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[従軍慰安婦]「強制連行された証拠はない」は嘘
【メモ】最高裁判所は、旧日本軍が連行、監禁、強姦したことを事実認定した。

戦後補償裁判、4訴訟も請求権否定 最高裁で敗訴
(朝日 2007年04月27日20時36分)
http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY200704270348.html&date=20070428190359
戦時中の日本の行為をめぐって中国人が損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第一、第二、第三各小法廷は27日午後、計4件でいずれも原告側の上告を退け、敗訴させた。同日午前、第二小法廷が、強制連行をめぐる訴訟で「72年の日中共同声明によって賠償請求権は放棄された」との初判断を示したばかり。この解釈に基づき、戦後補償裁判が次々と姿を消す事態になった。

4件は、戦時中、旧日本軍の慰安婦にさせられたとして中国人女性が国に損害賠償などを求めた二つの訴訟▽中国から強制連行され、働かされていた北海道の炭鉱から45年7月に脱走し、終戦を知らないまま道内の山野で13年間逃亡生活を続けた劉連仁(リウ・リエンレン)さん(00年死去)が、国に賠償を求めた訴訟▽強制連行されて福岡県の炭鉱で働かされた元労働者が国と三井鉱山に賠償を求めた訴訟。

このうち慰安婦2次訴訟は、第一小法廷(才口千晴裁判長)が判決を言い渡した。二審は「日華平和条約によって請求権は放棄された」と理由を述べたが、「日中共同声明によって放棄された」と理由を変更した。

訴えていたのは、山西省出身の郭喜翠さん(80)と故・侯巧蓮さんの遺族。一、二審とも軍が15歳の郭さんと13歳の侯さんを連行、監禁、強姦(ごうかん)した事実を認定したが、請求を棄却した。最高裁も、この事実認定自体は「適法に確定された」と認めた。

ほかの3件はいずれも法廷を開く判決ではなく、書面だけの決定により敗訴が確定した。

慰安婦1次訴訟は、被害にあった山西省の女性4人が国に賠償を求めたが、一、二審とも、旧憲法下で国の行為は責任を問われないとする「国家無答責」の法理を適用して請求を棄却していた。

劉連仁さんの訴訟で、一審は国家賠償法に基づき請求全額を認めて国に2000万円の支払いを命じた。しかし二審は、不法行為のあったときから20年がたつと賠償請求権が消滅するとされる「除斥期間」を理由に、原告を逆転敗訴させた。

福岡強制連行訴訟では、一審が被告三井鉱山に計1億6500万円の支払いを命じたが、二審は時効と除斥期間の成立を認めて原告を逆転敗訴させた。
(以上)



判決文では「現在、中国・山西省に住む80歳の女性ら2人(うち1人は死亡)は13歳と15歳だった42年、日本兵らにより拉致・監禁され、複数の兵士から繰り返し性的暴行を受けた。精神的にかなりの後遺症が残っている」と指摘し事実認定をした。

(1998/8/25)侯巧蓮さんが法廷と集会で証言 侯巧蓮さんの陳述書
http://www.suopei.org/saiban/ianfu/second/kokoren1_j.html



中国・フィリッピンの被害者の証言には、軍による強制連行が多い。インドネシアでもこのケースの証言が少なくない。被害者の証言以外では、インドネシアの事例が明らかになっている。ジャワ島スマランなどでオランダ人女性を強制連行したケースやスマランからフローレス島へオランダ人・インドネシア人女性を連行したケース、ボルネオ島ポンティアナックで地元女性を連行したとみられる事件、モア島で軍が強制連行したとする裁判資料、サバロワ島で地元女性を連行したっとする証言、アンボン島で地元女性を連行したとする証言などがある。
秦郁彦教授でさえフィリッピン「慰安婦」の証言について「多くは事実を反映している」と述べているほどである。

<以下参照>

陸軍第117師団長・鈴木啓久(ひらく)中将
「私は巣県に於て慰安所を設置することを副官堀尾少佐に命令してこれを設置せしめ、中国人民及朝鮮人民婦女20名を誘拐して慰安婦となさしめました」「日本侵略軍の蟠居する所には私は各所(豊潤、砂河鎮、其他2,3)に慰安所を設置することを命令し、中国人民婦女を誘拐して慰安婦となしたのであります。其の婦女の数は約60名であります」
(特集「侵略の証言」『世界』98年5月号)

(2003/12)法廷で元日本兵の性暴力証言を聞いて 川田文子
http://space.geocities.jp/japanwarres/center/library/jihyo41-1.htm

「blog*色即是空」より

軍による強制連行はあった 公文書編(1)
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070403/p1
軍による強制連行はあった 公文書編(2)
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070413/p1
軍による強制連行はあった 証言編(1)
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070405/p1
軍による強制連行はあった 証言編(2)
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070411/p1

「誰かの妄想」より

従軍慰安婦問題・慰安婦高額報酬説のトリック
http://ameblo.jp/scopedog/entry-10030549652.html
都市伝説・慰安婦高額報酬説(追記)
http://ameblo.jp/scopedog/entry-10031729317.html


「正論」2005年1月号 小野田寛郎「私が見た『従軍慰安婦』の正体」
にたいする「指環」氏によるツッコミ
http://t-t-japan.com/bbs/article/t/tohoho/10/freqrf/freqrf.html
従軍慰安婦は商行為である!と主張したつもりが、軍による慰安所管理や「半島ではあくどく詐欺的な手段で女を集めた者がいると言う話はしばしば聞いた」ということを証言してしまった小野田さんの手記。

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昭和天皇「A級戦犯合祀が御意に召さず」参拝中止
A級戦犯合祀が御意に召さず、侍従日記に昭和天皇の不快感
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070426i107.htm?from=main1
(2007年4月26日 読売新聞)
昭和天皇に仕えた故・卜部(うらべ)亮吾元侍従の日記に、昭和天皇が靖国神社への参拝を取りやめた理由について「直接的にはA級戦犯合祀(ごうし)が御意に召さず」と記されていることがわかった。

昭和天皇がA級戦犯の合祀に不快感を示していたことは富田朝彦・元宮内庁長官の日記で明らかになったが、その事実が改めて確認された形だ。
(以下略 全文はソース)
http://megalodon.jp/?url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070426i107.htm%3ffrom%3dmain1&date=20070428035913
(リンク切れの場合はこちらのキャッシュ)


まぁ、陛下の言葉を借りて、A級戦犯分祀論を唱えるつもりは毛頭ないんだけど。

頭の悪いウヨは「陛下を利用するな~!朝日の捏造だ~!」


だって


安倍のブレーンの櫻井よしこなどの一部自称保守(ウヨ)論客達が最初に

「中国韓国外圧のせいで天皇の参拝が中止されたのだ!天皇が安心して参拝できるよう外圧には屈するな!」と陛下を利用した運動をしていたのを、忘れてるみたいだね。


哀れだね・・・・


慰安婦問題でも、安倍に入れ知恵しているのは同じメンツだけど、軍による強制を裏付ける証拠資料がごっそり出てきて、もうゴマカシが利かなくなって、「責任」を認める謝罪パフォーマンスをした安倍は、こいつらがいかに自分達に都合のいい情報だけで論じてるかが、やっとわかったんじゃない?

