あなたがいなかった方が世のため人のためであったはずと言いたくなる研究者、特に経済学者や政治学者
久しぶりの権丈節。
慶應義塾大学のパンフレットから、
http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/hangakuhankyo.pdf
これまで私は、研究者そのものが、問題の解決者というよりは問題の原因である事例を数多く目の当たりにしてきた。むしろ、あなたがいなかった方が世のため人のためであったはずと言いたくなる研究者、特に経済学者や政治学者がいかに多いことか。政策論という国民の生活に密着する研究領域の場合、間違えたら、たちどころに人々を不幸にしてしまう。後になって、間違えましたで済む話ではない。
かつて、福澤諭吉が、是非判断の分別がつかない者が政治経済を学ぶことを、「その危険は小児をして利刀を弄せしむるに異ならざるべし」と論じていた意味が、年を経るほどに分かるようになってきているのかもしれない。
ちなみに、このページには、法学部法律学科の女子学生が学部の壁を越えて「権丈先生に師事したい! という熱い想い」をほとばしらせています。
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ちらっとはてなブックマークをみましたが
まるで我が事のように憤っておられる方が
散見されますね。
どのような
{宗派/共同体}への{信仰心/帰属意識}
がそうさせるのか
興味深い現象です。
まさかとは思いますが、
権丈先生に指摘されるような
過去、社会に多大な影響をお与えになった
実績のある政治経済学者ご本人様が
はてなブックマークを書かれているのでしょうか。
投稿: ちらっと | 2012年8月 9日 (木) 11時50分