●名称:KNOPPIX4.0.2日本語版 ●提供元:産業技術総合研究所 ●URL:http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/ ●対応機種:PC AT互換機 |
写真1 KNOPPIXのブート画面 CD-ROMからKNOPPIXを起動すると,ブート画面が表示される。[Enter]キーを押すとKNOPPIXの起動処理が開始される。[F2]キーや[F3]キーを押すことにより,起動オプションを一覧表示できる。 [画像のクリックで拡大表示] |
「KNOPPIX4.0.2日本語版」は,ドイツのKlaus Knopper氏が開発したKNOPPIX4.0(http://www.knopper.net/knoppix/)を産業技術総合研究所が日本語化したCD-ROM/DVD-ROMベースのLiunxディストリビューションです。CD-ROMやDVD-ROMから起動して使えるので,ハード・ディスクにインストールすることなく利用できます。PCにCD-ROM/DVD-ROMドライブが接続されていれば利用できるので,Linuxを手軽に試すときやシステムに異常が起きたときのレスキュー用などに重宝します。今回はCD-ROM版の使い方を紹介します。
KNOPPIX 4.0.2の使い方
CD-ROMからKNOPPIXを起動する場合は,KNOPPIXのCD-ROMをドライブにセットしてからパソコンを起動します。すると,ブート画面が表示されるので[Enter]キーを押します(写真1[表示])。しばらくするとKDEが起動し,KNOPPIXを利用できるようになります。
KNOPPIXのCD-ROMから起動すると,パソコンのハードウエア構成を自動認識して各種設定が行われます。DHCPサーバーがネットワーク上にあれば,自動的にネットワークの設定が完了し,起動後すぐにWebブラウザなどのインターネット関連のソフトウエアが利用可能です。
CD-ROMから起動して利用していたデータ・ファイルを保存する仕組みとして,「断続的なKNOPPIXディスクイメージの作成」ユーティリティが用意されています。ディスク・イメージはUSBメモリーやハード・ディスクに作成できます。NTFSパーティションに作成したい場合は,あらかじめ付属のイメージ作成ツールでNTFSパーティションにイメージ・ファイルを作成しておくことで,KNOPPIXのデータを保存できます。