ラベル 電子工作 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 電子工作 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017/07/26 ■ ダイソーの600円ラジコン2台でレースをする(ための調整をする) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

IMG_20170726_112742610

ぼくらのダイソー万歳!!!

…というわけで、いろいろなものが100円(税別)で売っていることでおなじみの、庶民の味方「ザ・ダイソー」。最近は100円(税別)におさまらない高額…とはいえ数百円(税別)の商品もけっこうありますが、そんな高額商品の中に「ラジコンカー」があるのをご存じでしょうか。ラジオ・コントロールド・カー。正真正銘、無線で制御し自走するラジコンカーです。なんとお値段600円(税別)!

ダイソーで600円というとちょっとお高い印象にもなりますが、無線でちゃんと操縦できて(前進・後退・右左折フルコントロール!)600円はよく考えなくても破格です。安すぎでしょ。

で、そんなラジコンを発見した子供たちが「パパ!!!!ラジコン売ってる!!!600円!!!」とハイテンションになりながら2台買ったのはいいのですが…

さあ、ここで勘のいい人はピンときますよね。そう、なんといっても新品600円のラジコンカー。2台買ったところでそれらの無線のチャンネルが分かれているわけもなく、同時に走らせようとすると混信してしまうのでありました…。

はてさて、そんなときはパパの出番。ちょちょっと開けて2台同時に走らせられるようにしてみましょう。

2016/12/22 ■ PSVR「Rez Infinite」を全身で体感するシナスタジアスーツを5740円で自作する Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

IMG_20161219_163345

この記事はドワンゴ Advent Calendar 2016 22日目の記事です。

去年:ドワンゴ Advent Calendar 2015の記事
THETA S長時間稼働ジャケットで長時間全天球ライブストリーミング
一昨年:ドワンゴ Advent Calendar 2014の記事
リアルロボットバトル バトロイド視覚システム解説(Oculus Riftで2mサイズの戦闘ロボットを操縦してみた) 

PSVRで遊ぶ「Rez Infinite」はほんとうにそれだけでも最高に楽しいのですが、いやほんとうに最高に最高に楽しいのですが、世の中にはRez Infiniteをマキシマムに楽しむためのアイテム「シナスタジアスーツ」というものがありまして…。これ、なにやら胴体部分と両腕、両足、合計26個の振動子で全身にさまざまな種類の振動が加えられ、さらにはLEDライトが仕込まれたアウターで周囲の人は振動に呼応する色鮮やかな光を見て楽しめるというすごいもの。ああこれを着てRezをやってみたい。やってみたい。やってみたい!!!

Rez Infinite発売時にこのシナスタジアスーツの一般体験会なども開催されていてすっげー行きたかったんですが、スケジュールが合わず結局行けなかったのがもう心残りまくりでした。で、あまりにも心残りまくったので自分で作ってみることにしました

2016/09/27 ■ 遠隔でPCの電源を入れる、ç„¡ç·šLAN×WoL電源ボタンをつくった Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

2016-09-27 09.02.18

先日自宅のデスクトップPCを無線化した話を書きましたが、ここで「PCの電源ボタンだけは本体に押しに行かなきゃいけない」ことを課題としてあげたところ、複数のかたから「Wake on LANを使え」というツッコミをいただきました。まったくもって「それもそうだな」と感じましたのでWake on LANを使った物理遠隔PC電源ボタンをつくってみることにしました。

2016/09/16 ■ Pokémon GO Plus(ポケモンGOプラス)ã‚’「開ける」よ!!! Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

2016-09-16 11.03.08

発売前から「自作チャレンジ」などしていたこともあり、興味津々のポケモンGOプラス。本日9月16日ついに発売になったので、さっそく入手し「開けて」みました!!!!

2016/09/13 ■ Pokémon GO Plus (ポケモンGOプラス)自作チャレンジ! Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

2016-07-27 20.46.13

ポケモンGoと接続するデバイス「ポケモンGOプラス」の発売日が9月16日と決まり、いよいよポケモンGo本体にもアップデートでPlusと接続する機能が搭載されました。

となるとなんというか、小型ガジェット+自作クラスタとしては自然と「自分でつくってみたい!」ないしは「ポケモンGOプラスを自分のアプリ/デバイスから制御してみたい」という欲求に繋がるわけです。このblogを読んでいるようなみなさんも当然そうですよね?