いや、わかってないかなぁ


ここまでヌケてる保守の星には、さすがに同情しちゃうな・・・・


最後に、もう一度言っとくけど

「ウヨ涙目w」とか、陛下の言葉を借りて、A級戦犯分祀論を唱えるつもりは毛頭ないんだけど。


▼「独白録」のなかでもA級戦犯嫌い。

日独伊三国同盟を推進した松岡洋右(ようすけ)元外相について、「別人の様に非常な独逸(ドイツ)びいきになった。恐らくはヒトラーに買収でもされたのではないかと思われる。」と語っている。


▼「富田長官メモ」のなかでもA級戦犯嫌い、合祀にも反対、靖国には二度と行かない。

「私は、或る時に、A級(戦犯)が合祀され、その上、松岡、白取までもが。筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが、松平の子の今の宮司がどう考えたのか、易々と。松平は平和に強い考えがあったと思うのに、親の心子知らずと思っている。だから、私はあれ以来参拝をしていない。それが私の心だ。」と語っている。


昭和天皇の胸中を推察すると、靖国神社には二度と行かないという断固とした意志と

心中の怒りが伝わってくる言葉だね。

<関連サイト 世界は靖国をどう見ているか>
http://www.geocities.jp/social792/yasukuni/sekai.html

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朝日vs安倍晋三とネトウヨ
どうやら安倍が週刊朝日の記事に釣られて激怒したらしいんだが


安倍晋三首相は24日夜、長崎市長射殺事件で容疑者が所属していた暴力団と首相サイドの「関係」を指摘した週刊朝日の報道について「私や私の秘書が犯人や暴力団と関係があるのであれば、直ちに首相も衆院議員も辞める考えだ」と述べ、強い憤りを示した。さらに「いくらなんでもだまっているわけにはいかない」と、法的措置を取る意向を明らかにした。

首相は「一切関係ない。まったくのでっち上げで捏造だ」と強調。その上で「この記事を書いた(週刊)朝日の記者、あるいは朝日(新聞関係者)の皆さんは恥ずかしくないのか」と不快感を示した。

また「いくら私が憎くて私の内閣を倒そうということでも、まったく事実に基づかない、いわば言論によるテロだ。報道ではなく政治運動ではないか」と指摘した。官邸で記者団の質問に答えた。
http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007042401000839.html
詳しくはJ-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2007/04/25007174.html


普通は、言論テロって産経や正論なんかのこと言うんだけどなぁ。。。

で、2ちゃんの関連スレを覗いたら、ネトウヨは安倍擁護より朝日叩きに必死でしたw

しかも、週刊朝日の記事では、見出しが少し暴走しただけで、別に安部と城尾がつながっていたとは一言も書いてないらしいですね。

ってことは・・・・



|-@∀@)もしかして、法的措置ってレッドパージのこと?
|⊂ノ  
|`J 

あと、安倍の「私や私の秘書がこの犯人や暴力団組織と関係があるのなら、私は直ちに首相も衆院議員も辞める考えだ。」発言には、安倍の秘書が下関市長選のとき対立候補の選挙妨害を北九州市の指定暴力団・工藤会にたのんで報酬料の件でもめ、安倍の後援会事務所や自宅などに計5回にわたって火炎瓶が投げ込まれているので、いくつかの有名ブログでツッコミが入ってますね。

この事件に関しては「kojitakenの日記」が詳しいので紹介。

「安倍氏秘書が見返り金」、放火事件公判で検察指摘(2006年7月)
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20070425/1177522492
こっちが、2006年7月12日の火炎瓶が投げ込まれたときの朝日の記事

「安倍晋三の秘書が地元のホニャララ団に現金を渡した」と秘書本人が認めた件
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20070425/1177516282
こっちが、火炎瓶が投げ込まれた事件の詳細について

工藤会は九州最大の暴力団
http://www.web-sanin.co.jp/gov/boutsui/boutsui4.htm

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[産経]古森義久が慰安婦問題でデマ報告をする
最近3Kの古森義久氏は、慰安婦問題での史実の捏造報道がバレ、もうゴマカシが効かなくなりヤケになっているのか、自身のブログで元大本営参謀で世日クラブの監査役を務めている統一協会関係者・高橋正二氏のトンデモ報告とやらを連発で紹介している。

あまりにも内容がデタラメなので取り上げることにします。

ちと長いですが、がまんして読んでください。

(「軍による強制連行はなかった」(1)と「従軍慰安婦の仕掛け人たち」(2)のツッコミについては、とりあえず保留中です。)

「米軍も売春女性を徴用した」‐‐元大本営参謀の証言(3)
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/157217/#cmt
(古森ブログ 以下一部引用)
元大本営参謀で戦後は明治薬科大学の理事長などを務めた高橋正二氏の報告を続けます。高橋氏は終戦直後に米軍と直接、接触する「有末機関」の一員だった貴重な体験を経ています。
その有末機関時代に米軍は日本側に売春宿の開設や日本女性の売春婦としての徴用を命じた経緯が証言されています。
軍隊とセックスというのは、なにも日本軍だけが例外だったわけではないことの証明といえましょう。

以下は高橋氏の報告からの引用です

「米軍も女性の強制徴用を求めていた」

(前略)昭和20年8月24日、厚木飛行場に参りましたが、それはひどい有様でした。先遣隊(隊長テンチ大佐)約150名は28日、マッカーサー司令官は30日、到着し、ただちに横浜へ、私どもは神奈川県庁の一部に陣取り、9月20日、ミズーリ艦上降伏文書調印式における代表団一行の出迎えなどに忙殺されていました。

これら期間を通じて、頭を悩まし続けたのが、進駐軍兵士により暴行、強姦などが毎日毎日、被害の訴えがあることでした。

『進駐軍兵士により治安騒乱のうち、最もてこずったのは日本婦人に対する暴行、強姦などの風紀上の問題であった。最初の訴えに対し、第八軍司令官アイケルバーガー中将は「若い学生がジャングルから飛び出して、広々として校庭に出たようなもの、しばらく我慢してくれ、我々の方でも十分、気をつけるから」との話であったが、来る日も、来る日も、この種の訴えは一向に減る様子もなく、そのたびごとに報告者の悲憤慷慨は想像に絶する激越なものであった』(有末精三著『有末機関長の手記』)

当時、進駐軍軍人、ことに黒人の児を宿して生まれた混血児は3000人ともいわれ、澤田廉三元大使、および美喜夫人の経営するエリザベスサンダーホーム(大磯における孤児院)をはじめ、各種の施設や社会事業などのこれら悲劇の対策は講ぜられたものの、わが国、社会に残した傷跡はまことに残念なことでありました」

進駐軍の初仕事とはなんであったのか

「一、厚木飛行場に先遣隊が進駐してきた日の翌日の8月29日、米軍連絡将校が東京の警視庁に現れ、『娼家の施設をみせろ』と言ってきた(売春施設問題が初仕事ではないか)

二、同年9月28日、東京都衛生局が初めて受けた命令は『女』の問題。都衛生課員の与謝野光博士がGHQ(連合軍総司令部)公衆衛生局長サムス大佐のもとで交渉を開始、都内に残っていた花柳街五箇所および特飲街十七箇所(うち一箇所『千住』のみ日本人用)を接取された。

三、売春施設だけでは満足しない米兵は街の一般婦女子にも手を出し、パンパンガールとして自ら乗り出した日本婦人も現れた。

四、昭和28年2月27日、第十五回国会参議院本会議で、社会党の藤原道子議員の質問演説にも左のとおり触れている(当時の女性議員協議の結果)。

『アメリカ当局には軍紀の励行を望みたい。どうしてもそれができないならば、日本の女性をこれ以上、蹂躙することなく、この際、本国から対象となるべき必要数の女性を呼び寄せて、自国の女性によって性の解決をされるように要望したいのであります。(拍手)』
(以上 全文はソース)





この高橋正二氏って人の証言は、内容だけじゃなく時系列もメチャクチャだなぁ

古森氏は、「米軍は日本側に売春宿の開設や日本女性の売春婦としての徴用を命じた経緯が証言されています。」などと言ってるが

米軍用の慰安所は、日本政府が国策として敗戦わずか3日後の1945年8月18日には、進駐軍の上陸に備えて、目にもとまらぬ早さで内務省警保局長から警察部長宛の無電通牒を発し、米兵のための慰安所の準備を各都道府県に命じ、全国の警察も慰安婦集めをしています。そして早い自治体では9月3日から営業を開始しています。


