日本の中学校・高等学校での英語は「読み・書き」に重点が置かれすぎて、英語を「話す」ことにさかれる時間が少なすぎると言うひとがいますが、少なくとも私の経験では英語を「書く」トレーニングもほとんど受けなかったように思います。ここで言う「書く」とは、自分の思ったことを短いパラグラフにまとめて、相手に伝えるという”使える英語コミュニケーション”の最小のユニットを自力で作成できる能力です。(ただし、日本の英語教育の素晴らしい点は、パラグラフ・ライティングに不可欠な英文法の基礎を体系的に教えるところです。)
羊土社でのウェブ新連載
研究者のための英語コミュニケーションの第1回「アブストラクトの書き方①~どうしてアブストラクトのトレーニングが重要なのか?」では、自分のメッセージを英語で1パラグラフのアブストラクトにまとめるトレーニングこそが、英文法を学校で学んだひとが次にすべき英語ライティングの基本と考え、そのための心得を解説しています。どうぞ
こちらでご覧ください。
第1回 アブストラクトの書き方①
~どうしてアブストラクトのトレーニングが重要なのか?
アブストラクトを書く力は英語ライティング・コミュニケーションの基礎
研究者の仕事の成果はアブストラクトとして世界に伝わる
読者はキーワード検索してタイトルとアブストラクトで論文を読む
アブストラクトを最初に書くという修行
アブストラクトを書くことで理解が深まる