うち「自分のアプリから制御する」ほうは発売日後のおたのしみとして、とりあえず「ポケモンGOプラス相当のデバイスを自作できるか」チャレンジしてみることにしました。

2015/05/15 ■ TNGパトレイバー実写版の撮影に(個人で)協力したはなし Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

「実写版パトレイバー」こと現在劇場公開中の「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」みなさんもう見に行きました?
実はこの一連のパトレイバーの撮影に、以前ほんのちょっとだけ個人で撮影協力させていただく機会がありました。けっこう前の話なのですが、そういえばまだblogに書いていなかったな…ということで、まだ!上映しているうちに!書いておこうかとおもいます。

2014/07/07 ■ 社内ハッカソンにて潜水艦をハンドパワーで潜航させてみた Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

いま自分が働いている会社で社内ハッカソンがありました。「普段使っていない環境(言語・フレームワークなど)を使う」という縛りでエンジニア300人以上(!)が一カ所に集まり黙々とひたすらコードを書くというとてもすてきなイベントです。
去年は「dwango readerを作るとしたら」というテーマだったので「紙テープでフィードが出力されたらおもしろいかなあ」とがんばってみたのですが、ちゃんと完成せず時間切れ。ちょっとくやしかったので、今年はもうちょっとサクッと作れそうなものを手がけてみることにしました。つまり「潜水艦をハンドパワーで潜航させてみる」

2012/10/25 ■ いつまでも届かないRaspberry Piは一手間かけると10日で新型が手に入る Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

Raspberry Pi。カードサイズの小型基板で、テレビに接続できLinuxが動作するワンボードコンピュータです。「コンピュータサイエンスと関連分野の学習を、特に学校教育レベルで奨励し、コンピューティングの学習に楽しさを取り戻す」ことを目的として作られた教育向けの安価なコンピュータなのですが、安い($35)こととGPIOなどおもちゃを繋げて遊べそうな端子もあることから販売開始後とても人気が出て、注文してから届くまで数ヶ月待ち、いや、数ヶ月待っても届かないという事態になっています。みなさんの中にも「あーそういえば注文した気がするけどまだ届かないな」という人も多いんではないでしょうか。
そんなRaspberry Pi、いつまでもだらだら待っててももう仕方ないというか、待ってる間にメモリが倍になった新型は発表されちゃうし、いつ届くかはさっぱりわからないし…。待ちすぎて存在を忘れてしまった人も、一手間かけるだけで10日後にはRaspberry Piの新型が手元に届きます。ええ、届くんですよ。

2012/05/13 ■ USBの表裏を気にせず差せる「どっちもハブ」を改造し「真・どっちもハブ」を自作する! Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

USBを差そうとする→あ、ささらない→表裏を裏返す→あれ、やっぱり刺さらない→もう一度表裏を裏返す→なんだ最初の向きで合ってたんじゃん!ぐぎぎ
とても広く使われているUSB端子。なんで表と裏がこんなにわかりにくいねん!…と思ったこと、ありませんか?

それを解決する「どっちもハブ(BSH4U17)」というUSB HUB製品があります。なんとUSB端子が表裏どちらでも差せる構造になっており、どっち向きでも差し込める!!!!のです。すごい!人類の英知がついにUSBに勝利した!
実際使ってみるとこれが本当に快適で、普段「USBを差し込む」という動作ひとつでも意外なほど表裏問題をストレスに感じていたことを実感します。冒頭にあげた例のような「表裏を間違えているからささらない」ということが絶対ないことがわかっている、ということは、多少引っかかってもそのまま差せば刺さることがわかっているということなのです。いや、ほんと、これ、言葉にするより実際本当に快適なんですって!