以下参考 従軍慰安婦 吉川春子P146~147より
[埼玉県史・通史編7]

昭和20年(1945)8月15日に敗戦により、日本は占領下に入った。埼玉県では9月14日の米陸軍代四三師団の熊谷への「進駐」を皮切りに…占領軍部隊の「進駐」が始まった。その数は20年11月現在で約17000人の多数にのぼった…。
さて、これより前、敗戦からわずか3日後の8月18日、内務省は、警察部長名で「外国軍駐屯地における慰安施設に関する件」の通牒を発した。「性的慰安」を含む、「外国駐屯地慰安施設」の設置・整備を指示したものであった。具体的指示を与えている「整備要綱」から第三・四項を示そう。

三 警察署長は左の営業に付いては積極的に指導を行ない、設備の急速充実を図るものとする。
性的慰安施設
飲食施設
娯楽場

四 営業に必要なる婦女子は芸妓、公私娼妓、女給、酌婦、常習密売淫犯者等を優先的に之を充足するものとする。

この通牒をうけて、8月26日、特殊慰安施設協会(RAA)を設立し、東京銀座街頭に「新日本女子に告ぐ」の募集広告を出し、華々しく営業に乗りだしたのである。
(以上)


つまり、米軍が日本側に売春宿の開設や日本女性の売春婦としての徴用を命じたもなにも、それより前に日本政府が命じてるわけです。

[特殊慰安施設協会(RAA)について]
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c6%c3%bc%ec%b0%d6%b0%c2%bb%dc%c0%df%b6%a8%b2%f1
特殊慰安施設協会は内務省が中心になり占領軍対策として半官半民(5000万円ずつ出資)で設立された。



P152より
[北海道警察史2 昭和編]

その募集については主として業者を通じて行なったが、事の重要性に鑑み警察官自身も直接それに従事した。すなわち警察保管の旧娼妓名簿から前職者の住所・氏名を調査し、彼女らを訪ね毛布、砂糖などを贈って、日本及び日本人のため再び稼働するように説得し、協力を求めた。このような官民挙げての努力により450余名の現職者と合わせて本道の特種慰安婦は総勢770余名に増強された。
(以上)



P158より
[兵庫県警察史 昭和50年3月発行]

慰安所は押すな押すなの大盛況であった。しかし終戦の年も押し詰まった12月15日にGHQ(連合国司令部・吉川)から進駐軍将校に対し慰安所への立ち入り禁止命令が発せられ、MPによる取り締まりがはじまった。このため慰安所はわずか3ヶ月で閉鎖せざるえなくなり、1000名を超える慰安婦は失職し、次第に街娼化していった。いわゆるパンパンガールの出現である。
(以上)


GHQによる公娼廃止指令について
1946年1月、GHQは全兵士にこの公娼施設への立入りを禁止すると共に、「日本の身代金や前借金などの名目で拘束された公娼制度は民主主義に反する」として、「日本に於ける公娼廃止に関する件(覚書)」を発し、日本政府に公娼制度(貸座敷・娼妓)を全て廃止するよう、命令した。

それを受け、1946年2月、日本政府は「廃娼令」を施行した。

こうして、基本的に日本国内の売春行為は非合法となった。

だが、戦後社会の混乱による、そして、進駐軍兵士による婦女暴行事件などを防ぐためにと、1946年11月、日本政府は、私娼取締りを名目として、旧遊廓を事実上存続させる方針を決定した。

GHQは、これを黙認した。GHQも、日本の民主化改革のために公娼制度を廃止したが、実際は、米軍兵士のための売春婦を必要としており、また、性病予防の観点からも、こういった性的慰安施設が必要だったのである。



あと、pr3さんもこんな指摘をされている。

「黙然日記」より
古森義久氏、統一協会関係者を熱心に紹介する。
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20070423/1177322897
コメント欄でも指摘されていますが、お年を召した高橋氏の証言にはだいぶ事実誤認があるようですね。言っている内容自体もかなりひどくて、引用部分はそれこそ人種偏見丸出しの上に、混血児が生まれたのはどう考えても占領開始から9ヶ月後以降なんですが(エリザベス・サンダースホーム設立は1948年)、なんで占領開始直後の話をしているときにこの話題が出るのか

以上のことから、古森氏にはデタラメな報告をヤメてもらいたい。

 (RAAに関して間違いがあったので後から追記、修正しました。)

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[産経]古森義久が慰安婦問題でぎらつく報告をする
アメリカで慰安婦決議案が準備されているといって、安倍がまた謝罪パフォーマンスをしたそうだが、産経ではまたぞろデマ報道がにぎやかだ。

【緯度経度】慰安婦問題での陰謀説 ワシントン・古森義久
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/48621
(一部抜粋)
<丶`∀´>「ティンジ・オブ・レーシズム」とは人種や民族への偏見の色彩である。慰安婦問題で日本を非難するボストン・グローブ3月8日付社説の見出しは「『すみません』と言えない日本」だった。ニューヨーク・タイムズの3月6日付社説は「日本の政治家たちは安倍首相はじめ恥ずべき過去を克服する第一歩はその過去を認めることだと知るべき時だ」と断じた。米国はフランスに向かって、こんな口調で告げるだろうか。こうした高所からの「日本とは」とか「日本の政治家たちは」という説教調の断定には日本国民を一括して特殊に決めつける人種偏見がにじんでいる。そう抗議したかったのだ。

しかしいまの米側の日本糾弾にはさらに悪質な政治的攻撃が存在する。テレビでは言及する時間がなかったが、自己のイデオロギーの日本への押しつけに慰安婦問題を武器にするという動きである。その典型はエール大学のアレクシス・ダデン准教授が発表した「安倍首相の新しい服」という題の論文だった。タイトルからして明らかにアンデルセンの童話「裸の王様」を示す、日本の首相への侮蔑的な表現である。
ダデン氏は次のように述べていた。

「(慰安婦問題の)焦点は強制に関する事実ではなく、安倍(首相)が『強制』の意味を切り替えたこと、そしてその言葉の論議の忌避を最近、決めたことは、なぜかという理由である。簡単にいえば、それは安倍(首相)が日本軍を合憲の軍隊として復活させる前に旧日本軍の記録をごまかすための企図なのだ。1947年憲法を変えて、日本軍が活動できるようにするという安倍(首相)の決意はワシントンの公然たる奨励を得ており、そのことが慰安婦強制での日本軍の歴史的役割に関する彼の尊大な言明の要因となったことは疑いがない」

安倍首相が慰安婦問題では日本軍復活のために「強制徴用」を否定した、というのだ。いかにもこじつけの「陰謀説」である。その語句には日本は憲法を変えることも、自衛軍を持つこともしてはならないという自己の勝手な政治主張がにじんでいる。

ダデン氏といえば、慰安婦問題で日本を裁いた2000年の国際模擬裁判でも中枢の役割を演じた左翼活動家の女性である。博士論文は「日本の謝罪テクニック」という題だったという。
いまの米国での慰安婦論議には日本を一定の政治鋳型の押し込もうとする、こんなぎらつく動きもあることを報告しておこう。
(以上)


てなかんじで、

古森氏が米PBSテレビに出演したことと、自己のイデオロギーをからめ、ぎらつく報告しているのですが

この記事を読むかぎりダデン氏は「安倍は強制の意味を切り替えた」と言っているわけで、実際に安倍は、狭義だ広義だと詭弁を使い強制の意味を切り替えてきました。

それなのに、古森氏はダデン氏の発言内容を勝手に「安倍が強制徴用を否定したというのだ」と捏造して、さらに妄想を膨らませて「陰謀説だ」とこじつけてるわけで


(・∀・)自己の勝手な政治主張がにじみ過ぎですよ古森さん。


それと、

古森氏はアメリカでの慰安婦決議案を「ティンジ・オブ・レーシズム」という言葉で「人種や民族への偏見」だときめつけ「米国はフランスに向かって、こんな口調で告げるだろうか」と抗議したそうですが、昨日も紹介した「反米論を撃つ 著者 古森義久vs田久保忠衛」の中で、反米論者である西部邁氏と小林よしりん氏に対して、こんな批判をしています。

