2008-09-22 Mon 21:06
先日、放映終了を迎えた「ストライクウィッチーズ」。
「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」というあまりにも衝撃的で日本\(^O^)/オワタな世界観に、ただのネタアニメとして視聴しようと思っていたら、放映期間の3ヶ月のblogの全146個の記事中62個が「ストライクウィッチーズ」と実に42%も占めるほどの なんでこうもハマってしまったのか、いろいろと思い返しているとなつみかんさんやkarimikarimiさんがアニメ「ストライクウィッチーズ」の魅力と題して、いろんな角度からその魅力を語られていました。 ◇アニメ「ストライクウィッチーズ」の魅力を語る(なつみかん様) ◇アニメ「ストライクウィッチーズ」の魅力を語る アニメーションとしての魅力編(karimikarimi様) ならばこれを機会に自分もこのアニメを改めて振り返ってみて、なぜこうもひきつけられたのか?いろいろその要素はあるけども自分以下のことに絞ってその魅力を語ってみたいと思います。 題して アニメ「ストライクウィッチーズ」の魅力を語る 百合作品としての魅力編 です\(^O^)/
■やはり原点は「マリみて」?
第1話を見た時点では、「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」のインパクトが強すぎて「百合」の意識などあまりなかったのですが、第2話のあるシーンを境にこのアニメにある「百合」を強烈に意識するようになりました。それは 第2話「私にできること」より これに自分はマリみての「祥子様」と「祐巳」の関係を思い出したのです。 何も判らない芳佳に厳しいけど手を引いてくれる坂本少佐、この関係を凄く良く表現した1カットだと思います。 ていうか女の子が二人顔をすり寄せ合って、頬染めしてるとかぶっちゃけそれだけで百合アンテナは全開になるだろっ!(えー このカット大好き^^ なんとなく「マリみて」や「少女セクト」ら百合ものの傑作と並びえる何かを持ってると思うんですよね。 ミーナ=蓉子、エーリカ=聖、トゥルーデ=江利子みたいな「マリみて」的なキャラの雰囲気だったり、「少女セクト」のような多種多彩な百合の形とか。 そして3話以降絡んでくるほかのウィッチたち。総勢11名にもなる、女の子だけの軍隊、、、男の「お」の「1画目」も見えないこのキャッキャッウフフな楽園がその後の百合の花園になるには十分な土壌になるのは言うまでもありませんでした。 ■様々な百合の形 ①~恋人のように~「芳佳」×「リーネ」 原作者のフミカネ氏をして「正妻」といわしめたリーネと芳佳の関係。 これがまたよかった。第3話で初登場、芳佳と同じ新人で引っ込み事案だったリーネが、芳佳との友達になって親密になっていくことにより互いに成長し、そして絆が深まっていく描写が秀逸でした。 でもまぁ芳佳はおっぱいに惹かれていただけかもしれませんがw リーネは確実に男に対する免疫が薄いため(女子校育ち)ガチ百合の雰囲気(主に受け)が出てましたが、第8話で見せた芳佳にラブレターを渡す少年をミーナ隊長を呼んできて処分させたりして芳佳を独占したいというようなしたたかで黒い一面も見せたりするキャラの幅広さも持ってますなw ②お姉ちゃん溺愛百合 「芳佳」×「トゥルーデ」 当番回は第4話。放映終了した時点で「まさかここまで変わるとは、、」と中の人も驚きを隠せなかった(笑)変化を見せたトゥルーデさん。 はじめはお堅い軍人さんか?