ノルウェーOpera Softwareのデスクトップ・チーム・マネージャであるHuib Kleinhout氏は同社のブログへの投稿で現地時間10月25日,Webブラウザの新版「Opera 9.5」のベータ版を公開したと発表した。ベータ版は同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
新版は,よく使うWebページを登録しておく「Speed Dial」の設定内容やブックマークなどをオンライン管理するサービス「Opera Link」に対応した。同サービスを利用すると,複数のパソコンでOperaのブックマークなどを共有できるほか,携帯電話機向けWebブラウザ「Opera Mini」とのあいだで同期するといったことが可能となる(関連記事:Opera,Webブラウザ「Opera 9.2」「Opera Mobile 8.65」のベータ版を公開)。
新版には,新たな履歴検索機能を搭載する。さらに,内蔵メール・アプリケーションの処理速度や安定性,信頼性を向上させた。
米メディア(InfoWorld)によると,Opera 9.5の開発コード名は「Kestrel」であるという。またOpera LinkサービスはOpera 9.5のアルファ版から利用できる状態だったが,バグが多かったと報じている。