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サンケイニュースの【断 久坂部羊】電車を勉強部屋にする小学生より:
電車の中で化粧をする女性が昨今、批判されている。しかし、先日もっとすごいものを見た。小学校の高学年とおぼしき少年が、地下鉄の中で勉強に没頭していたのである。鞄(かばん)を横の座席に置き、その上にジャンパーをのせ、筆箱などの勉強道具一式を周囲に配置して、膝(ひざ)に問題集を広げている。座席を1・5人分占領したその空間は、驚くほどプライベートな感じだった。近くには立っている老人もいたが、少年は気にも留めるようすもない。....もし、あの少年が医師を目指しているならと考えて、背筋が寒くなった.....勉強するのは自由だが、その前にまず学ぶことがあるだろう....
通勤で満員の電車のなかで”座席を1・5人分占領”する子供に対する不快感は、その場にいたものにしか完全には理解できないであろうから、”電車を勉強部屋にする小学生”を批判することも100%わかります。ここではバランスをとるためにあえて違った考えを.
まず、私自身学生のときは電車の中で国家試験の勉強をよくしました。一つ電車を遅らせて座って勉強できるようにしたこともあります(座席を1・5人分占領することは、おそらくなかったと思いますが)。約1時間あまりの通学でしたが、非常に集中できました。そんな中で時間を有効に使う方法や、短時間で集中して勉強する方法を養ったように思います。
0.5人分よけいに座席を占拠したことはその小学生に落ち度があるとして、「こいつよく勉強しているな。末は博士か大臣かな。俺も若いときはこれくらい勉強したな。まあ、体に気をつけてがんばれよ」と、やせ我慢して子供を応援できる”おとな”でいたいと思います。
おそらく、やせ我慢もできないぐらいに”おとな”を疲弊させる、システムに問題があるのでしょうが....