187ページより 白人恐怖症のご両人

<丶`∀´> 他人に対し人種ということで全体の特徴を、ああだこうだと決めてしまうステレオタイプの一番悪い典型が人種偏見であり、人種差別です。
(中略)
(よしりんのマンガをみると)白人にもアングロサクソンとかゲルマン、スラブ、ユダヤなど、いろいろあるのですが、とにかく白人といのは、日本人の敵のようなのです。白人はみな同じように考え、同じように行動するという大前提、これこそ人種差別の極みです。人間を個人の次元でみず、人種の区別でしか判断できないのですから。
(中略)
人間を人種でしかみないとなれば、まさにレーシズムの世界です。


< ; `∀´> ギクッ



 あと、

(・∀・)いつものことですがビックマウスも含まれているようですね。

「黙然日記」より 古森義久氏の米TVでの発言。
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20070421/1177136310#c
実はこの記事の見どころは、後半の「米国が日本を非難するのはレイシズム(人種差別)だ」という主張のあたりです。紙面では力強く主張したことになっているのですが、番組の方を見ると、「いや、中国や韓国からも非難されていますから」とザカリヤ氏にすかさず切り返されていますね。


< ; ゚Д゚> アッ…イヤアアア

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[産経]古森義久の「反米論を撃つ」を読んでみた
ネトウヨにエサを与え続けている3K記者古森さんの、2003年11月発行「反米論を撃つ 著者 古森義久vs田久保忠衛」を読んでみました。

対談形式の全261ページに及ぶこの悪書が発行されたのは

↓古森さんが、この伝説の記事を書いた年ですね。

産経 2003/4/12【古森義久の眼】予測ミスの“戦犯”追及 

米国ではイラク戦争の見通しを間違えた言論人や学者、政治家の責任を追及する作業が始まった。
予測の外れではだれが一番ひどいミスを犯したか、そのランクの高い人たちの名を「恥辱の殿堂」に記念として記録しようという動きまでが起きている。
(中略)
日本でも朝日新聞などイラク戦争の展望について「長期化」「泥沼化」をしきりと 断言する向きが多かった。そのミスの責任の所在を明確にすることは、今後の国の対外政策の評価でもきわめて重要となるだろう。
(以上)



では、対米従属論者である古森さんの悪書を紹介します。

第一章 アメリカを読む指針

古森さんは10ページ目でいきなりこんなこと言ってます。

<丶`∀´>私は産経記者としてワシントンに常駐してますが、日本の一部の反米、反ブッシュのプロパガンダはいろいろ入ってきます。だいたいはあまりにくだらないデタラメなので、無視してるとはいえ、それが日本国民にも大きな悪影響を与えるとなると、黙ってるわけにはいきません。ある一定範囲を超えた反米プロパガンダは国益に反します。
(以下略)

|・∀・)ある一定範囲を超えた、古森さんのデタラメな反中共プロパガンダも国益に反してると思います。



11ページより

<丶`∀´>ところが日本での最近のアメリカの読み方を見ていると、点と点でしかアメリカ像をとらえようとしない人があまりに多いようです。ごく断片的な極端な部分だけをとりあげ、あたかも全体がそうであるかのような構図を示す、という方式です。点と点の結び方が、事実はこうであるというのではなくて、こうあるべきだという意見にかられているのです。

多くの場合、最初に自分なりの結論があって、その結果を支え、補強するために、それに合う情報だけいろいろ集めてきて、偏った構図を組み立てる。その結果、アメリカの全体像を歪め提示する。自分の好きな点だけしか見ないのでは、現実の全体像に背を向けることになります。最初に「アメリカ大嫌い」という結論ありきの反米ウォッチャーたちがよくこの方法をとりますね。
点と点だけを勝手に結ぶのが反米主義のアメリカの読み方というわけです。
(以下略)

|・∀・)最初に「中国大嫌い」という結論ありきの古森さんは「マイク・ホンダ氏の慰安婦決議案提出の裏には、日米の離間をねらう中国系反日団体(中共)の策謀」と、最初に自分なりの結論があって、その結果を支え、補強するために、献金が突出していると偏った報道をおこない、その点だけを誇大に宣伝し、アメリカでの慰安婦決議案提出の全体像を歪めた反中共報道をしています。
事実はこうであるというのではなくて、こうあるべきだという点と点だけを勝手に結ぶのが反共主義者のアメリカの読み方というわけですね。
なるほど。



12ページより

<丶`∀´>たとえばフセイン政権を打倒するためにイラクを攻撃するべきか、イラクに対して武力行使をすべきかという政策議論について、反対論者の意見を探そうと思えば、いくらでも探せます。しかもそれを、いかにもアメリカの絶対多数派の意見であるかのように報じることもできます。
しかしイラク問題に関してアメリカ国民の間でも、議員の間でも、フセイン政権への軍事攻撃を支持する賛成論者のほうが、圧倒的に多いのが現実です。社会の断層をどこで切ってみても、フセイン打倒支持が多数派であることは否定できません。
(中略)
アメリカを読むにはいろいろな角度から光を当てて、立体像を照らし出すことです。アメリカの多数派は何を求め、少数派は何を考えているか、という区別に立脚してアメリカの事実をとらえていく、というのがまず最初の指数だと思うのです。木を見て森をみない愚をおかすな、というわけです。
(以下略)


|・∀・)イラク戦争マンセーな古森さん、ざんね~ん!今ではアメリカ国民の間でも、議員の間でもイラク戦争反対論者が、圧倒的多数派です。
それに最近の古森さんは、アメリカでの慰安婦決議案の賛成論者が何を求めてるのか理解できずに、反対論者である少数派の日系議員を探し出しては、電凸取材して多数派の意見であるかのような記事を書いてますが、木を見て森をみない愚をおかすのは古森さんのオハコじゃないですか。



※この後、古森さんがイラク戦争に反対した反米論者の実名を上げながら批判を展開、対談相手の田久保さんはイラク戦争と石油利権は関係ないと切って捨て、イラク戦争を国益のためだと正当化します。それに応える形で、古森さんはなんの論拠も示さないで、こんな言葉を吐き捨てます。


28ページより

<丶`∀´>日本にとって得だから、日本が独自に判断して決めた政策なのに、たまたまアメリカと同じ方向になると追従だと言い始める。そいうことを言う人達の方がよっぽど追従者で、下劣だと言わざるを得ません。

|・∀・)??
もちろん、この逆説的な表現の前後には、なんの説明もありません。。。

(この続きは、気が向いたら書きたいと思います。)

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[教育]自民党 つくる会 屋山太郎のあきれた実態
pr3さんのブログで気になるエントリーを見つけたんで紹介しときます。

引用文の2段目のURLが、扶桑社がつくる会との出版契約を破棄し、新たに手を結ぼうという新団体についてです。

「黙然日記」より
[watch][sankei]つくる会分裂騒ぎ新展開
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20070417

~~~引用開始~~~

So-net blog:平田文昭の正統保守宣言:「つくる会」、関頭にたつ-1,2
http://blog.so-net.ne.jp/hiratafumiaki/2007-04-15
http://blog.so-net.ne.jp/hiratafumiaki/2007-04-16

要約すると、「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会? *1」(代表世話人・屋山太郎)という組織が動きはじめた、ここは日本教育再生機構(理事長・つくる会を追い出されたのになぜか偉そうな八木秀次)とほぼ一体である、扶桑社は次の教科書づくりから「新しい歴史教科書をつくる会」と手を切り教科書事業を分社化して「有識者の会」と組む、つくる会は2010年度からの教科書を独自に作るめどが断たれた、という話のようです。まあ、内紛の結論が出たというかさらに泥沼化しそうだとか、そんな感じかと。
(以下略)