というような印象があったのですが、、 第4話放映終了後にスレの変態紳士が挙げたこの画像が「お姉ちゃん溺愛百合」の始まりだと自分は思っているのですが、、w 確かに、トゥルーデは芳佳が妹に似ているためか非常に気になっている存在ではあったのですが、この1枚の画像をきっかけに、変態紳士たちのトゥルーデ弄りが加速!wどんどん設定が二次改変されていき、もはや最後の方はただのストーカーになってしまっていたという。 元からそういう設定があったのでしょうけど、視聴者によって次々とそれが強化されていき、逆にこれが公式設定としてまかりとおるようになってしまったのが凄いところw アニメ本編では直接、芳佳とキャッキャッウフフなシーンがあったわけではないけど、このふたりの組み合わせによる百合妄想だけで、ごはんどんぶり5杯は余裕でした! ③目を細めるたくなるような姉妹百合?~シャーリー×ルッキーニ いっつも二人一緒、シャーリーのその大きなおっぱいで包み込むような愛は姉妹というよりはまるで母と娘?w(ただし年の差は4歳) ルッキーニを暖かく見守るようなそのシャーリーの人柄のよさ、常識人ぶりとまわりを振り回す困ったちゃんのルッキーニというかなり相対する存在の組み合わせなんですが、これがまた絶妙なバランスでカチッとはまっちゃってるんですよねー。 どうやってこの二人がこんなふうに仲良しになっていったのか、そこらへんのエピソードとかみてみたいですよなー。 (以下妄想↓ぽわわわわぁぁん・・・ 「天才少女として最年少でウィッチに入隊したルッキーニは浮いていて、寂しさでちょっと荒れていた。そこに新たに入ってきたリベリオンからやってきたシャーリーと出会って、その太陽のような性格に次第に寂しさをなくして惹かれていって、、、」) (゚д゚)ハッ ふぅ~、、百合妄想だけで軽く1時間はすごせるなっ!(←おまえだけだ ④憧れからくる王道的百合 ペリーヌ×少佐 ツンデレ少女ペリーヌと鬼教官坂本少佐という組み合わせにマリみての瞳子と祥子様の関係を思い出したのは自分だけ? この憧れからくる百合というものは非常に王道で、一番判りやすい組み合わせなんですよね。 その関係に芳佳という別のライバルが現れて邪魔が入ってペリーヌ涙目とか毎回わかってるんだけど面白かったです。 10話以降、ペリーヌは坂本少佐のお世話をすることになって距離が縮まり、一緒に扶桑国までいくことになったりしてペリーヌ大勝利\(^O^)/な展開になりましたが、この二人の関係が一番印象にのこったシーンというのが 第12話より。沈む赤城から転落するときに少佐がペリーヌをかばい抱きしめるシーン。 一番距離的にも縮まったこのシーンはいろんな意味で感慨深いのです。 少佐にとってペリーヌは愛する人というよりも大切な恩人であるが故のこの死の転落からかばうような抱擁に対して、ペリーヌは愛する人と最期の時間を抱き合って過ごすという実は一方通行的な想いの違いがあったんじゃなかろうかと勝手に小一時間百合妄想したワンシーンです。 ⑤大人の愛 ミーナ×坂本少佐 8話にて男の存在が判明しさんざん しかし、それはそれ。今は愛する坂本少佐のために尽くす女性となってるんだからいいじゃないっ!w ミーナ隊長の坂本少佐への想いというのが直接描写されたわけじゃないのですが、その愛は本物!(だってこれ以上危険な目にあわせないために自らの手で怪我をさせてまで一線を退かせようとしたりしたんだからね) それを決定付けたシーンがこちら 第12話より。 第1話から最終話まで坂本少佐とミーナ隊長が直接体に触れるというようなシーンはたしかなかったはず。ですが最後の赤城との決戦のときにおいて、自ら赤城の内部へいくという坂本少佐を手を握って止めようとするミーナ隊長。 この「手つなぎ」こそが百合のひとつの本質だと自分は常々考えているのです。 