しかしですね。あまりにもの快適さに衝撃を受けたのもつかのま、しばらく使っていると気づいてしまったのです。気づいてしまったのですよ。

この「どっちもハブ」ã‚’PCに差し込む時だけはUSBの表裏を気にしなければならない

という哀しい事実に…。
なので、この問題を解決し、「真に」USBの表裏を気にしなくてもよい「真・どっちもハブ」を作ることにしました。

2011/05/09 ■ インターネット時間を可視化する!自作LED時計「Epoch.Bar」 Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

定期的にやってくる「時計をつくりたいウェーブ」。どうも普段あんまり時計とか見ないくせに、電子工作のネタはなんだかいつも「時計」に向かってしまう気がします。(過去の時計ネタ電子工作作品:「KETACLOCK - 桁ごとに独立した時計」「The Invisible Clock - 肉眼では読めない時計」)
というわけで、今回の新作時計はLED時計「Epoch.Bar」。量産とかコストとか使い勝手とか何も考えずに自分の使いたいように、自分の作りたいように作ったのでまさに誰得いや俺得、まったく実用性のない置時計にしあがりました!

2010/06/14 ■ ハンディカムリモコンを改造してソニー一眼カメラ用リモコンを作る Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

ソニー“ミラーレス一眼”カメラNEX-5を手に入れていろいろいじっているうちに、せっかく対応しているんだから…と、リモコンでシャッターを切ってみたくなりました(NEX-5はリモコン対応、NEX-3は非対応)。このリモコンは別売とのことなので、どのリモコンが対応しているのかな…と調べてみるとどうやら「リモートコマンダー RMT-DSLR1」という製品が使える模様。ソニーαシリーズに共通の赤外線リモコンです。
へぇ、なるほど。いくらなんだろう?と思って値段を見てみたら…定価3150円!?Amazonでも2351円???うわあ、たっけええええ!

2010/03/17 ■ 「工作できる名刺」基板バージョン・セカンドロット Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


2009年版の「工作できる名刺」を作ったあと、2010年版の「工作できる名刺」と進化してまいりましたが、この時増産した基板名刺も出来上がってまいりましたので、かかった期間と経費をまとめたいと思います。

2010/02/27 ■ 「工作できる」名刺 2010年版 Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク


ちょうど1年ほど前に、「工作できる名刺」として、プリント基板による個人名刺をつくりました。その時、
2009年はもう少し対外活動をがんばろう(笑)という決意を込め、やっつけではなく、ちゃんと長く使える名刺を考えることにしました。
と決意したわけですが、2009年は予想以上にいろいろな方と出会うことができまして、この時生産した100枚の名刺は(後半かなり節約したのですが)10月にはほとんど在庫切れとなってしまいました。
となると再生産しなければいけない…んですが、いろいろあって「『工作できる』名刺2010年版」として全く別のアプローチの名刺をつくることに。


2010/02/13 ■ 赤外線リモコンで文章を送る Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

ワイヤレスビデオ伝送システムVW-5ã‚’「生放送用」として購入したわけですが、これをニコニコ生放送に使おうと考えてハタと困りました。

もともと、「生放送用にビデオトランスミッタを買おう」という発想はつまり

配信用PCと、ビデオカメラを同時に持ち歩くのはたいへん!…という問題を解決しようというのが出発点です。

そこで、ビデオトランスミッタとして

DVDなどの動画・音声を、テレビに飛ばすための製品をゲットしました。それが今回購入したVW-5。DVDプレイヤーなど再生画像を無線で送信(黄色い矢印)し、テレビで受信して表示するための製品です。で、それだけだといちいちDVDプレイヤーを操作するのに送信機側まで行かなきゃいけないので、この製品には「受信機側で赤外線リモコンを操作すると、そのリモコン信号を送信機側に転送してくれる」機能がついています(赤い矢印)。

で、このビデオトランスミッタをさっそく生放送に使おうとすると…

…あれ?
そう、たしかにこれで映像の生配信はだいぶ手軽にできるようにはなるのですが、今度は配信PCからのフィードバックが得られません。ぶっちゃけ視聴者のコメントが読めないのです。これはつらい!