~~~引用終り~~~

ろくでもない団体なのは確かです





もう1つ紹介。

「黙然日記」より
[watch][politic]自民党のあきれたご意見募集。
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20070409

~~~引用開始~~~

今日行く審議会@はてな - あきれた批判 http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070407/1175896336
でも取り上げられていますが。

あきれた教育現場の実態
https://youth.jimin.or.jp/iken2/index.html

自民党の「ご意見募集」なページですが、これはなかなかひどい。自民党そのものは一個の政治団体ですから、主張が対立する日教組を批判すること自体は理解できますが、これは批判ではなくほとんど罵倒か中傷のレベルですね。
(以下略)

~~~引用終り~~~

自民党の「ご意見募集」ページの実態は、ネトウヨ仲間がいっぱい増える
便利なレッテル

「なんでもかんでも日教組が悪いんだ~!!」

(根拠なし)

 だそうです



そういえば、自民党が「つくる会」関係者の参与のもと、座長・安倍晋三、事務局長・山谷えり子を看板にアンチ「過激な」性教育・アンチジェンダーフリーキャンペーンを展開したときの「ご意見募集」も、非常に誘導的な質問文、恣意的な結果分析等、著しく客観性を欠いた、社会調査としての体をなしてないものばかりですよね。
http://d.hatena.ne.jp/kitano/20050523

ジェンダーフリーとは
http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/genderfreeQandA.html

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[従軍慰安婦]「強制連行の証拠なし」の根拠なくなる
そもそもなぜアメリカで従軍慰安婦決議案が提出されたのかといえば

当ブログでも
「慰安婦問題と安倍内閣」
http://dj19.blog86.fc2.com/blog-entry-35.html

で、以前に記事を書いてますが

産経や安倍やその閣僚(日本会議・日本の前途と歴史教育を考える議員の会)などが「軍による強制はなかった」というブラックプロパガンダをデンパや権力を悪用し垂れ流し、史実をねじ曲げようとしたからなんだけど


<分かりやすく年表で見てみると>

1993年 「河野談話」表明
      軍による強制を認める

1994年 「アジア歴史資料センター」設立

1995年 「女性のためのアジア平和国民基金」発足

1997年 3月 河野談話を作成した元石原官房副長官の証言を根拠に
       産経新聞が「強制連行の証拠なし」キャンペーン

    5月 安倍「いわゆる従軍慰安婦の強制性について検証する文書が出て
         きていない」(衆院決算委員会分科会)      

     ウヨが史実を歪曲し教科書からの従軍慰安婦削除運動を活発化させる

2001年 ウヨの傲慢ぶりに釘を刺すためアメリカで最初の慰安婦決議案
     が提出される

2006年 安倍「狭義の強制性と広義の強制性がある。家に乗り込んでいって強引に
       つれて行ったのか、自分としては行きたくないけどもそういう環境
       にあったのか」(衆院予算委員会)

2007年 安倍「強制性についてそれを証明する証言や裏付けるものはなかった。
       その定義が(狭義から広義に)変わったということを前提に考え
       なければいけない」(記者団に) 
      
       と、ウソをつく→すぐに謝罪する→だんまり決め込む
     

てな感じで

つまり、10年前から産経や安倍とその一派は「強制連行の証拠なし」キャンペーンをしているわけですね

元石原官房副長官の証言というのは、強制の根拠が韓国の元慰安婦達の証言だけだというものなんだけど

15日付の朝日の報道で、東大に所蔵されていた「軍の強制を示す公文書による証拠資料」が林教授によって提出され「強制の証拠なし」という史実の捏造に終止符が打たれました

慰安婦強制示す調書、東京裁判に各国検察提出
http://www.asahi.com/national/update/0414/TKY200704140400.html
(2007/04/15 朝日)
http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/national/update/0414/TKY200704140400.html&date=20070417140419
(ウェブ魚拓)



現在2ちゃんでは、使い古された論破済み捏造コピペで

ネトウヨ達が必死に最後の抵抗を試みている模様




  〃∩    
 ⊂⌒( -@∀@)<ウヨの断末魔の叫び声が聞こえるね
   `ヽ_っ⌒/⌒c <今だに吉田証言のコピペ貼ってるよw
      ⌒ ⌒
【追記】「blog*色即是空」年表 「慰安婦関係調査」と日本政府の謝罪の経緯
http://d.hatena.ne.jp/yamaki622/20070417

(年表は後から追加修正しました)

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[デマ]またか!産経 古森義久が印象操作?
米国議会調査局(CRS)は日本の従軍慰安婦問題に関する決議案に関連して議員向けの調査報告書をこのほど作成しました。

「慰安婦募集から運営まで日本政府がすべて介入」米議会報告書
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=86366&servcode=200&sectcode=200
(中央日報 2007/04/10)
CRSは報告書を通じて、日本政府と日本軍の慰安婦強制動員に介入した証拠はあり、日本軍が慰安婦女性募集から慰安所運営まですべての段階に介入したと指摘した。CRSは米軍がミャンマーでつかんだ20人の韓国人出身慰安婦の証言とホルスアンダーウッド博士が米政府に報告した日本軍の韓国人慰安婦強制動員記録、オランダ政府文書記録保管所に保管された日本軍慰安婦強制動員資料などを証拠として提示した。

本報告書では昨年4月10日に出された1930?40年代に日本軍によって行われた慰安婦動員実態に関する報告書を大幅に補強したものだ。昨年の報告書は日本軍慰安婦問題について客観的な事実を盛り込むにとどまったが、今回の報告書は日本政府と日本軍の過ちを具体的に指摘しているのが特徴だ。
(一部略 全文はソース)



「組織的強制徴用なし」 慰安婦問題 米議会調査局が報告書
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070412/usa070412000.htm
http://megalodon.jp/?url=http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070412/usa070412000.htm&date=20070419011651
(産経 2007/04/12)
【ワシントン=古森義久】米国議会調査局は日本の慰安婦問題に関する決議案に関連して議員向けの調査報告書をこのほど作成した。同報告書は安倍晋三首相の一連の言明を「矛盾」と批判しながらも、焦点の「軍による女性の強制徴用」については軍や政府が全体としてそうした政策をとってはいなかったことを認める見解を明らかにした。同報告書はさらに決議案の日本側へのこれ以上の謝罪要求に懐疑を示し、賠償を求めれば、日本側から原爆の被害者への賠償請求が起きかねないという懸念をも表明した。
(以下略 全文はソース)



3Kの古森さんが、最近おとなしくしてるんで心配してたんですが

ひさびさの毒電波です。

時系列的に後から産経が記事をUPしてますが、同じ米議会調査局(CRS) 報告書なのに中央日報の記事と正反対の印象を受けるんですが

ちなみに、CRS報告書の原文の数ページを機械翻訳で見たかぎり、安倍の発言を批判するものでした。

それなのに、この産経のタイトル「組織的強制徴用なし」ってw

これはさすがにネトウヨでも疑問に思うんでないかい?

