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 米Googleは米国時間2008年2月28日に,グループでWebサイトを共同構築するためのアプリケーション「Google Sites」を発表した。複数のユーザーがWeb上で手軽にドキュメントを共同作成および編集できる。2007年10月に買収した米JotSpot(関連記事:Google,wikiアプリケーションのJotSpotを買収)の技術をベースにしている。

 ビデオ,カレンダ,プレゼンテーション,添付資料やテキストなど,さまざまな情報を一カ所に集め,少人数のグループから会社全体の規模まで,共有および編集,閲覧することが可能。HTMLの知識やWebデザインのスキルも不要だという。

 社内情報を集約するイントラネット・サイト,プロジェクト管理用のサイト,社員のプロフィール・サイト,宿題や連絡事項を掲載する仮想教室といった用途を想定する。

 協業サイトに参加するユーザーを限定し,ページの編集や閲覧を制限する管理機能を備える。「YouTube」や「Google Docs」といった他のGoogleサービスのコンテンツを簡単に組み込んだり,さまざまなファイルをアップロードしたりできる。すべてのコンテンツは即座に検索可能な状態になる。いずれのWebブラウザからもアクセス可能。

 Google Sitesを利用するには,同社の企業向けオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」に登録している必要がある。

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