2009/10/15 ■ The Invisible Clock - 肉眼では読めない時計 Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク



「肉眼では読めない時計」というものをつくりました。
上の写真…は、ちょっとわかりにくいか。中央左側にある黒い四角い物体が時計本体です。これは、肉眼で見てもまったくこのままのとおりで、真っ黒な箱にしか見えません。
ただし、携帯で撮ると時間が読める。人間の目には見えないけど、機械の目には読める時計。そんなコンセプトクロックです。

まぁ、なんというか…実用性が皆無なのは百も承知です(笑)
なんだろう、自分があんまり時計とか時間とか気にしない人なのに、腕時計集めたり変時計を作ったりするのは好きなんですよね。実はblogやサイトの記事にしていない創作時計がまだほかにも数種類埋もれていたりします。

この「The Invisible Clock - 肉眼では読めない時計」、詳しくは特設ページにまとめました。動画もありますのでぜひごらんください。

The Invisible Clock - 肉眼では読めない時計 - MobileHackerz

2009/06/22 ■ 透過型ニコニコ生放送コメント表示システム Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

ニコニコ動画に「車載動画」というジャンルがあるように、ニコニコ生放送にも「車載生放送」というジャンルがあります。ところが、同じ「車載」をやるにしても「å‹•ç”»」なのか「生放送」なのかでセッティングに大きな違いが出るポイントがあります。そう、他でもない、コメントの処理です。

ニコニコ生放送というサービスは視聴者のコメントがリアルタイムにフィードバックされる点が大きな特徴となります。他のライブストリーミングサービスでももちろん視聴者がコメント・チャットすることができますが、ニコニコ生放送はストリーミングを視聴するという行動の中で「コメント」の比重がサービス的にも視聴者の意識的にも非常に大きくバランスされているのです。
つまり、この「(視聴者の、リアルタイムの)コメント」をきちんと捌かないことにはニコニコ生放送という枠組みを使う意味が無い。しかし、放送している本人は車を運転しているわけで、通常の配信体制ではなかなか「安全に、リアルタイムにコメントを読む」ことが難しい。車載生放送を実現する時のひとつのハードルがここにあるわけです。

従来の車載生放送主は、「コメントを音声で読み上げさせる」ことでこの問題を解決しているケースが多いようです。通称「ゆっくり」と呼ばれる手法で、SofTalk(通称ゆっくりボイス)という音声読み上げアプリケーションに生放送のコメントデータを渡し、スピーカーで読み上げさせるというものです。これなら、画面を注視しなくともコメントを拾うことができます。
が、この手法では大量のコメント(読み上げ速度を超える流量のコメント)に対応できない、音声の聞き取りが苦手な人(=私です)には厳しい、読み上げ音声で「遊ぶ」人が出てきて(読み上げられる音声が放送を経由して視聴者にもフィードバックされるので、視聴者が放送越しに遊べる)番組の方向がそちらへ固定されがち(これはこれですごく面白いのでそういう方向へ特化していくのもアリなのですが)、などの問題があります。

安全に、カーナビの地図や各種メーターを見るのと同じ・ないしはそれ以下の視覚的コストで、コメントを「読む」ことができないだろうか。
というわけで、車のフロントガラスに半透過でコメントを表示するヘッドアップディスプレイを作ってみました。



仕掛けは実に簡単で、液晶ディスプレイに黒地・単色緑文字・フルスクリーン・左右反転の状態でコメントを表示し、その液晶ディスプレイをダッシュボードに置いて窓ガラスに反射させているだけです。なので、夜専用。昼間は外が明るすぎて反射が全然読めません…。
が、夜であれば非常によく見えます。外の景色も写真以上に良く見えますし視界にも全く邪魔になりません。コメントも一瞬、一瞥で判読可能です。(そのかわり長い文章は途中で切れてしまいますが)
読み上げさせるのを聞きとるのか、こういう形で一瞥するのかどちらが「安全」か、というのはいろいろと議論があるとは思うのですが(言葉の聞き取りが苦手で、かつ時々ピンポイントでコメントを「拾う」放送スタイルの私の場合この形式のほうが意識コストが圧倒的に小さいのですが、これは人によると思います)こういうやりかたもありますよ、というご紹介でした。

というか、やっぱり「半透過ヘッドアップディスプレイ」ってのが単純に男の夢だよね、って話です(笑)

なお、使用ツールはSimpleLive。Version 0.03から「フルスクリーンコメント表示モード」として、このような運用が可能な機能を付加してあります。

2009/06/18 ■ ナムコ『マイクロマウス』マッピー(初代) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

