「北風小僧の寒太郎」、放送禁止


子供らの学校で、「北風小僧の寒太郎」の放送が禁止されているらしいのです。
放送委員の長男情報。

学校で「寒太郎」禁止令

何でも、カンタロウくんという子がいて、ヤイヤイ言われちゃう、というのが理由とのことです。
ナニソレ。

子供ってモンは残酷なモンで、平気で人をからかったりします。
カンタロウくんも、「北風小僧の寒太郎」が学校で流れたりすると、あの繰り返しの掛け声のところで「かんたろー♪」とか言われたりするんでしょう。
もしかしたらイヤな気分になるかも知れません。

だから放送しないってのはどうなの?

禁止にする理由

例えば、そのカンタロウくんや、その保護者から言われたならわからんでもないです(それでも阿呆な話だけど)。
しかし、今回はどうやら学校の判断でそうしたらしい。
その理由はなんなのか。

恐らく、問題になったら困る、とかいう理由でしょう。
からかいがいじめに発展するのは良くあることですから。
問題になったら自分らの立場が、と校長以下先生方はそう思っているはずです。
それしかないですもん。
「カンタロウくんがかわいそう」というのは建前ですね。
本当は、「カンタロウくんがかわいそうになったら、ワシらがかわいそう」でしょう。

自分らの仕事を避ける学校

もちろん、いじめを芽の段階で摘み取るという考えは当然です。
動機がダメなんです。
不用意な一言が他人を傷つける、悪意なくてもこっちが気にすることをズケズケ言われて不快になる、なんてオトナになって“世間”に出たら、良くあることです。
ありすぎるほどです。

それを教えるチャンスじゃないか。
“教育”をするチャンスじゃないか。

それを我が身かわいさでしない学校。
そんなの教育機関とは呼べないです。

その結果の社会に未来はない

現に、そうやって何も教えられないままの人間が“世間”に出て来て、いろいろ問題起きてるじゃないか。
教育の放棄の結果がそれなんじゃないか。
そしてまた、その人間の中から名前だけの「教師」が出て来て、それらがまた、「教育をしない教育」を施すのです。
悪いほう悪いほうへ転がっていくのです。

もう、その実例も出てきているのに、それに気付かないか、気付かない振りをするオトナたち。
どうしようもないかと。

と、以上のようなことを長男にバーッと話たら、キョトンとしてた(笑)。

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