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岐阜県可児市の中学の事件と、その事件報道を考える

中1女子の裸撮影、メール送信=上級生5人がいじめ―岐阜・可児
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100629-00000047-jij-soci 岐阜県可児市の市立中学校で、1年の女子生徒(12)が2年の生徒5人からいじめを受け、裸の映像を携帯電話のカメラで撮影された上、十数人の生徒にメール送信されていたことが29日、分かった。中学の校長は同日記者会見し、いじめ行為があったことを認め、「事前に察知できず申し訳ない」と謝罪した。 同校によると、いじめは5月から今月にかけ、計5回あったという。中2の女子4人と男子1人の5人が女子生徒をスーパーの駐輪場や自宅に呼び出し、下着を脱がせた姿を携帯電話のカメラで撮影。5人を含む同校の生徒十数人にメールで送信するなどした。 同校は21日に女子生徒から相談を受け、調べたところ、5人とその両親がいじめを認め、女子生徒に謝罪の意思を示したという。同校はメールを受信した生徒らに動画をすべて削除させたとしている。 梅雨でジメジメして気分悪いのに、更にイヤぁな気分にさせるニュースが飛び込んできました。幾つか気になるので、忘備録的に書いてみます。 学校や教育委員会の謝罪会見に違和感 この手の学校でのいじめ報道では、学校と教育委員会の謝罪会見が定番化している。確かに「いじめの信号は必ずある。見逃すな」と教育評論家は言うが、そんな簡単に学校側がいじめを発見できるだろうか。これは後に触れる報道の問題と関連するが、どうも本末転倒しているような気がする。 世の中の風潮が「学校は謝罪すべき」みたいなになってる。しかし、謝罪すべきは、保護者=親である。学校や教育委員会が世間体のために会見するならば、どうしたらいじめが無くなるかをもっと真剣に考える必要が高まったと会見すべきだと思うが。 子供たちへの悲しみと、親たちへの憤り このニュースを見て、最初に感じたのは、「愚かな行為に走った子供たちへの悲しみ」「学校から言われて謝罪したと言う保護者たちへの憤り」。 中2の女子4人と男子1人が、1人の中1女子の裸の動画を撮り、十数名にメール送信したなんて、どんな理由あろうと冗談で済ませられるレベルじゃない。そんなことを学校や校外で簡単にやっちゃう子供たちが存在するって事の悲しみ。 そして、その子どもたちを生み育てた親たちへの苛立ち。もちろん、親だって完璧じゃない。でも、事実が確認されたのなら、何はさておいても自分の息子やバカ娘と一緒に、被害者へ謝罪すべきでないのか。 こちらの報道によれば、学校側から面会の場を提供して、謝罪に行ったとあるが。 "いじめ"と"強制わいせつ"をきっちり区別しない報道に違和感 どうやら少年法と言う時代遅れの法律で、14歳未満の少年の刑事責任は問われないため実質無罪だそうだ。しかし、市民感覚としてはこれは"いじめ"を超えた"強制わいせつ罪"ではないだろうか。 最近の報道では、"被害者の人権"よりも"加害者の人権"が過剰に重視される事が多い。あとで事実がひっくり返ったりした時を恐れているのか、加害者の立場も尊重する方がインテリっぽく見えるからなのか。そろそろ、報道機関も本腰を入れて、少年犯罪の取り扱いを考える時期に来てると思う。 真剣に少年法を考え直すべき 本件では、スーパーの駐輪場でも動画撮影が行われたと言う。目撃者は本当に居ないのだろうか。学校内や自宅や公共施設で、このような卑劣な行為が行われる度にこう思う。 大人や子供に限らず、他人に無関心を装い、無責任を貫き、自己主張のみするのなら、もはや性善説に基づいてなんて悠長なことを言わずに、少年法を改正して、少年犯罪の抑止力を高める必要があると。 もちろん、私も偉そうなことを言える程、立派な人間ではないのですが、このニュースを見たら今の気持ちを書き残しておこうと思ったので・・・。そして、映画『告白』の公開について改めて考えました。 【当blog内関連記事】映画「告白」感想と採点 ※ネタバレあります
blogram投票ボタン 人気ブログランキングへ Yahoo!ブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク livedoorClip del.icio.us newsing FC2 Technorati ニフティクリップ iza Choix Flog Buzzurl  あとで読む     少年法の理念 (単行本) 少年事件 心は裁判でどう扱われるか―弁護士と児童精神科医の対話― (単行本) 死刑でいいです --- 孤立が生んだ二つの殺人 (単行本) 告白 (単行本)
AUTHOR: 名無しさん IP: 211.14.252.243 DATE: 06/29/2010 22:40:14 娘を持つ親として私も今回の事件に怒りを感じました。 抑止力として、やはり少年法の改正は必要だと思います。
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コメント

私も、このニュースを聞いた時は、いじめでは無いと感じました。
同じ事を成人が行えば、婦女暴行などでもよさそうな事件が、
同級生が行えば、いじめ
言葉のイメージは和らぐが、酷さは変わらない。

学校内で行われる生徒同士の犯罪を「イジメ」とくくってしまう事に疑問を感じます
これは立派な性犯罪であり 大人であれば強制わいせつ罪です
14歳未満だからと言って自走相談所への通告のむでは
被害少女 家族はその怒りをどこへ持っていけばよいのでしょうか?
年齢にかかわらず悪質なケースへの特例は必要だと感じます
被害にあった少女が一日も早くこの事件を克服して欲しいと願うと同時に
この少女に言ってあげたい
「あなたは何も悪くない 羞じる事もない こんな事にどうか負けないで下さい 頑張って!」

いじめと報道したこと

いじめと報道されたことに違和感を覚えます。
いじめではなくて強制わいせつ、プライバシー権の侵害ですよ。
「事なかれ主義」のせいで、謝罪するだけで終了してしまうのはどうか。
教師に見つからないようにもくろんでやったことに違いない。学校がいじめの実態をすべて把握することは不可能だ。ならば警備員を学校に見回らせてよいと思う。
学業時間外に起きたことなので被害者は被害届をだした、結構だと思う。
だが、学校側に相談して、なぜそれを学校が警察に報告するのを遅らせるのか。
教師といえど、越権行為だ。
いくら中学校の評判を落とすからといっても、対策しないでいることのほうが学校の評価を下げるのではないか。
岐阜県民ですが、教育現場の質を上げないと、
こうしたいじめ=本来はわいせつ罪
を普通のことと思ったまま大人になってしまう。
若いうちに、PTAや教育委員会がいじめに真剣に取り組むべきなのだ。
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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