日記をお休みしている間にも、Make: Tokyo Meeting 03に参加してみたり(ニコ生企画制作部、というところにコッソリとおりました)いろいろとバタバタはしていたのですが、またぼちぼちと書き始めようかと思います。いやほんとごめんなさい。
最近ニコニコ生放送(ã‚’『放送』すること)にちょっとハマっているこ ともあり(このサービス知るまではニコニコ動画のアカウントすら持っていなかったんですが!(笑))、自分の『アウトプット欲』みたいなものが満たされて しまっていてナニかを書こうというモチベーションが出ないのがいかんのかもしれないですね。

ちなみに、「実況スレッド勢いブラウザ」が止まっているのは認識してます>< GD.pmが使えなくなったという単純な理由なんですが、そのうちなんとかしますごめんなさい。。。 直しました!長らくご不便おかけいたしましたm(__)m













と、そんな中でひさびさにヤフオクにて出物を発見、おもわず衝動的に落札してしまったのでご紹介。
知っている人は知っている、ナムコ『マイクロマウス』マッピーの当時の(初代の)キット現物です。

ロボコン」のようなもの、といえばわかる人が多いとは思いますが「自作ロボットで課題をクリアする競技」という技術系の競技ジャンルがあります。そしてその走りである「マイクロマウス大会」。これをクリアするためのロボットが「マイクロマウス」です。

「マイクロマウス大会」の課題は「自作のロボットで、規定サイズの迷路を走り抜けなるべく早くゴールへ到達する」。今の「ロボコン」に比べたら非常にシンプルな課題ですが、それでもこれを実現するロボットを手作りするにはかなりの技術が必要です。ざっと必要な機能を挙げてみても、迷路の形状を把握するための壁センサ、ゴールへ到達したことを判定するスイッチ、ロボット全体を動かすモーター、迷路の全体像を推測してゴールへの経路を計算、モータを制御するコンピュータなどが必要で、そしてそれらをコンパクトな台車にまとめなければいけません。そこで、ナムコが競技用に最低限の必要な機能を備えたキットを製作し販売したのです。これがこの「マッピーキット」。

「マッピー」と言えばあのナムコのゲームを思い出す人がほとんどだと思いますが、実はマイクロマウスロボットのほうが登場が先(1981å¹´)でした。その前年(1980å¹´)「マイクロキャット」として一回り大きいサイズのロボット「ニャームコ」が作られており、それらのキャラクターをゲーム内に登場させたのがアーケードゲーム「マッピー」(1983å¹´)だったりします。
そしてそのナムコ製マイクロマウスロボット「マッピー」のハードウェアを整理し、一般向けにキット化してあらためて販売した(と言ってもマニュアルの写真の通りあくまでも『ロボットを自作できる人向け』のキットで、大変高価なものでしたが)のが今回紹介した「マッピーキット」(1983å¹´)というわけ。

さすがに25年以上前のものだけあって、電解コンデンサが一部膨らんでいたりなどしましたが、全体的には意外ときれいでした。通電テストはこれからなのでどこまで生きているかはわかりませんが、なんらかの形で動かせればいいなあと思います。しかしZ80のアセンブラなんて今から書けるかなぁ…というか、EPROMを焼ける環境が無いよ(笑)!無粋かもしれないけど、Z80を外して今時のワンチップマイコン載せてみるのがいいのかもしれないですね。

2009/01/20 ■ 「工作できる」名刺をつくりました Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

MobileHackerzという名でサイトを立ち上げたのが2003å¹´6月。
それ以後ずっとあまり表には出ずぷちぷちと好き勝手なことばかり引きこもってやってまいりましたが、昨年あたりから少しずつ取材を受けたり「ブロガーミーティング」のようなものに(MobileHackerzの中の人として)顔を出したりする機会が増えてきました。

となると、必要になってくるのが「名刺」

いや、ほんと、これまであまり必要だと思ったことがなかったんですよ。なのでこれといった決まった名刺があったわけでもなく、ミーティングに参加する前日にあわてて名刺用紙を買ってきててきとうにプリンタで印刷して持っていったりしていたんです。

でも、別にデザインセンスがあるわけでもなし、毎回あわててデザインしてあわてて印刷するので毎度毎度あまりにも凡庸な名刺になってしまう。これはさすがにもうちょっとなんとかしたいなと。

というわけで、2009年はもう少し対外活動をがんばろう(笑)という決意を込め、やっつけではなく、ちゃんと長く使える名刺を考えることにしました。



で。

「MobileHackerzの名刺」として2009年早々完成したのがこちらです。



そう、ずばり!プリント基板で作ってみました!


