500pt
- とても論理的で知性にあふれた、(他と比べたら)好印象な技である。無効であることを除けばだが。
- 第三者によって削除反対が貼られる +1200pt
- 己の崇高なユーモアを理解してくれる味方が現れたときに適用される。自分の味方をしてくれる人がいる、という副次的な効果がかなり大きい。
- 別の記事として新たに投稿する +1500pt
- タイトルの別名や、語順を少し入れ替えた程度の別の通常空間に、全く同じ記事を投下する技。投稿する行為そのものが評価点であるため、その記事の顛末が存続にしろ削除にしろ、加点ポイントにはならない。削除系テンプレートが貼られた場合は代わりにその記事においての削除逃れが開始される。
- 既存の記事に上書き移動する +1500pt
- 記事を存続させるためなら、似たような名前をしているだけのつまらない記事に上書きしてしまえばよい。投稿ブロック待ったなしだが。
- テンプレートを直接剥がす +5000pt
- 最も単純明快であるとともに死期も早めるデンジャラスな技。差し戻されても剥がし続ければ高得点をたたき出すことができる。もちろんその分死期も早まる。
- 投稿ブロック依頼が提出される 現在のptが倍になる
- プレイヤーの勇姿に一般利用者は恐れおののき、コミュニティから締め出そうとする強硬手段にでた証拠である。それほどまでに健闘している、という意味で得点が倍になる。
減点[編集]
- 改稿する -改稿時に変動した記事のバイト数pt
- 改稿は元の記事の原型を歪めてしまう行為であるため、改稿すればするほど減点となってしまう。
- 記事が保護される -3000pt
- 独裁者によって記事が封印されてしまった。愛する記事を守るはずが何たるザマだ。しかし、コピペによる移動や上書きなどの手法はまだ使える。
- 自分のトークページで他の利用者に文句を言われる -100pt×文句を言いに来た人数
- アンサイクロペディアンは一人の利用者に寄ってたかってお小言の嵐でボコボコに殴り倒すのが趣味であるため、プレイヤーにとっては避けては通れない減点ポイントである。
- プレイヤーが投稿ブロックされる 現在のptが半減する
- ついにブロックが決行されてしまった。これでは記事の削除も秒読みである。投稿ブロック依頼が出ても諦めない心は大切だが、やりすぎるとこの競技における最大の評価点である美徳に反してしまう。独裁者による裁量ブロックは適用されない。
- ソックパペットを使用する 失格
- いかなる理由、いかなる用法であれ、ソックパペットの使用は絶対悪である。記事を存続させたいのなら本アカウント一本で頑張るべきなのだ。
- 記事の白紙化 失格
- ちくしょう!だいなしにしやがった!お前はいつもそうだ。この記事はお前の人生そのものだ。お前はいつも失敗ばかりだ。お前はいろんなことに手を付けるが、ひとつだってやり遂げられない。誰もお前を愛さない。
競技終了[編集]
この競技は、終了のパターンがいくつかある。得点も絡んでくるので終わり方も重要である。
- 削除議論を経て記事が存続した
- おめでとう。君の勝利だ。存続祝いとして10000ptが贈呈される。
- 無理矢理テンプレートを剥がしたらなぁなぁになって存続した
- 少々拍子抜けだがそれでも存続は存続だ。存続祝いの5000ptを持っていくといい。
- 削除議論を経て記事が削除された
- なんと嘆かわしいことか、君は負けたのだ。慰めとして1000ptが支給される。
- 即時削除が決行される
- 即時削除は効力が強いテンプレートである。こうなっても詮方なき事だったのだ。ボーナスとしてのptは付与されない。
- 削除議論を経てアンディクショナリー等に移動された
- 君の考えた素晴らしい記事は埋葬されることなく生き延びることはできた。君の完璧な文章に乾杯。
- 他の記事に統合したら許された
- 統合という選択は少々我慢する精神が必要だ。それを成し遂げた君にはがんばったで賞をあげよう。
現実[編集]
この記事にエントリーしたほとんどの記事は削除される。原因として挙げられるのは、アンサイクロペディアには常にエクストリーム・NRV貼り付けのプロが最近の更新に常駐しているためだと予測される。その上競技に参加したプレイヤーももれなくブロックされる。コミュニティを疲弊させる荒らしと見做されるのだ。個人のユーモア、美徳ではどうにもならない、一般論に淘汰されるしかない小さな声を体現した、社会の縮図ともいえる競技、それが削除逃れである。