触れ合う距離として一番最初の、実に遠くて近い距離感、、これこそ百合的な距離として一番妄想の幅が大きい関係だと思うからです。 しかし少佐は天然のジゴロだからこういう相手の気持ちを察してやれないんだよなーwそこがまたもどかしくて妄想でごはんがススムくんだよ、全く(;´Д`)ハァハァ ⑥百合の花が開きそうなこの距離感こそが至高の百合 エイラ×サーニャ ストライクウィッチーズファン、なかでも百合アンテナをもつものにとってこの組み合わせはまさに至高でした(;´Д`)ハァハァ 好きだけど言葉に出来ないエイラと、天然でその気持ちを気づかないでいるサーニャ、でも二人はいつも一緒という、この百合における黄金比ともいえる絶妙な百合バランスにはもう毎週、どんな小さいシーンでも百合的妄想を走らせることが簡単に出来るくらいに強烈でした。 何気に最終話に向かうに連れてエイラがちょっとずつ大胆になってきている気がしないでもないですが(笑)、やはり直接「好き」という言葉に出来ない、言ったらいけない、というようなこのギリギリの距離感が大好きなのです。 このヘタレエイラと天然誘い受けサーニャのカップリングが好きな方にオススメなのにが いけだたかし先生『ささめきこと』。 お互いに好きでいつも一緒にいるんだけど、「好き」とはいえない、片方はその自分が「好き」という気持ちに気づいてさえいないというまさにエイラーニャな展開が満載な切ない学園百合モノです。 (3巻が今月か来月に出ますので興味をもたれた方はぜひ^^) ■総論 主に百合的な観点から見てみた「ストライクウィッチーズ」、いかがだったでしょうか? 主にアニメの中における百合的なシーンを抜粋していろいろ紹介してみましたが、この組み合わせ以外にもまだまだ描写できるようなカップリングがたくさんあるという点で「ストライクウィッチーズ」の可能性というのは百合的にみても無限大(底知れない)のです! 例えば、本編じゃ唯一百合的なシーンを見せなかった「エーリカ」とかそのドSな性格を使っての他のキャラの絡みとか、シャーリーは何気に他のウィッチたちのおっぱいに興味を持っていたりするし(第5話で芳佳とリーネの水着姿見たいとか言ってた)、ペリーヌと芳佳におけるマリみての瞳子と祐巳の関係とか、実はサーニャは芳佳のことが結構好きそうだったり(名前にちゃんづけで呼ぶし)、EDでまさかのペリーヌ×リーネENDだったり、少佐とトゥルーデの軍人気質な組み合わせとか、、もうちょっと考えただけでこんだけ素材があるのですよ!? なんという恐ろしい人材がそろっている百合アニメなんだよ、、、、とてもミリタリーアクションアニメとは思えないよっ!ww なんかもう後半何書いてるのかわかんなくなっちゃったけど、要するに百合モノとして一作品別に作れそうなほどのキャラクターの魅力を持った作品だということです。 百合アンテナを持つ方たちにも是非見て欲しい、そしてこの百合以外にも様々な面でもスタッフの方々のこだわりやエネルギーが溢れ出ている「ストライクウィッチーズ」、放送が終わっても自分は応援していきたいです\(^O^)/ GONZOがんばれ、2期に向かって超がんばれ!調達した18億円、全部2期につぎ込め!(えー! あとはだれか軍事考証面での魅力を書いてくれないかなぁ、、自分は考察系が苦手なのでとても語れませんのでw ランキングに参加してます~。と思った方はモルスァとクリックしてください^^ FC2 Blog Ranking にほんブログ村 アニメブログ
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おー! 超面白!
