野球の打順において、3番から5番はクリーンアップと呼ばれて、強打者を並べてるってことは野球知らん人でも知ってると思う。
彼らはよく打つ。
ていうかよく打つことを期待されてクリーンアップに座っている。
彼らがガンガン打って走者をホームに迎え入れ、得点を挙げることが前提なのだ。
要するに、彼らは出塁が期待される1番2番と同様、ベース上にいる確率も高い。
ならば。
走者を一掃した(ベース上をクリーンアップした)クリーンアップを、クリーンアップするという仕事が6番にはあるのだ。
ていうか6番の仕事ってそれだけだ。
しかも、ホームランが飛び出すかどうかッみたいな勝負はクリーンアップでするハズなので、6番には長距離砲はいらない。
ここも長距離砲だと、相手投手はクリーンアップのときと同じ緊張感で6番と対峙する。
これはあんまりウマくない。
投手がクリーンアップをなんとか凌いで、ちょっとだけホッとしたようなときに、巧く右にスコーンって打てるような選手がベスト。
そして7番にまた大砲がいるってのが、理想かな。
俺の理想。
野球ってのはメンタルな要素も非常に強いからして、こんなことを考えないとダメなのだ。
そして、こうやって考えるのが野球の真の面白さなのだ。
6番についてこうやってあーだこーだ考えている俺が、今まで見た中でベストな6番打者が、中日ドラゴンズの第一次星野政権時代、優勝した年(1988年だっけか?忘れた)の仁村徹だ。
この年の仁村徹は、スゴかった。
キレイに右打ちして、確実にゲーリー、落合、宇野をホームに迎え入れてた。
ゲーリー、落合、宇野、そして投手の小松、郭源治のうち誰かいなくても、あの年の星野中日は優勝しただろうけど、もし仁村徹がいなかったら優勝できなかったんじゃないか、とか本気で思えるほどだったのだ。
別に150や200打点挙げたワケじゃないから、そうじゃないかもしれないけど。
あの勝負強さ、右打ちの巧さはハンパなかった。
前の宇野や後ろの川又は打ちやすかっただろうな。
ていうか、打順の6番について、こんなに長く書いてる俺ってばなんなのさ。
ま、野球好きなんですな。
さて、『やきゅつく』やって寝るか。