以前「KETACLOCK - 桁ごとに独立した時計」の基板を発注した時に(ああ…これもペンディングのまま年を越してしまった…)PCBCartは数がまとまると恐ろしく安い」ということを学習しまして、いつかこれで名刺を作ってやろうとはずっとたくらんでいたんですよ。オンライン見積もりしてみても、100枚とか作っても小遣いでぎりぎりなんとかなる額に収まる、というのが本当にすごい。

「基板 名刺」でぐぐるとこんな実例も出てきますが(ほかに以前どこかのサイトのデザイン名刺特集でもう一例ほど見かけた記憶があります…ってたぶんこれですね)、もっと「普通の名刺」のフォーマットを守って作ってみたかったんですね。一見普通の名刺だけど、実は基板です、みたいな。

そういうネタというか構想はずいぶん前からあったんだけれども、「名刺を基板で作るのはいいけど、じゃあ、何の基板にするの?」というところでずっと引っかかってました。いろいろやりたいことはあるけれども、名刺として配る基板で実際に(基板として)使ってもらうハードル上げてもしょうがないし。つまり、せっかくなら誰でも工作できるような基板にしたい。

で、結局いろいろ妥協するところは妥協して(主に部品代が高騰してしまうのを妥協)、秋月のH8/3664Fボードをベースにした携帯ゲーム機(?)が作れる基板、ということにしました。

組み上げるとこんな感じになります。


そしてもちろん、名刺サイズですので名刺用のプラスチックケースにそのままスコっと入ります。

可能なところはできるだけ「普通の名刺」らしく、ということで、基板の厚さも通常(1.6mm)よりも薄い0.8mm厚(これ以上薄い基板はコスト面で断念)。部品の配置も、作りやすさよりも名前の表記スペース確保が優先(とはいえ先述のとおり「誰でも工作できる」は極力維持)、住所や電話番号の表示のところにビアがたくさん入ってしまったので、配線をわざわざ移動して、ビアをすべて単語と単語の間のスペースの部分に入れるなど、微妙に明後日の方向の工夫が盛り込まれています(笑)

まぁ、出来上がってみればもう完全に自己満足以外のなにものでもないんですが(用としては紙に印刷したでっちあげの名刺で全く問題ないわけですし)、これはこれで面白い…でしょ?


今回かかったコスト(100枚分)
  • 発注先:PCBCart
  • サイズ:91mm×55mm。日本の名刺サイズ
  • レジスト色:é»’、基板厚:0.8mm、シルク色:黄色、両面スルーホール+両面シルク印刷
  • 基板単価(100æžš) $1.58+初期設定コスト $65.11+送料 $23.91
  • 総計 $246.86、カード請求額は日本円で23461円
  • 2009å¹´1月8日発注→1月16日発送→1月19日着
  • PCBCartへはLead Time in 15 daysで注文しています。ここは指定のLead Timeよりいつも早めに完了しますが今回は特別早かった。一方、発送から着荷まで3日かかっているのは土日を挟んでいるからで、これは普段は翌日着(!)です。
  • 次からの増産は初期設定コストは不要、基板価格+送料のみ。(例:200枚追加で基板+送料$304.88)
あらためて計算するとPaypalの為替レートたっかいなー!(><)
あと、こういう「見た目が大事」な基板をPCBCartに発注する際は「ULマークを入れないでくれ」と発注時に特記しておくと、シルクに余分な表記(UL 94V-0)を足されずに済みます。
そういえば、Make: blogで紹介されている名刺基板にも「UL 94V-0」の表記が… ^^;

