ほんとうに皆知らないんだなあ。食品添加物の話
旅館の朝ごはんは好きだけど、ホテルの朝食って苦手だなあ。
サラダのカット野菜から薬品臭がしたりするし。でもみんな好きだよね。
こないだ、他のものを全然食べずにサラダだけ食べてる人見た。
「ごはんを食べようよ、ごはんを」と声をかけたくなったわたくし。
最近添加物とか食品表示のことばっか書いてるのは、
食品表示のパンフレットを作ってるからである。
某D社勤務時に読みあさった食品添加物の本を読み直したり、
毎年1冊は出る「食品添加物」関係の本を読んだりして、
知ってたことに再び驚いたりして、現在添加物で頭がいっぱい。
さらに、ちまちまと細かく決まってる原料原産地表示とか、
一括表示とか、簡略表示とか、表示免除ルールなんかを見直してると
「うへえ」と思うことがたくさんあることにも驚く。
こういった関係の告発系の本って、
いかにもメーカーと国に悪意があるような書き方がしてある。
わたくし、一応日本国のことは信じているので、
そういうのってあまり好きじゃなくて、今までスルーしてた。
でも知れば知るほどほんとに悪意があるような
そんな気がしてくるから不思議だ。
それはなぜか。
あまりにも消費者にわかりにくいルールで表示されてて、
そのことを消費者が全く知らないからである。
とくに、外食と中食(お総菜系のことね)については、
知らないことが多すぎるのだ。
実はわたくし、ふだんの生活ではほとんど外食をしない。
お総菜類も買わない。
だからってわけじゃないけど、外食・中食、
パック詰めされてない店頭販売の加工品は、
原料や添加物表示をしなくていいって、皆知ってると思ってた。
さらに、使ってあっても表示しなくていいものもある。
それも周知の事実だと思ってた。
さてそこで。先日交わされたわたくしと友人の会話。
友人「できるだけ野菜を食べるようにこころがけててさ、
コンビニや外食のときにはサラダを選んで食べるんだよね。
山のように食べちゃう」
わたくし「へー。エライじゃん。
でもさあ、ファミレスやコンビニのカット野菜って、
ジアソーくさいの気にならない? おいしくないじゃん?」
友人「何それ?」
わたくし「カット野菜ってさあ、雑菌が繁殖するでしょ?
だからカットした後に次亜塩素酸ソーダのプールにつけて、
そのあと水でジャブジャブ洗ってあるんだよね。
ときどきジアソーくさいじゃん。残ってんだよね」
愕然とする友人。知らないことにおどろくわたくし。
だってさあ、カットした野菜がヘタレないでいつまでもピンシャンしてて、
茶色に変色しないで腐らないなんてことあり得ないでしょ。
殺菌後に酸化防止剤使ってあるんだよ~。
なんてことは想像しないのだなあとある意味感心したわたくし。
彼はその後「一般ピープルが知らないのはなぜだあ」と怒っていた。
「マスコミが取り上げないのはなぜなんだあ」と。
次亜塩素酸ソーダは洗い流して商品には残らないという前提だから、
表示しなくていいのだった。法律でそう決まってるのだ。
でも、スーパーの鮮魚からはだいたいジアソーのニオイがする。
生食用カキなんかジアソー臭くて食べられない。しかし、
鮮魚の場合は義務だと思うから処理濃度の問題かもしれない。
だって成城石井の鮮魚は全くにおわないもん。
そう言えば、こないだ行った激安イタリアンファミレスの
カット野菜はすごかったなあ。
カット野菜のみならず、トマトやモッツアレラチーズからも
ジアソーのニオイがしたのだ。チーズも殺菌してるんだ、びっくり。
だがしかし。店の側から見た場合、ひょっとしたら
念入りにカット野菜を殺菌する優良店なのかもしれないのね。
食中毒出す方が怖いもん。営業停止だからね。
そういう意味では使っていい。消費者にもメリットはある。
リスクとベネフィットの問題だから。
でも、表示はしてほしいのね、表示は。
してなければ、誰も殺菌されてるなんて気付かない。
自分の身体に知らない間に化学物質が入ってるなんて、
全く気付かずに食べるのってイヤじゃない?
健康のために生野菜食べてると信じて、
次亜塩素酸ソーダが残留してて、さらに水で洗われて
栄養価がほとんど切り口から流れ出てる野菜を
大量に食べるのって悲しくない?
パンフができたら、こういうことを
絶対知らなそうな友人知人に配ろうかなあと思っている
今日この頃のわたくしであった。
100円で販売するらしいんす。欲しい方はぜひ。
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