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グレーヘアチャレンジ再開した件

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Byほんたべ

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オレンジっぽい茶色がヘナの色。ヘナもロットによって入る色が変わるし、
その日のコンディションによっても色が変わるのでわたくしの髪にはいろんな色があります。
もちろんまだ黒い髪もあるので、茶系統のグラデーションって感じでしょうか。


一年ほど前、ヘナで白髪を染めるのがめんどくさくなったので、
巷で流行っている「グレーヘア」にチャレンジして3ヶ月ほどで断念したわたくし。
最近「ムリのないグレーヘアへの移行」を思いついたので実行することにしました。

「ムリのない」とはブリーチによるハイライトを数ヶ月にわたって入れていき、
白髪との境界をじょじょにあいまいにしつつごま塩にもならないという方法です。
白髪になってからも黒やグレー、金色のハイライトを入れ続けるので、
「こっからが素の白髪です」ってのがわかりにくくなるのです。

目指すのは「なんかすっげーおしゃれじゃんあの人!!」的なグレーヘアで
少しずつ髪色が明るくなっていろんな色を楽しめるというメリットもあります。
ところで「ハイライト」ですが最近は「メッシュ」とは言わないそうです。
わたくしどうも美容関係で3周くらい遅れてるっぽいです。

さて、ブリーチするにあたり「ヘナ」がかなりのネックになることがわかりました。

わたくしは36歳のとき白髪染めでかぶれて以来ヘナで白髪を染めています。
市販されているヘナは植物性の染料でさまざまな種類があるのですが、
わたくしが使っているのは自然食品店で売っているもっとも安価なものです。

使い始めた当初は「黒い髪の毛のなかに数本オレンジの髪の毛がある」という
「なんかすっげーおしゃれじゃんあの人!!!」的な染まり方をしていました。
よく「それどうやって染めてるの?」と不思議そうに聞かれたものです(遠い目)。

白髪が増えてくるとオレンジの割合が増えて「赤毛のアン」「にんじん」的な赤毛になり
「ヘナ、痛々しゅうございます」的な「イマイチ」感が漂うようになるのと
役所の接客時にさすがに赤毛ではまずいだろうと、ここ数年茶色ヘナにしていました。
したがってわたくしの髪の毛は根っこから先まで「ヘナまみれ」と言っていい状態です。

今回ハイライトを入れるにあたり美容師さんには以下のように言われました。
1.ヘナをやってる髪の毛にブリーチしても色がうまく抜けないことがあります
2.ブリーチしたら髪の毛にかなりのダメージがあります

白髪にバッチリ入っているヘナはブリーチ後も金というよりオレンジっぽくなり、
それをムリに金色にしようとするとダメージがスゴい、とおっしゃるのです。

ヘナにはトリートメント効果というか髪の毛を太くする効果がありますから、
わたくし的にはこれまでダメージヘアとかいうものとはまったく無縁でした。
「傷んだ髪の毛にやさしいトリートメント3500円」とか
「ダメージヘア専用シャンプー&リンス各2500円」なんて買ったことがありません。

長年にわたって洗髪はアレッポの石鹸、リンスはせっけんシャンプー用リンスを使い
髪の毛と洗顔を一緒にする「おっさん洗い」で髪の毛の健康を維持していました。
もともとの髪質の良さもあり「ダメージ」と言われてもまったくイメージできません。

「全然OKです!」とわたくしは元気よく言いました。
「じゃあやってみますか!!」と美容師さんも元気よく言いました。

で、結果は。

確かにヘナの色がバッチリ入っているところは色が抜けず通常、25分のところ35分、
ブリーチ剤二度塗り、それでも抜けないので熱を当てるという対応が必要でした。
ヘナを入れていない後頭部の髪にはきれいな金色のハイライトが入りましたが、
ヘナがバッチリ入っているところはうすーいオレンジになった程度です。

ヘナ、おそるべし。

ブリーチ後のシャンプー時にトリートメント、乾かすときにもオイルトリートメント
乾かしたあとにポリッシュ、などと塗ったことのないものをあれこれ髪の毛につけられて
なんでこんなにいろいろつけるんだろう。営業かしらん? などと思いつつ、
「いつもよりサラサラ~ツヤツヤ~」とわたくしはゴキゲンで家に帰りました。

いろいろとつけた理由がわかったのは、風呂上がりのドライヤー時でした。
ブラシはおろか指すらも通らないキシキシキシキシギシギシギシギシした触感、
バッサバッサとほうきのように広がる見たこともない状態の髪の毛。

「こ、これがダメージヘアってヤツか」

そもそも死んだ組織でできている髪の「ダメージに潤い」とか言われるたび
「死んだ組織に何を上塗りするんだ死んでるのに」とわたくしは考えていました。
しかしその「死んだ組織」にさらにダメージを与えるものがあるのです。
それが「ブリーチ剤」≒「ハイター」なのでした。

自らの無知を痛感したわたくしは、ダメージを受けた死んだ組織(髪の毛)のために
「ブリーチ専用トリートメントオイル」(2600円)を購入しました。
さらに「トリートメント効果バッチリ」のリンスインシャンプーも使ってみました。
以前の髪に使うとヌルヌルが気持ち悪くて使ってなかったものですが、使ってビックリ。
指スルスル、髪ツヤツヤ、ダメージなんてどこへやらになったではありませんか。

「なんじゃこりゃあ!!」とジーパン刑事のように叫んでしまうわたくし。

さらに半乾き状態でブリーチ専用トリートメントオイルを塗って乾かしてみると、
以前と同じツルツルのサラサラヘアに戻ったではありませんか。

「なんじゃこりゃあ!!!」以下同文

死んだ組織がこのようになるのはどういうことなのか。というか、
死んだ組織の表面をツルツルする物質で覆って固定しているのでしょう。

スゴいぞ、美容関係の進化! 

「これからはブリーチを数度繰り返してハイライトを入れつつ、
白髪と共存しはじめたら酸性カラーでいろんな色を入れていきましょうね!!」
美容師さんが元気よく言いました。酸性カラーが何かは不明です。

当初はヘナの在庫5回分をツーブロックの刈り上げ部分にやろうと思っていましたが、
どうせリモートだし人にも会わないのでしなくていい気がしてきました。
刈り上げ部分がごま塩っぽくて区役所で怒鳴るじじいみたいでうーんって感じだし、
夫に「ばあさんみたい」とか言われて不愉快だけど、気にしません。

一年後、金と白とグレーが混じったステキなヘアスタイルのおばさんになり
「なんかすっげーおしゃれじゃんあの人!!!」になる日を夢(というか妄想)見つつ
アレッポの「石鹸おっさん洗い」は当面封印の予定です。

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