ちなみに、基板の「機能」の面を気にしなければこんな製品もあるようです。

2008/07/04 ■ 家内制手工業 Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク



PCBCartに発注した基板が向こうのミスで指示と違う状態で納品されて(Individualで指示したのにPanelで納品されてきた)作り直しになって時間がかかったり、廣杉計器さんに発注したスペーサーの品番間違えたり(これは私のミス ^^;)、あらためて正しい品番で発注したら在庫がなくてちょっと納期かかったり…、と、びみょーなトラブルはあったものの、なんとか必要な部品は全部揃いました。

と、いうわけで。
仕事が終わって帰宅してはちまちまちまちま作っています。まさに家内制手工業。

結局実装業者さんに発注するコストをケチって全部自分で作っているわけですが(なので半田付け汚いです…)、少々後悔ちゅう(><)というか、設計その他かかった手間暇考えるとほんとぜんぜん割に合わないw
最終兵器「『趣味だから』という一言」ですべての打算をなかったことにしています。とほー。

2008/06/24 ■ KETACLOCK/フリーダムな時計(6) Xでつぶやくこのエントリーをブックマークに追加このエントリーを含むはてなブックマーク

というわけで、たぶん、きっと、おそらく(自信なし)これが外観最終版…に、かなり近いもの、になります。
前回ちょっと書いたように、「基板を外装として使う」ことにして安価に仕上げてみました。そのため板をスペーサーで挟んだ形状が基本となります。そのへん手作り感がどーしてもかもし出されてしまいますが、(欲しいという酔狂な方は)気に入らなかったら自分で外装作るくらいの気概でなにとぞおねがいします(><)
ただ、こうしたおかげで最初は(アクリルで作ったりすると外装がかなり高くつくので)外装をオプションとしようかと思ってたんですが、どうやらそうしなくてもよさそうな感じです。

これが時刻送信サーバ側。サーバ側は赤外LEDを頻繁に発光するので、電池ではない継続的な電源が必要です。というわけで、今回はUSBを電源として使用します。

こんな感じで、通常はUSB電源タップを使用して動作させるイメージですね。

サーバの中身はこんな感じ。とりあえず安く仕上げたいので(こればっかですみません。。。)本当にぎりぎり最低限の部品だけを使ってますが、こちらはいじりたい人向けにいろいろと拡張の余地は残してあります。

たとえば、このようにUSB端子側に子基板を増設すると、PC(USB)からちょっとした制御が可能になります。通常ボタンをぽちぽちして設定する時刻をUSBから設定したり(=NTPに同期とか)、7セグメントで表示できる範囲で…という前提はつきますが…、PCのアプリケーションから、好きな桁に好きなパターンを表示させるような制御もできるようになります。そう、天気予報も表示させようと思えばできると思います。(7セグメントでどう表現しよう?という問題はありますが)
ただ、現状だとPC(USB)からの電源供給が切れてしまうと桁側も(同期を失って)電源が切れてしまうので、常時表示ウィジェットとして使うには電源供給だけ別にするとか改造に工夫が必要かもしれません。あ、PCã‚’24時間つけっぱなし前提の人はそのままでokです ^^;


と、現状はこんな感じです。
残された課題は
  • サーバ基板のデバッグ(こんな簡単な基板なのにうまく動いてくれてなくて ^^; ど素人なんだなぁと痛感中…)
    ※追記:動くようになりました ^^;
  • 実装・量産の手配(部品だ基板だの先行投資で小遣いマジですっからかんになっちゃったので、もう全部家内制手工業で手作りしちゃおうかなとか覚悟し始めてますが…)
  • PC側アプリケーションの製作(これは後回しになっちゃうかなー…)
  • 頒布方法の検討(はたして買ってくれる人がどれほどいるか、という不安は常に抱えてますが(笑))
販売予定数量は当面20セット分くらい。まだ頒布価格は決めてないですが、基本1セット(時分の4桁+時刻サーバ)でNumbers Clockよりちょっと高いくらいになっちゃうかもしれません。うげ!高い!…ごめんなさい(><)
いやほんと、量産できれば劇的に安くなりそうだなーとつくづく思いながら日々かかった原価をぽちぽちと計算しております…。どこか作ってくれないかなあ。