つーか、SIZさんも変態すぎる!(褒めてます) >>あとはだれか軍事考証面での魅力を書いてくれないかなぁ 本当ですよね。私も、軍事関係は疎いので、是非誰かにやってほしいです。 でも、終わったアニメって実は需要は少なくなるので書いてくれる人がいるかどうか……。
2008-09-22 Mon 21:30 | URL | karimikarimi #-[ 内容変更]
[ささめきこと]
最後にささめきことをが出てきたことにちょっと感動。
自分もエイラーニャっぽいなぁと思いつつ読んでた。 3巻もくすぐったくて最高ですた。 やっぱ近づきたい、けどできないってのが百合の本質ですなぁ(*´ -`)
2008-09-23 Tue 15:45 | URL | ゆーき #mQop/nM.[ 内容変更]
>karimikarimiさん
反応早っw 楽しんでいただけでよかったですよ~。 軍事考証面での小ネタの仕込みとか史実に忠実な時代背景、展開などなるほどと唸らせられたことが何度もありましたしね~。まさか第7話の「スースーするの」が本当にあった事件を元にしていたとかスタッフは頭おかしすぎるw(褒め言葉) いや、まだだ!まだ終わらんよっ!(`・ω・´) >ゆーき さん
読んで下さって感謝です\(^O^)/ 「ささめきこと」のあの距離感は悶絶ものですよねー。すみちゃんがヘタレすぎて可愛すぎますよ(;´Д`)ハァハァ 3巻もう出てたのですかっ!?昨日の朝は見かけなかったなぁ、、。明日にでも買いにいかねばっ! 自分は百合とかややニガテなのでw、
そこら辺は女の熱い友情物語として捉えていましたw (「おおきく振りかぶって」みたいな感じ) 自分は王道の主人公の成長物語と架空戦記モノとして楽しみましたかね~、 キャラの魅力も十分に堪能しつつ。 軍事考証なら、SIZさんも以前紹介されていた(されていましたよね?) 「放蕩オペラハウス」のレビューがいいかもしれませんね。 毎回ミリタリー的な視点を取り入れたオモシロ感想と、キャラの元ネタのパイロットの紹介をされています。 で、軍事考証的に自分なりに調べてみると、5話のエピソードは、イェーガー氏の音速突破だけでなく、 初のジェット戦闘機撃墜(原作コラムではストライカーユニットにもなっているメッサーシュミットMe262。 これは調べるまで知らなかった)のエピソードも絡めてるのかな~、と思ったり。
2008-09-23 Tue 23:53 | URL | m #szDWQ3pA[ 内容変更]
>mさん
その「友情」を感じてもらえるだけでも十分ですよ! 「放蕩オペラハウス」さんは自分も思ってました。でも毎回のレビューをみるだけで大体軍事考証面は網羅されているのでそれらをまとめて見るだけでもOKですよねw [はじめまして]
はじめまして。ストライクウィッチーズの一ファンの小生であります。これからも立ち寄らせていただきます。
さて、前置きはここまでとして。 んと、この作品でのそれぞれの百合コンビに芳佳を加えると、3機編隊をするのにちょうどいい戦力バランス(特化型編隊構成)になることも忘れてはいけませんね。 (芳佳総受け三角関係とか構成が可能) これをマリみてに転じると、それぞれのファミリー(紅薔薇、白薔薇、黄薔薇御三家)のカップリングの中に祐巳が入ると、何となく作品世界の調和が取れてしまう不思議な構図に似たものではないかと感じるのです。 芳佳も祐巳も作品の潤滑剤として上手く機能しているキャラだなぁと思う今日この頃です。
2010-08-27 Fri 17:12 | URL | さいばすたー #zlAQJbYM[ 内容変更]
>さいばすたーさん
どーもどーも^^ うわぁぁー!そういう見方は面白いですね!>戦力バランス マリみてとの共通点というか通じるところはおっしゃるとおりだと思います。 なんにせよ芳佳という存在が実にいい役どころだと思うのです。 |
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まごプログレッシブさんが、魅力語りにのってくれた! 嬉しい! アニメ「ストライクウィッチーズ」の魅力を語る 百合作品としての魅力編 で、私もまた一つ思いついたので追加で魅力を語ります。 今度は声優という支店から魅力を語らせていただきます。 なお、記事の見易さ …
2008-09-23 Tue 01:18 karimikarimi
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