まぁどっかにそれらしいことが書いてあるのかもしれないんで断定はできないんですが、いつもの悪質な印象操作?ではないかと

あと、海外の学者までは知りませんが、日本の学者では自分の知ってるかぎり
だ れ も 「慰安婦の強制徴用」を軍や政府が全体としてそうした政策をとったなどと言ってません。

つまり、政府、軍(陸軍省・参謀本部)が強制徴用命令を出したなどと言ってる人は、もともといません。

従軍慰安婦の徴用が政府や軍の直接、間接的な関与の中でおこなわれ、その中で軍や警察による直接的な強制があり、多くが黙認されていたと言ってるだけです。

はっきり言って、こんな日本人でも混同するようなことを、安倍晋三がこだわり続ける理由はただ1つ、軍による強制のすべてをなかったことにしてしまえば、日本はホコリある「うちゅくしい国」になると、なんの根拠もなく思い込んでるからでしょう。

安倍晋三にとっては、「狭義」だ「広義」だといった議論は本来どうでもいいことで、目的は都合の悪い史実を矮小化し、最終的には教科書から軍による強制の記述のすべてを削除することなんだと思います。

これって完全に歴史修正主義者の手法で、こないだ教科書から削除された沖縄での集団自決命令でも同じですよね。

たった1人の軍人の自決命令を証拠不十分を理由に否定し、それを大々的に宣伝をすることにより、他の軍命令に関する証拠のすべてを全否定し、史実の歪曲を行なう手法って。

しかも、不健全なナショナリズム(対外的な敵対感情)を政治利用する為政者にかぎって、自分達が都合の悪い史実だと思うものは、権力や地位を悪用し削除しようとしますよね。



CRS報告書の全文翻訳は神があらわれるの待つことにして、「解決不能」さんが英語原文をOCRかましてテキスト化してくれてるんで紹介しときます。

「解決不能」バランス取れすぎ@CRS報告書
http://d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/20070412/p2

>【原文】CRS report
http://japanfocus.org/data/CRS%20CW%20Report%20April%2007.pdf
>PDFだが、このままだとテキストがコピーできず、機械翻訳にもかけられないので
>不便。
>よってOCRかましてテキスト化しましたので、欲しい人はドゾー(*´∀`)つ
http://upsurusuru.hp.infoseek.co.jp/index.html
>up0316.zip [DLKey] CRS Report
>DL key:CRS

>ざっと読んだ感じでは、『「日本軍による20万人女性の性の奴隷化」という表現
>で非難する日本軍による組織的、政策的な強制徴用はなかった』なんて言って
>無いな。どうも産経の曲解記事のようだ。

Yahoo!翻訳
http://honyaku.yahoo.co.jp/transtext

「黙然日記」古森義久氏、姑息な報告をする
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20070412



【追記】

「とむ丸の夢」より
CRS報告書のうち4ページにわたる結論部分の全訳
http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-date-20070417.html
米国議会に、慰安婦問題はどう報告されたか
http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-date-20070415.html

[従軍慰安婦]米議会調査局(CRS)の報告書の一部翻訳
http://d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/20070412/p3

「従軍慰安婦」での米議会報告指摘 全段階で日本軍が関与
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-04-13/2007041306_01_0.html
(赤旗 2007/04/13)
【ワシントン=山崎伸治】米議会調査局の報告書「日本軍の『慰安婦』制度」は、日本国内で一九九三年の河野談話を見直す動きがあることを批判的に指摘。「従軍慰安婦」に関してこれまで明らかになっている証拠を改めて紹介し、日本政府、日本軍が深く関与したことを明らかにしています。

報告書は「日本における河野談話改定の動き」として、昨年十月に下村博文官房副長官が「新たな研究」を求めたことや、自民党有志議員による「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の設立、「慰安所」の設置に軍の関与を否定した自民党の中川昭一政調会長や麻生太郎外相らの発言をあげています。
(以下略 全文はソース)

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軍部による慰安所の組織的設置[産経]
従軍慰安婦に関する資料は、今までネット情報だけでしたが、こないだ初めて本を読んでみました。
「皇軍慰安所とおんなたち 著者 峯岸賢太郎」という本です。
そこには、軍による慰安所の組織的設置の経緯や、慰安婦の強制連行の実態が当時の資料をもとにまとめられ、普段本をあまり読まない自分にとっては字数も少なく読みやすかったです。
ほんとは全文引用したいんですが無理なんで、とりあえず一部だけメモしときます。

軍慰安所設置方法の教育[メモ]

陸海軍では兵站(へいたん)の慰安係、あるいは部隊の主計将校や副官が軍慰安所の設置や管理にかかわっていた。
そして、陸軍経理学校では軍慰安所設置方法を教えていた。
鹿内信隆元サンケイ新聞社社長は、経理学校時代の思い出を次のように語っている。

鹿内「(前略)これなんかも軍隊でなけりゃありえないことだろうけど、戦地へ行きますとピー屋が・・・。」
桜田「そう、慰安所の開設。」
鹿内「そうなんです。そのとき調弁する女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとか、それからムシロをくぐってから出て来るまでの“待ち時間”が、将校は何分、下士官は何分、兵は何分・・・といったことまで決めなければならない(笑)。料金にも等級をつける。こんなことを規定しているのが「ピー屋設置要項」というんで、これも経理学校で教わった。この間も経理学校の仲間が集まって、こんな思い出話をやったことがあるんです。」
(桜田武・鹿内信隆『いま明かす戦後秘史』上巻 サンケイ出版 1983年)

「ピー屋設置要項」というのは正式には「慰安所設置要項」あるいは「特殊慰安施設設置要項」であろう。
経理将校になるものは軍慰安所の設置・管理の仕組みまで教え込まれていたのである。
まさに軍慰安所のための万全の態勢が取られていたといわなければならない。



<慰安婦問題に関するニュース>

産経【主張】慰安婦問題 誤解解く努力を粘り強く
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070408/shc070408001.htm

安倍とズブズブな産経が、「主張」で相も変わらず、強制性の根拠が韓国の元慰安婦の証言だけだと、いつものマッチポンプ作戦で嘘を振りまいて論点そらししてます。
産経にとって都合の悪い史実は「誤解」されてるだけだそうです。
日本のさきの戦争を外国の陰謀に引っ掛かり巻き込まれたと主張する産経は、今回は誤解され続ける日本外交を宣伝しています。
どんだけ日本をマヌケな国にしたいんでしょうか?
さすがに、極左でもここまで自虐的な主張をしてるのは見たことがありません。
そして最後に、「河野談話については、まず、与野党で学識経験者を交えた徹底検証を行い、見直すべき方向を政府に指し示してほしい」と、河野談話の踏襲を世界中に公言し謝罪したばかりの安倍首相に、さらに誤解をまねく発言を繰り返すよう促してますw



平成一九年四月一〇日 提出者  辻元清美
安倍首相の「慰安婦」問題への認識に関する再質問主意書
http://www.kiyomi.gr.jp/kokkai/inquiry/01_q/20070410-1234.html
安倍首相の「慰安婦」問題についての発言の「真意」に関する質問主意書
http://www.kiyomi.gr.jp/kokkai/inquiry/01_q/20070410-1235.html

社民党自体はトンチンカンな発言が多いので嫌いな政党(社民党支持者のみなさんごめんなさい)ですが、辻元さんがなかなか興味深い質問書を提出しています。
特に、スマランでの軍による強制売春・強制連行事件については自分が質問したいことを質問してくれてます。GJ!



「近所に慰安所」 沖縄戦で住民証言
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-22801-storytopic-1.html
「宮古島の日本軍『慰安婦』について証言を聞く会」(宮古島の日本軍「慰安婦」問題を考える女たちの会主催)が7日、宮古島市中央公民館で開かれた。沖縄戦当時、朝鮮人慰安婦がいる慰安所に日本軍が出入りしていたことを住民が証言した。
(以下略 全文はソース)

沖縄は本土決戦準備のための時間かせぎとして、多くの島民が日本軍に直接間接的に組み込まれ、沖縄県生活福祉部援護課が1976年3月に発表したところによると、日本側の死者・行方不明者は18万8136人で、沖縄県出身者12万2228人のうち9万4000人が民間人とされています。

そんな悲惨な戦いの中で、第三十二軍の牛島司令官は「最後まで敢闘し悠久の大義に生くべし」と命じ自決しています。
つまり、部下には「消耗持久戦として役割を果たし、最後まで戦い抜けよ」と命じておいて、自分は自決してるわけです。

さらに、首里城の地下壕の中には芸者と慰安婦を抱え込んでいたそうです。

なんだか、島民による集団自決でもそうですが、沖縄戦での日本軍はいってることとやってることが違うと思うのは自分だけでしょうか?

