米Googleのオンライン・オフィス・アプリケーション「Google Docs」で,ドキュメントが知らないうちに共有されるトラブルが発生した。影響を受けたのは「Google Docsの全ドキュメントの0.05%未満」と,同社は説明している。原因となる問題はすでに修正済み。
Google Docs担当製品マネージャのJennifer Mazzon氏が米国時間2009年3月7日にGoogle Docs公式ブログに投稿した記事によると,同社がこのトラブルに気づいたのは3月6日。意図せずドキュメントが共有される相手は,ドキュメントの所有者あるいは共有資格のあるメンバーが過去に共有したことのあるユーザーだという。
複数の文書やプレゼンテーションを選択してアクセス権を変更するために,特定の一連の作業を実行した場合に発生しうるトラブルで,「対象はごく少数のユーザーの一部ドキュメントに限られる」(Google)。なお,このバグはスプレッドシートには影響しない。
バグ修正にあたり,Googleは影響を受けたと見られるドキュメントの共有者リストを自動削除したため,ドキュメント所有者はあらためて共有設定する必要がある。対象となるユーザーには電子メールで通知したという。