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外壁塗装を依頼する業者についての考察

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Byほんたべ

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足場が組まれたあとに登ってあちこち見物したらこんなひび割れがありました。
劣化するですねえ家って(当然か)。というか危険なのでほんとは足場に登ってはいけません


2000年に建て売り住宅を購入してはや22年経ちました。

購入時、不動産屋に10年後に外壁塗装をしたほうがいいですよと言われていました。
外壁や屋根の塗装をし直さないと経年劣化によってあちこちが傷んでくると言うのです。

「しないとどうなりますか?」という素朴な疑問への返事は
「次に売るときに価格が下がります」という不動産屋的なものでした。
今では外壁塗装の重要性を知っていますが当時は「そんならどうでもいいな」と思いました。

わたくしの家は建て売りなので同じ区画に同じような家が20軒ほど建っています。
ということは、20数軒が同時に傷み始めるということでもあります。

10年経つと近所にもウチにも外壁塗装の営業があちこちから来るようになりましたが、
どの家も目視で住宅の傷みなどわかるはずもなく全然大丈夫そうだったためか、
「最初に塗装すると3割引にします」的な甘い言葉に誰も乗りませんでした。

東日本大震災のあと一軒目が塗装を始めました。2012年くらいだったと思います。

一軒塗装を始めると次々に塗装をする家が続きます。そういうもんらしいです。
聞いてみるとだいたい100~150万程度。塗装やさんによって金額が違います。
それでも放置し続けて2017年、ちょっとくたびれてきた我が家を見てわたくしは
ウチを建てた施工会社○○ホームで見積もりを取りました。

見積金額驚愕の170まんえん!! なんてこった!!!

どうせ近日中に地震が来るし地震が来たら半分壊れるからいいか!!
(※首都直下型地震の場合うちの近辺は震度6弱→半壊地域)と思いましたが、
2022年になってもでかい地震は来ず外壁も屋根もますますくたびれてきています。

ご近所さんはほぼ外壁を塗装し残りの未塗装者はうちを含めあと3軒ほどです。
さすがにどうかと思ったわたくしは再度○○ホームで見積もりを取りました。

さらに驚愕の250まんえんんん!!! なんてこったあ!!!!!

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飾り板。劣化しています。もうひとつあるんだけどそっちはバキバキに割れてました(泣)
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外壁のピンクに合わせて白く塗り替えてもらいました。バキバキに割れてた方も
どうやって直したんだかちゃんときれいになってて不思議。木工ボンドだろうか。

隣町の塗装会社に依頼すると150まんえんほどでできるらしいという情報を得ましたが、
その塗装会社に依頼した近所の家を見ると塗装後2年にしてすでに劣化が散見されます。

150まんえんで2年しかもたないのでは費用対効果的にはマイナスではないか、
250まんえんで20年は持つ外壁塗装をしてもらいたい!! 
と大地時代に培った費用対効果脳が働いたわたくしは250まんえんを選択しました。

さて外壁塗装とは外壁や屋根の塗料の劣化による見た目の悪さの改善というよりも
壁のひび割れや壁とサッシの間のシーリング(パテで塞いでいる部分)など
住宅の外部に於けるさまざまな劣化部分の改善つまりメンテナンスを目的に行われます。

見積もり後の現地調査でバルコニーの板が劣化して腐っていることが判明し、
その修理のために追加で70まんえんが必要になりました。

合計320まんえんんん?? なんてこったああああ!!!!!!

放置していてもバルコニーが落っこちるわけではありませんが、
数年後に劣化が進み全部取り替えみたいな余計な経費がかかることが予想されます。
近隣もすべて同じ家なのでよく観察してみると数軒のバルコニーが同じように劣化しています。
すでに塗装済みのこれらのお家はどことも知れぬ塗装会社に依頼されていました。

それを見た○○ホームの現場監督が「塗装屋さんは塗るだけだからねえ」と言いました。
塗装屋さんに依頼するだけでは住宅の根本的な解決にはならないということでしょう。
たかが外壁塗装されど外壁塗装だなとわたくしは費用対効果脳で考えました。
安価なものにはなんらかのマイナス要因があると考えたほうがいいのかもしれません。

つーことでバルコニー修理と外壁の塗装には予備日を入れてなんと5週間もかかりました。

5週間、足場と覆いで家は薄暗く、わたくしは4週間目にストレスで酒を飲み過ぎ
めまいが起きたり家から出たくなくなったり永遠にこれが終わらなかったらどうしようなどと
不安でうつっぽくなったりしましたが、5週間でちゃんと終わってマジでホッとしました。

足場が取れたら居間には明るい日差しが差し込んできて(その日晴れだったから)
美しく塗装し直されたわたくしの家はピンク色(の塗料を選択した)に輝き、
職人さんがサービスで郵便ポストとか門灯を塗り直してたまったホコリの掃除もしてくれたので
我が家はたいへんとても美しい新築の家のように見えました。

職人さん、掃除までしてくれてありがとう!!!!!

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塗装がハゲハゲになっている屋根。新しい塗料は熱を遮る遮熱塗料です(効果あるのかな)。
世田谷区では施工業者と住民が世田谷区在住であれば遮熱塗料を塗ってもらうと補助金が出ます。
年度末には予算が足りない(早いもんがちらしい)けど新年度はOKだと思いますたぶん。
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チョコレートが好きなのでチョコレートという名前の色にしてもらったんだけど
おひさまに当たると赤く見えてとてもかわいいのです。結果オーライ(^^)


塗装中は窓が開けられないとか塗料のニオイがスゴいと聞いていましたが、
職人さんが一階の居住スペースのみ窓を開けられるような養生をしてくださり、
塗料のニオイも大したことはありませんでした。
そういうのも施工会社(または職人)によっていろいろだろうなと思います。

ということで外壁塗装を渋って長期間放置している人ほど、
家を建てた施工会社に依頼したほうがいいと思った次第です。

メリット
・施工会社には住宅のデータが残っているので家の構造や素材がわかっている
・施工会社に現場の管理者がいて委託している職人がちゃんとしている
・トラブルがあったらすぐに営業が飛んでくる&サービスがちゃんとしてる
 (曇天で小雨の日とかに職人が来るかどうかなどちょこちょこ連絡してくれる)
・ちょっとした不具合を相談すると直せるものはその場で直してもらえる
 (玄関ドアの不具合を現場監督がちゃらっと修理してくれたり)

デメリット
・高い

とりあえずあと20年、外壁と屋根の塗装はしないで大丈夫そうです。
ありがとう! ○○ホーム!!! 




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