(後から少し追記しました)

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AbEndのみなさん、石原イラネのみなさん、おつかれさまです!
AbEndのみなさん、石原イラネのみなさん、おつかれさまです!

昨日は地元船橋市でも県議選があったんですが、「めんどくさいな~行くのヤメようかな~」と思ってましたが

「らんきーブログ」
1票が国を変える 私は変えてきました^^
http://rankeyblog.blog68.fc2.com/blog-entry-507.html

を見て影響され、チャチャッと投票を済ませてきました

今日の新聞を見たら、どうやら投票した候補者は当選したようです

(・∀・) ニヤニヤ

一方、東京都知事選の方は、無党派層が悪質詐欺に引っ掛かり

レイシスト石原ジョンイルを勝たせてしまったようです

いいかげん、人柄で投票するのヤメましょうよ。。。

赤旗が石原の都政の私物化や豪華海外出張の問題を取り上げたときには

都民でもないのに、我が人生初の抗議メールも送りました

だから、今回の結果は予想してたとはいえ、とってもガッカリです



「カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記 」
[選挙]「選挙じゃ何も変わらない」わけではない
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20070409#1176050027

カマヤンさんの分析はさすがです!

石原の支持団体「霊友会」や「創価学会」など宗教票恐るべし!



カマヤンさん注目の外山が友人に借りた供託金(300マン)没収される

【都知事選「我々は本当に少数派だった」…外山恒一氏の敗北宣言】
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070409-OHT1T00100.htm
(以下抜粋)
「石原都政」の継続か転換かが最大の争点となった東京都知事選は8日、自民、公明両党が支援する現職・石原慎太郎氏(74)が、民主、社民両党の支援を受けた前宮城県知事・浅野史郎氏(59)らを引き離し、圧勝で3選を果たした。

「もはや政府転覆しかない!」「そうだー」
「私は諸君を軽蔑している!」「そうだー」

「当選したら私もビビる」などの「オレ節」満載の政見放送でインターネット上で話題の外山恒一氏(36)は8日、JR高円寺駅前にテレビを設置し、若者など約100人と開票速報を見守った。

「午後8時に当選確定が出てからがオレの選挙」と豪語。少数派の雄を自認する外山氏は目標を当選ではなく、中松氏や金造氏など著名な泡沫(ほうまつ)候補打破に設定。開票作業が終了するまで、政見放送のセリフをマイクで繰り返した。

だが開票が進み、得票がそれほど伸びないことが判明すると

「諸君。オレはもうちょっといくと思っていた。我々は本当に少数派だった」

と敗戦の弁。

周囲からも「そうだー」と掛け声が飛んだ。
(以上)


ヽ( ・∀・)ノ そうだー!



<良識ある有権者が良き判断を下してます>

【広島市長選 民主、共産、社民の実質支援を受ける現職、秋葉忠利氏の3選確実 自民推薦の元参院議員、柏村氏を破る】
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070409k0000m010074000c.html
広島市長選は民主、共産、社民の実質支援を受ける現職、秋葉忠利氏(64)が自民推薦の元参院議員、柏村武昭氏(63)や元市議、大原邦夫氏(57)ら新人3人を破って3選を確実にした。秋葉氏は無党派層にも広く浸透。柏村氏は自民の分裂が響いた。



【 “自民党、惨敗” 「対話でつなごう滋賀の会」・社民・民主・共産ら「親嘉田知事派」圧勝…滋賀県議選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070409-00000006-mai-soci
「もったいない」旋風、再び?。嘉田由紀子知事を支持する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が公認・推薦した「嘉田新党」候補12人が当選を果たした滋賀県議選(定数47)。
嘉田知事のマニフェスト実現を目指す「嘉田新党」に加え、知事と協調路線を取る民主などの「親嘉田派」が、自民を上回って議会で主導権を奪い取った。対話の会関係者は「『抵抗勢力』から議会を市民の手に取り戻した」と喜びの声を上げた。
(以下略 全文はソース)



<石原関連参考資料サイトの紹介>

石原慎太郎東京都知事(Pu
http://esashib.hp.infoseek.co.jp/chintaro05.htm

悪質政治家・石原慎太郎の監視小屋
http://www.geocities.jp/social792/isihara/isihara_kansi.html

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美しい国へ
従軍慰安婦の強制性についての問題発言で、あわてふためいて謝罪を連発したのが記憶に新しい安部晋三ですが、今日本屋に「美しい国へ」があったんで、勇気を出して中身をチラ見してきました。

すると、驚いたことにA級戦犯について「赦免されている」と書いてありましたw

ちなみに、A級戦犯は減刑により刑期満了で出所しただけで、BC級戦犯のような刑の執行からの解放を意味する「赦免」は行われていません。

また、死刑判決を受け絞首刑となった7名、終身禁錮刑及び有期禁錮刑とされ服役中に死亡した5名並びに判決前に病没した2名のA級戦犯14名に関しては、当然ですが赦免も減刑もされてません。

当時は官房長官とはいえ、自国が結んだサンフランシスコ平和条約第11条の内容を理解できてない一国の指導者ってどうなんでしょうか?

しかも、皮肉なことに安部晋三がもっとも尊敬するA級戦犯容疑者として巣鴨に拘留された岸信介は1957年(昭和32年)6月にワシントンを訪問しダレス国務長官と「米国関係戦犯釈放に関する処置」について会談しています。

安部みたいに産経しか読まないと、こんなにアホになっちゃうんですねw

<参考ソース>

【日本政府答弁書】
A級戦争犯罪人として有罪判決を受けた者のうち減刑された者は十名(いずれも終身禁錮の判決を受けた者である。)であり、いずれも昭和三十三年四月七日付けで、同日までにそれぞれ服役した期間を刑期とする刑に減刑された。 なお、赦免された者はいない。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/121/touh/t121012.htm

お尋ねの死刑判決を受け絞首刑となった七名、終身禁錮刑及び有期禁錮刑とされ服役中に死亡した五名並びに判決前に病没した二名については、右の(赦免・減刑・名誉回復)いずれの制度の手続もとられていない。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b163021.htm

【日本の戦争犯罪(Wikipedia)】
http://ja.wikipedia.org/wiki/日本の戦争犯罪





最後に、話は変わりますがネット上でこんなの見つけました。


わたしはかつて東条の用賀の家(東条がピストル自殺を図り、未遂に終わった)で、東条の娘光枝を取材したことがある。畳の部屋で行李一杯の手紙やはがきを見せられた。日本中から寄せられた一般の国民からの郵便物だった。

内容は二つに大別された。「米英撃滅」、「鬼畜米英を倒せ」、「猶予は亡国、即時立て」といった戦争を強く促す内容と、「何をぐずぐずしている」、「弱虫東条」、「いくじなしはヤメロ」といった「ぐずぐずしている」東条批判である。東条が首相になってから開戦までの五〇日あまりに三〇〇〇通以上来たと言うことだ。
(田原総一郎著 『日本の戦争』より)


今もどっかの掲示板に「反日~!」「チョン~!」と、顔真っ赤にして書き込んでる、思考停止したそっくりな人達いますよねw

当時の日本では、ほとんどすべての新聞が、正論、諸君、サピオといった捏造雑誌と同レベルに成り下がっていたので、客観的で冷静、正確な判断の出来ないアホが増えたのでしょう。

現代でも、産経を愛読してる人はすぐに「先制攻撃だ!」と戦争を煽りますよね。

なんだか、共通する無責任さを感じます。

<後から少し追記しました>

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ジャ~ンプ!!
戦犯赦免運動による懇願署名が4000万人に達した?
ウヨブログの歴史捏造を粉砕するつもりでしたが、産経の記事を取り上げることにします


