偏食者のひとりごと
某D社戸田センターに勤務の約2年間ほど、
事務所に出社してる間のお昼ごはんは毎日毎日玄米の目玉焼き丼。
夏の間は玄米のトマトリゾット。毎日「おいし~な~しあわせ」って思ってました。
ひょっとしたらわたくし、どこか鈍いのかもしれません。
最近立て続けに何名かの友人・知り合い・身内に
「食べものの好き嫌い多いよね」と指摘され、少し慌てているわたくし。
「えっ? そうだっけ? んなことないでしょ~」と言いつつ、
食べたくないものを考えたら、あるわあるわ、ザクザク出て来た。
そして、好きじゃない理由を熟考してみたところ、
一貫性があったことに気がついて驚くわたくし。
わたくしの食べものの基準は主に「フレーバー」にあるのだった。
食べもののにおいは、鼻で直接嗅ぐルートと、
口の中から鼻の奥を通るルートの2通りがある。
鼻から感じるものをにおいと呼び、
口の中から鼻に抜けるものはフレーバーと呼ぶ。
このフレーバーがゲダモノくさいもの、乳酸発酵の激しいもの、
海辺の微生物臭・川のにおい、薬品臭が苦手である。
つまり、羊、牛豚鶏の内臓関係及びなれ寿司方面、ウオッシュチーズ、
山羊及び山羊乳及び山羊チーズ、ホヤ、アユ以外の川魚が苦手だ。
もちろんクサヤも食べられない。
正露丸のニオイのするアイリッシュウイスキーも、
ましてや殺菌剤(次亜塩素酸ソーダ)のニオイなど全然ダメである。
嫌いな食材は入っていないのに「おでん」を食べたくないのは、
何を食べても練り物のニオイしかしなくて、単調で飽きちゃうからだ。
豚肉は某D社の肉ならおいしいなあと思うが、
その他牛鶏が無条件で食べられるかと言うとそうでもなくて、
鶏の皮などには「ちょっとすんません」と言ってしまうこともある。
モツが食べられないなんて人生の半分くらい損してるとよく言われるが、
全然損してるなんて思わないし、とくにうなぎがダメなことについては
なんて安上がりなんだとほめてもらえるかと言うとそうでもなくて
世の中とは理不尽なものよのうと思ったりもする。
んじゃ、野菜類ならニオイがしないかと言うとそんなことはない。
有機栽培の野菜の方がフレーバーがおおむね豊かで、
慣行栽培のいちごなどは薬品臭がすることもあるから、
スーパーで野菜・果物はほとんど買わない。
野菜の香りがとりわけわかりやすいのは人参だ。
某D社で働いている頃、人参の新しい産地からサンプルが届いたので、
味見のためシチューに入れたことがあった。
通常、混沌としているシチューのニオイは人参を投入すると
すっきりひとつにまとまり、ふくいくとした香りに変化する。
人参の香りと肉、その他の野菜の香りが美しいハーモニーを奏でる。
その日も同じように新産地の人参を入れてみて驚いた。
何度ニオイをかいでも香りはまとまるどころかバラバラのままで、
しまいには鶏肉臭さが全く取れないイヤなニオイのシチューになった。
あとで聞いてみたら、化学肥料を使ってる人参だったらしい。
つまり土づくりのできてない畑の人参だったのだ。
わたくし、それまでそのふくいくとした香りが
人参の手柄だとは意識してなかった。人参ってすげえなあ。
たかが人参。なのにこれほどの差があるのだった。
幼いころ人参・ピーマンがとくに嫌いで、
食べられるものの方が少ないチョー偏食娘だったが、
その理由もフレーバーだったのかもしれない。
先見の明があったのか、すごいぞ、自分。
なんちて。偏食者のいい言い訳ですね。すんません。
20歳過ぎてから好き嫌いなく何でも食べられるようになった!と信じていたが、
実は偏食者としてはますます磨きがかかっており、
なにひとつ変わってなかったことに気づいたわたくし。
いや、違うな。厳密に言うと食べられないものもあるけど、
食べたくないものが増えているのだった。
うううう。ますますお子ちゃまっぽいではありませんか。
元気に育つには、良い子は何でも食べなくてはならないのに。
最近までたいした病気もせずに済んでたけど、
これからどっかに不具合が生じるのかしら、
なんちてちょびっと心配になってる、
花粉症がことさらにひどくて目が開けられない今日。
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