【主張】靖国新資料 民意踏まえて読み解こう
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070330/shc070330000.htm
(一部抜粋)
公表された新資料によれば、戦犯合祀に関する厚生省と靖国神社の協議が始まったのは、昭和33年からだ。戦犯の赦免を願う当時の民意を受けた協議だったと思われる。

サンフランシスコ講和条約発効(27年4月)後、戦犯赦免運動が全国に広がり、署名は4000万人に達した。28年8月、衆院で「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が全会一致で採択された。こうした国民世論を受け、政府は関係各国の同意を得たうえで、死刑を免れたA級戦犯とBC級戦犯を33年までに釈放した。こうした戦後の原風景を思い起こしたい。

新資料では、戦前・戦中の合祀基準や、終戦後、空襲などで亡くなった一般国民の合祀が検討されたことも明らかになった。
大原康男・国学院大教授が本紙で指摘しているように、「この時代の国民の心意に目配りして」新資料を読み解くべきである。
(以上 2007/03/30 産経)





産経は、A級戦犯の合祀に東京裁判を否定するイデオロギーをもった元軍人達がズブズブに関わっていたことを完全無視し、A級戦犯の合祀は国民の民意を受けての結果だったことに、ど う し て も したいらしいw

それに「戦犯の赦免に関する決議」には労農党が反対してるのに、なぜ全会一致となってるんだ?

そして、前から疑問だったのが、「戦犯赦免運動が全国に広がり、署名は4000万人に達した」という所なんだけど、当時の日本の人口は8500万人ぐらいのはずだから国民の約2分の1もの人が署名したことになる

そんなこと現実的にありえるのだろうか?



で、さっそくどのような資料をもとに記事を書いてるのか産経・東京に電話してみたんですが

ビックリしたのが「ネット上では周知の事実らしいですよ」と言われたことです

「えっ!産経新聞はネット上の情報で記事かいてるんですか!?」と思わず言ちゃいましたw

けっきょく担当の論説員がいないとかで、どのような資料をもとに書いたのか教えてもらえず

次に産経・大阪の方にも電話してみたところ「わからないが、読売新聞にも載っていますよ」と言われ、今度は読売に電話してみると「どうやら靖国神社の資料かなにかで書いたようだが、よくわからないからご自分でお調べください」と言われたので、しょうがないから自分で検索してみたところ

こんなのが見つかりました





【日本会議】
http://www.nipponkaigi.org/1700-rekishi/1730-02saiban.html
(一部抜粋)
実は、朝鮮戦争の勃発に伴いアメリカの対日政策が変更されたため、軍事占領も後期になると日本国民の言論の自由もかなり容認されるようになり、占領中の昭和25年(1950年)4月、「国づくりは戦争の後始末から」を合言葉に引揚問題や戦争受刑者問題に取り組んできた「日本健青会」のメンバーが中心となって「海外抑留同胞救出国民運動」(総本部長は衆議院議長)が発足し、戦争受刑者釈放運動が取り組まれていた。

このため講和条約発効後の1952年(昭和27年)6月5日から全国一斉に「戦争受刑者の助命、減刑、内地送還嘆願」の署名運動が始められるや、戦争受刑者釈放運動は大いに盛り上がった。その様子を国学院大学の大原康男教授は次のように紹介している。

《まず日本弁護士連合会が口火を切り、27年6月7日「戦犯の赦免勧告に関する意見書」を政府に伝えた。これがきっかけとなって、戦犯釈放運動は瞬またたく間に全国的規模の一大国民運動となり、早くからこの運動に取り組んで来た「日本健青会」を始めとする各種団体や地方自治体は、政府は平和条約第11条に基づいて関係各国に対して赦免勧告を行なうよう続々と要請した。

署名運動も急速に広がり、共同通信の小沢武二記者の調査によれば、地方自治体によるもの約2000万、各種団体によるもの約2000千万、合計約4000万に達し、また各国代表部や国会・政府・政党などに対する陳情も夥おびただしい数にのぼっている。》
(「“A級戦犯”はなぜ合祀されたか」p.112~113.、『靖国論集』)

こうした国民世論の後押しを受けて、政府は直ちに国内で服役中の戦犯の仮釈放および諸外国で服役中の戦犯を我が国に送還する措置について関係各国と折衝を開始した。7月11日の閣議では、岡崎勝男外相が中心となって今後一層関係国の了解を求めるよう努力することを申し合わせた。七月下旬、政府の肝入りで「日本健青会」の末次一郎氏(現、安全保障問題研究会、新樹会代表)が訪米し、トルーマン大統領に戦争受刑者の釈放について次のような要請書を提出した。
(以下略)





この4000万人署名というのは、資料による正確な数字ではなく、もしかしたらこういった誰かの話が根拠になってるのかもしれません

検索結果が東京裁判を否定するサイトでばかり引っかかるところや、産経の記事と同じで、BC級戦犯(5700人起訴)とA級戦犯(28人起訴)の別々だったはずの赦免運動もすべて混同させ、国民の民意を受けA級戦犯は合祀されたと誘導してるところも、かなり怪しいと思うんですよね



あと、赦免運動の中心メンバーである「日本健青会の末次一郎」を検索したところ、当時の衆議院議事録にこんなのがありました




【第019回国会 法務委員会 第7号】
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/019/0488/01902170488007c.html
昭和二十九年二月十七日(水曜日) 午後二時八分開議
(一部抜粋)
それから現在、一体どのような右翼が単位組織としてはそれぞれ活動しておるのかという問題であります。この場合右翼と申しますのは、右翼の定義が非常に茫然としておりますので非常に限定しにくいのでありますが、(中略)
一応右翼として数えられておるものの中に、関東、九州等に勢力のある末次一郎の日本健青会というようなものが見られます。
(以下略)





えっ!? この人右翼じゃないですか!!



しかもこの人も元軍人で、おそらく東京裁判を否定するイデオロギーをもった人だと思われます

もしかしてこの赦免運動って、今でいう右翼とズブズブな「救う会」の運動と同じで、BC級戦犯遺族の心情を利用した政治的な運動だったんじゃないんだろうか

ネットでいろいろと検索した結果では、4000万人もの人が署名した国民的運動のはずが、証拠となる正確な資料が一切存在しないことがわかりました

ただ、1000万人ぐらいの署名は実際にあったようです

単純にA級戦犯(28人起訴)とBC級戦犯(5700人起訴)を起訴人数での比率で区別して考えてみた場合、A級戦犯への赦免懇願署名数は200分の1になり、仮に1000万人の署名だと5万人、誇大にみて4000万人だとしても20万人にしかなりません

以上のことから、産経やウヨサイトに書いてあるような、A級戦犯の合祀は国民の4000万人の署名を受けての民意の結果だったとするのは無理があり、4000万人の署名というのも確かな情報ではないと思われます


また、靖国神社のA級戦犯合祀のロビー活動を強力に展開したのは、巣鴨プリズンに捕らえられた、A級戦犯(容疑者)達(児玉、笹川といった右翼なども)だったそうです

その目的は、東京裁判を全否定し、死刑となったA級戦犯が「神」とされて戦争犯罪がうやむやになれば、自分たちの公職復帰も実現できるというもので、彼らは見事に目的を達成しています

このA級戦犯で起訴された人達によるロビー活動だけでA級戦犯が合祀されたわけではないらしいですが、こうした打算的活動も裏にあったのなら、広く認識されるべきだと思います


※A級戦犯のうち、重光葵は鳩山内閣で副総理兼外相に就き、賀屋興宣は池田内閣で法相になりA級戦犯容疑者だった岸信介は首相になった

<参考ソース 読売>
【基礎からわかる靖国神社問題】Q 「A級戦犯」合祀 経緯は?
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe6700/fe_ya_05060902.htm


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